米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年4月21日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄り付き、安値引け --

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAY 03 240 - 39 1/2 240 238 1/4 238 3/4 - 2 94089 2567-
JUL 03 240 - 39 3/4 240 238 1/2 239 1/4 - 2 1/4 177930 1952+
SEP 03 239 - 38 3/4 239 237 3/4 237 3/4 - 2 1/4 40163 98+
DEC 03 238 3/4 - 38 1/2 239 237 3/4 238 1/4 - 2 1/4 84949 302+
MAR 04 245 - 44 3/4 245 243 3/4 243 3/4 - 2 8783 38+
MAY 04 247 247 246 1/4 246 3/4 - 1 1/2 1006  
            412397 158-

 

 

大 豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 03 618 - 17 1/2 618 613 1/2 616 1/2 - 5 1/2 69616 14824-
JUL 03 619 - 17 619 613 616 1/2 - 5 3/4 118776 12413+
AUG 03 605 605 1/4 601 603 1/4 - 6 1/4 9352 571+
SEP 03 565 1/2 - 65 569 1/2 565 567 1/2 - 5 9337 110+
NOV 03 532 1/2 - 32 537 532 536 - 2 1/2 49939 879+
JAN 04 536 - 35 539 535 538 1/2 - 1 1/2 2639 162+
            262071 739-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAY 18790 -220 MAY 2163 -35 MAY 290 1/4 + 4 1/4 120.10 - 120.63
JUL 18760 -150 JUL 2177 -36 JULY 293 1/4 + 3 1/2  
AUG 18060 -160 AUG 2175 -33 SEP 298 1/4 + 1 3/4  
SEPT 17070 -180 SEPT 2157 -29 DEC 308 1/4 + 1 3/4  

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  中西部の天候、中国の輸出が材料視され弱含む

取引量が少なく値が動きやすくはあったが、弱含みのマーケットとなった。金曜のコミットメントオブトレーダーズにてファンドのロングが予想より多かったこと、中西部の天候が作付けにとって良好であること、更には中国政府が3月のコーンの輸出に関して1.596百万トンであったと発表したのだが、これが市場の予想(1〜1.2百万トン)より随分大きな数字であったこと、などが材料視され、安値での寄り付きとなる。セッション中に発表された輸出検証高では予想外の大きな数字が出て反発する場面も見られたが、各限月終始弱含みにての値動きとなった。引けは各限月約2セント安となっている。

(ダイズ) 南米の収穫が大きく進捗&中国市場で大豆急落

*中西部にて土壌のコンディションも作付けには当面問題がなく、南米の収穫の進捗もここにきて一気に改善したこと(サフラスのレポートによるとブラジル全体で78%が終了しているとのこと。ちなみに先週段階では63%、平年・去年共に78%。これはリオグランデドスル州の収穫が先週段階では33%であったのがここに来て57%とジャンプアップしていることが大きいと思われる。)
*中国の大豆価格(大連取引所)がSARSの影響で前日(3%ではあるが)リミットダウンにまで急落したこと
などの影響を受けて本日はここ最近の上昇相場から一転して寄り付きから下げを見る事となった。しかしセッション中に発表された輸出検証高では思いのほか堅調な数字が出たことから、ある程度下げたところでは確りとサポートされることとなった。尚、中国穀物・油脂情報局が発表したところによると、02/03年度の大豆の輸入量は18.5百万トンに達するとされている。(USDAの現時点での発表数字は16.5百万トン)


本日ファンド筋はコーン市場で1,500枚の売り越し、大豆市場は2,500枚の売り越しをしたと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約16,200枚のロング、大豆は約70,500枚のロングだと見られている(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  土壌水分(上層)は作付けに適したものとなり、今後は長期の予報に注目

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月26日〜4月30日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N A
東部ベルト A B/N

 昨日までの4日間、活発な雨が続いた。雨量は0.25〜1.25、所により2.5インチに達し、範囲はベルトの85%に及んだ。ベルトの東部では0.25インチ程度の小雨が今日も続く。今週の木曜日にはまたまとまった雨がベルトで見られることになるが、それは南部を中心としたもので、雨量は0.25〜1.25、所により2.5インチで、ベルトの50%程度の範囲に及ぶ。
 週末までの雨により現在ベルトの上層土壌水分はかなり作付けに適したものとなっている。アイオワの西部とネブラスカの東部付近だけはここ最近の雨の恩恵を得られず乾燥気味であるが、6-10daysの予報では季節的な雨を見ることになりそうである。
 しかし話を下層土に移すと今年は十分足りているとは言えない状況にあるというのが大方の見方である。4月の降水量に関して平年並みの雨が降ったのは、中央部ミシガンの東側、インディアナの北部、オハイオの北部、ウィスコンシンの中央部、ミネソタ、サウスダコタ、ミズーリの北部であり、その他の地域・州においては平年の50〜90%程度であったからだ。長期的に見て、ミシガン、南部ウィスコンシン、イリノイの北部と中央部、インディアナの中央部、アイオワ、ネブラスカ辺りでは今後も降雨が必要だと言えよう。

