米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年3月18日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- マチマチで寄り付き、僅かに安値で引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAY 03 230 - 29 1/2 230 3/4 228 3/4 229 3/4 + 0 179703 2426+
JUL 03 231 1/4 - 30 3/4  231 1/2 229 3/4 230 3/4 - 1/2 137775 1027+
SEP 03 232 3/4 - 32 1/2 232 3/4 231 1/2 232 1/4 - 1/4 34679 1622+
DEC 03 234 1/2 - 34 1/4 234 1/2 232 3/4 233 1/2 - 3/4 83700 2102+
MAR 04 239 1/2 - 39 239 1/2 238 1/2 238 1/2 - 1 6168 93+
MAY 04 242 1/2 243 1/2 242 1/2 242 1/2 - 3/4 617 101+
            446920 6981+

 

 

大 豆     --- ほぼ変わらず寄りつき、高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 03 568 - 67 1/4 578 567 1/4 574 + 5 3/4 117011 2771-
JUL 03 565 - 64 1/2 575 1/2 564 1/2 571 1/4 + 6 49474 41+
AUG 03 553 562 553 559 1/4 + 5 1/2 7180 5+
SEP 03 531 538 1/2 531 536 + 4 1/2 6405 9+
NOV 03 508 - 07 1/2 516 1/4 507 1/4 513 1/4 + 3 1/2 46084 104-
JAN 04 512 - 11 1/2 519 1/4 511 1/2 515 3/4 + 3 1/4 1881 1+
            229201 2863-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAY 17360 +160 MAY 2103 +22 MAY 296 + 3 1/4 118.81 - 119.01
JUL 17180 +140 JUL 2111 +20 JULY 293 1/2 + 4  
AUG 16740 +150 AUG 2101 +21 SEP 298 1/2 + 4 1/4  
SEPT 16120 +120 SEPT 2078 +19 DEC 308 3/4 + 3 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン・大豆) コーン市場はファンド筋の売りが止まず、大豆市場は一転してファンド筋の買いに上昇

コーン 昨日のファンド筋の大量の売りに市場では売り過剰感が支配するも買い材料見つからず、寄り付きよりファンド筋の売りにマイナスサイドでの動きが続いた。期近は台湾がアルゼンチン産ではなく米国産コーンを買い付けたこと、また引き続き輸出港での現物価格が堅調に動いていることなどを材料として買い戻しが入り結局前日比変らずで引けた。新穀の12月限は終始マイナスサイドでの動きとなり、232-3/4セントまで売られた。

 

大豆 セッション中に中国が米国西海岸積みで大豆2杯を買い付けたとのニュースが流れたことや大豆油市場でテクニカルな材料から買いが入り市場が急騰を演じたこと、更にはブラジルベルト北部で降雨が今後2日間続き大豆の収穫が遅延するとの報などを材料にファンド筋の買いが入り期近中心に5〜6セント高で引けた。

 

本日ファンド筋はコーン市場で8,000枚の売り越し、ダイズ市場は4,000枚の買い越しをしたと見られている。本日時点でのネットポジション、コーンは約54,620枚のネットショート、大豆は約51,300枚のネットロングだと見られている。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月23日〜3月27日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A N
東部ベルト A/N N/A

気温は平年以上となるも同時期降水量が平年並みから平年を上回ることは作付け前の天候パターンとしては弱材料と考えられている。

ブラジル 

昨日の降雨はベルト北部の約1/3の地域中心となり、雨量は0.5〜1.5インチ、ところにより2.5インチとなりベルト全体の15%をカバーした。今後2日間に渡りこの降雨は北部で続き今後ベルト中部に移動する。この雨量は0.25〜1.5インチ、ところにより3.0インチとなりベルト全体の65%をカバーする。北部ベルトでは一連の降雨により大豆の収穫が遅延する。

アルゼンチン 

今週一杯にかけてベルト全体でドライ天候となり気温は平年を上回る。ベルト南部のダブルクロップ大豆の耕作地域では高温、ドライ天候により作柄は悪化する懸念がある。しかし、同地区は全体の10%以下となる為全体に与える影響はさほど大きくはない。その他の地域は十分な土壌水分があり作柄は良好に推移している。一方のコーンの収穫はこのドライ天候に助けられて順調な進捗となっている。

 

本日の発表等

 

 

1)ブリッシュコンセンサス

 

