米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年5月21日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値での寄り付き、やや安値引け---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
JUL 03  246 1/2 - 46 1/4  248 1/2  244 1/2  245 1/2  - 1 1/4  232005  2951- 
SEP 03  244 1/2 - 44 1/4  246 3/4  243  243 3/4  - 3/4  53276  973+ 
DEC 03  244 1/2 - 44 1/4  247 1/4  244  245  + 1/4  107115  260+ 
MAR 04  249 3/4 - 49 1/2  252 1/2  249 1/4  250 3/4  + 3/4  15349  207+ 
MAY 04  253  256  253  253 1/2  + 1/4  1570  17+ 
JUL 04  256 1/2  258  255 1/4  256  + 1/2  3795  323+ 
            417280  1194- 

 

 

大 豆      ---やや安値での寄り付き、安値引け---
          

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 03  642 - 41  646 1/2  637 1/2  640  - 2 3/4  132792  2470+ 
AUG 03  638 1/2 - 38  643 1/2  635  638 1/4  - 1 1/2  14596  52- 
SEP 03  605 - 04  612 1/2  604  607 1/2  + 1 1/2  13025  91+ 
NOV 03  570  579 1/2  569 3/4  575  + 3 1/4  63665  1313+ 
JAN 04  572 1/2  582  572 1/2  578 3/4  + 4  4323  41+ 
MAR 03  576 1/2  584 1/2  576 1/2  582 1/2  + 4 3/4  3473  274+ 
            234615  4265+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
JUL  19520  -110  JUL  2306  +12  JULY  332 1/4  - 2 3/4  117.12 - 117.29 
AUG  19360  -10  AUG  2305  +8  SEP  336 3/4  - 2 1/4   
SEPT  18710  +10  SEPT  2290  +10  DEC  346 3/4  - 1 1/4   
OCT  14790  +140  OCT  2255  +12  MAR  351 1/2  - 1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン・大豆) 

昨日アイオワの気象学者が7月・8月の気温の上昇とラ・ニーニャとの関連性について述べたのに加えて、本日付けのシカゴ・トリビューン紙上にてトム・スキリング氏がラ・ニーニャの年にシカゴで90度以上になる日が増える傾向にあることを指摘した。また彼はラ・ニーニャの年はトルネードが多発するという傾向に言及しており、今年にはいってからトルネードが頻発しているのはラ・ニーニャの傾向が強まる前兆であると指摘している。特に今日になってラ・ニーニャの傾向が強まった訳ではないが、この2つは本日のシカゴ相場にてコーン・大豆共に心理的にサポート材料となった。また、本日ベネマン米国務長官がCRP(土地保全留保計画)への応募の締め切りを本来の5月30日から6月13日へ延期する事を発表したことも強材料とされた。 

コーン : 予報では今週の天候は更にドライに変化しそうであり、作付けは進みそうである。これを受けて本日は安値での寄り付き。BSEのニュースも本日は飼料需要減少の予想から若干弱気に捉えられた。昨日リミットダウンとなったライブキャトル市場は本日の寄り付きで再び下げたがその後持ち直し、最終的には昨日の下げを幾分か取り返して引けた。この後半のライブキャトル市場の上昇を受けてコーンも後半2セントほど上げる場面が訪れた。また韓国のKOCOPIAが食品用にNON-GMOコーンを今夜のテンダーにて105,000トン買い付けるという報告があり、これも中盤の上昇相場に寄与した。しかしその流れは長くは続かず。結局やや安値にての引けとなっている。 

大豆 : 昨日の相場に対する行き過ぎ感から、本日はやや安値にての寄り付きとなる。昨日引け後に発表されたブリッシュコンセンサスもロングが予想の上限であったために弱材料とされた。しかしその後は弱気な中西部の天候と、上記のラ・ニーニャのニュース、弱いドルなどの強気な材料があいまって、約9セントの値幅内で乱高下する展開となる。一方で、中国が7月積みあたりの南米の大豆の買い付けを行うかもしれないという噂が再びマーケットにて囁かれた。 

