米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年5月16日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---変わらずの寄り付き、安値引け---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
JUL 03  256 - 55 1/2  257 1/2  253 3/4  254 1/4  - 1 1/2  233600  1344+ 
SEP 03  251 3/4 - 51 1/2  254  250  250 1/2  - 1 1/2  50735  161+ 
DEC 03  251 - 50  253  249 1/2  249 3/4  - 1 3/4  106165  541+ 
MAR 04  255  257 3/4  254 3/4  255  - 1  14726  351+ 
MAY 04  258 1/4 - 58  260 1/4  258  258 3/4  - 1/2  1466  31+ 
JUL 04  259 1/2  262  259 1/2  259 1/2  - 3/4  3537  30+ 
            414437  2066+ 

 

 

大 豆      ---やや高値寄り付き、安値引け。期先は高値引け。---
          

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 03  647 - 46 1/2  650 1/2  641  642  - 6 3/4  132132  2777- 
AUG 03  641 1/2 - 41  646  637 1/2  637 3/4  - 5  14233  114+ 
SEP 03  606 1/2 - 04  612  604  606  + 0  12986  508+ 
NOV 03  568 - 67 1/2  576  567 1/2  571 3/4  + 3 1/4  60713  1399+ 
JAN 04  571 1/2 - 71  578  571  574 1/4  + 3 1/4  4222  206+ 
MAR 03  573  580  573  577 3/4  + 2 3/4  2704  268+ 
            229153  389- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
JUL  19340  -100  JUL  2349  -21  JULY  338 1/2  - 1/4  115.89 - 116.17 
AUG  19040  -30  AUG  2352  -15  SEP  341 1/2  - 1 1/4   
SEPT  18320  +80  SEPT  2334  -9  DEC  352  - 1/4   
OCT  16980  +120  OCT  2299  -9  MAR  358  + 1   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 更なるファンドの買い増し。 相場展開は静かなものとなる。

本日もまたファンドはそのネットロングを積み増す結果となったがその数量はここ最近に比べると多少勢いをなくしたという感もある。変わらずの寄り付きから、来週各地でスポット的にドライな天候が見られることが確認され、これを嫌気して1セントほど値位置を下げたところでの取り引きが暫く続く。しかし10時ごろになるとそれまで売り手であった商業筋が一転して買いに回り、相場はそのレベルを2セントほど上げ、そこで暫くもみあう。しかし引け間際になると回りの弱気な市場につられる形で多少値を崩し、各限月1セント強安での引けとなった。 

 

(大豆) 激しい値動きの後、値を崩して引ける。 

今週に入ってからの買われすぎ感から、寄り付きはやや安値での取り引きとなるが、その後は前日終値を挟んで約7セントの範囲で上下する展開となる。中国の搾油メーカーが南米産大豆の契約をキャンセルしようとしているとの噂がまた囁かれたことは本日の相場の頭を抑える材料となった。一方で来週の天候が予想よりドライ気味に変化していることはコーンから大豆への作付け転換があまり行われないことを連想させたことや、月曜日に発表されう作付け進捗に関して30-40%と予想されており、これはここ5年間の平均値44%を下回っていることから強材料とされた。引け間際には値を崩して取り引きを終えたが、期先に関しては高値での取り引きにて終了となっており、期近とのスプレッドは縮まることとなった。尚、韓国のAFMCはこれまで言われていた25000トンのNON-GMO大豆の買付を結局見送ったのだが、今月終わり、または6月始めにもう一度テンダーをやり直すという報告が入っている。 

本日ファンド筋はコーン市場で2,000枚の買い越し、大豆市場では900枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約76,100枚のロング、大豆は約49,900枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  決定的な作付けの遅れは見られず。一方で、来週のクールな気温には要注意。 

 昨日はミシガン、中・南部オハイオ、中・南部インディアナ、中・南部ネブラスカなどを中心にベルトの東部15%の地域で0.10〜0.75インチの降雨を見た。
 今日から日曜の午前中にかけてはカンザス、ミズーリ、南部イリノイ、南部インディアナなどベルトの南西部を中心にコーン・大豆ベルトの
15、小麦ベルトの40%の地域で0.25〜1.5インチの降雨を得ることとなる。
 その後、月曜日にベルトの北西部にて活動を開始する雨雲は火曜には東部へと移動を開始する。この間、ダコタ、ミネソタ、ネブラスカ、アイオワ、ウィスコンシン、ミズーリ、東部カンザス、南部イリノイ、南部インディアナ辺りを中心としてベルトの65%範囲に0.25〜1.25インチの降雨をもたらすこととなる。 

地域別にまとめると、
ベルト南西部:今日・明日が雨。来週の火曜と日曜にまとまった雨。
ベルト南東部:来週火曜日と、来週末にまとまった雨
ベルト北東部:来週末まで、概ねドライ。たまに少量の雨。
ベルト北西部と中央部:来週月・火曜と来週末にまとまった雨。
となっており、どの地域も3〜4日の晴れた日が訪れるので、その間に作付けを進捗させることができそうである。来週はあまり気温が高くはなりそうになく、このことは作付けのペースを遅らせる可能性がある。しかし今のところは霜害の発生がでるレベルではない。 


NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月20日〜5月24日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  B  B 
東部ベルト  B  N/B 

ニュートラルか、多少弱気な材料として捉えられている。 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】  

1) コミットメント オブ トレーダーズ (5月13日現在) (単位:枚)  

 

  オプションなし   ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング  50,773  ロング  61,400  ロング  60,069 
大豆粕  ロング  36,669  ロング  42,900  ロング  37,275 
大豆油  ロング  48,631  ロング  56,400  ロング  42,031 
コーン  ショート  59,277  ロング  66,900  ロング  31,529 
小麦  ロング   6,320  ロング  33,700  ロング   5,709 

各商品予想よりロングが少なく、強気な材料として捉えられている。 

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( MAY 14 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2001クロップ  0.2  0.0  0.6  0.0  1,393.9  0.0 
2002クロップ  930.6  -28.5  0.0  0.0  426.2  30.1 

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2001クロップ  0.0  0.0  1.4  0.0  310.4  0.0 
2002クロップ  184.3  -10.4  0.0  0.0  199.2  10.5 

コーン・大豆共にニュートラル。 

 

*同じく本日引け後に発表されたCATTLE ON FEEDは飼育頭数(94.7%の市場予想に対して96.0%)、導入頭数(117.7%の市場予想に対して129.0%)共に強気な内容となっており、これは月曜日の寄り付きに対しての1つの材料とされる。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日もファンドの買いにセッション中はプラスサイドでの商いが続いたが引けにかけてローカルズの売りにマイナスサイドまで押し戻されて引けた。ファンド筋の買いの勢いは本日も止まらなかったが、ここから更にネットロングを増やすためには5月後半にかけて再び雨勝ちな天候が続きコーンの作付けが大幅に遅れること、更には期近での堅調な輸出成約・検証高の確認などが必要となろう。しかし、今週は東部ベルトで降雨によりコーンの作付けが遅れたものの西部ベルトのアイオワやネブラスカでは大きく進展していること。更には急ピッチで作付けが完了しつつあるイリノイ中部地区では発芽やそれ以降のコンディションは非常に良好に保たれていることなどの材料が今後注目されてこよう。今週末にかけては西部地区で更に急ピッチに作付けが進展して来週はその確認作業となろう。来週は既に大量に買い越しているファンド筋のロングポジションが少しの弱材料にも敏感に反応しだすのではないか。作付けが意外と遅れていない、輸出検証高や成約高が引き続き低調、6月から7月にかけてローン入りしている玉が出回りだすなどの材料が確認されれば大きくファンド筋もポジションを転換してくることが考えられる。引き続き、本格的な成長期の天候相場を前にしたファンド筋演出の第一ラウンドは月曜日の高値で終了したと考える。7月限、12月限ともにそれぞれ5月後半にかけて再び238-239セントの窓と目掛けて下降トレンドを予想する。(H) 

 

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】 

今週も相場は底上げを見た。先週の7月限630中心の動きから今週は640-650というレンジが取引の中心となり15セント程そのレベルが上がる事に。新穀11月限に至っては先週の550台中心の動きから一気に本日の約定高値570台半ばまで上昇、非常に力強い上げを見る事となった。月曜に発表された農務省需給報告においては、予想範囲内とは言え期末在庫は下方修正され135百万ブッシェルへ。数値自体は96/97年度以来の低水準。又在庫率は4.8%となり、72/73年度につけた4.7%以来約30年振りの低水準。このファンダメンタルズは、これまでの急激な上昇相場を見てすらも未だトレンドの向きを変えることを許さない大きな背景となっている。 

【来週以降の展開】 

大前提として今考えている事。「まだ天井を打っていない」という点。即ち現上昇トレンドは今後も継続するという事。7月限の7ドル、11月限の6ドルは、定着する事はなくとも向こう一ヶ月以内に達成する可能性が高い。今週の底上げもあり、(ちょうど先週の動きに見たように)来週が若干の調整週になる可能性はあるが、下げても7月限で630あたり、11月限も560は割れまい。その後は上記レベルを目指し、まだまだ相場は上昇を続けると見ている。確かに活況な相場は4月以降続いてはいるものの、まだ「天井を打った」、或いは「天井がすぐそこまで迫っている」、といったような緊迫感は感じられない。現在のような(異常な)状況下でそのレベルに達する時には更なる大きな波乱があるはずである。これまでしきりにロングを積み重ねてきているファンド連中が、その集大成とばかりに一気に勝負に出るときであり、反転の勢いも相応に大きく派手な展開になるはずである。今は、まだその時ではない。 

各方面よりは、輸出数量の今後の調整見込み。或いは南米の収穫終了。現時点での作付進捗・・。様々な情報が入ってきている。これまでの上げの勢いをひたすら口を開けて眺めてきたとすれば、このところの(相場の落ち着きを期待させる)複数の材料にどうしても傾きがちになるものの、これらの材料が実際に生きてくるのは、相場が反転した後である。 

来週足踏みするとすれば、次なる動きは5月最終週以降〜6月中旬にかけてとなろう。その期間で天井をつける展開を予想する。(A) 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)