米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年4月7日

 

 

本日の相場

とうもろこし  --ギャップを付けての高値寄り付き、高値引け--

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
MAY 03  241 - 40 3/4  244  240 3/4  243 1/4  + 4 1/4  137330  1763- 
JUL 03  242 1/2 - 42  245  242  244 1/2  + 4 3/4  143386  572+ 
SEP 03  241 - 40 3/4  244 1/4  240 3/4  243 3/4  + 4 3/4  40742  352+ 
DEC 03  243 - 41 3/4  244 1/4  241 3/4  243 3/4  + 4  84653  608+ 
MAR 04  247 1/2 - 47 1/4  249  247 1/4  248 3/4  + 3 3/4  7103  22+ 
MAY 04  250  251 1/2  250  251 1/2  + 3 1/4  879  7- 
            419178  111- 

 

 

大 豆     --- ギャップを付けての高値寄り付き、高値引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
MAY 03  596 1/2 - 95  602  595  598 3/4  + 8  114551  1159+ 
JUL 03  597 - 96  599  594  597 1/4  + 8 1/4  61000  1222+ 
AUG 03  580 1/4 - 80  585 1/2  579  583 3/4  + 8 1/2  7526  138+ 
SEP 03  550 - 49  554  549  552  + 7  7863  300+ 
NOV 03  523 - 22 1/2  527 1/2  522 1/2  526 1/2  + 7  47042  62- 
JAN 04  525  530  525  528 1/2  + 6 1/2  2243  2- 
            242204  2792+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
MAY  17640  +190  MAY  2231  +48  MAY  290 1/4  +5 1/4  120.28 - 120.71 
JUL  17540  +180  JUL  2234  +43  JULY  294 1/4  + 5   
AUG  17060  +170  AUG  2222  +44  SEP  299 1/4  + 4 1/4   
SEPT  16270  +160  SEPT  2190  +45  DEC  309 1/4  + 4   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  輸出検証高、ブラジルの天候などの強気なファンダメンタルズに後押しされる

 金曜の引け間際の強気な相場展開のフォロースルーと、ブラジルの天候にサポートされ、各限月でギャップをつけて高値での寄り付きとなる。
 ブラジルでは、先週からずっと収穫作業を遅らせている雨が今週になっても止まず、その遅れが深刻になりつつある。また、イラクに対する5億ドルの食糧援助に関して上院で承認されたことはマーケットを更にサポート。 しかし7月限245.00辺りに売り注文が集中しており、相場は一時243.50まで下落する。だがそれもつかの間、セッション中に週間輸出検証高が発表されたのだが、市場の予想27.0-32.0(mil bu)に対して実際は33.3(mil bu)。これを材料に再び相場は上昇。周りの穀物相場(大豆で契約新高値)と株式市場にも後押しされた。だがまたしても245.00辺りで上値は抑えられ、そこから約1セント下げたところで引けを見た。チョッピーな一日であった。 

 

(ダイズ)  ブラジル、イラク、木曜の発表など強い材料ばかり注目され、急騰 

先週末のフォロースルーに加えてブラジルの雨がちな天候により引き続き収穫の進捗が遅れていることやイラク戦争の展開に進捗を見たことなどが材料視され、各限月でギャップを付けての高値寄り付きとなる。上記の食料援助の上院での承認のニュースなどがその動きに追い討ちをかけ、期近の各限月(5月、7月、8月)にて契約新高値を更新。5月限月では6ドルを達成し、更に上げた。600.00セントのレベルでファンドの利益確定の売りが余り入らなかった事は市場参加者を驚かせた。セッション中に発表された輸出検証高が予想の下限であったため多少値を下げる場面があったものの、木曜に控えた農務省の発表で旧穀の期末在庫が更に減るのではないかという話がマーケットで囁かれ、再びファンドの買いを煽る。結局各限月7〜8セントアップにての引け、ファンドのネットロングは更に積み上げられ、その記録を更新することとなった。 

 

本日ファンド筋はコーン市場で9,000枚の買い越し、ダイズ市場では8,000枚の買い越しだと見られている。ファンドのネットロングは今日時点の推定で、コーンで約9,900枚のショート、大豆で約73,300枚のロングと見られている。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   ---各地で季節はずれの大雪、作付けにはプラス--- 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月12日〜4月16日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  A/MA  N 
東部ベルト  MA/A  N/B 

 昨日pm23:00頃外にいた時は寒いだけで雨も雪も全く見られなかったのだが、今朝起きると足首まで積もった雪で道路は大渋滞。かなり移り気な天気である。あるコミッションハウスのブローカーは「シカゴの天気は相場と一緒だ」とコメントしていた。 

