米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2003年5月20日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---高値での寄り付き、変わらずの引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG |
OPEN INT |
CHG |
|
| JUL 03 | 248 3/4 - 48 | 250 | 244 3/4 | 246 3/4 | + 0 | 234956 | 3559- |
| SEP 03 | 244 1/2 - 44 1/4 | 247 | 242 | 244 1/2 | + 0 | 52303 | 1061+ |
| DEC 03 | 245 - 44 3/4 | 247 1/4 | 242 | 244 3/4 | + 1/4 | 106855 | 1144- |
| MAR 04 | 250 1/4 | 252 1/4 | 247 3/4 | 250 | + 1/4 | 15142 | 176+ |
| MAY 04 | 254 | 255 1/2 | 251 3/4 | 253 1/4 | - 1/2 | 1553 | 28+ |
| JUL 04 | 256 | 258 | 253 1/2 | 255 1/2 | + 0 | 3472 | 127- |
| 418474 | 3676- |
大 豆 ---やや高値寄り付き、大きく上げたあと戻して高値引け---
| ?? | OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG |
| JUL 03 | 637 - 36 | 658 | 636 | 642 3/4 | + 5 3/4 | 130322 | 600+ |
| AUG 03 | 632 | 653 1/2 | 632 | 639 3/4 | + 7 | 14648 | 336+ |
| SEP 03 | 599 1/2 - 99 | 620 | 599 | 606 | + 7 | 12934 | 83+ |
| NOV 03 | 564 - 63 | 585 | 563 | 571 3/4 | + 7 3/4 | 62352 | 45+ |
| JAN 04 | 568 | 586 | 567 1/2 | 574 3/4 | + 7 1/4 | 4282 | 104+ |
| MAR 03 | 572 - 71 1/2 | 589 | 571 1/2 | 577 3/4 | + 5 3/4 | 3199 | 359+ |
| 230350 | 1581+ |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT |
CHG |
NY-YEN | |||
| JUL | 19630 | +340 | JUL | 2294 | -3 | JULY | 335 | + 6 1/2 | 116.66 - 117.14 |
| AUG | 19370 | +390 | AUG | 2297 | -4 | SEP | 339 | + 7 1/2 | |
| SEPT | 18700 | +450 | SEPT | 2280 | +2 | DEC | 348 | + 6 3/4 | |
| OCT | 17350 | +420 | OCT | 2243 | +5 | MAR | 352 | + 6 1/4 |
| 本日の相場の動き |
(大豆) セッション半ば、カナダでの狂牛病発見のニュースに急騰するが、その後多少値を戻す。
昨日の引け後に発表された作付け進捗が若干強材料視されたのと朝に発表された予報が昨日に比べるとやや雨がちなものであったことからやや高値での寄り付きとなり、そこからはゆっくりと値を上げていく展開。ドルが引き続き弱含んでいることも強材料視された。しかしそのままでは終わらなかった。カナダにて狂牛病が発見されたというニュースが、カナダ産から米国産牛肉への需要のシフトと、(より大豆粕を使う)豚・鳥への需要のシフトを連想させ、大豆・大豆粕が急騰。大豆7月限で見てみると、11時から12時半の間に638.75から658へと、19.25セント一気に上げた。一部トレーダーは骨粉から大豆粕へのシフトも連想して買いに走った(現在米国・欧州共に反芻動物には肉骨粉・骨粉共に使用を禁止しており、規制が変わって豚などにも使用が禁止されない限りはこのシフトによる大豆粕需要の増加はない。)という話である。引け間際になると買われ過ぎの感がマーケットを支配するようになり、ここからは反落。一時間ほどで一気に15セントも下げることとなった。それでも5〜7セントアップにての引けとなっている。
(コーン) 大豆3品につられて一時値を上げる展開となる。
朝の段階での予報が昨日に比べて中西部でやや雨がちなものとなっていたことと、昨日の引け後に発表された作付け進捗がやや強気なものと捉えられたことから、やや高値での寄り付きとなる。しかしそこからは更なる買い材料に欠け、徐々に値を崩していく展開となる。しかし昼前になると突如大きく値を上げる。今日の夜CBSチャンネルにて、牛の餌に利用されている成長ホルモンが人の発ガン率と関係があると指摘する番組が放送されるかも知れないという報告が、コーン・大豆粕の使用量増加を連想させたのと、上記のカナダでの狂牛病発見のニュースが米国産の牛肉の需要増を連想させたことが大きく強材料視されたと言われている。しかし、引け間際になると、行き過ぎ感と、午後に出された予報にて今週の天候が若干ドライ気味に修正されたのを確認して値を崩し、前日とほぼ変わらずの引けとなった。
