米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年5月19日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---ギャップを付けて安値寄り付き、安値引け---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
JUL 03  251 1/4 - 51  252  246 1/2  246 3/4  - 7 1/2  238515  4915+ 
SEP 03  247 1/2 - 47  248 1/2  244  244 1/2  - 6  51242  507+ 
DEC 03  246 3/4 - 46  248  244 1/4  244 1/2  - 5 1/4  107999  1834+ 
MAR 04  251 1/2 - 51  253  249 1/2  249 3/4  - 5 1/4  14966  240+ 
MAY 04  255 1/2  256 1/2  253 1/2  253 3/4  - 5  1525  59+ 
JUL 04  256 1/2  257 3/4  255 1/2  255 1/2  - 4  3599  62+ 
            422150  7713+ 

 

 

大 豆      ---ギャップを付けて安値寄り付き、安値引け---
          

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 03  636 1/2 - 35  642  635  637  - 5  129722  2410- 
AUG 03  632 - 31  637  631  632 3/4  - 5  14312  79+ 
SEP 03  600 - 599  604 1/2  598 3/4  599  - 7  12851  135- 
NOV 03  566 - 65  568 1/2  563  564  - 7 3/4  62307  1594+ 
JAN 04  570 - 69 1/2  572  567 1/2  567 1/2  - 6 3/4  4178  44- 
MAR 03  572 1/2 - 72  573 1/2  570  572  - 5 3/4  2840  136+ 
            228769  384- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
JUL  19290  -50  JUL  2297  -52  JULY  328 1/2  - 10  117.36 - 116.54 
AUG  18980  -60  AUG  2301  -51  SEP  331 1/2  - 10   
SEPT  18250  -70  SEPT  2278  -56  DEC  341 1/4  - 10 3/4   
OCT  16930  -50  OCT  2238  -61  MAR  345 3/4  - 12 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 天候を主な材料とし、先週とは打って変わって弱気ムード一色。ファンドも売りに回る。

週末の天候が予想より良かったのと、今週火曜日以降の予報がドライであることが確認され、ギャップをつけて安値での寄り付きとなる。先週のファンドによる買われ過ぎ感も手伝い、その後も徐々に値を下げていく展開となった。DAYLY CHARTで10日間の移動平均線を下回ったこと、CRB INDEXが急激に下げたこともファンドによるテクニカルなリクイデーションの売りを誘った。一方で先週金曜日の引け後に発表されたコミットメント・オブ・トレーダーズにおいてファンドのロングが予想より少なかったことと、と本日午前中に発表された週間輸出検証高の数字が予想より大きかったことは下値を支えることとなったが、弱気ムードは最後まで続き、期近を中心に大きく安値にて引けることとなった。 

(大豆) 天候・輸出検証高・弱いドル。ファンドが一転して売り込む。 

上記コーンで書いたのと同じく週末と今週の天候を材料に売り込まれる。本日はファンドが終始売り手となった。先週金曜の引け間際の弱気な相場からのフォロースルーと今週の天候からギャップを付けて安値で寄り付いた後も作付け進捗の発表に対する弱気な予想や週間輸出検証高の予想(7〜10百万BU)より小さな数字(3.7百万BU)を材料として徐々に値を下げる展開となる。米ドルが大きく弱含んだことや台湾の米国産大豆の成約報告を受けて商業筋の買いが入り午前中に反発する場面も見られたが、直ぐにファンドの売り攻勢に合い値を崩すこととなる。その流れのままセッションを終え、各限月5〜7セントダウンにて引けを見た。 

本日ファンド筋はコーン市場で3,500枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約72,600枚のロング、大豆は約48,900枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  今週の概ねドライな予報により、大幅な作付けの進捗が期待される。 

週末は中央部サウスダコタの東側、東部ノースダコタ、南東部カンザス、中央部・北東部ネブラスカ、中央部ミネソタ、南部ミズーリ、イリノイの南端部、南部インディアナなど、ベルトの南端部と北西部を中心に30%の地域にて降雨が見られた。雨量は0.25〜1.0、所によっては2.25インチとなった。 

現在の雷を伴った雨はベルト東部にまで活動範囲を広げながら火曜まで続くこととなる。この雨はコーン・大豆ベルトの75%、小麦ベルトの65%の範囲に0.25〜1.0、所によっては1.5インチの降雨をもたらすことになる。 

水曜から金曜にかけてはベルトの大部分でドライな天候となるが、ミネソタ、ダコタ、アイオワ、ウィスコンシンなどベルトの20%程度の地域では0.10〜0.50インチの少量の雨が見られることになる。 

(クロップへの影響)
週末は予想よりドライな天候であり、作付けはかなり進んだと思われる。月・火はまとまった雨に降られるものの、その後水曜から次の週末にかけては木曜の北西部と週末のオハイオ川沿いを除いて概ねドライな天候となるため、さらなる作付けの進捗が期待できる。1つ気になるのは気温の低さ(今週を通じてベルト東部にて平年以下という予報が出ている。)で、発芽の進捗にどの程度影響を与えるのか今後注意して見ておく必要がある。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月24日〜5月28日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  N/A  B/N 
東部ベルト  N/B  A/N 

