米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年4月17日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値での寄り付き、高値引け --

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAY 03 239 3/4 - 39 1/4 241 3/4 238 240 3/4 + 1 1/2 96656 6407-
JUL 03 240 1/4 - 40 242 1/2 239 241 1/2 + 1 3/4 175978 1993+
SEP 03 239 1/4 - 39 241 1/4 238 1/2 240 + 1 1/2 40065 303+
DEC 03 240 - 39 241 1/4 238 1/4 240 1/2 + 1 3/4 84647 942+
MAR 04 245 1/4 - 45 246 1/2 244 245 3/4 + 1 1/2 8745 143+
MAY 04 247 1/2 249 247 1/2 248 1/4 + 1 1/4 1006  
            412555 3026-

 

 

大 豆     --- 変わらずの寄り付き、大幅高値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 03 608 1/2 - 08 623 607 1/2 622 + 12 3/4 84440 6911-
JUL 03 609 - 08 623 1/2 607 1/2 622 1/4 + 13 1/4 106363 4789+
AUG 03 595 1/2 - 95 611 595 609 1/2 + 14 8781 278+
SEP 03 561 1/2 - 61 573 561 572 1/2 + 10 1/2 9227 208+
NOV 03 532 - 31 539 531 538 1/2 + 5 3/4 49060 225+
JAN 04 535 1/2 - 35 540 534 540 + 4 1/2 2477 20-
            262810 1431-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAY 19010 +620 MAY 2198 +10 MAY 286 + 4 1/4 119.15 - 119.60
JUL 18910 +580 JUL 2213 +14 JULY 289 3/4 + 4  
AUG 18220 +500 AUG 2208 +16 SEP 296 1/2 + 5 3/4  
SEPT 17250 +440 SEPT 2186 +19 DEC 306 1/2 + 5 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  大豆の高騰につられ上昇

週間輸出成約高は予想の範囲内にて、材料視されず。メキシコが6万トンの米国産コーンを買い付けた噂などが好感されて寄り付きはやや強気。その後中西部の現在の雨勝ちな天候や南米での収穫の進捗などが材料視されて前日比1セント弱まで下げる場面も見られたが、その後はこのレベルを底値として3〜4セントの値幅で乱高下。本日は大豆の高騰につられた感が強いが、季節的に相場が弱気な傾向にあることがトレーダーの買い意欲を限られたものにし、相場の上値を抑えた。

(ダイズ) ブラジルでの中国船締め出しの噂がきっかけとなり急騰

寄り付き前に発表された週間輸出成約高は予想よりやや大きな数字であったため、強い材料とされていたが、寄り付きは前日の終値とほぼ変わらず。しかしここから相場は噴いた。ブラジルがSARS(新型肺炎)を理由として中国船の締め出しを行っているという噂が一気に買いを煽り、その後は正にうなぎ昇り。旧穀の各限月がそれぞれ契約新高値を更新したことが更なるファンドの買いを誘発した。また、レアル高ドル安の傾向も本日の相場をサポートすることとなった。流れは変わることなく引けを迎え、5・7・8・9の限月はそれぞれ2桁の高騰。ファンドのロングは更に積み重なった。


本日ファンド筋はコーン市場で1,200枚の買い越し、大豆市場は4,100枚の買い越しをしたと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約8,700枚のロング、大豆は約77,700枚のロングだと見られている(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  未だ限られた地域にて乾燥気味の状態だが、金曜からの雨に期待が持たれる。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月22日〜4月26日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A N/A
東部ベルト N B

明日の寄り付き時の材料としては中立。

 昨日は中西部、特にミネソタ、ミズーリ、イリノイを中心として雨がより活発となった。雨量は0.25〜1.0インチで、範囲はベルトの50%に達した。本日この雨はその活動を弱めながら東に移動し、インディアナとオハイオを中心としてベルトの20%程度の地域にて0.10〜0.75インチ程度の降雨を見る事になる。金曜から週末にかけては更なる雨を見る事になる。金曜日にベルトの北西部にて発達する雨雲はその後南東に移動することとなる。その雨量は0.25〜1.25インチ、範囲はベルトの85%に達する。今週の一連の雨により土壌水分は作付けにほぼ適したものとなっているが、アイオワとネブラスカの東部ではその恩恵を十分に得られておらず、金曜日の雨による改善が期待される。
 気温に関しては今日から週末を通じて金曜にかけ、ベルトの東部では平年並みかそれ以上、北西部では平年以下となる見込み。最高気温は予報ではベルトの北部にて華氏40度(5℃)、南部にて華氏70度(26℃)となる。