本日ファンド筋はコーン市場で1,000枚の買い越し、大豆市場では6,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約73,600枚のロング、大豆は約54,900枚のロングだと見られている(推定)。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 今週は概ねドライな予報。作付けの進捗が期待される。
昨日は中央部ミネソタの東側、南東部ネブラスカ、北東部カンザスなどを中心にベルトの西部45%の地域に0.25〜0.75、所により1.25インチの降雨が見られた。気温は西部では平年を下回ったがベルトの東部では平年以上となった。
この雨は今日南東部に向かって移動しながらコーン・大豆ベルトの約20%、小麦ベルトの約45%の範囲に0.25〜1.0インチの降雨をもたらす。明日は概ねドライな天候となるが、その後は
木曜日 : ミネソタ、ダコタ、北東部ネブラスカ、北部アイオワ
金曜日 : ウィスコンシン、北部イリノイ、北部インディアナ
土曜日 : ミシガン、オハイオ
辺りを中心に0.10〜0.50の、程度としてはやや軽めの雨を見る事になる。範囲はベルトの35%程度。気温は平年より低めとなりそうだ。
ベルトの東部で今週の後半から来週の前半にかけて雨が降り続く地域もあるが、大抵の地域においては約一週間の晴れ間が見られそうである。ミシガン、北部・東部インディアナ、オハイオ辺りを除いては作付けは大きく進捗しそうである。ベルト全般で気温が平年以下にて推移しそうなので発芽のペースは鈍る可能性があるが、霜害が発生するほどではない。
NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月25日〜5月29日)】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | N/B | B |
| 東部ベルト | B | N/A |
明日の寄り付き時の材料としては中立。
| 本日の発表等 |
| ブリッシュコンセンサス |
| 5/20/03 | 5/13/03 | 5/6/03 | 4/29/03 | 4/22/03 | |
| 大豆 | 71 | 73 | 75 | 77 | 74 |
| 大豆油 | 60 | 59 | 52 | 53 | 51 |
| 大豆粕 | 72 | 78 | 84 | 85 | 81 |
| コーン | 55 | 59 | 48 | 44 | 46 |
| 小麦 | 50 | 48 | 31 | 22 | 24 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
本日、カナダのアルバータにて狂牛病の牛が一頭発見され、ベネマン米国農務長官は早速本日カナダからの牛肉と関連製品の輸入を禁止している。米国は年間40万トンの牛肉と170万頭の牛をカナダから輸入しており、カナダは米国から見ると豪州に次いで二番目に大きな牛肉の供給国である。またカナダから見ても米国は一番大きな輸出先でもある。本日のカナダでの狂牛病の発見は米国産牛肉へのシフトを連想させコーン市場には若干の強材料と一般には捉えられたが、この問題は北米全体の問題に発展する可能性も否めない。実際にシカゴのライブキャトル相場は本日リミットダウンとなっている。また、数量は小さいもののカナダはコーンの輸入国であり、そのほとんどを米国から買い付けている。そんな中でコーン市場が下げなかったのは相場を押し上げたいという意識が市場参加者の中で働いているという印象を受けた。近く何らかの強材料を見つけてファンドが買いを進め、更なる上昇局面が訪れることを予想するが、その前に短期的な下方修正の展開があろう。240に近づいた付近では買い進めるのが良いと考える。(K)
(ダイズ)
○ カナダ/アルバータ州、国産牛としては初のBSE確認。(93年にイギリスからの輸入牛にて確認されているが)。米国では年間約3百万トン近くのミートボーンミール(肉骨粉)とそれに付随した原料が生産されており、これらが大豆粕などの植物蛋白にシフトされるならば・・。
○ 本日 CBSのレポートにて、牛への成長ホルモン剤の注入が人間の発ガン性へ関連する内容の報告がなされる事。ホルモン剤を排除した場合にはそれをカバーするために栄養素としての大豆粕の更なる使用が必要となる・・。
大豆粕市場の急騰を皮切りに本日の大豆市場へも大きな材料のインプットとなった。相場は11時ごろから急激に上昇を始め、12時ごろには本日の高値、7月限658、11月限585をつけるに至った。高値圏は寄り付きの安値から20セント以上の高騰となり、約定高値更新。
その他、指摘されているドル安傾向或いは、ラニ-ニャ現象が見られる点など、様々な要因が融合して只でさえファンドが暴れやすい環境になっている相場を更に掻き立てる結果となっている。
強材料に非常にナーバスになっている現在の市場を本日の動きでも確認出来た。7月限630、11月限560というレベルを強いサポート圏と位置付け、今後の更なる高騰劇に備える事が必要。 到達点は、7月限の7ドル、11月限の6ドル、となる。(A)
【ご注意】
弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)