米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年3月27日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 僅かに高値寄り付き、僅かに高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAY 03 228 3/4 - 28 1/2 229 1/4 228 228 3/4 +3/4 173227 668+
JUL 03 229 1/4 - 28 3/4 229 3/4 228 3/4 229 1/4 +3/4 143374 995+
SEP 03 230 1/2 231 230 230 1/2 +1 38699 15+
DEC 03 232 - 31 3/4 232 3/4 231 3/4 232 1/4 +1 85299 209+
MAR 04 237 3/4 238 1/2 237 3/4 238 1/4 +3/4 6757 97+
MAY 04 241 3/4 242 3/4 241 1/2 242 1/2 +3/4 726 18+
            452581 2047+

 

 

大 豆     --- ギャップをつけてやや高値寄りつき、高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 03 572 1/2 - 71 1/2 581 1/2 570 3/4 580 1/4 +11 1/4 105937 5769-
JUL 03 570 - 69 578 1/2 568 1/2 577 1/2 +10 3/4 49938 1248-
AUG 03 558 1/2 566 556 1/2 565 1/2 +10 1/2 6822 25+
SEP 03 534 1/2 541 533 540 3/4 +9 1/4 6903 86+
NOV 03 515 - 14 519 513 518 3/4 +6 1/2 43351 1143-
JAN 04 518 1/2 - 18 522 517 522 +6 1/4 2038 106+
            216445 7893-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAY 17370 420 MAY 2129 +38 MAY 238 1/2 -3/4 119.63 - 119.95
JUL 17170 +360 JUL 2137 +39 JULY 286 +0  
AUG 16740 +330 AUG 2129 +38 SEP 292 -1/2  
SEPT 16130 +240 SEPT 2110 +32 DEC 301 3/4 +0  

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン・大豆) 大豆に大量のファンド買い注文で、ほぼ一ヶ月振りの高値

コーン 寄り付き前に輸出成約高の内容にはやや失望するも、大豆三品への買い圧力もあり、5月限は昨日の引け際の安値228割れをテストする形にはならなかった。僅かに高値でスタートした相場は5月限でほぼ228-229という1セントが本日の取引レンジ。大豆市場とは異なり、非常に値動きの小さな閑散相場であったと言う事が出来る。

韓国が105,000トンの食品用NON-GMOコーンの入札を控えている。又台湾も56,000トンの米国産或いはアルゼンチン産コーン音入札を行なう見込み。

大豆 昨日のセッション後半の回復相場を引き継ぐ形となった。寄り付き前の輸出成約高は予想範囲内に収まるも、中国のオリジン(米国産への)オリジン変更のニュースも重なる。本日2杯のブラジル産大豆成約がキャンセルされ米国西海岸積みに振り返られたとの報道は、本日のファンド買い意欲を大いにそそる材料となった。

5月限は寄り付きから3セント程のギャップをつけて高値スタート。その後セッション序盤は571-574といったレンジでの取引に収まるも、中盤に574-575を抜けたあたりで大量のファンド買い注文が殺到する事となる。このレベルを抜けると一気に相場のレベルは577-578へ上がり終盤まではその位置での小刻みな展開。しかし引け際にもう一段値位置を上げ580台にのせると、そのままの高値引けとなっている。2月末に付けて以来、ほぼ一ヶ月振りの580台のせで本日の取引を終了している。

本日ブラジル政府より正式な発表がなされ、2003年度のGMO大豆の国内流通或いは国際市場への販売が許可された。しかし、2004年の1月末時点で抱える在庫については廃棄処分にする、とされている。

本日ファンド筋はコーン市場で2000枚の買い越し、ダイズ市場は16,000枚の買い越しだと見られている。本日時点でのネットポジションは、コーンは約46,900枚のネットショート、大豆は約48,600枚のネットロングといわれる。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月01日〜4月05日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A N/A
東部ベルト N/A N

昨日はベルト北西部で0.1〜0.5インチの降雨があり、小麦ベルトの30%の地域またコーンベルトの25%の地域をカバーした。この降雨は今週土曜日まで続き0.25〜1.75インチの雨量をともないコーンベルトの85%、小麦ベルトの90%の地域をカバーする。一連の降雨により来月より開始するコーンの作付け前の土壌水分は改善して良いコンディションとなる。

ブラジル 

昨日はベルト北西部中心に0.1〜1.0インチの降雨が観測されベルト全体の40%をカバーした。今週一杯は降雨はベルト北部に停滞して来週初旬には南部に達する予定。今後5日間の雨量は0.25〜1.75インチ、所により3.5インチとなりベルトの60%の地域をカバーする。マトグロッソ州、ゴイアス州では今週の降雨により大豆の収穫作業が大幅に遅れることとなる。また、来週も同地区に降雨があった場合は作柄にも悪影響が出かねない状況となっている。