ブラジル  北部の一部で続いている雨も範囲は限られ、今週終わった時点での収穫進捗に注目

きのうも北西部の限られた地域では降雨が続いた。雨量は0.25〜1.0インチで範囲はベルトの15%程度。南部では明日から前線の発達により雷を伴った雨が見られ、この前線は週末北に向かって移動することとなる。雨量は0.25〜1.25、所により2.0インチで、範囲はベルトの70%に達する見込み。今週一杯続くドライな天候はクロップの収穫を進捗させている。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(4月10日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 685.7 7.6 29,846.9 34,207.2 5,380.0 277.1
大豆 261.5 195.0 27,021.3 26,112.4 2,858.3 347.0
小麦 358.0 107.6 20,934.6 23,755.4 2,801.7 450.6
大豆粕 154.3 0.1 4,636.3 5,384.3 1,072.9 313.3
大豆油 1.9 0.0 605.3 575.8 143.5 0.0

大豆は強材料であったがコーンは中立。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(4月10日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 763.2 973.2 24,468.9 27,892.7 42,550
大豆 337.4 536.5 24,163.0 23,549.9 27,080
小麦 329.9 288.4 18,132.9 20,770.7 23,810
大豆粕 135.4 125.7 3,563.4 4,312.1 5,350
大豆油 14.0 36.6 461.8 486.6 950

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日も残念ながらコーン市場では価格を方向付ける材料はなく、週間輸出成約高も予想レンジ内におさまり材料視されていない。コーンの作付けはイリノイ中部では降雨となっており作付けが停滞しているものの今週末では全国レベルで12〜16%となり平年の10%を大きく上回ることが予想されている。作付けペースが平年に比べて速いことはコーンの作付け面積の増加を連想させ今後それ自体弱材料となってこようが、本日のように大豆市場がブラジル大豆生産の下方修正の可能性やブラジル通貨レアル(本日は対ドルに対して1.87%急騰している。)の動きから期近中心に急騰を演じていることなどから他市場の動きに翻弄される可能性が強い。大豆11月限以降も本日は期近にフォローして上昇しており今後も更に上昇するようだとコーンから大豆に転作が進む可能性もある。今後のコーンの作付けの進捗率、また大豆新穀限月の動きによりコーンの作付け面積が流動的となってこよう。上記より大豆市場の上伸に影響を受けるものの、コーン市場の自体の支援材料もなく、意見変らず来週も引き続き5月限、期先12月限ともに240セントを挟んで上下5セント程度レンジ内での動きが続くものと考えている。(H)

 

(ダイズ)  

【今週の相場回顧】  勢い止まらず

今週は本日までの4営業日に限られたが非常に印象深い、そして「相場」というものを実感させられる週となった。しかし、全ては月曜日の動きに始まったものと言える。先週金曜の弱気な罫線形成後のこの月曜の動きは、より市場が注目する一日となった。誰もが先週初めに開けた窓を埋めにかかるとし、実際にセッション序盤はその大きなサポートライン595-594をテストする事ととなるも、これが保たれた後の大きな反発と約定高値の更新、高値引け。今後1-2ヶ月の上下動のリズムを推測するにも非常に重要な局面で相場は逆にうごく結果となった点。結果的にこの反発が本日の動きに繋がっていると言えるのではないだろうか。

ファンダメンタルズとしては、ブラジルで再びサビ菌問題が焦点となっており2百万トンレベルの影響が伝えられる事。今週のNOPA搾油報告では搾油量がやや予想を上回った事。SARSへの警戒からブラジルサントス港ではその検疫に時間を割くという方針が伝えられており、これが同国よりの穀物輸出のペースに支障を来たすという不安。そして本日の輸出成約高。手前限月の動きに今一番材料として採り上げられやすい本発表では、市場の予想範囲内という内容ではあるものの、タイトな期末在庫を背景にしたレーショニングが未だ確認されないという状況は、更なる相場の高騰が必要だという事を意味する・・・これは本日の高騰を含め目先の更なる上昇局面を作りやすくする一要因ともなり得る。

【来週以降の展開】

思惑通り行かないのが相場である。今まさにその局面かと感じているところ。本日の上げで7月限の大きな節目625はすぐそこまで迫る。これを抜けると更なる狼狽買いの注文が相場のレベルを押し上げる事も目先予想される。そしてその後相場はセットバックを迎え、結果最も高いところを掴まされる事となる・・。現在の大きな曲線トレンドライン継続も、イメージとしてはもう数日か(即ち来週前半まで)とも思わせるが、今は相場がいきり立っている時でもあり、来週前半のもう10-15セント上への動きも覚悟は必要となろう。

とは言え、「天井3日、底100日」。来週の動きに目先の天井、その後の急激なセットバックを期待する。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)