  3/18/03 3/11/03 3/04/03 2/25/03 2/18/03
大豆 63 62 62 66 68
大豆油 47 45 44 43 44
大豆粕 67 67 69 71 69
コーン 39 42 69 38 43
小麦 23 26 42 32 37

 

 

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日もファンド筋の売りがとまらずネットで8000枚の売り越しとし、推定54,600枚程度のネットショートとした模様。ファンダメンタルズを考えると今後更なる下値を探る展開ではあるがさすがに市場では売り過剰感がでている。明日以降はファンド筋のショートカバーが入ってもおかしくない展開と考える。一方、大豆市場では逆にファンド筋は推定52,000枚のネットロングとしており、コーン売り・大豆買いのポジションメイクをしている模様。明日は5月限で230セントリカバーとなり、12月限では235セント越えを伺う展開を予想するがファンド筋のテクニカルなショートカバーが一巡すれば市場は再び下降線をたどると考えている。(H)

 

(ダイズ)

中国が米国産大豆を2杯手当という噂・・・ブラジルの輸出港では現在約2百万トンの船積み待ち、2週間ほどの遅れと言われており、中国の米国産の買い付けは引き続き相場材料となっている。

一方方向へ動けない相場は昨日の下げから本日は一転戻し。このようなアップダウンが現在のパターン、目先は5月限で560-580とといった範囲でのレンジ内取引継続。そのうちに、580−600というレベルへ抜け出るチャンスを窺う展開を予想。

【イラク】  ややネガティブ

「SADDAM HAS 48 HOURS」 が本日地元タブロイド紙の一面を飾った。さて、明日以降この戦争がスタートした場合、商品市場へはどのようなインパクトを与える可能性があるか?「やや弱材料」という見方が大勢となっている。戦費に伴う金利の上昇という流れが商品市況へも影響するというもの。又、各エネルギー価格の高騰は経済活動の減速へ。例えば大手搾油業者がオペレーションコスト上昇に喘いでいる状態も一例となる。その他、一連の燃料費高騰は既にパナマックスの海上運賃に大きく影響が出ているように、各流通面に与えるインパクトも小さくない。周辺各国への食糧援助といった材料もあるが、総合的に判断した場合、ネガティブに捉える見方が一般的となっている。只、実際相場に与える影響は今のところ限られたものになると思われる。

【春先の作付】 順当にコーン

窒素肥料価格は、現在のレベルで昨年比トン当たりざっと150〜200ドルの値上げとなっている。仮に1000エーカーのコーンを作付を考えた場合、エーカー当たり100-120POUNDが使用される事から、これだけで大雑把$9,000−$10,000のコストアップという事になる。これは大きい。且つ、コーンの場合は大豆比較農耕機具等に使用する燃料費も3倍以上かかるとされている。ラウンドアップがより普及した大豆の場合は所謂NON-TILLが益々主流になる傾向にあり、作付前に畑を耕すケースが多く又肥料・農薬の手間が大豆以上にかかるコーンとは実際にフィールドでおこなう作業に明らかに差がある為、これだけの燃料費の差として出てくる訳だ。その燃料費が大幅にアップしている事はこれまたコーン作付における弊害と言える。

2002年新農業法ではローンレートが改正された。ご存知の通りコーンにより有利な環境となった。ターゲットプライス(コーン232、大豆536)をベースに試算した場合、中西部地域の場合でエーカー当たり5-6ドルコーンの収益性が高いとされている。 しかし、上記エネルギー価格の上昇をそのまま受け入れるとするならば、この収益分も帳消し、どころか結果的は「計算上は」大豆有利になってしまう。では、春先にコーン作付増という見方は一体どうなるのか・・・という疑問が湧いてくるのは当然である。

その答えとしては、やはりコーン。上述の通り、窒素肥料価格は例年の2倍近くに跳ね上がっているものの、実際に春先使用予定の肥料等の手当のうち、80-90%については昨年末の値段が高騰する前の段階で各農家は手当していると言われる。農家サイドにとっても年内に購入する事で種子購入と同じ類のディスカウントを享受する事が出来ることもあり、実際にはその時点で大多数の農家の「腹」は決まっていると言う事になる。勿論、10-20%の農家についてはその影響は出てくる事になるものの、毎年のローテーションの問題等も含めればそう簡単に変えられるものでもないと思われる。従い今回の高騰劇が、コーンから大豆へ、という大きなシフトを呼ぶ要因となる可能性は殆どないと考えてもよいのではないだろうか。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)