米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年3月5日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変わらず寄りつき、やや高値で引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAR 03 235 3/4 - 35 1/2 238 235 1/4 236 3/4 +3/4 15876 7144-
MAY 03 236 1/4 - 36 238 235 1/4 237 1/4 +1 180099 4154+
JUL 03 237 3/4 - 37 1/2 240 237 239 1/4 +1 135853 77+
SEP 03 239 1/2 - 39 1/4 240 1/2 238 1/4 240 +1 1/4 32895 1121+
DEC 03 240 241 1/2 238 3/4 241 1/4 +1 1/4 80142 456+
MAR 04 246 1/4 246 3/4 244 1/2 246 1/2 +1 1/4 5774 9+
            455091 3+

 

 

大 豆     --- やや安値寄りつき、やや安値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 03 568 - 67 1/2 571 1/2 567 568 1/2 -4 1/4 7067 2429-
MAY 03 566 - 65 570 565 567 1/2 -3 1/2 115279 1112-
JUL 03 565 1/2 - 64 568 1/4 563 1/4 565 1/2 -4 49163 752+
AUG 03 555 - 54 557 1/2 554 555 -3 6957 11-
SEP 03 539 1/2 540 1/2 536 1/2 537 1/2 -2 1/2 5135 52+
NOV 03 520 - 19 1/2 523 518 519 3/4 -3 3/4 44712 694+
            231179 1812-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAR 17610 -70 MAR 2031 -20 MAR 321 1/2 -5 117.14 - 117.47
MAY 17470 -20 MAY 2043 -19 MAY 314 -5  
JUL 17270 -10 JUL 2056 -18 JULY 310 1/2 -2  
AUG 16770 +20 AUG 2050 -17 SEP 314 1/2 -2 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 

昨日終盤の急騰は本日のセッションにも余韻を残す形となった。寄り付き後に高値をつけ一旦下げの展開となったものの、本日の安値を序盤につけた後は確りで推移。中盤から引けにかけては5月限236.50-237.50という1セントのレンジが値動き幅。非常に限られらた動きとなった。

引き続き農家売りは限られカントリーベーシスは確りを維持。3月限の受渡し通知本日3コントラクトのみと現物のタイト感は市場に表れており、市場を支える一材料となっている。又アルゼンチンでのストライキは続いており米国ガルフのCIFバリューにも影響を及ぼしている。本日も確りで推移した。

市場は昨日終盤の上げを意識したテクニカルな買いも目立ち、小麦・大豆が下げる中やや高値を維持しての引けをむかえている。

(ダイズ) 

本日も中国大連取引所の暴落は心理的な弱材料となった。又中国のキャンセルは2-5杯までと噂されており、このことも本日の値動きに作用する事となった。南米では良好な天候推移もあり順調に収穫進捗を見ているといわれる。新穀が順調に現物になるという期待感も一要因として材料となっている。

上記材料の中、昨日の引け値からはやや安値でのスタートとなった。しかし寄り付きが本日の安値5月限は565をつけるもその後はやや持ち直す。値動きは、セッション中盤の570を高値に本日は5セントしかなく昨日とはうってかわっておとなしい市場となった。

韓国が米国産大豆50,000トンを成約している。

本日ファンド筋はコーン市場で3,000枚の買い越し、ダイズ市場は1,000枚の売り越しと見られている。本日時点でのネットポジション、コーンは約42,000枚のネットショート、大豆は約61,500枚のネットロングだと見られている。(推定)

 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月10日〜3月14日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/B B/N
東部ベルト B/N A/N

降水量は東部ベルトが平年を上回るレベルとなる。

ブラジル 

昨日の降雨はベルト中央部中心に0.25〜1.25インチ、大豆ベルトの25%、コーンベルトの30%をカバーした。今後は西部ベルトから週末にかけて南部ベルトに降雨は移動して0.25〜1.25インチ、ところにより2.5インチの降雨がベルトの65%をカバーしよう。鞘入れの遅れている南部地区の大豆には恵みの雨となる。また、北部ベルトでは降雨量が減少しており大豆の収穫には良好な天候条件が続いている。

 

アルゼンチン 

昨日の降雨は限定的。本日から明日にかけては北部ベルトの半分を潤し、週末にかけては東部ベルトの半分をカバーすることとなる。一連の降雨による雨量は0.25〜1.0インチ、カバー率は大豆ベルトの60%、コーンベルトの50%となろう。コーンについては水分は今後必要はないが、大豆についてはこの降雨により鞘の成長を助けることとなる。

