米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年4月30日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 変わらずの寄り付き、一旦上げるも変わらずの引け --

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
MAY 03  232 - 31 3/4  234  231 1/2  232 3/4  + 1  27833  12785- 
JUL 03  231 1/2 - 31 1/4  233 1/4  230 1/2  231 1/4  + 0  213329  11716+ 
SEP 03  231 3/4 - 31 1/2  233 1/2  231  231 1/4  + 0  45356  748+ 
DEC 03  233 1/2 - 33 1/4  235 1/2  232 1/2  232 3/4  - 1/4  93928  2243+ 
MAR 04  240 1/4 - 40  242 1/2  239 3/4  240  + 1/4  9935  23- 
MAY 04  244  246 3/4  244  244  + 1/2  1140  19+ 
            397770  2013+ 

 

 

大 豆     --- やや安値寄り付き、高値引け ---

 

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
MAY 03  620 - 19 1/2  631 1/2  618  623 1/2  + 2 3/4  15948  5075- 
JUL 03  622 1/2 - 21 1/2  633 1/2  521  627 1/4  + 2 3/4  144687  3319+ 
AUG 03  613 1/2 - 13  625 1/2  613  619 1/4  + 4 1/4  11077  134- 
SEP 03  575  587  575  579 3/4  + 1 3/4  10294  196+ 
NOV 03  542 - 41 1/2  551  540 1/2  547  + 1 3/4  57174  148- 
JAN 04  544  551 1/2  543 1/2  547 1/2  + 1 1/2  2871  218+ 
            244760  1510- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
MAY  19450  +110  MAY  2183  +8  MAY  279 1/2  - 1/2  119.00 - 119.57 
JUL  19330  +110  JUL  2195  +3  JULY  282 3/4  + 1/2   
AUG  18810  +140  AUG  2190  +3  SEP  288 1/4  + 1/4   
SEPT  17870  +80  SEPT  2163  +1  DEC  298 3/4  + 1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 材料難の中方向性に欠ける一日となる 

寄り付きは前日とほぼ変わらずであった。しかし1st Notice Dayのデリバリーがなかったことが現物のタイト感を連想させたのと、期近で新高値を更新した大豆と同じく高値を更新した大豆粕に支えられ、その後徐々に値を積み上げていき、前日比約2セントアップ、7月限月で233.25まで上げる。その後暫くはそのレベルで揉み合うが、買いオーダーがある程度整理されたところで引け間際に突如値を崩し、結局は前日終値とほぼ変わらずでの引けとなった。 

 

(ダイズ) 更なるファンドの買いに支えられ、続伸。 

昨日引け後に発表されたブリッシュコンセンサスは多少ネガティブな内容であったのと、韓国が5月積みの50000トンの南米産大豆粕を買い付けたという報告もあり、寄り付きは多少弱含んだ。しかしその後徐々に相場は押し上げられ、期近限月は本日も約定新高値を更新することとなった。材料視されたのは
*韓国が8月積みの52000トンの米国産大豆を買い付けたという報告
*南米の商業筋が大豆の国内の現物が不足している為シカゴ定期を使ってショートカバーをかけているという噂が囁かれたこと
*センサスの搾油報告は若干であったが予想より大きい搾油量の数字であったこと
*韓国のCJ Corpがカーギルからテンダーにて52500トン買い付けたという報告があったこと
などである。だがセッションも後半に差し掛かると相場は勢いをなくし、寄り付き時のレベルにまで値を崩す。セッション終了間際にに少し反発し、期近を中心に再び2セントほど上げたところで引けを見た。尚、本日第一切り落ち日のデリバリーは11コントラクトのみで、商業筋の受け手はなかった。
 


本日ファンド筋はコーン市場で1,000枚の売り越し、大豆市場では4,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約11,400枚のショート、大豆は約74,200枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  今週の一連の雨により作付けに多少の遅れ。しかし問題視される程度ではない。 

