米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年4月25日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ギャップをつけて安値寄り付き、そのまま引け --

  OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
MAY 03  236 3/4 - 36 1/4  236 3/4  234 1/2  234 3/4  -2 1/2  69834  4557- 
JUL 03  234 1/2 - 34  235  233 3/4  234  -2 1/2  187416  2003+ 
SEP 03  234 - 33 1/2  234 1/2  233  233 1/2  -2  41902  480+ 
DEC 03  234 1/4  234 3/4  233 1/4  234  -1 1/2  88503  548+ 
MAR 04  240 3/4 - 40 1/2  241  239 3/4  240  -1 1/2  9135  72+ 
MAY 04  244 1/2  244 1/2  243 3/4  243 3/4  -1? 1/2  1031  2- 
            403464  1424- 

 

 

大 豆     --- 安値寄り付き、安値引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
MAY 03  600 - 599 1/2  600  595 1/4  599  -3 1/2  41106  4112- 
JUL 03  603 - 02 1/2  603  597 1/2  601 1/2  -3 1/2  134696  1201+ 
AUG 03  594 - 93 1/2  594  589 1/2  592 1/2  -3 3/4  9167  115- 
SEP 03  562 - 61 1/2  562  558 1/2  558 3/4  -4  9506  1- 
NOV 03  533 - 32 1/2  533  530  530 3/4  -4 1/4  54396  459- 
JAN 04  534 1/2  534 1/2  533 1/2  533 1/2  -4 1/2  2628  2- 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
MAY  18290  -50  MAY  2145  -10  MAY  292 1/2  -1/4   
JUL  18190  -50  JUL  2158  -14  JULY  289 1/2  -1   
AUG  17710  -50  AUG  2157  -11  SEP  292 1/4  -2   
SEPT  16890  -60  SEPT  2136  -12  DEC  302 1/2  -2 3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) ファンドが大量の売り注文

韓国がテンダーで中国産コーンを25,000トン買い付けたという報告は、その数量こそ少ないがSARS問題の最中であるだけに弱材料として捉えられたし、相変わらず目先問題が見受けられない天候が材料視され、本日ファンド勢は売り一色となった。寄り付きはギャップをつけて約2セント安値での寄り付きとなる。しかし5月限で235を切ったあたりでは商業筋の積極的な買いが入って持ち合いの相場となり、そのレベルからはあまり動き無く引けを見た。 

(ダイズ) 南米の材料に注目が集まり弱含み 

 昨日のフォロースルーからやや安値で寄り付いた後も目先の中西部の良好な天候と南米の収穫の進捗に問題が見当たらないこと、SARSの拡大阻止に関して未だ具体的解決の糸口が見えず、長期化の恐れがあるという不安感などを背景にファンドのロングポジションの整理が進み、徐々に値を崩していく展開となる。アルゼンチンの農家が大統領選挙を控えて自国の金融システムに対する不安感から2500万トンの大豆の在庫を抱えているという報告があったことや台湾がブラジル産の大豆を112,000トンオーバーナイトにて買い付けたという報告があったこともこの動きを煽った。しかし場も終わりに近づいてきたところで多少値を上げ、各限月3〜4セントアップでの引けとなった。 ブラジルの通貨が盛り返してきていることは本日後半のマーケットをサポートすることとなった。 


本日ファンド筋はコーン市場で9,000枚の売り越し、大豆市場では2,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約6,000枚のロング、大豆は約60,700枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  目先問題見られず。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (4月30日〜5月4日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  N/A  A/N 
東部ベルト  A/N  N/A 

 雨は、昨夜を通じてベルトの南半分へと移動した。今日現在での雨量は0.25〜1.25、所により2.25インチで、ベルトの約45%程度の範囲。この地域での雨は明日一杯と土曜日の朝まで続きそうである。今日以降の雨量は0.25〜1.5インチで範囲はコーンベルトの20%、小麦ベルトの40%と予想される。次に来るまとまった雨としてはベルトの北西部にて日曜から月曜にかけて雨の予報が出ている。雨量は0.10〜0.75インチで、範囲はベルトの25%程度、サウスダコタとミネソタを中心としたものとされている。
 今日から5日間の中西部の気温に関しては、概ね平年並み。最高気温はベルトの北西部で華氏50度台半ば、南部で華氏70度台となる。
 未だ上層土壌水分が不足気味なのはミシガンの南部とイリノイの北部、ウィスコンシンの南東部とアイオワの北東部辺りであるが、6-10dayの予報によるとこの地域にも雨が降るかもしれない。 

ブラジル   収穫加速。 

昨日はベルト南端の極一部の地域にて小雨を見た程度で、概ねドライであった。週末を通じて雨は南端に限られるが、この雨は来週の前半には南部4分の1の地域にまで広がりを見せる。雨量は0.1〜1.0インチ。現在残り4分の1程度が残っている収穫は、この概ねドライなベルトでの天候によって加速を見せる。 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】  

1) コミットメント オブ トレーダーズ (4月22日現在) (単位:枚)  

 

