米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年5月15日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや高値寄り付き、高値引け---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
JUL 03  252 1/2 - 52 1/4  256  251 1/4  255 3/4  + 4 1/2  444  899- 
SEP 03  248 1/2 - 48  252 1/4  247 3/4  252  + 4 3/4  232256  1331+ 
DEC 03  248 1/2 - 48 1/4  251 3/4  247 1/4  251 1/2  +? 1/4  50574  318- 
MAR 04  253 3/4 - 53 1/2  256 1/4  252 1/4  256  + 3 3/4  105624  2427+ 
MAY 04  256 3/4 - 56 1/2  259 1/4  255 3/4  259 1/4  + 3 3/4  14375  324+ 
JUL 04  257 3/4  260 1/2  257 1/2  260 1/4  + 3 1/2  1435  36+ 
            412371  3275+ 

 

 

大 豆      ---やや高値寄り付き、変わらずの引け、期先は高値引け---
          

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 03  651 - 50  652 1/2  645  648 3/4  - 1/2  192  469- 
AUG 03  643 - 42 1/2  646 3/4  639 1/4  642 3/4  + 1/2  134909  465- 
SEP 03  604 1/2 - 03 1/2  610  602  606  + 3  14119  183+ 
NOV 03  565 1/4 - 564 1/2  570  563 1/2  568 1/2  + 4  12478  456+ 
JAN 04  569 - 68 1/2  572  567  571  + 5 1/2  59314  670+ 
MAR 03  570  575  569  575  + 5  4016  271+ 
            229542  1202+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
JUL  19440  -250  JUL  2370  +43  JULY  338 3/4  + 9 1/2  116.98 - 116.41 
AUG  19070  -240  AUG  2367  +42  SEP  342 3/4  + 10 1/4   
SEPT  18240  -160  SEPT  2343  +33  DEC  352 1/4  + 9   
OCT  16860  +10  OCT  2308  +38  MAR  357  + 10 1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) ファンドの更なる買い増しにより続伸。

週間輸出成約高が予想を超えて大きな数字であったことが材料視されて、高値での寄り付きとなる。その後は狭い範囲でチョッピーな相場展開が続いたが、セッション後半になるとまたもやファンドの買いが旺盛になり、相場は上昇していく。大豆・大豆油市場にて各限月契約新高値を更新したこと、韓国のKOCOPIAが105,.000トンの産地オプションNON-GMO-CORNを今夜テンダーにて買い付けるという報告、台湾の餌会社が来週56,000トンの米国産コーンの買い付けを予定しているというという報告、今日の5月限月のデリバリー440コントラクトの受け手が、全てルイ・ドレイファスであったことなどがこの上昇相場の材料とされた。また、昨日の終値で強くサポートされこともテクニカルな買い材料とされた。一方、本日スパークスが新穀の作付け面積の予想を発表したのだが、79.75百万エーカーと、USDAの数字より大きな数字であったことは本日若干の弱材料とされた。 

(大豆) 各限月で新高値を更新 

昨日のフォロースルーと、予想の範囲内とは言え強気な内容の週間輸出成約高(142,300MT)の発表が材料視されて、やや高値での寄り付きとなった。しかしそれ以外は注目すべき材料に欠け、方向性なく値動きが上下する展開となったが、セッションが終盤にさしかかると商業筋を中心とした買いオーダーが旺盛になり、期先を中心に高値での引けとなった。結果、全ての限月で契約新高値を更新することとなった。堅調なウィニペグ市場に煽られて上げた大豆油につられたことが後半旺盛な買いの一つのきっかけとされた。 

本日ファンド筋はコーン市場で8,800枚の買い越し、大豆市場では3,500枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約81,800枚のロング、大豆は約61,400枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  来週にかけての雨は散発的。決定的な作付けの遅れは見られず。 

昨日は中・南部ミネソタ、中・南部アイオワ、北部イリノイ、北西部インディアナ、北西部オハイオ辺りを中心としてベルトの約45%の地域に0.25〜1.5インチの降雨を見た。今日はベルトの東部にてまとまった降雨を見ることになるが、この雨雲は金曜から土曜にかけてベルトの南西部に移動することとなり、月曜から火曜にかけては北部から南西部にかけて散発的な雨をもたらすこととなる。雨量は合計で0.25〜1.5、所によっては3.0インチ、範囲はコーン・大豆ベルトの65%、小麦ベルトの55%程度となろう。 

