米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年4月24日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄り付き、安値引け --

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
MAY 03  239 - 38 1/2  239  237  237 1/4  - 1 1/2  74391  10012- 
JUL 03  238 1/4 - 37 3/4  238 3/4  236 1/4  236 1/2  - 2 1/4  185413  3937+ 
SEP 03  237 1/4 - 37  237 1/4  235 1/4  235 1/2  - 2  41422  725+ 
DEC 03  237 - 36 3/4  237 1/2  235 1/4  235 1/2  - 2  87955  877+ 
MAR 04  243 1/4  243 1/4  241 1/2  241 1/2  - 2  9063  11+ 
MAY 04  246  246  245  245 1/4  - 1 1/2  1033  1+ 
            404888  4424- 

 

 

大 豆     --- やや安値寄り付き、一旦上げるもやや安値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
MAY 03  602 1/2 - 02  608  598 3/4  602 1/2  - 1/2  45218  8472- 
JUL 03  605 - 04  611 1/2  601  605  - 1/4  133495  3928+ 
AUG 03  596 - 95 1/2  601 1/2  592 1/4  596 1/4  + 1/2  9282  62+ 
SEP 03  564 1/2 - 64  568  561 1/2  562 3/4  - 1  9507  43- 
NOV 03  535 1/2 - 35  538 1/2  532 1/2  535  - 1 1/4  54855  2191+ 
JAN 04  538  540 1/2  536  538  - 1 3/4  2630  123+ 
            257466  2178- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
MAY  18340  +140  MAY  2155  -21  MAY  292 3/4  - 1 1/2  119.75 - 120.05 
JUL  18240  +100  JUL  2172  -20  JULY  290 1/2  - 2 1/2   
AUG  17760  +90  AUG  2168  -20  SEP  294 1/4  - 2 1/4   
SEPT  16950  +50  SEPT  2148  -17  DEC  305 1/4  - 1   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 天候・SARSが弱材料として織り込まれる展開が続く

週間輸出成約高はほぼ予想通りであったためあまり材料視されなかったが、エネルギー情報管理局が本日3月のエタノールの使用量に関して「一日当たり平均175,000バレルであった」と、3月としては過去最高の数字を発表したため、これがマーケットをサポートする形となり、寄り付き後暫くは前日終わ値と変わらずのレベルでの取り引きとなる。しかしその後は変わらず続く弱気な天候と、SARSの長期化に対する不安感が弱気な材料として本日もマーケットに織り込まれていき、徐々に値を崩していく展開となった。引けてみると前日比終値約2セント安での取り引き終了となった。 

(ダイズ) 搾油工場一時休止の噂による粕の上げにつられる場面もあったが、その後反落 

 弱気な週間輸出成約高(172,000トンは年度内最低の数字、また成約残は昨年比103%)と今もなお広がりを見せているSARSに対する不安感から寄り付き後しばらくは値を崩していく展開となる。しかし、セッション半ばに「あるメジャーな搾油工場がしばらく活動を停止する」という噂が流れ、これにより大豆粕のマーケットが一時値を上げ、大豆市場もそれにつられて期近を中心に上げる(7月限で611.50)こととなったが、それも長くは続かず、上記の活動停止の話が結局噂の域を出なかったことと、中国が南米産の大豆の成約を2杯キャンセルしたという噂が更なる弱材料とされ、引け前には大きく値を崩して結局前日比やや安値での引けとなった。
 一方で、本日米国の大豆の生産者グループがカビ菌が国内へ持ち込まれることを阻止することを理由に農務省に南米産の大豆の輸入禁止措置を申請したという報告があったが、これを受けて政府の具体的な動きは特に発表されていない。また、台湾がテンダーにて7月積みの米国産もしくは南米産の大豆56000トン買い付けるという報告があったが、本日のマーケットでは材料視されなかった。 


本日ファンド筋はコーン市場で3,500枚の売り越し、大豆市場では2,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約12,700枚のロング、大豆は約68,500枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   順調。作付け進み、発芽にも問題見当たらず。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月29日〜5月3日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  N  A/N 
東部ベルト  A/MA  N/A 