週末はまずミズーリ・中南部イリノイ、中南部インディアナ・中南部オハイオにて雨、ネブラスカ、南東部サウスダコタ、北部・西部アイオワ、ミネソタの南部、ウィスコンシン、ミシガン、そしてイリノイの北部、インディアナ、オハイオにて降雪を見た。雨量は0.25〜1.0インチ(6〜25mm)、所により2.0インチでコーン・大豆ベルトの75%、小麦ベルトの75%に及んだ。またベルトの45%の地域で0.50インチ以上、15%の地域で1.0インチ以上降った。今朝にかけて降雨・雪の範囲はミシガンの南東部、オハイオの北部、インディアナの北部、イリノイの中央部と北東部、南部ミズーリに移動し、ミシガン州での降雪は1〜4インチ(2〜10cm )、所によっては8インチ(20cm)に達した。最高気温は北西部で華氏20度、南東部で華氏70度程度であった。 

現在の雨・雪は火曜日の朝まで中西部の北部及び東部で火曜の朝まで続き、その後は金曜の午後から土曜にかけてまた降る。ミネソタとアイオワの境界付近やウィスコンシン、ミシガン、オハイオの北部においては雪となりそうだ。雨量は0.10〜0.50インチで、コーン・大豆ベルトの40%程度の範囲に及ぶ。気温は今週を通じて平年以下だが、週の後半になるに従って徐々に暖かくなる見込み。 

週末に降った雨によって中西部各地で土壌水分が改善したが、中西部の北部・西部においては未だsub-soilの水分は不足気味の状態が続く。 

 

ブラジル   ---変わらず続く北部での雨、収穫あまり進まず--- 

週末を通じて北部で雨が続き、ベルトの55%に及んだ。今週もこの雨は続きそうである。北西部部3分の1の地域では引き続き収穫の進捗が平年を下回っている。 

アルゼンチン  ---収穫は順調--- 

南東部にてのみ週末に限られた降雨を見た。今週も南部・東部の一部で降雨を見る。目立った雨を見ないこの気候は引き続き収穫作業を進捗させる。 

 

本日の発表等

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  4月3日の週  3月27日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  845.3  793.5  860.0  22,459.4  26,842.1 
ダイズ  361.6  345.1  190.0  23,678.6  23,243.0 
小麦  322.7  676.6  591.2  19,609.9  22,849.0 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日発表された週間輸出検証高33.3百万ブッシェルは事前の予想の範囲内ながら強材料視された。しかし本日の主役はなんと言っても期近を中心とした大豆市場の動き。同市場ではファンド筋の追加買いに一時10セント以上の急騰となった。この日は大豆市場のみならず、大豆油、大豆粕また小麦が急騰を演じており、コーン市場でもファンド筋のショートカバーが活発に出て約9,000枚の買い越しとした。今週10日に控えている農務省の需給報告を前にして後推定10000枚程度のファンド筋のネットショートカバーが行なわれることを予想しており明日もしっかりとした動きとなろう。10日の農務省のレポートは期末在庫の下方修正から強気な発表となることを予想しているが、明日明後日でファンド筋がネットショートを解消して現在レベルより5セント程度高を実現してしまうようだと強気な発表が出てもその後は反落展開となろう。(H) 

 

(ダイズ) 

イラク向け食糧援助として55万トンの植物油(パーム油等)の情報が流れた事は、マレーシアパーム油市場の上昇を招き、本日のシカゴ大豆油定期にも大きく影響する事となった。特に大豆油市場は搾油の不調等から今年度の期末在庫は1640百万ポンド(現農務省予想)、在庫率は8.5%となっているが、今後更なる下方修正は必至と見られている。7%台への落ち込みは十分考えられ、そうなれば97年の7.5%以来の低水準となる。これまでも大豆油相場はまだ安いという評価が多かった事も、このところのファンドの積極的な買い物に結果として表れているものと思われる。 

さて、大豆相場であるが、現在は「勢い」が勝っており、本日も大きく値を上げて引ける形となった。ブラジルの収穫遅延も材料視されている。最大生産州であるマットグッロソ州では65%の収穫進捗であるが昨年同期の80%比較大きく遅れをとっている。未だ、現勢いを沈静化させるには材料がないと言わざるを得ない。農務省発表前とは言え、一気に6ドルに到達した相場は目先もう一段の上昇局面を作る事も否めない。今後の展開としては、ファンドの買い一服感がどのあたりでやってくるか(近々必ずやってくる)?ということになろう。農務省発表後のSELL THE FACT期待と南米の進捗情報。本日ギャップはつけたものの、このギャップは今週後半から来週にかけて比較的容易に埋めることが出来るのではないかと見ているが。(A) 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)