米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年4月23日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、変わらずの引け --

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
MAY 03  239 - 38 3/4  239 1/4  237 1/2  238 3/4  + 0  84403  5874- 
JUL 03  239 - 38 3/4  239 1/4  237 1/2  238 3/4  - 1/4  181476  3261+ 
SEP 03  238 - 37 3/4  238  236 1/2  237 1/2  - 1/2  40697  213+ 
DEC 03  237 3/4 - 37 1/2  238  236 1/2  237 1/2  - 1/2  87078  1224+ 
MAR 04  244 - 43 3/4  244  242 3/4  243 1/2  - 1/2  9052  145+ 
MAY 04  247 1/4  247 1/4  246  246 3/4  - 1/2  1032  20+ 
            409312  917- 

 

 

大 豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
MAY 03  608 1/2 - 08  609  601 1/4  603  - 7  53690  7739- 
JUL 03  610 - 09  610  603 1/4  605 1/4  - 5 3/4  129567  2388+ 
AUG 03  599 - 98 3/4  600  595  595 3/4  - 4 3/4  9220  201- 
SEP 03  568 - 67  568  563 1/2  563 3/4  - 3  9550  134+ 
NOV 03  537 1/2 - 37  538  534 1/2  536 1/4  - 2 1/4  52664  1734+ 
JAN 04  540  541  537 1/2  539 3/4  - 1 1/2  2507  57- 
            259644  3695- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
MAY  18200  -350  MAY  2176  +31  MAY  294 1/4  + 6  120.31 - 120.50 
JUL  18140  -370  JUL  2192  +28  JULY  293  + 3 1/4   
AUG  17670  -310  AUG  2188  +25  SEP  296 1/2  + 2   
SEPT  16900  -170  SEPT  2165  +23  DEC  306 1/4  + 1 3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 小麦市場にサポートされて値動き少なく。

 やや弱含みでの寄り付きとなるも、その後本日のコーン市場は小麦の上昇によってサポートされた。現在は高すぎる米国産小麦から主にフランス産へとそのオリジンをシフトさせているエジプトは元々米国産小麦の一番のバイヤーであったのだが、そのエジプトが米国産のマーケットに復帰するのではという噂がトレーダーの間で囁かれ、ファンドのショートカバーの買いを煽ることとなり、本日のシカゴ穀物市場の中では唯一小麦だけが値をあげることとなり、コーンはその動きにサポートされた。
 引き続き作付けと成長の初期段階にとってに良好な天候条件とSARSの懸念などコーン自身のファンダメンタルズは弱かったのだが、前日とほぼ変わらずの引けとなっている。 

(ダイズ) 昨日に引き続きファンドのリクイデーションが入り、弱含む 

昨日のフォロースルーからやや安値での寄り付きとなったのだが、その後も
*SARSは中国経済の成長速度を弱めていること、更には動物もしくは食肉によって広まっているという説も出てきており、これが大豆粕の需要の減退と大豆の搾油量の減少を連想させ、マーケットでは弱気な材料として捉えられていること
*南米の収穫は思ったより順調に進んでおりブラジルの滞船も緩和されつつあること
*リバー沿いのキャッシュが弱含んでいることが現物でのデリバリーを連想させたこと
などが材料視され、期近を中心としたリクイデーションタイプの売りが活発となって徐々に値を崩していく展開となる。
 CCCが5月の6日にイラク向け20,000トンとアフガニスタン向け10,000トンの植物油をテンダーにて買い付けるという発表をしたことは本日の下値を若干ではあるがサポートする材料となった。
 


本日ファンド筋はコーン市場で1,000枚の売り越し、大豆市場では4,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約16,200枚のロング、大豆は約66,500枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  現段階では作付け気の中西部の天候に問題見当たらず 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月28日〜5月2日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  N/A  A 
東部ベルト  A/MA  N/A 