中立か、やや弱気な内容となった。 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】 

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT )  

 

  5月15日の週   5月9日の週   昨年同週   今年度累積   昨年度累積  
コーン   782.5  612.0  919.8  26,500.9  32,211.2 
ダイズ   99.8  301.7  319.4  25,517.4  24,930.2 
小麦   247.2  460.4  188.3  21,838.4  25,610.7 

コーンには強気、大豆には弱気な発表内容となった。 

 

【引け後の発表】  

2)USDA週間クロップ・プログレス(5/18の週)  

【単位 : %】  

《コーン生産主要州の作付け進捗状況》  

  5/18/03  先週   昨年同期   5年平均  
イリノイ   79  73  51  79 
インディアナ   61  58  13  70 
アイオワ   79  64  93  90 
カンザス   90  80  93  91 
ケンタッキー   76  71  54  79 
ミシガン  39  35  50  71 
ミネソタ   91  85  88  88 
ミズーリ   81  71  78  80 
ネブラスカ   77  46  91  89 
ノースカロライナ   92  82  99  94 
オハイオ   86  86  21  70 
テネシー   90  86  95  94 
テキサス   98  92  98  95 
主要18州平均   77  64  70  81 

多少強気な内容と捉えられている。 

《コーン主要産地の発芽率》 

  5/18/03  先週   昨年同期   5年平均  
イリノイ   61  41  32  57 
インディアナ   45  32  7  46 
アイオワ   38  12  41  56 
カンザス   62  42  66  66 
ケンタッキー   67  62  47  67 
ミシガン  11  3  7  34 
ミネソタ   34  7  12  49 
ミズーリ   68  57  64  64 
ネブラスカ   31  13  47  50 
ノースカロライナ   72  60  94  86 
オハイオ   72  34  10  44 
テネシー   87  83  88  84 
テキサス   88  77  85  94 
主要18州平均   43  24  32  51 

 

 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  5/18現在   先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   19  6  51  54 
イリノイ   21  10  10  43 
ミネソタ   40  24  48  55 
インディアナ   25  21  4  50 
ネブラスカ   22  6  41  46 
オハイオ   46  46  7  52 
ミズーリ   19  8  17  31 
主要18州平均   25  16  28  44 

大豆も多少強きな内容として捉えられている。 

《大豆生産主要州の発芽率》 

  5/18現在   先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   2  na  5  18 
イリノイ   5  na  2  20 
ミネソタ   2  na  0  15 
インディアナ   12  na  2  26 
ネブラスカ   3  na  8  13 
オハイオ   31  na  3  24 
ミズーリ   6  na  9  14 
主要18州平均   9  na  6  18 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

 4/29〜5/12の間に一気に12%も上げてここ6〜7ヶ月間のトレーディングレンジを一気に抜け、去年の10月以来の高値をつけるに至ったコーンの相場は、ここにきて落ち着きを見せた。先週ファンドはそのネットポジションをショートから一気に大量のロングへとシフトさせたのであるが、このファンドによる大量の買いがここ最近の価格上昇の最も大きな原因であったと考えられる。
 一方今後の話に移ると、期近ではファンダメンタルズにおいてもそう大きな強材料は見当たらない。本日発表された作付け進捗には未だ反映されてないと思われるが昨日の日曜日もかなり進捗していると考えられ、予報によると今週の天候は作付けを更に後押ししそうである。弊社のリバーエレベーターがあるPEKIN市周辺でも作付けは100%完了し、発芽も100%完了との報告が入ってきている。ここは先週つけた高値257.50で天井を付けたと判断し、短期的には下値240.0をトライする展開を予想する。その近辺では積極的にプライシングしていくことを勧める。
 しかし長期的に見ると、今後本格的に天候相場に突入していく中で上に振れやすい相場となり、ファンドも強材料を探して再び大量の買いを入れる展開が訪れると考える。世界のコーンの需給を見ても現在の期末在庫91.74(百万トン)は歴史的に見てかなり低水準にあり、ちょっとしたことでマーケットに影響を与えやすい状況にあると言える。また、ここにきてラニーニャの傾向が強まっていることは夏場の旱魃に繋がる可能性があるので、要注意である。さらにはカナダの天候がクール&ウェットになってきていることが小麦の作付けにどれだけ影響をあたえるかなども注目していきたい。(K) 

 

(ダイズ) 

先週金曜よりのテクニカルフォロースルー、週末の天候、輸出検証値、CRB指数の下落等‥を材料に値を下げている。7月限、11月限共に本日の引け値ベースでもう5セント(下げても10セント)前後が大きなサポートと見ている。今週はこのような調整含みの足踏みが相場展開となるか。しかし、今後とも更なる高値を目指すトレンドが変わったとは見ておらず、この局面における安値の確保を是非実施していきたいところ。(A) 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)