米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2003年5月9日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---変わらずの寄り付き、大幅高値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG |
OPEN INT |
CHG |
|
| MAY 03 | 245 3/4 - 45 1/2 | 255 | 245 | 254 3/4 | + 9 | 6083 | 2018- |
| JUL 03 | 243 1/4 - 42 3/4 | 253 | 242 | 252 | + 9 1/2 | 213393 | 1332- |
| SEP 03 | 241 - 40 3/4 | 249 1/2 | 239 3/4 | 248 | + 7 1/2 | 47107 | 571+ |
| DEC 03 | 241 1/4 - 41 | 251 | 241 | 249 1/2 | + 7 3/4 | 99340 | 39- |
| MAR 04 | 247 3/4 - 47 1/2 | 253 1/2 | 247 1/4 | 253 1/4 | + 5 1/4 | 11269 | 163- |
| MAY 04 | 251 1/4 | 257 | 251 1/4 | 257 | + 5 1/2 | 1256 | 2- |
| 385421 | 2782- |
大 豆 ---安値寄り付き、安値引け---
| ?? | OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG |
| MAY 03 | 622 | 638 | 620 3/4 | 636 1/4 | + 15 | 3045 | 856- |
| JUL 03 | 625 - 24 1/2 | 640 | 623 1/2 | 638 | + 13 1/2 | 137724 | 1167- |
| AUG 03 | 615 | 630 1/2 | 614 1/2 | 628 3/4 | + 14 1/4 | 13116 | 170+ |
| SEP 03 | 582 | 595 | 582 | 593 | + 11 3/4 | 11054 | 57- |
| NOV 03 | 551 - 50 1/2 | 563 | 550 | 561 1/2 | + 10 1/2 | 57788 | 350- |
| JAN 04 | 555 1/2 | 564 | 555 1/2 | 562 | + 7 3/4 | 3103 | 91+ |
| 229002 | 2165- |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT |
CHG |
NY-YEN | |||
| MAY | 19610 | +510 | MAY | 2255 | +60 | MAY | 317 | + 23 1/2 | 117.16 - 117.45 |
| JUL | 19560 | +420 | JUL | 2255 | +59 | JULY | 321 | + 22 1/2 | |
| AUG | 19040 | +350 | AUG | 2245 | +47 | SEP | 322 | + 19 1/4 | |
| SEPT | 18180 | +280 | SEPT | 2220 | +37 | DEC | 333 3/4 | + 19 3/4 |
| 本日の相場の動き |
(コーン) 引け間際にジャンプアップ。ファンドは大量の買い越し
変わらずの寄り付きから、大きなファンダメンタルズのない中、週末と月曜日のビッグレポートを前にしてファンドのショートカバータイプの買いオーダーが本日も入り、ジリジリと値を上げていく展開。2セントほど上げたところで、そのまま引けを見るかと思いきや、7月限で245.0を抜けた瞬間、引け間際にジャンプアップ。最後の30分だけで7〜8セントも急騰した。特に大きな材料が出たわけでもなく、この辺りの値位置に指値で置かれていた大量のストップオーダーがヒットし、その上げに煽られてファンドの更なる買いが入ったのではと考えられている。
また、本日も5月限のデリバリーは無かった。週明けに発表されるSUPPLY/DEMANDの在庫量は前回より増えると予想されており、このことは本日の引け間際まで相場の上値を抑えつづけた一要因となった。
(ダイズ) 輸出の増加・在庫率低下の予想を材料に力強く上昇
寄り付きこそ前日と変わらずであったのだがその後はファンドの買いに支えられた力強い上げ相場がセッションの終わりまで続いた。材料視されたのは
*週明けの農務省の発表において、輸出量が増え、旧穀の在庫率が更に低下するのではという予想
*ブラジルレアルが昨年7月以来の高値をつけたことと、USドルの弱含み
*5月限のデリバリー83コントラクトのうち、69枚の受け手が商業筋(ブンゲ)であったこと
*月曜日に発表される作付進捗において平年が25%であるのに対して予想は17-22と下回っている事
などである。
本日ファンド筋はコーン市場では25,000枚と大量に買い越し、大豆市場でも7,000枚買い越したと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約42,500枚のロングとなり、大豆は約59,400枚のロングだと見られている(推定)。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 今なお続いている激しい雨は、土曜日までとなりそう。その後は比較的ドライ。
昨日は北東部サウスダコタ、ミネソタ、南部・東部アイオワ、南東部ネブラスカ、北東部カンザス、北部・東部ミズーリ、北部・中央部イリノイ北部・東部インディアナ、北部オハイオ、南部ミシガン、南部・中西部ウィスコンシンなど、ベルトの85%もの地域にて雨がもたらされ、大部分では雷を伴ったものとなった。雨量は0.5〜1.5、所によっては2.25インチとなった。特にベルトの北西部を中心としたものとなった。
今朝ベルトの北部にて活動を開始した雨雲は今夜から明日にかけてベルトの中部から、さらには南東部へと移動する。また、土曜の夜から日曜にかけては別の雨雲がベルト中央部の北側と東部にて勢力を広げる。その間、ネブラスカの南東部、カンザスの北東部、ミズーリの北部と中央部、アイオワの南部と東部、イリノイの北部と中央部、インディアナ、オハイオ、ウィスコンシン、ミシガンとベルトの大部分、約75%の地域に0.25〜1.0、所によっては2.0インチの降雨をもたらす。
日曜から火曜にかけてはドライな天候となり、次にまとまった雨がベルトにもたらされるのは水曜で、ベルトの南西部半分をちゅうしんとしたものとなる。雨量は0.25〜1.0、所によっては2.0インチとなり、ベルトの50%程度となる。
