米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年4月28日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ギャップをつけて安値寄り付き、安値引け --

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
MAY 03  234 - 33  234 1/4  231 1/2  231 3/4  - 3  55009  14825- 
JUL 03  232 1/4 - 31 1/2  233 1/4  231  231 1/4  - 2 3/4  192640  5224+ 
SEP 03  232 1/2  233  231 1/4  231 1/2  - 2  43589  1687+ 
DEC 03  232 1/2 - 33  234  232 1/4  232 1/2  - 1 1/2  89437  934+ 
MAR 04  239 1/2  240 1/4  239  239 1/4  - 3/4  9034  101- 
MAY 04  243 1/2  243 3/4  243  243  - 3/4  1057  26+ 
            396651  6813- 

 

 

大 豆     --- やや高値寄り付き、期近を中心に高値引け ---

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
MAY 03  601 1/2 - 01   607  600  605  + 6  31642  9464- 
JUL 03  604 - 03  609 3/4  602 1/2  608 1/4  + 6 3/4  133229  1467- 
AUG 03  595 1/2  600 1/2  593 1/2  599 1/2  + 7  9408  241+ 
SEP 03  561  565  560  563  + 4 1/4  9566  60+ 
NOV 03  531 - 30  532 1/2  528  532  + 1 1/4  56063  1667+ 
JAN 04  534 - 33 1/2  535  532  534 1/2  + 1  2648  20+ 
            245117  8912- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
MAY  18560  +270  MAY  2164  +19  MAY  285 1/4  - 7 1/4  120.09 - 120.39 
JUL  18460  +270  JUL  2177  +19  JULY  283  - 6 1/2   
AUG  17950  +240  AUG  2174  +17  SEP  288  - 4 1/4   
SEPT  17080  +190  SEPT  2146  +10  DEC  298 1/4  - 4 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 良好な天候、SARSの拡がり。ファンダメンタル弱し。

2日連続でギャップをつけての安値寄り付きとなった後は7月限で232を挟んで狭い範囲で乱高下する。 

北米・南米での申し分のない天候とそれによる作付け進捗への期待、更には引き続くSARSとヨーロッパでの家禽インフルエンザに対する不安感からギャップを付けての安値寄り付きとなる。その後は(7月限で)232を挟んで狭い範囲で乱高下する展開となった。 

*CCCが明日テンダーでアンゴラに対する援助用のコーン14500トンの買い付けを控えているという報告
*台湾の餌メーカーが今夜テンダーにて米国かアルゼンチン産のコーンを56000トン買い付けるという報告
*アルゼンチンの大統領選挙の結果が5月18日まで延期になったことで、農家が金融政策に対する不安感を拭えずあまり売り物を出さない状況が続いていること
 などは本日の相場の下値を支えたが、一方で午前中に発表された週間輸出検証高は弱気な内容であったためファンドの売りを加速させた。
 

(ダイズ) 先週売られ過ぎの感が強く、値を戻す展開となる。 

先週の売られ過ぎ感からか、本日は寄り付きから多少値を戻してやや高値での取り引きとなった。それに加えて韓国が今夜テンダーにて90,000トンのNON-GM大豆を買い付けるという報告やレアルが堅調であること、週間輸出検証高が予想の上限に近い数字であったことが相場を押し上げる材料とされた。引き続く良好な天候・SARSに対する不安感から昼前に一時大きく値を崩す場面も見られたが、アルゼンチンの大統領選挙の結果が5月18日まで延期になったことで、農家が金融政策に対する不安感を拭えずあまり売り物を出さない状況が続いていることが新たな買いを誘い、結局はほぼ本日の高値圏、期近各限月で6〜7セントアップでの取り引き終了となった。 


本日ファンド筋はコーン市場で8,000枚の売り越し、大豆市場では2,500枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約1,900枚のショート、大豆は約63,200枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  作付け進捗・発芽の条件共に問題見当たらず。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月3日〜5月7日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  N/A  A 
東部ベルト  A/M  A 

ニュートラルか、若干ネガティブとして捉えられている。 

 週末前半、ミズーリの東部、イリノイ、インディアナ、オハイオのそれぞれ南部などベルトの南東部1/4の地域にのみ限られた降雨を見た。雨量は0.1〜0.5、所により1.25インチで範囲はコーンベルトの30%、小麦ベルトの40%程度であった。週末の後半はドライな天候であった。
 本日ベルトの南西部にて発達する雨雲は明日にはオハイオ川沿いへと移動する。ミズーリ、南部アイオワ、南部イリノイあたりを中心として0.25〜1.0インチの雨を見ることとなる。範囲はベルトの35%程度。
 次に中西部でまとまった降雨を見るのは水曜で、北西部を中心としたものになる。この雨は木曜には活動の範囲を広げながらベルトの東半分へと移動する。この一連の雨雲の動きにより、サウスダコタ、ミネソタ、ウィスコンシン、ミシガン、イリノイ、インディアナ、オハイオの各州では降雨を見る事になるが、雨量は0.25〜1.25、所により2.5インチとなり、範囲としてはコーン・大豆ベルトの70%、小麦ベルトの60%をカバーすることになる。 

