米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年5月2日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄り付き、やや高値引け --

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

MAY 03 233 1/4 235 232 3/4 234 3/4 + 1 1/2 20316 3765-
JUL 03 231 3/4 - 31 1/2 233 230 3/4 232 1/2 + 1 217963 2604+
SEP 03 231 3/4 - 31 1/2 232 3/4 230 3/4 232 1/2 + 1 1/4 46439 879+
DEC 03 234 1/4 - 34 234 3/4 232 3/4 234 1/2 + 1 1/4 95325 975+
MAR 04 241 3/4 - 41 1/4 242 240 241 1/2 + 1 11011 56-
MAY 04 245 1/2 245 1/2 243 1/2 245 + 1/2 1267 8-
            398747 737+

 

 

大 豆     --- やや安値寄り付き、期近は変わらず、期先は高値での引け ---

 

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 03 624 1/2 - 24 627 1/2 619 1/2 626 1/4 + 1/2 8230 2743-
JUL 03 630 - 29 1/2 633 625 1/2 631 - 1/2 141887 2832-
AUG 03 626 - 25 627 1/2 621 1/2 625 3/4 - 1 1/4 12128 283+
SEP 03 587 - 86 1/2 589 1/2 583 1/4 588 3/4 + 1 1/4 10998 41+
NOV 03 551 1/2 - 51 558 548 1/2 557 1/4 + 4 1/4 57803 414-
JAN 04 554 560 551 1/2 559 3/4 + 5 1/4 2913 7-
            236805 5660-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
MAY 19680 +110 MAY 2167 -28 MAY 277 1/2 + 2 118.71 - 119.10
JUL 19650 +120 JUL 2180 -28 JULY 283 3/4 + 2  
AUG 19230 +120 AUG 2180 -28 SEP 289 1/2 + 1 3/4  
SEPT 18290 +190 SEPT 2170 -20 DEC 300 3/4 + 2 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 材料難プラス取引量の少ない中、狭いレンジ内で乱高下。上値は抜けず。

 やや高値での寄り付きであったが、その後は材料難の中、取り引きも少なかったことから動き易い相場となり、昨日の終値を挟んで乱高下。本日も何度か7月限233.25をトライするもそこは抜けず、約2セントの狭い範囲内での取り引きとなり、やや高値にて引けを見た。どの材料もインパクトに欠けたが、敢えて挙げるとすれば強材料は
*5月限のデリバリーは今日も無かった事
*ドルの地合いが弱い事
*セッション後半の大豆・大豆粕の期先を中心とした上げ
などで、弱材料としては韓国が昨夜中国産のコーンを50,000トン買い付けたという報告があったことと引き続き順調な作付け、といったところ。

(ダイズ) 材料難の中、期先限月は値を上げる

やや安値での寄り付きから一旦下げる。材料難であったが、その後期先は徐々に値を上げていき、高値引けとなるが、期近限月はやや上げるも頭を抑えられ変わらずの引けとなった。

天候はどちらかといえば弱気。来週を通じて作付けは多少遅れることとなりそうだがまだまだその程度は問題視されるほどではなく、発芽にとっての環境もかなり良い状態だと言える。5月限月のデリバリーは414コントラクトであったが商業筋の受けてはおらず、こちらも多少弱気な材料とされた。一方、サフラスがブラジルの大豆の生産量予想を5070万トンから5040万トンに引き下げたことは、本日の下値をサポートした。尚、中国が期近の南米産の大豆をキャンセルしようとしているという噂が飛び交ったが、噂の域を脱しなかっためあまり材料視されることはなかった。


本日ファンド筋はコーン市場ではたった200枚の買い越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約5,900枚のショート、大豆は約67,100枚のロングだと見られている(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部  雨がちな天候だが、今のところ問題視されておらず。引き続き来週以降の天候に注目

 昨日雨雲はインディアナ、北部オハイオ、ミシガンを中心にベルトの東半分に移動し、ベルトの30%の地域で0.25〜1.0、所により2.0インチの降雨を見た。気温はベルトの西部では平年並み、東部では平年より高めとなった。
 今日はネブラスカ、アイオワなどベルトの西部地域の一部にて0.10〜0.50インチの極限られた雨を見る。範囲はベルト全体の10%程度。明日、中西部は概ねドライな一日となろう。 
 日曜日に再びベルトの西部にて活発となる雨雲は月曜にかけてベルトの東部へと移動する。範囲はベルトの北西部と南東部を中心に75%に及び、雨量は0.25〜1.25、所により2.25インチとなる。気温は週末概ね平年なみだが、週明けには平年より少し低くなると予想される。

現時点で作付けはコーンで40%、大豆が15%を終えていると考えられ、一連の雨による遅れはあっても大した程度にはならない。


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月7日〜5月11日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A A
東部ベルト A A

5/12〜5/16に関してはドライな予報となっている。

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (4月30日現在) (単位:枚) 

 

  オプションなし  ⇔ 市場事前予想 オプション込み
大豆 ロング  60,156 ロング  70,300 ロング  64,027
大豆粕 ロング  33,566 ロング  32,800 ロング  33,400
大豆油 ロング  47,345 ロング  48,000 ロング  39,794
コーン ショート  7,643 ショート  10,500 ショート  43,226
小麦 ショート  19,815 ショート  23,000 ショート  22,270