 

本日の発表等

 

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ      

(単位 : 千トン)

  明日の予想 先週の発表数字
小麦 250-350 165.8
コーン 500-700 693.9
大豆 250-400 302.3
大豆粕 50-100 44.6
大豆油 15-20 46.1

【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)

 

    3/1の週      前週   
肥育用ブロイラー卵導入数    98 96
肥育用ブロイラー雛鶏導入数 97 97

 

3) クロップキャスト社とのミーティング

本日クロップキャスト社とのミーティングで確認した点、以下簡単にご紹介します。

@ 過去6ヶ月の主に熱帯太平洋上海面水温の過去6ヶ月のデータを中心に蓄積したデータによると、この2002から2003年の過去6ヶ月の状況は以下の年に似ているとしています。

1995 37.2%
1992 26.7%
1987 16.5%
1988 9.8%
1983 9.8%

右欄の%は今年のデータがどのくらいその年に近いものかを数値化したもの。88年、83年というと大旱魃う受けた年でもあります。今年の場合、今後ラニ−ニャ色が濃くなる方向へ向かえばよりこの88、83年の上記数値は上昇する事になりますが、現在のところ同社の見通しではその傾向は見られず、中立的な動きに留まるとしています。

A 中西部における春先から夏場へかけての天候見通し

○ 3月−5月 

降水量・気温推移ともにほぼノーマル。雨量については、ベルト中央・東部で平年比90-110%、ベルト西部で110-130%の見込み、と西部地域ではやや降水量を高めに予想しています。

○ 6月−8月

ベルト全体的に平年比やや高めの気温推移。降水量については、イリノイ・ウイスコンシン・ミシガン州では平年比70-90%に留まる、としており、ベルトの中でもドライ傾向の強くなる地域として見られています。

B 同社発表の2003年産の生産量予想

  コーン 大豆 小麦
収穫面積 70.0 72.1 54.2
イールド 129.1 37.0 39.3
生産量 9,028 2664 2130
同社昨年産対比 +2.1% +0.9% +26.9%

2月下旬の農務省アウトルックフォーラムで発表された見通し数値と比較した場合、コーンのイールドは139.7で生産量は10,270、大豆のイールドは39.7で生産量は2,815となっていた事からその違いがはっきりとわかりますが、あくまでも参考数値まで。

C その他

○ アルゼンチンは2月下旬にかけてはややドライな地域が確認されていたが、その後の降雨により状況は改善。又ブラジルも現在のところ殆ど問題ない状態で進んでいる、といった点からこのまま行けば最終生産量は更なる楽観的な数値も期待できる。
○ この春先までに完全にエルニーニョの傾向は消失し、ニュートラルな状態となる。
○ 中国北部産地・インドの大豆主産地においては今夏若干のドライが懸念される。

以上、ご参考まで。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

作付け時期を前にしたファンド筋の大量のショートポジションが注目されている。これは今年の春のコーン作付け面積が昨年度日1.5〜2百万エーカー増加することが見込まれていること、更には旧穀コーンの期末在庫が上方修正されるのではとのストーリーからファンド筋が2月に大量のショートを仕掛けているもの。また、一部コーン売り・大豆買いの商品間のスプレッドもはめられている。ファンド筋は本日現在で約42000枚のネットショートとなっており、しばらくはショートポジションを減らして行く動きとなろうが確たるファンダメンタルズ上での強材料や天候不安がない限りにおいてはこの動きも一時的となり、期近で本日のレベルより5セント程度、また新穀限月も5〜7セント程度のアップが限界とみている。その後は期近の輸出、国内需要の動き、また天候、コーンの作付け面積予想などが現在の予想と大きくかわらなければ再びダウントレンドとなろう。(H) 

(ダイズ)

意見変わらず、現在の5月限560台は抑える方針。今後の上昇トレンドを期待したい。
早くも来週火曜には農務省の3月需給報告が待ち構える。昨日もADMが一搾油工場を閉鎖したというニュースが続いているように国内搾油サイドは不振に喘ぐ。来週の報告では下方修正されると見られる。一方で輸出需要は好調を維持している事から更なる上方修正が期待されている。後者の修正値の方が大きくなると見られている事から差し引き、期末在庫は5百万〜1千万ブッシェルの下方修正。既に3月へ入っている事を加味すれば、確りと材料視されることになると見ている。今週の調整局面を見た上で来週の発表へ・・上げるにもいいタイミングではないかと感じている次第。(A)

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)