米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年3月21日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、安値で引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAY 03 233 - 32 1/2 233 3/4 230 1/4 231 1/2 -2 1/4 175845 2183-
JUL 03 233 1/2 - 33 1/4 234 1/4 231 232 -2 1/4 140425 126-
SEP 03 234 3/4 235 1/2 232 1/2 232 3/4 -2 1/2 37741 262+
DEC 03 235 3/4 - 35 1/2 236 1/2 233 3/4 234 1/4 -2 84860 387+
MAR 04 241 1/4 241 3/4 239 1/2 240 1/4 -1 3/4 6357 12-
MAY 04       244 -2 1/4 701 11+
            450197 1694-

 

 

大 豆     --- 僅かに高値寄りつき、やや高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 03 575 1/4 - 74 1/2 579 1/2 573 1/2 576 3/4 +2 1/4 115968 697+
JUL 03 572 1/2 - 72 1/4 576 1/2 571 1/2 574 +1 3/4 50197 295-
AUG 03 562 - 61 1/2 564 1/2 560 562 +1 3/4 6858 45-
SEP 03 537 1/2 541 537 538 3/4 +1 1/2 6646 25+
NOV 03 516 1/2 519 515 517 +1/2 46081 225-
JAN 04 522 522 520 520 1/4 +1/2 1917 8+
            229033 219+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAY 1740 -70 MAY 2174 +36 MAY 286 -8 3/4 120.90 - 121.73
JUL 17030 -20 JUL 2176 +33 JULY 287 1/4 -7 3/4  
AUG 16580 -10 AUG 2162 +32 SEP 292 1/4 -8 1/4  
SEPT 16020 +00 SEPT 2131 +28 DEC 302 1/4 -7 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン・大豆) 

コーン 寄り付き直後が本日の高値。その後は小麦市場の大きな下げ、或いは下記の中国の2月コーン輸出に関する情報にも左右され、昼前まで一方的に値を下げる展開となった。取引量は限られるも買い手不足の中、高値をつけた後ほぼ3セント値を削る事となった。セッション後半は、下げ一服感もあり一時安値から2セント程値を回復する場面もあったが、引けにかけては再び売りが優勢となり、結局昨日比2セント強低いレベルでの引けとなっている。

中国の2月中のコーン輸出量が1.77百万トンと発表。予想以上の数字に本日のシカゴ市場ではネガティブに受け止められた。OCT-FEB積算では6.8百万トンにのぼり、昨年同時期の2.5百万トンを大きく上回っている。

台湾が56,000トンのアルゼンチン産コーン、韓国が50,000トンの中国産コーンの成約に至っている。

大豆 昨日の流れを本日も引き継ぐ形となった。僅かに高値でスタートした後序盤は5月限574-575といったレンジで暫く停滞するが、その後は徐々に値位置を上げる展開。中盤から終盤にかけては576-577を挟み、引け際に高値579.50まで付けたところでやや戻して取引を終了している。中盤以降はジリ高の展開となった。

ブラジル輸出港での混雑が原因で、中国は引き続き一部成約を米国西海岸へ振り替えたとの噂は本日もフロアにあり、一支援材料として作用する事となった。

本日ファンド筋はコーン市場で2,000枚の売り越し、ダイズ市場は2,000枚の買い越しをしたと見られている。本日時点でのネットポジションは本日発表のコミットメントオブトレーダーズをベースに、コーンは約40,440枚のネットショート、大豆は約54,100枚のネットロングだと見られている。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月26日〜3月30日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/B N/A
東部ベルト N A

同時期降水量は西部・東部ともに平年並みから平年を上回る。本日もシカゴ周辺は雨模様の天候でこのところ確かに降雨が続いている。本日はイリノイ州ディケーター南部の農家(一軒)が早くもコーンの作付けを開始したとの情報が届いている。

ブラジル 

昨日は南部ベルト中心に0.25〜1.5インチ、ベルト全体の60%の地域に降雨が観測された。今週末はベルト北部に降雨が戻り雨量は0.5〜1.5インチ、ところにより3.0インチとなりベルト全体の50%をカバーするだろう。週末のベルト北部での降雨により同地区の大豆の収穫作業が一部遅延する可能性がある。しかし作柄を悪化させる材料とはならない。

アルゼンチン 

昨日はベルト全域で略ドライ天候となったが、ベルト北東部では0.1〜0.35インチの降雨がありベルトの10%をカバーした。今後来週の火曜日にかけては降雨は0.1〜0.5インチとなりベルトの10%をカバーするに止まる。来週前半にかけてもドライ気味の天候が続き南部のダブルクロップの大豆の鞘入れには悪影響をもたらす。コーンの収穫作業は始まっており大きな遅延はない。

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (3月18日現在) (単位:枚) 

 