大豆は強材料視されそうであるが、他はニュートラルとされる。

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( APR 30 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル) 

【コーン】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 0.5 -0.1 0.6 0.0 1,393.6 0.1
2002クロップ 979.8 -54.7 0.0 0.0 374.2 58.8

【大豆】

  9ヶ月残高 先週比 FORFEIT計 先週比 REDEEMED計 先週比
2001クロップ 0.0 0.0 1.4 0.0 310.4 0.0
2002クロップ 204.1 -27.6 0.0 0.0 179.2 28.4

コーン、大豆共にニュートラル

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今週末にかけて、売り過剰感を背景としたテクニカルな買戻し場面は終了したと考える。期近は引き続きタイトな農家売りや定期市場へのデリバリーがないことが支援材料となっており大きな下げは期待できないが、韓国が引き続き中国メイズの買い付けを行なっている事や韓国の農務大臣が金曜日に中国産の農産物を輸入はSARS問題に影響を受けないと発言したことなどが今後期近の弱材料視されよう。更にはアルゼンチンの米農務担当駐在員による報告では同国のコーン生産は15.5百万トンと前回の農務省の予想である14.7百万トンを上回る数字を発表していること、ブラジルでもIBGEによる発表ではコーン生産が42.5百万トン(4月の農務省発表では37.5百万トン)となると発表され、輸出余力は4-5百万トンになるとされた事も今後の米国コーン旧穀・新穀の重し材料となろう。一方、米国中西部のコーンの作付けは引き続き平年を上回るペースとなっており、今週末現在で50-55%と予想されている。上記、各材料を考えると、今週までのテクニカルな買戻し場面は終了して来週は期近・期先も売り優勢となることを予想する。12月限は230-1/2セントを再びトライ、抜ければ220セントへ向う。期先は大きな崩れはないにしても7月限で225セントを頭に入れて対応したい。(H) 

(ダイズ)

【4月の相場回顧】

今年1月農務省発表時の派手な展開。そこで底値を確認して以来3月末までは3ヶ月近くでほぼ30セントと、上昇トレンドとは言え、月に10セントという緩やかなペースが続いた。5%台というタイトな期末在庫率、中国の継続的な買付けはあるも、一方では豊作が続く南米ダイズが春先以降現物化されるという両材料の睨めっこは続き、その上昇のペースを抑える役割を果たす事となった。しかし、4月に入り市場には一気に火がつく形となる。この4月は毎週めまぐるしく展開が変化し、値動きも大きく激化。そういう意味ではそれぞれが見どころとなったが、結果から見ると、4月7日に開けた窓(7月限590-594付近)と、4月28-29日の力強い展開と約定高値更新。特にこの2点が現在の相場形成の大きなポイントとなったのではないかと考える。25日に調整局面から一旦は6ドルを割るも、28-29日の動きによって市場の多くが予想した580前後までの調整が一気に消え失せる形。結果的には7日につけたギャップがここで効く事となっている。

その背景として、4月に入ってからも南米新穀の流通状況が捗らず、依然として米国サイドへの需要継続。毎週の輸出関連データは大きな変化も見られずそれなりのペースを維持。同時に時間は刻々と過ぎ、市場には期末在庫に対する不安感が確実に蓄積して行く形へ。そのレーショニングという作用が数字となり市場に確認されるまでには未だ至っておらず、今週の630までの展開を可能にしたものと思われる。 ファンドの買い越しネットも、3月末の45,000枚レベルから、一ヶ月で50セント値位置を上げる中、第三週には70,000枚を突破。現時点でも推定67,000枚と見られている。

【5月の相場展開は?】 5月は更なる波乱の月となる

現在の高騰劇は、昨年6月後半に火がつき9月上旬にかけ約2ヶ月半で1ドル上昇した天候相場期以来の激しい動きである。このいきり立った相場が4月一ヶ月だけで終了するとは考えずらい。上述の期末在庫と今年度に残された時間との鬩ぎ合いは今後も益々活発化すると思われる。現在の流れとその勢いを見るに、未だに現相場は”若い”という印象を受ける。現在の取組み高の上昇傾向からも、今後益々市場参加者が(更なる高値相場を引き出そうと)参入してくる可能性も強い。この4月に1ヶ月経験した激しい相場と同様の相場展開を、現在の値位置にそのまま上乗せするような(即ち7ドル相場)も6月にかけて考えられる。

来週以降の展開として、7月限の安値は(恐らく)610あたりが限界ではないかと見ている。しかし、より上値を目指す市場の勢いが強く感じられる今、深追いは禁物とも言える。本日の安値から620にかけては抑える方向で問題ないと考える。一旦の調整を610台にかけて見ることがあっても、それは決して現トレンドの修正ではなく、更なる高値相場へのステップと考えたい。5月12日の農務省発表の期末在庫がどのような形でお目見えするのかも大きな見どころ。このファンダメンタルズが市場に入った後、その次なるステップアップ、6ドル後半〜7ドルにかけての展開を予想する。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)