アルゼンチン 

昨日はベルト全域でドライ天候となった。昨夜から降雨はベルト南西部で始まり、0.1〜0.5インチの雨量をともないコーンベルトの25%、大豆ベルトの10%以下をカバーした。この降雨は今後土曜日にかけて北部に移動して0.25〜1.0インチの降雨をコーンベルトの55%、大豆ベルトの80%の地域をカバーする予定。コーンの収穫はこの雨により幾分か作業は遅れるものの大きな問題とはならない。一方、週末にかけて大豆ベルトに降雨があるため生育の遅れている地域の大豆の鞘入れが改善する。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(3月20日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 701.5 0.0 27,945.5 31,920.3 6,065.8 237.7
大豆 327.6 0.0 25,945.0 25,321.2 3,023.6 77.0
小麦 373.7 51.0 20,255.4 23,088.1 3,303.5 179.0
大豆粕 127.3 20.3 4,368.7 5,246.1 1,223.7 295.7
大豆油 17.4 0.0 566.5 577.3 204.3 0.0

コーンはやや失望、大豆はほぼ予想範囲内の内容。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(3月20日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 649.0 787.3 21,879.7 24,830.5 44,450
大豆 675.4 556.6 22,921.4 22,585.1 26,130
小麦 293.9 339.5 16,951.9 19,638.0 23,810
大豆粕 93.3 147.8 3,145.0 3,895.9 5,440
大豆油 9.2 13.4 362.2 457.7 950

 

3) センサス搾油報告(2月分)

 

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド)

  2月 (2003年) 1月 (2003年) 2月 (2002年)
搾油量(**) 3,875,935 4,280,744 4,170,900
粕生産量 2,839,930 3,127,509 3,079,427
粕在庫 216,227 264,785 229,159
皮生産量 210,014 230,932 233,791
皮在庫 38,318 34,334 42,883
粕・皮在庫 254,545 299,119 272,042
油生産量 1,473,376 1,612,842 1,543,678
油工場・倉庫在庫計 2,285,675 2,395,425 3,896,335
工場在庫(ブッシェル) 103,464,965 109,181,075 128,239,151

【** 搾油量 : ブッシェル換算の場合】

2月 : 129,196,541 /  1月 : 142,690,040 /  2月(2002) : 139,028,610

内容自体はほぼ予想通り。今年度の搾油量累計は昨年同期比4%のペースダウンとなっている。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

昨日に続き荒っぽい動きを見せた隣の大豆市場とは対照的にコーン市場は本日も薄商いの中小幅レンジ内での動きに終始した。本日発表された週間輸出成約高も70万トンと新味に欠ける数字となった。今週も明日一杯となったが引き続きポジション整理的な動きとなり、そのまま来週月曜日に迫った農務省の発表を待つこととなる。本日発表されたトレーダーの予想平均値は作付け面積が80.5百万エーカー(昨年度79.054百万エーカー)、在庫は52億ブッシェル(昨年は57.95億ブッシェル)となっている。この平均を大幅に下回る発表数値とならない限りは期近・期先ともにダウントレンドが継続して、4月半ばまでは5月限、12月限ともに220セントを目指す展開を予想する。(H)

(ダイズ)

結果から言うと、昨日の安値がしっかりと買い支えられた事が大きい。昨日出ていれば果たしてどのくらいの材料となったのかとも思わせる中国の南米産2杯のキャンセル(米国産への振り替え)。本日の上げ相場を形成するに絶妙のタイミングでのインプットとなった。 綺麗に上げて引けたことから2月末の高値をテストする可能性はあるが、同時にこのレベルは強いレジスタンスとなろう。月曜の大きな発表があるだけに今後の見通しはその後に考えたいが、取り敢えず現(高値)レベルはいいところまで来ているという印象を受けている。只、4月に入っての調整局面を想定しても、昨日の動きに見られたように5月限での565近辺(行っても560まで)が下値の限界と考えて良いだろう。

中国の買い付け動向と、ブラジルの状況についてはこれまでも幾度か指摘してきたが、今年のように期末在庫がタイトな状況下、例年以上にこれらの数字の動きは農務省の今後の需給報告にインパクトを与える事となる。 本日の成約報告でも12万トンの中国向け成約が確認されているが、ここまで対中国向けの成約は7.4百万トン。昨年同期比174%となっている。そのうち船積みされたものは6.97百万トン(昨年同時期は4.2百万トン)。それに加え現在仕向け地不明分は20万トン強記録されており、今後の引当の可能性も含まれる。 ブラジルでは120キロといわれるトラックの列。3日間の港ゲート封鎖という運転手のストまがいの行為は、取り敢えずお金で決着がついたとの情報が入ってきた。毎年似たような状況が起きているとはいえ、今年の上記米国の需給バランスと中国の旺盛な買い付け状況を加味した時、相場材料としては例年以上の重みを持つと言う事になる。今後の動向も注視したい。(A)

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)