今後2日間の雨がちな天候により、ベルトの南部東部を中心として作付けの遅れが見られることとなる。日曜から月曜にかけてはベルトの西部にて降雨が活発になるがここ最近のように激しいものではなく、来週は東部を中心に概ねドライな予報となりそうである
NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月14日〜5月18日)】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | A | A |
| 東部ベルト | N/A | N/A |
| 本日の発表等 |
【引け後の発表】
| 1) コミットメント オブ トレーダーズ (5月6日現在) (単位:枚) |
| オプションなし | ⇔ 市場事前予想 | オプション込み | |
| 大豆 | ロング 56,487 | ロング 68,000 | ロング 63,717 |
| 大豆粕 | ロング 39,766 | ロング 37,600 | ロング 39,613 |
| 大豆油 | ロング 42,333 | ロング 45,800 | ロング 34,538 |
| コーン | ショート 12,487 | ロング 3,100 | ショート 49,208 |
| 小麦 | ショート 13,776 | ショート 10,800 | ショート 17,288 |
コーン・大豆ともにサポーティブ捉えられている、
| 2) USDA 週間ローンデータ ( MAY 7 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル) |
【コーン】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2001クロップ | 0.2 | -0.3 | 0.6 | 0.0 | 1,393.9 | 0.3 |
| 2002クロップ | 959.1 | -20.7 | 0.0 | 0.0 | 396.1 | 21.9 |
【大豆】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2001クロップ | 0.0 | 0.0 | 1.4 | 0.0 | 310.4 | 0.0 |
| 2002クロップ | 194.7 | -9.4 | 0.0 | 0.0 | 188.7 | 9.5 |
コーン、大豆共にニュートラル
| 3) 期末在庫 発表前の市場予想 (単位:10億BU) |
【2002-03CROP】
| 市場予想平均 | 市場予想レンジ | 前回発表 | |
| CORN | 1.007 | 0.924-1.034 | 1.009 |
| WHEAT | 0.459 | 0.445-0.476 | 0.445 |
| 大豆 | 0.130 | 0.120-0.145 | 0.145 |
大豆の期末在庫が下方修正される予想となっている。
【2003-04CROP】
| 市場予想平均 | 市場予想レンジ | 2月(outlook forlum) | |
| CORN | 1.116 | 0.960-1.250 | 1.274 |
| WHEAT | 0.575 | 0.483-0.650 | 0.490 |
| 大豆 | 0.224 | 0.200-0.288 | 0.195 |
新穀に関しては今回が第一回目の発表となる。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
予想のまったく逆の動きとなった。ファンド筋の買いはおさまるどころか本日はなんと25,000枚を買い越して、ほんの三日のうちで推定5万枚以上の買い越しポジションをつくった。セッション中盤に小麦、大豆市場が高騰を見せる中、コーンも一気にレジスタンスレベルを抜けて10セント近い上伸を見せた。材料としては今後2週間に渡って雨勝ちの天候が中西部で続きコーンの作付けが著しく停滞すると言うものだが、後追いの材料でしかない。コーン市場では4月後半にかけてディチャート上で変形のダブルボトムを形成して依頼、ファンド筋のテクニカル買いが収まらず、本日も短期(9日)・長期(18日)ラインを終値ではるかに追い越した。また、短期が長期を追い越すゴールデンクロスを本日形成している。この点から言うとまだまだ追加の買いが出て相場をプッシュアップしそうだが、RELATIVE INDEXは短期的に80近くに来ておりさすがに短期的には、買い過剰と言えよう。現在の相場を”なめる”ことは出来ないが、まずは本格的な天候相場入り前の第一ラウンドの高値を来週前半にかけてトライして、その後確たるファンダメンタルズのサポート材料が無い場合は、上げ足が急ピッチであったように下げ足も急ピッチとなるものと考える。7月限は245セントレンジを一気に抜き去ったことで260セント近くまでの上伸の可能性はあるものの、農家の作付け進捗と平行して期近の売りは増加するものと考えて再び245セント(サポート)まで戻ってくるのではないか。来週は農務省の需給バランス、作付け進捗度などの重要な発表がある。まずはこの数字を見てみたい。(H)
(ダイズ)
【今週の相場回顧】
先週の取り敢えずの高値を見た後、今週は一時的な調整局面を迎える形となった。一日の値動きが10セント幅という激しいアップダウンを繰り返しながらも相場は昨日620(7月限)を割れるところまで降りてきたが、急激な終盤の戻し。加えて本日の急騰。610-620といったレベルへの回帰を嫌った形となった。本日の他商品市場へのファンド筋の入れ食い状態を見ても、農務省発表を前に、本格的な上昇相場への次なる動きが既に始まったかのようにも映る。先日も指摘したように動き出した相場にはより”投機筋”よりの乱入が起こりやすくなる。それに連鎖するかのように、商業筋よりの狼狽買いが次第に加わり、相場は更なる高値へと引き上げられる。
【来週以降の展開】
農務省の発表が何と言ってもポイントとなろうが、現在の市場状況から見るに、予想外の数字(例えば期末在庫の上方修正など)を見ない限りは、急落相場は考えにくい。寧ろ、予想通りのタイトな期末在庫を確認した後、相場が大きな窓を開けて一気に650台へ・・といった展開の方が気になっているくらいである。上述のようにコーン・小麦相場を見ても、特に本日ということでの材料は見当たらない。そんな中、ファンド筋が(本日のように)現在のトレンドラインを力づくて変えてまでも相場を上げたがっているという事は、普通の状態ではない、と受け止めるべきである。彼らは本日の高値くらいで利食いをするつもりはサラサラないはずであり、その勢いは「4月の相場」を再び現在の相場に上乗せしてくるように思えてならない。 「もう」は禁物。「まだまだ」くらいに受けて立ちたい。(A)
【ご注意】
弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)