昨日はベルトの西部15%の地域にて0.25インチ以下の小雨を見た程度で、全般的にドライな天候であった。今日夜半にベルトの西部にて再び降りだす雨はその後活動の範囲を広げながら明日にはベルトの南部へと移動する。この雨は南部イリノイとミズーリを中心として金曜まで続くこととなる。雨量は合計で0.25〜1.25、所により2.5インチとなり、範囲はコーン・小麦ベルトの約60%に達する。この雨はクロップが発芽するための環境を整えることになる。来週に関しては今のところまとまった雨が降りそうにないのでこの雨による南部での作付けの遅れは問題にならないと考えられる。 

今後5日間気温に関しては押しなべて平年並みで、最高気温は北部で華氏50度(14℃)、南部で華氏70度(26℃)程度。 

ブラジル  収穫順調 

昨日は全般的にドライな一日であった。今週後半もベルトの南部のほんの一部で降雨を見る他は概ねドライな天候が続く。終末には南部での雨の範囲が少し広がることになる。収穫は順調に進んでいる。アルゼンチンの収穫も例年より大幅に進捗していると見られている。 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ       

(単位 : 千トン) 

  明日の予想  先週の発表数字 
小麦  200-350  465.6 
コーン  500-700  693.3 
大豆  100-250  456.5 
大豆粕  50-100  154.4 
大豆油  5-10  1.9 

【引け後の発表】 

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%) 

 

    4/12の週       前週    
肥育用ブロイラー卵導入数     99  99 
肥育用ブロイラー雛鶏導入数  99  99 

明日の寄り付きにはニュートラルとされている 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

小麦・大豆市場が大きく上下に動く中、コーン市場はまったく反応せず上下2セント以内の小幅な動きに終始した。コーンの作付けはイリノイ中南部で本日も晴天を利用して急ピッチで進展しており一部地域は80%程度終了している。気になるのはアイオワ州など西部ベルトの動向で来週半ば以降降雨が予想されているため西部ベルトでの作付け進捗遅れが今後材料視されてくる可能性が高い。価格についての意見は変らず、期近5月、7月限について235セントレベルへの下落があればしっかりとプライシングは進めて行きたい。(H) 

 

(ダイズ)   

昨日の流れを引き継ぎ、予想通り市場は更に下げ足を早める形となっている。今週〜来週にかけて更なる急落場面が出てくることになろう。取り敢えずのターゲットは4月頭に開けた窓(590強)。このギャップが埋まれば、今年1月の農務省発表後につけた540前後の底値から続いている上昇トレンドラインの延長線上で、580-575あたりまでの押し目も考えられる。ファンドのネットロングは70,000枚を切り、今後も引き続き整理されてくるものと思われる。 

下記は、急騰を演じた先週木曜から昨日までのOPEN INTの増減となっている。 

  5月限  7月限  全限月合計 
4月17日(木)  ▲14,824  +12,413  ▲ 739 
4月21日(月)  ▲ 8.187  + 8,403  +1,268 
4月22日(火)  ▲ 7,739  + 2,388  ▲3,695 

見て判るように、5月限は限落ちまでもう時間がなく取組みが減少するのは当然であるが、それに対する新当限となる7月限の取組みの増加量が限られたものになっており結果、総取組高は昨日引け後ベースで大きく減少している。本日も更に減少しているはずである。この傾向は明らかに今後の更なる下落を示唆するものである。 

ファンダメンタルズとしては、クリアなものではないものの中国のSARS(心理的圧迫材料)、南米では特に大きな遅れもない収穫進捗と輸出港の滞船解消傾向、そして明日の輸出成約。市場予想は100,000-200,000トンと、こういう(下落局面)では格好の材料となりそうである。 

今後到来する(であろう)5ドル相場もそう長くは続かないと思われるので、買い方は向こう2週間程を向こう数ヶ月の最安値圏と位置付けたオペレーションを心掛けたい。(A) 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)