米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年3月24日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ギャップをつけてやや安値寄り付き、安値で引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAY 03 230 1/4 - 29 3/4 230 1/2 228 3/4 229 - 2 1/4 174539 1306-
JUL 03 231 - 30 1/2 231 228 3/4 229 - 3 142006 1581+
SEP 03 231 1/2 232 230 230 1/4 - 2 1/2 37465 276-
DEC 03 233 233 1/2 231 1/4 231 1/2 - 2 3/4 84943 83+
MAR 04 238 1/2 239 1/4 237 237 - 3 1/4 6405 48+
MAY 04       241 - 3 701  
            450369 172+

 

 

大 豆     --- ギャップをつけてやや安値寄りつき、安値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 03 574 - 73 574 569 1/2 569 3/4 - 7 116479 511+
JUL 03 571 - 70 571 567 1/4 567 3/4 - 6 1/4 5096 899+
AUG 03 559 559 555 555 1/4 - 6 3/4 6996 138+
SEP 03 537 537 533 533 1/4 - 5 1/2 6703 57+
NOV 03 514 1/2 - 14 515 1/4 513 513 3/4 - 3 1/4 45549 532-
JAN 04 518 1/2 518 1/2 517 517 - 3 1/4 1909 8-
            230141 1108+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAY 16870 -270 MAY 2119 -55 MAY 281 -5 120.45 - 120.71
JUL 16740 -290 JUL 2130 -46 JULY 282 1/4 -5  
AUG 16370 -210 AUG 2118 -44 SEP 287 1/2 -4 3/4  
SEPT 15830 -190 SEPT 2101 -30 DEC 297 1/2 - 4 3/4  

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン・大豆) 本日のシカゴは全面安

コーン 金曜引け値からは2セント近く安値でのスタート。5月限はセッション引け際までほぼ230.50-229.50といった僅か1セントという狭いレンジない取引に限られた。金曜引け後のキャトルオンフィードにおけるネガティブな数字確認、コミットメントオフトレーダーズでの予想以下のファンドのショートポジション、或いは、中西部西部地域から今週後半〜来週にかけて前線の到来で再び降水量が期待できるという見込みも本日のネガティブな相場を形成する要因となた。相場は引け際に更に値を削り、本日の安値を付けたところでそのまま取引を終了している。

大豆 先週金曜の引け値からは3-4セントのギャップをつけての安値オープンとなった。5月限は寄り付きレンジの高値(5月限574)が本日の高値となりその後は引けで570割れの安値をつけるまで狭いレンジながら確実に値を削る展開となった。午前中に週間輸出検証高で予想以上の数字を確認するも、市場へは反映されず本日は一貫してじり安基調を保つ形となった。

中西部における今週の天候推移もネガティブ視される事となったが、本日の牽引役は大豆粕。引き続き国内需要の不調が見込まれている点、或いは南米産の現物価格との開きなども焦点となり、テクニカルな売りが集中する形となった。これが本日の大豆市場へも影響したと言える。

ブラジル政府は、GMO大豆の国内流通・輸出に関する肯定的な内容のアナウンスを近々行なうと言われており、本日市場の一要因となった。

その他、本日はNYダウが300ポイント近く下落した事が、シカゴ商品相場の全面安にも寄与したとされている。

本日ファンド筋はコーン市場で2,000枚の売り越し、ダイズ市場は3,000枚、大豆粕では7,500枚の売り越しだと見られている。本日時点でのネットポジションは、コーンは約42,400枚のネットショート、大豆は約51,100枚のネットロングだと見られている。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (3月29日〜4月02日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N B/N
東部ベルト B/N N/A

先週末の降雨は限定的となった。雨量は0.1〜0.25インチ、コーンベルトの15%、小麦ベルトの20%をカバーするに止まった。本日はベルト東部にかけて0.1〜0.5インチの降雨がコーンベルトの30%、大豆ベルトの60%の地域をカバーする。更に今週木曜日から土曜日にかけて0.25〜1.5インチの降雨がコーンベルトの85%、小麦ベルト全域をカバーすることが予想されている。今週の一連の降雨により作付け前のコーンのフィールドの土壌水分量を良化する。

ブラジル 

週末の降雨はベルト北部中心、雨量は0.25〜1.25インチ、ベルト全体の35%をカバーした。今週も降雨は北部に停滞して0.5〜2.5インチの降雨がベルト全域の45%をカバーしよう。今週の北部ベルトでの降雨によりマトグロッソ州での大豆の収穫作業が停滞しよう。今週一杯降雨が同地域に続くようであれば作柄の悪化も懸念される。

アルゼンチン 

昨日はアルゼンチン全域でドライ天候となった。このドライ天候は今週半ばまで続くが、木曜日から土曜日にかけて降雨が期待されている。この降雨での雨量は0.25〜1.0インチとなりベルト全域の80%をカバーする。今週前半のドライ天候は南部ダブルクロップ大豆地域で大豆の作柄を悪化させる懸念がある。一方、コーンの収穫は既に開始しているがドライ天候に助けられて順調に進捗している。

 

本日の発表等

 

1)農務省−週間輸出検証高 

(単位 : 千トン)

  3月20日の週 3月13日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 695.2 753.1 1,123.1 20,811.6 24,964.9
ダイズ 760.0 545.8 282.4 22,971.9 22,677.4
小麦 319.6 342.5 566.6 18,597.7 21,866.9

大豆は予想以上の数字、コーンは中立。

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

以下先週末の材料をもとに意見変らず今週は軟調な展開を予想し、5月限は220セント半ばをトライ、12月限も230セント割れをテストすると考える。@先週末発表されたコミットメントオブトレーダーズでファンド筋のショートポジションが予想を大きく下回ったこと、現在推定で約42,400枚程度であること。Aイラク戦短期収束ムードから原油相場の下落、CRB INDEXの下落により商品相場に売り安心感がでていること。(本日は一転して楽観論が打ち消されかけている。)Bファンド筋は株式(本日ダウは300ドル以上の急落。)や金融市場から商品市場に資金を回して売りサイドに回っていること。C期近5月限は230セントを割れて本日引けていること。D台湾がアルゼンチン産、韓国が中国産メイズを各本日買い付けており米国産コーンの国際競争力が目に見えて低下していること。E中国の2月度のコーン輸出が176.5万トンと発表され、この数字が予想を大きく上回っていること。Fアルゼンチンでのコーンの収穫作業が大きな遅延もなく進展していること。(約30%の進捗度)Gブラジルコーンの生産量が地元SAFRAS社の発表では38.9百万トン(前回農務省37百万トン)と発表されており、その他でも40〜41百万トンとの声があがっており今後の同国からの輸出が増加する可能性が高いこと。H米国西部ベルトでは土壌水分が少ないものの月末にかけては降水量が平年を上回るベースで進展することが予想されていること。Iナショナルウェーザーサービスによれば4月の中西部の天候も大きな異常はないであろうとの予想。(H)

 

(ダイズ)

先週金曜の5月限580手前のレベルから上への動きは叶わず、本日から調整局面入りしている。イラク戦については、戦争突入直後までの大々的なメディア報道と、その後の予想以上の死傷者の報告。週末を挟んでは更なる犠牲者等が報道される事態に、NYダウを始め各種商品相場へもその影響は波及している。本日のようにムードが売りに傾いた際には、輸出検証高や、本日新たなる中国の西海岸積みの大豆買付けなどといった報道にも耳を貸さない。今週の調整局面では記事かで560を目指す展開となろうが、560台前半というターゲットにかけては方針変えず買いの姿勢で臨みたい。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)