西部で降りだした雨は予報通りに昨日夜半にベルトの南西部へと移動した。今のところその雨量は0.25〜1.25インチで、範囲はベルトの30%程度である。今日明日でこの雨はその活動の範囲をイリノイとインディアナのそれぞれ南部を中心にベルトの南半分へと広げることとなる。雨量は0.25〜1.25、所により2.25インチで、範囲はコーン・大豆ベルトの45%、小麦ベルトの55%となる。土曜日の中西部は概ねドライな天候となるが、日曜には北西部にて再び降雨を見る事になる、しかし雨量は0.10〜0.75インチと少なく、その範囲もベルトの15%程度に限られる。現在の天候パターンから予想すると暫くまとまった雨は降りそうになく、今後一週間については作付けは例年と同じペースで進捗すると見られ、クロップの発芽にとってもコンディションは問題ないと思われる。 

ブラジル   こちらも順調。 

昨日の雨もベルトの南端地域5%の地域に限られ、雨量も0.10〜1.0インチと少量のものであった。週末にかけても雨の範囲はベルトの南部4分の1の地域に限られ、雨量も現状と変わらず0.10〜1.0インチ程度と予想される。収穫は問題なく進捗すると思われる。 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(4月17日の週)  (単位:千トン)  

 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  585.4  2.2  30,434.2  35,121.7  5,151.7  279.3 
大豆  172.2  79.0  27,193.4  26,330.7  2,678.7  426.0 
小麦  233.5  100.1  21,168.1  23,998.6  2,813.8  550.7 
大豆粕  21.6  44.1  4,658.0  5,432.5  1,045.0  357.4 
大豆油  -15.3  1.5  590.0  579.6  97.3  1.5 

大豆は予想の範囲内でありながらも弱材料、コーンは中立。 

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(4月17日の週)   (単位:千トン)  

 

  輸出高  輸出高累計  USDA通年予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  813.7  763.2  25,282.5  28,840.5  42,550 
大豆  351.8  337.4  24,514.7  23,717.4  27,080 
小麦  221.4  329.9  18,354.3  21,183.1  23,810 
大豆粕  49.6  135.4  3,613.0  4,392.7  5,350 
大豆油  30.9  14  492.7  514.0  950 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・ダイズ)

コーン市場では朝方発表された週間成約高も予想のレンジ内(下目)におさまり目新しい材料とはならず、引き続きファンド筋のロング整理的な売りにじり安展開となった。本日のファンド筋の売り越しは推定3,500枚程度とみられており徐々にではあるが買い越し枚数を減少させている。明日には目先のサポートラインである235セントを5月・7月限、更に12月限とテストする展開となるが期近については引き続き農家売りが少ないことや中国SARS関連の動き、また堅調なエタノール需要などを背景に大きなブレークはないと考え、235セントレベルでのプライシングは引き続き確実に取っておきたいところ。本日発表された3月の米国エタノール生産は日産175,000バレルとなり、年換算では26億ガロンのエタノール生産となる。因みに2002年は21.3億ガロンである為22%の伸びとなる。この26億ガロンのエタノールを生産するための必要なコーンは約9.8億ブッシェルとなり今後の強材料となろう。 

ダイズ市場では週間輸出成約高が172,200トンとマーケッティング年度最低の数字となったことを嫌気して売り先行となりマイナスサイドでの動きが続いたがその後期近より買い戻しが入り一時5セントアップをつけたものの買いが一巡すると値を消して結局前日比小幅マイナスサイドのクローズとなった。ダイズ市場では短期的にはファンド中心のテクニカルな売り局面が続き、期近も580セントレベルまでの下げがあってもおかしくない。しかし、コーン市場と需給関係は異なりこの下げのフェーズを抜け、ファンド筋のロング整理が一巡すれば再び上昇局面を迎えると考えている。ブラジルダイズの主産地であるMATO GROSS州では地元大農家の話ではサビ菌問題により予想より既に30%程度の減産となるとの報も伝わっており今後相場が下値打った後の強材料として顕在化してくると予想している。ダイズ市場は1日の中でも上下の動きが激しいが、今のレベルより期近は10〜15セント安で買えれば非常に良し、11月限以降は510〜515セントレベルへの下げが実現すればそこは絶好の買い場面と考える。(H) 

 

 

 

 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)