ブラジル  先週に引き続き、ドライな天候により今週も収穫の進捗が期待される

南部にて雨を降らしていた雨雲が昨日までの4日間の間にゆっくりと北部に移動した。合計の雨量は0.5〜1.25、所によっては4インチにも達し、範囲はコーンベルトの60%、大豆ベルトの85%に及んだ。今週、雨は限られたものとなり、その地域は南部と東部のみとなる。収穫の進捗は現段階で既に平年並みにまで追いついていると見られており、今週も更なる進捗を見る事となろう。

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT )

 

  4月17日の週 4月10日の週 昨年同週 今年度累積 昨年度累積
コーン 796.7 664.0 1,043.6 23,924.2 28,755.3
ダイズ 331.3 324.7 237.0 24,429.1 23,750.7
小麦 235.1 437.5 439.3 20,303.3 23,653.1

コーン・大豆共に強材料とされた。

【引け後の発表】

2)USDA週間作付け進捗状況・主要州(4/20/03の週)

【単位 : %】

  4/20/03 4/13/03 4/20/02 5-year av.
イリノイ 21 3 16 13
インディアナ 9 1 2 5
アイオワ 3 0 10 4
カンザス 27 16 24 21
ケンタッキー 44 22 28 33
ミシガン 1 0 1 1
ミネソタ 3 0 3 3
ミズーリ 48 30 48 35
ネブラスカ 4 1 7 5
ノースカロライナ 32 16 56 53
オハイオ 4 0 2 4
テネシー 70 36 58 51
テキサス 68 63 65 59
主要18州平均 12 5 12 10

順調ではあるが予想の範囲内であるため明日の寄り付き時にはニュートラルとされている。

 

【先週金曜の発表】

3) コミットメント オブ トレーダーズ (4月15日現在) (単位:枚)  

 

  オプションなし   ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング  70,066  ロング  74,800  ロング  70,852 
大豆粕  ロング  25,187  ロング  27,100  ロング  26,791 
大豆油  ロング  50,645  ロング  51,800  ロング  41,455 
コーン  ロング   19,986  ロング  10,900  ショート  14,737 
小麦  ショート  16,297  ショート  20,000 ショート  18,052 

コーンは予想よりロングがかなり少なく、寄り付き時に弱材料とされた。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日発表された作付け進捗率は全米で12%となり、先週末段階の事前予想の範囲内、しかし数字自体は平年の10%を上回るペースとなっており好天にも助けられてコーンの作付けが急ピッチで進んでいることが確認された。先週前半とは打って変って今週末にかけては気温は低めで最高気温は50度台(先週前半は80度台をつけた。)となり、このことが土壌水分の蒸発を妨げて作物には好材料。ファンド筋は先週末より小刻みな売りを行なっているがロングの手仕舞い中心で本格的な売りとはなっていない。現在、約16千枚程度の買い越しとしているようだが、作付けが問題ない限り、売り越しに転換しないまでも、もう少しロングを削ってくるものと考える。

現在世界規模で深刻な問題となっているSARSに付いて今後中国農産品に対して市場がどのように判断するかは未知数ではあるが、消費国では既に鶏肉など畜産物は中国産からタイやブラジル産にシフトし始めたと聴いている。本日、中国の税関当局の発表では3月の中国メイズの輸出(通関ベースと見られている。)は1.596百万トンとなっており、引き続き中国メイズの輸出が堅調なことを裏付けているものの、今後の動向が注目されるところ。価格に関しての意見は変らず、引き続き5月限、期先12月限ともに240セントを挟んで上下5セント程度レンジ内での動きが続くものと考えているが、期近5月、7月限は235セントレベルでは確実にプライシングを取りたいところで、それ以下への深追いは禁物と言える。農家売りは夏場を越えるまで薄く、また期近は上記波乱要素も抱えているため。(H)

 

(ダイズ)  

三連休明け。本日も市場は注目される事となったが、結果的には金曜日の行き過ぎ感、SARSに端を発したと言われる中国大連大豆先物のリミットダウンなどが材料とされ、輸出検証高の数字を覆い隠す形、インサイドデーとなった。

今週の注目点は、「必ずもう一波乱がある」という事。  相場はこの先5-6月と更なる上値リスク(7月限で6ドル後半〜7ドルといったレベルまで)を大きく秘めている。現在のタイトな期末在庫を背景にレーショニングへ向けた価格調整が必ず必要となってくるからだ。従い中期トレンドラインは依然としてここ数ヶ月見られる流れを維持する事となる。しかし、次なるステップアップにはここまで買い上げられてきた相場の勢いとファンドのポジションを暫く整理する期間が必要になってくる。それがもう一段の高値を見てからになるのか、或いは本日の動きに引き続き現レベルからそのセットバックが始まるのかは明日・あさっての相場つきを見ないと判断出来ないが、いずれにしても今週その(激しい)動きを見ることになると思われる。先週木曜にはあれだけ急騰したにもかかわらず取組みがやや減少したという事実もやや気になるが、とにかく、今週の相場は注目、目が離せない。(A)

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)