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  52,145 ロング  51,300 ロング  51,240
大豆粕 ロング  18,980  ロング  16,400  ロング  18,285 
大豆油 ロング  21,854 ロング  29,400  ロング  10,619
コーン ショート  38,438  ショート  54,600 ショート  76,911
小麦 ショート  16,914   ショート   20,200    ショート  19,663 

コーンのショートが予想以上に少なく、月曜の弱材料となる。

 

2) USDA 週間ローンデータ (MAR14 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル) 

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 1.6 -0.4 0.6 0.0 1,392.5 0.4
2002クロップ 1,125.9 -39.0 0.0 0.0 208.9 24.1

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 0.2 0.0 1.4 0.0 310.2 0.0
2002クロップ 273.3 -8.3 0.0 0.0 106.7 9.1

ほぼ中立的内容。

 

3) CATTLE-ON-FEED MONTH REPORT 

 

  農務省発表 事前予想平均 事前予想幅
3月1日飼養頭数 91.3 92.4 90.9-93.5
2月中導入頭数 91.5 97.4  94.0-102.0
2月中マーケティング 95.8 96.5 95.5-99.0

2月中の導入頭数が予想以上に少なかった事から、月曜の市場には弱材料となる。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

以下の要因により来週以降も軟調な展開を予想し、5月限は220セント半ばをトライ、12月限も230セント割れをテストすると考える。@本日発表されたコミットメントオブトレーダーズでファンド筋のショートポジションが予想を大きく下回ったこと、現在推定で約40,400枚程度であること。Aイラク戦短期収束ムードから原油相場の下落、CRB INDEXの下落により商品相場に売り安心感がでていること。Bファンド筋は株式や金融市場から商品市場に資金を回して売りサイドに回っていること。C期近5月限は20日移動平均値である232-3/4セントを割れて本日引けていること。D台湾がアルゼンチン産、韓国が中国産メイズを各本日買い付けており米国産コーンの国際競争力が目に見えて低下していること。E中国の2月度のコーン輸出が176.5万トンと発表され、この数字が予想を大きく上回っていること。Fアルゼンチンでのコーンの収穫作業が大きな遅延もなく進展していること。Gブラジルコーンの生産量が地元SAFRAS社の発表では38.9百万トン(前回農務省37百万トン)と発表されており、その他でも40〜41百万トンとの声があがっており今後の同国からの輸出が増加する可能性が高いこと。H米国西部ベルトでは土壌水分が少ないものの月末にかけては降水量が平年を上回るベースで進展することが予想されていること。Iナショナルウェーザーサービスによれば4月の中西部の天候も大きな異常はないであろうとの予想。以上より来週は他商品市場の動向もイラク戦争絡みで軟調な展開が予想でき、今までファンド筋の記録に近い大ショートが嫌気されていたものの本日予想外に少ないことも確認されて、来週は売り安心感から思わぬ下値が実現する可能性がある。(H)

 

(ダイズ)

【今週の相場回顧】

5月限は月曜の安値が今週の安値(566)、本日の高値が今週の高値(579.50)となったが、引け値ベースでは2セント程の上昇に留まった。この565−580というレンジ内取引に限られ、上下方向性を見出す事は出来なかった。

材料としては、中国はブラジル大豆輸入への準備に入っており現時点では順調にその手続きは進んでいる様ではあるが、一方南米の輸出港での船積み遅延問題が中国の(米国産へのオリジンスイッチという)動きに発展した事、又今週も中国向けに新規成約が確認された事等が、今週の相場の動きを支える形となった。現在、主要輸出港であるパラナグア港ではトラックは35キロ連なっており、港へ現物が到着するベースは昨年度の倍以上のペースだと言う。港では現在大豆で19杯、大豆粕、コーンでそれぞれ3杯の本船が荷役を待っているらしい。又ついに勃発したイラク戦。市場全体が事の成り行きを見守る姿勢となった事は、相場の動きをレンジ内に留まらせる形となった。

【来週の展開】

2月末の高値までもう少しの所まできてはいるが、このレベルに入れば、ファンドの利益確定売りが待ち受ける。従い今回のトライではこのレベルを上回る展開は考えずらい。再び560台への下げ相場を短期的には期待したい。

今後の流れを占う上で大きなポイントとなるものは、旧穀期末在庫である。又それを大きく作用するものは輸出量となる。以前より採り上げている中国のこれまでの輸入実績は確実に積みあがってきている。米国農務省の現時点での予想は16百万トン(昨年度は10.4百万トン)となっているが、この10月〜2月までの集計で同国輸入量は既に4.5百万トンを超えている(昨年同期では2.5百万トン強)。南米産の成約は既に10百万トンの域に達しており、対米国産は7百万トンを超えている。これらの進捗状況を考慮すれば、4月の需給報告において更なる数字の修正が必要になってくると思われ、この大きなファンダメンタルズは今後の相場の底を支えるどころが、更なる上昇エネルギーとなってくることだろう。(A)

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)