  オプションなし   ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング  64,769  ロング  70,600  ロング  68,750 
大豆粕  ロング  31,132  ロング  29,300  ロング  33,264 
大豆油  ロング  49,454  ロング  49,700  ロング  40,466 
コーン  ロング   19,507  ロング  17,300  ショート  13,348 
小麦  ショート  14,011  ショート  10,800  ショート  16,134 

大豆は予想よりショート、コーンは予想よりロングであった。 

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( APR 22 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2001クロップ  0.5  -0.2  0.6  0.0  1,393.6  0.2 
2002クロップ  1,008.2  -54.1  0.0  -0.1  344.4  59.7 

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2001クロップ  0.0  -0.1  1.4  0.0  310.4  0.1 
2002クロップ  216.7  -28.0  0.0  0.0  166.4  28.9 

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

 SARSに関しては、既に韓国や日本が中国産のコーンの買い付けに対してナーバスになっていると囁かれており、これが長期化すれば各国の中国産の各商品の買い控えにつながり、中国産コーンの輸出量減少につながってシカゴ相場の一時的な上昇要因になるのではという考えがある一方で、SARSに加えてヨーロッパでの家禽インフルエンザウィルスのダブルパンチによって鶏肉の需要が世界的に低下するのではという懸念もあり、今のところ市場関係者もどうこの問題を捉えて良いか頭を悩ましているようである。
 前者の考え方に対して個人的には、現在SARSは中国以外でも既に20ヶ国以上の国々に広がっており中国やその他アジア諸国だけの問題ではなくなってきていることとSARSの長期化によって中国のコーンそのものが減少する訳ではないことを考えるとSARS問題によるコーン相場の上昇はあったとしてもその程度・期間については限られたものになると考えている。
 短期的には3月の終わりに付けたギャップの上限5月限で234.00がサポートと見ているので、切り落ちが近づいてきた期近限月に関しては今のレベルでプライシングを進めていくべきと考える。(K) 

(ダイズ)  

【今週の相場回顧】 今週は転換週 

予想以上に力強い先週の上昇局面では4営業日で上下30セント近い値動きとなり高値(7月限:623.50)を付けるに至った。しかし今週は全く逆の展開。「取り敢えずの天井は見た」、と判断した市場の動きも又同様に大きなものとなり、本日は手前限月で再び6ドル割れを見ている。結果、今週は大きな転換週となった。2月末に580をつけた後3月上旬にかけて20セント程の押し目を形成。その後は約1.5ヶ月の間ひたすら相場は上昇局面、当時の安値560レベルから先週の高値まで約60セント幅。特に3月末の農務省の発表後の相場展開は一気に火が付いたかの如くであった。 しかし今週の相場展開により、この1.5ヶ月の上昇トレンドもようやく終止符を打つ事となった。 

今週のファンダメンタルズとしては、@ ブラジルの収穫が急ピッチで進行しており今週末で85%レベルに達していると見られている点。A 中国SARSについては具体的な情報としてのインプットはないものの、活発な大豆需要でここまで相場をリードしてきている事もあり、市場への心理的な材料として今週の急落場面を形成する一要因となった。B 輸出成約高は170,000トン。今年度の週間報告としての最低数字が確認された事は下落局面においてそれなりにネガティブに作用する事となった。C 米国におけるタイトな期末在庫を背景に、今後ブラジルよりの大豆の輸入についても指摘されているが、同国におけるカビ菌の被害が(収穫前の降雨の影響などもあり)2-3百万とも現在言われており、この菌の米国への飛び火を避けようと生産者団体は農務省へ輸入禁止措置を嘆願。しかし、農務省はその実行については否定している。 

【来週の展開は?】 

早いもので来週木曜はもう5月である。相場は「静」の3月から、4月は激しい「動」へと様変わり。毎週目が離せない状態が続いている。さて、来週であるが、今週の動きで取り敢えずの天井を見たと判断された相場は、来週も引き続き下を向いた展開が継続すると思われる。特にこの4月に入ってから3週間続いてきた50セント近い上昇局面が今週の動きだけで整理されたとするにはやや無理がある。先週形成した「山」から目先如何程の深さの「谷」を作ることとなるか、それが来週の相場の焦点となろう。 先ずは、4月頭に開けた窓、と言う事になる。この590-595(7月限)を受けた後は、1月中旬につけた安値540からの中期トレンドを重視すれば、580-575にかけての調整局面も視野に入れたい。が、大きなファンダメンタルとなっている5%そこそこの期末在庫が、そう何時までも5ドル相場をほっておくはずがなく、今後1〜2週間という期間で押し目を形成した後は再び6ドル相場、そして今回つけた天井を上回る6ドル半ば〜7ドルにかけての展開となると予想している。SARSという問題は確かに見えにくい。本件が本当に中国のデマンドを派手に削ぐ事になるかもしれず、その際にはそれなりのレーショニングしか必要にならないかもしれない。しかし、現時点では何ら判断出来ない。従い、見方としては上記の通り6月へ向けての更なるレベルアップ、6ドル後半への相場の流れを引き続きのトレンドとして今後も継続したい。 

7月限、5ドル相場はそう長くは続かないと思われる。買い方は来週〜5月上旬で如何にこの調整局面を捉えられるか。来週も引き続き目が離せない。(A) 

 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)