本日ファンド筋はコーン市場で1,000枚の買い越し、大豆市場でも1,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約74,600枚のロング、大豆は約55,900枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  週末にかけてドライ天候が続く

昨日はベルト東部で0.1〜0.5インチの降雨が観測され、コーン・大豆ベルトの20%、小麦ベルトの40%をカバーした。今後5日間は降雨はベルトの北西部、北東部に限られ雨量は0.1〜0.5インチ、ベルトの35%をカバーすることとなる。降雨の中心はベルト北西部の4分の1の地域となりその他の地域ではドライとなり作付けが進もう。平年を下回る気温が続き、引き続き発芽や成長がスローとなろうがダメージを与える程ではない。オハイオ渓谷の東側の小麦栽培地域では低温・ウエット天候により病害が発生する可能性は残されている。 

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月27日〜5月31日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  N/A  B/N 
東部ベルト  B/N  B/N 

東部ベルトでの平年を下回る気温は発芽や成長の遅れを起こす懸念から気になるところではあるが、ドライ気味の天候となることからコーンや大豆の作付けが一気に進捗することから、全体として明日の寄り付きには若干の弱材料視されている。 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ        

(単位 : 千トン)  

  明日の予想   先週の発表数字  
小麦   200-450  561.4 
コーン   550-800  1,066.2 
大豆   25-300  259.1 
大豆粕   25-75  108.7 
大豆油   0-10  8.6 

【引け後の発表】  

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    5/17の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      98  97 
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   99   99  

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今の相場が再び上昇に転じるにはファンダメンタル面における何らかの材料による押しが必要で、今のところそれに当たるものは見受けられない。ラ・ニーニャの傾向が即座に夏場の旱魃につながるわけではないが、その確率が高いことは確かである。(シカゴにおいては過去17回のラ・ニーニャ・サマーの内、気温に関しては11回が平年以上、降水量に関しては12回が平年以下というデータが出ている。)ラ・ニーニャの傾向が強まることが上記の「押し」になる可能性はある。インディアナの南部辺りでは低温障害により葉が黄色く変色している畑があるという報告も入ってきており、ベルト東部にて平年以下の気温が長く続くようであれば今後マーケットにも影響を与えかねない。短期的には意見変わらず調整の下げを予想し、240.0近辺が買い場と考える。(K)

 

(ダイズ) 

本日シカゴトリビューン紙に地元では有名な気象士のトムスキリングの記事が載せられ、ラニィ-ニャ現象とシカゴでの夏場の平年を上回る気温との関連性や同じくラニューニャと春先の中西部での竜巻の発生などの関連性を指摘してこれが中西部での夏場の平年を上回る気温の連想につながり11月限月以降の新穀限月は堅調な動きを見せた。一方、期近は上記新穀限月の動きとともに7月限のロングを売って11月の新規ロングをたてるスプレッド取引の動きに軟調な展開となった。 

中西部の今週末から来週末にかけての天候はドライ気味となる為、コーン・大豆ともに作付けが進捗するものと考えられている。東部ベルトでは平年を下回る気温が続き発芽障害などの懸念も言われているがまだ時期尚早である。長らく気温の低下が心配されていたカナダでも今週は気温が上昇してドライ天候となり菜種の作付けも進んでこよう。中国の黒龍江省や吉林省北部ではドライ天候が続いており大豆の作付け、作柄が懸念されだしている。 

来週月曜日の26日は当地ではメモリアルデーの為今週末は3連休となり、明日・明後日は強気なファンダメンタルズ上の支援材料が無い限りはポジション整理的な売りに期近はやや売り優勢の展開になるのではないか。期先はコーンや大豆自体の作付け進捗、また中国大豆栽培地域の天候などが焦点となるが、上記のように中西部でもコーン・大豆の作付けがドライ天候を背景にピッチを上げた進捗を見せれば期近同じくやや売り先行となると予想する。しかし、7月限の630セント、11月限の560セント圏内では強いサポートが期待されるため、今週末にかけてはこのレベルまでのプライシング、買いオーダーを入れて今後の本格的な北半球の天候相場に備えて行きたいところ。(H) 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)