作付けの進捗に目を向けてみると、ベルト東部では金曜から来週全般を通じて概ねドライな天候が予想されており、作付けの進捗に関しては期待が持たれる。ベルト北西部では今週末も雨の合間を縫って多少の進捗が期待されるのと、来週水曜から金曜にかけてドライな天候とされているのでこの間に進捗が進むであろう。南西部では今日と、日曜から月曜にかけて、さらには水曜から金曜にかけてドライな予報となっている。結論として、東部は多きく進捗、西部に関しては十分とは言えないまでも合間を縫ってそれなりに進捗する、といったところ。 


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月19日〜5月23日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  B  N/B 
東部ベルト  B  N 

明日の寄り付き時には、多少弱気な材料として捉えられている。 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(5月8日の週)  (単位:千トン)  

 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,064.0  2.2  32,978.1  38,472.2  5,879.4  223.1 
大豆  142.3  116.8  27,593.9  27,298.7  2,002.9  777.8 
小麦  239.4  322.0  21,833.5  24,582.0  2,174.3  1,340.3 
大豆粕  72.5  36.2  4,823.5  5,711.5  935.6  352.7 
大豆油  8.6  0.0  616.1  651.9  90.7  1.5 

コーン、大豆共に強気な材料とされた。 

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(5月8日の週)   (単位:千トン)  

 

  輸出高  輸出高累計  USDA通年予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  615.4  528.2  27,098.7  31,636.5  41,280 
大豆  308.8  369.5  25,591.0  24,804.0  27,490 
小麦  440.1  496.8  19,659.2  22,929.2  23,610 
大豆粕  76.7  60.5  3,887.9  4,756.3  5,440 
大豆油  5.2  15.3  525.4  532.8  950 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

予想に反して本日もファンド筋の買い意欲はおさまらず、後半にかけても勢力を増して一気に高値圏での引けに持ち込んだ。ファンド筋の買い越し枚数は推定8,800枚でネットロングを82,000枚程度とした。異様なまでの勢いといえる。材料は来週の天気が平年を下回る気温となり土壌の乾きが遅れ、同時にコーンの作付けも遅れるというもの。しかし、降雨は平年並みから平年を下回る降雨となっていることから、気温のみでは大きな強材料とは言えない。また、今週末にかけては晴天となる地域が多くコーンの作付けが一気に進むとの見方もある。今週末現在でコーンの全米作付け進捗は80-85%までの進捗が予想されている(平年82%)。明日は週末の取引でもあり、新たなファンド筋の追加買いも予想されるが、現在まで既に大量のネットロングを持っていること、冷静にコーンの作付けを見てみると主要地域の進捗はかなり進んでいること、期近ではブラジルのサフリーニャも順調となっていることなどから、これ以上の急激な上げは予想しづらい。引き続き、本格的な成長期の天候相場を前にしたファンド筋演出の第一ラウンドは月曜日の高値で終了したと考える。7月限、12月限ともにそれぞれ5月後半にかけて再び238-239セントの窓と目掛けて下降トレンドを予想する。(H) 

 

(ダイズ) 

ノースキャロラインの畜産業者による40,000トンブラジル大豆粕の買い付け。本日の粕・油スプレッド取引にも影響した形。本業者は更なる貨物買い付けの可能性を残している。この傾向は、タイトな期末在庫を背景としている大豆業界へも入ってくると言われている。先日はサビ菌問題からブラジルよりの輸入は禁ずるべきだとの業界団体の抗議叶わず、ブラジル大豆の輸入は依然として可能である。実際に大豆がブラジルより輸入される可能性は高いかもしれない。しかし仮にそれが実現したとしても相場への影響力は超短期的なものに終わると思われる。現実的な数値としての影響力が現在の在庫を潤わす形にはなりっこないからである。ロジスティクスを考えてもそれは明白である。未だ市場はレイショニングを確認出来ておらず、旧穀限月は上昇半ば。一旦の調整(7月限:630あたりまで)も考えられるが、その後の相場は次なる段階へ・・この流れについての意見は変わらない。昨年8-9月にかけての急騰相場は難だったか?背景はあったものの、あの急騰劇を直接引き出した”ファンダメンタルズ”が特別あったわけではない。これまで述べてきたように、現在の相場には、あの”投機筋”が更に乱入してくる危険性が非常に高い。又その危惧は、市場を売り優勢の格好へもシフトさせにくくしている。 これらを考えたオペレーションが必要となってくる。(A) 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)