 今週の一連の雨により既に作付けが終わっているフィールドのコーンの発芽にとっては非常に良い環境となる。しかも各地域今週の中で3日間はフィールドワークを行える状況にあるので、作付けも順調に進捗する事だろう。ミズーリに限って言うとあまり進捗が見られなさそうであるが。 

ブラジル   南部は引き続き雨。収穫には影響なし。 

週末は南部15%程度の地域でのみ0.25〜1.25インチ程度の降雨を見た。今週を通じて降雨は南部に限定される。雨量は0.10〜1.0インチにて、範囲はベルトの40%程度の予報となっている。 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  4月24日の週  4月17日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  580.1  815.6  676.9  24,523.1  29,423.1 
ダイズ  301.1  353.2  265.8  24,752.1  24,016.5 
小麦  255.4  266.7  651.1  20,595.6  24,304.2 

大豆は強気、コーンは弱気、小麦は中立な内容の発表であった。 

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス(4/27の週) 

【単位 : %】 

《コーン生産主要州の作付け進捗状況》 

  4/27/03  先週  昨年同期  5年平均 
イリノイ  47  21  24  26 
インディアナ  26  9  4  14 
アイオワ  29  3  30  19 
カンザス  39  27  46  46 
ケンタッキー  57  44  41  48 
ミシガン  2  1  5  5 
ミネソタ  25  3  19  23 
ミズーリ  57  48  61  51 
ネブラスカ  14  4  29  20 
ノースカロライナ  63  32  77  70 
オハイオ  18  4  5  8 
テネシー  80  70  77  70 
テキサス  73  68  74  71 
主要18州平均  29  12  25  23 

イリノイ・アイオワ・ミネソタ辺りで大きく進捗していることが分かる。明日の寄り付き時の材料としてはニュートラルからややネガティブ。 

 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 (単位:%) 

  4/27現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  1  NA  2  2 
イリノイ  2  NA  1  2 
ミネソタ  0  NA  1  2 
インディアナ  4  NA  0  4 
ネブラスカ  1  NA  3  1 
オハイオ  5  NA  2  4 
ミズーリ  3  NA  3  4 
主要18州平均  3  NA  3  3 

 

 

《発芽率》 

  4/27現在  先週  昨年同期  5年平均 
コーン  6  NA  7  6 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

オープニングコールはステディーから高値唱えであったもののいざふたを開けてみるとファンド筋の大量の売り込みにマイナスサイドでの取引となった。目先のサポートと考えていた期近5月・7月限の235セント近辺をいとも簡単にあっさりと抜き去った。本日発表された週間輸出検証高が22.8百万ブッシェルと予想を下回ったことや、中国メイズの輸出が地元発表によれば14百万トンとなり農務省発表の13百万を更に上回り心配されているSARS関連の影響がないこと、また米国中西部の作付けが昨年・平年を上回るペースで進捗していることなどが嫌気された格好。しかし、何よりも問題なのは上記弱材料の出現よりも相場を上方に動かす強材料がここ数ヶ月見当たらないこと。さすがのファンド筋も痺れを切らしてロングを手仕舞いし本日も8000枚の売り越しとして、ネット約1600枚程度のショートとしている。期近5月・7月限は農家売りが少ないなか中国SARS問題等で上伸が期待されたもののその兆候がまだ現れていないこと、また目先のサポートラインをブレークしたことから今後も軟調な展開を余儀なくされる可能性が高いが、期近は現物の売りが少ないなかまだまだ不安定な動きとなり引き続き深追いは禁物と考えている。7月限は目先225セント当たりまで下げる可能性はあるがそこは確りとプライシングはとりたいところ。(H) 

(ダイズ)  

注目された今週のスタート。7月限は大きなサポートへの動きを一先ず嫌った格好となり相場は戻り。6-7セントの高値引けとなった。輸出検証高の結果からは、「更なる価格上昇」が必要である点が確認され、引き続き今後の強材料であり続ける。しかし、4月以降の急激な押し上げ相場とファンドネットロング(推定63,000枚)は目先の価格調整を依然として要している。今週水曜30日が5月限のFIRST DELIVERY NOTICE。その後、今週後半より来週にかけてがその下落場面となるか。タイミングは難しいが、意見は変わらず7月限で来週にかけての580-575レベルへの調整局面を期待する。同時にやはり罫線の弱い11月限(新穀)、現在の流れは更に10-15セント下、515レベルを目処に下落局面にあると見てよい。(A) 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)