 昨日はネブラスカとアイオワを中心にベルトの西半分にて0.251.0、所により2.25インチの降雨を見た。範囲はコーン・大豆ベルトの30%、小麦ベルトの10%程度。気温は北部で平年と以下だが南部では平年より高めとなった。
 この雨は今日ベルトを東へ横断しながらベルトの北部と東部へとその範囲を広げるが、勢力はだんだんと弱まっていく。明日は東部にて散発的な雨となろう。雨量は
0.25〜1.25、所により2.5インチ。範囲はベルトの80%に及ぶ。 金曜から土曜にかけてはドライな天候となるが、日曜から月曜にかけてはベルトの70%の地域で雨となる。雨量は0.25〜1.25、所により2.25インチ。
 この一連の雨により、今まで順調であった多少に多少遅れが出るものの程度はそう大きくないと考えられ、むしろ発芽に良い環境が整えられると考えられる。 


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月5日〜5月9日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  B  N 
東部ベルト  A/N  N/A 

上記6-10daysでは中西部でほぼ平年並みの降雨が見られることとなっているが、これによる目だった作付けの遅れは見られないであろう。 

中西部の5/10〜5/14に関しては南部と西部にて降雨が予想されている。作付けの遅れが連想されるので、雨の規模には要注目である。気温は平年並みかそれ以上という予報が出ており、発芽には良い環境であると言える。 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ        

(単位 : 千トン)  

  明日の予想   先週の発表数字  
小麦   250-450   333.6 
コーン   550-750  585.4 
大豆   100-200  251.2 
大豆粕   40-60  65.7 
大豆油   3-7  -13.8 

【引け後の発表】  

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    4/26の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      100  99  
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   99   99  

ニュートラル 

 

3) センサス搾油報告(3月分) 

 

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド) 

  3月 (2003年)  2月 (2003年)  3月 (2002年) 
搾油量(**)  4,281,893  3,874,974  4,493,777 
粕生産量  3,128,969  2,838,774  3,335,580 
粕在庫  293,403  221,145  292,677 
皮生産量  231,087  209,671  254,104 
皮在庫  42,199  38,381  43,794 
粕・皮在庫  335,602  259,526  336,471 
油生産量  1,633,296  1,473,622  1,661,901 
油工場・倉庫在庫計  2,248,621  2,271,901  2,952,603 
工場在庫(ブッシェル)  91,534,918  103,464,965  na  

多少ではあるが強気な材料とされた。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

コーン市場では月末でもあり先週後半から続いたファンド筋の連日の売りにより売り過剰感が支配しており買戻しからプライスサイドでの動きが続いたものの、取引中盤に米国南東部の大手養豚生産会社であるWilmington Bulk LLCが南米・欧州から飼料用小麦20万トン、コーン20万トン、大豆粕7万トンをビッドしているとの話が流れて徐々に値を消し結局は期近を除き前日比ほぼ変らずの平凡な引けとなってしまった。期近5・7月限は引き続き低調な農家売りやデリバリーが少ないことなどから大きなブレークはないものと見ている。下値を225セントレベルまで考えながらも、あまり欲張らず現在のレベルから徐々に下値を指して230前後は確実に取っていきたい。12月限は昨日より西部ベルトから雨模様となっており既に作付けされた作物には良いお湿りとなっている。作付けも昨年・平年を上回るピッチで進んでいることから今のところ大きな問題はない。3月25日につけた230-1/2セントの安値を再びテストする展開だが、このレベルを抜ければ220セントレベルへの下降も覚悟したい。このレベルでサポートされればダブルボトムの可能性があり価格は再びアップトレンドとなる。前者の可能性が高いと考えている。 

大豆市場は昨日の急騰相場から月末特有の利食いタイプの売りに前場は軟調な展開となったものの中盤より再び買い方が勢いを増して再びプラスサイドでの動きとなった。コーン市場と同様にWilmington Bulk LLCが南米産大豆粕7万トンのビッドをしていること、更には南米産大豆も買い付けるのではとの噂もながれ上げ幅は限られた。アルゼンチンのサンタフェ州では大雨の影響で同地の大豆に被害が伝えられている。またロザリオ港の輸出作業も停滞する恐れが出ている。また、ブラジルでは大豆産地のマトグロッソ州でのサビ菌による収量ダウン、これに加え同地通貨レアルが対ドルで2.9と更に堅調な動きとなっている事などシカゴ相場の期近限月にとっては強材料となる。5月限から7月限への乗り換えが進んでいるものの、南米からの売りヘッジのはずし遅れも懸念されており5月限,7月限は今後も上に向って波乱含みの展開となろう。個人的には650セント越えは時間の問題と考えている。(H) 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)