米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年5月23日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---安値寄り付き、変わらずの引け---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
JUL 03  243 1/4 - 42 3/4  244 1/4  242 1/4  243 3/4  + 0  228712  743+ 
SEP 03  241 1/2 - 41  242 1/4  240 1/4  242 1/4  + 0  54569  537+ 
DEC 03  242 1/2 - 42 1/4  243 1/4  241 1/4  243  + 0  109079  701+ 
MAR 04  247 3/4  248 3/4  247 1/4  248 1/2  + 0  15369  97+ 
MAY 04  247 3/4  252 1/2  251 1/4  252 1/2  + 1/4  1806  199+ 
JUL 04  251 3/4  254 3/4  253 1/4  254 1/2  + 1/4  3772  43- 
            417504  2247+ 

 

 

大 豆  ---やや高値での寄り付き、期近はやや高値引け、先はやや安値引け---
          

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 03  627 1/2 - 626 3/4  631  622 1/2  628 1/4  + 1 1/2  123488  7251- 
AUG 03  626 - 25 1/2  628 1/2  620 1/2  626 1/4  + 1  15521  858+ 
SEP 03  596 - 95  599 1/2  591 1/2  594 1/4  - 1 3/4  13151  51+ 
NOV 03  566 1/2 - 66  569 1/2  561 1/2  564 1/2  - 1 3/4  67036  94+ 
JAN 04  570 1/2  573 1/2  566 1/2  568 3/4  - 1 3/4  4411  70+ 
MAR 03  573 1/2  576 1/2  569  573  - 2 1/4  3566  85+ 
            230422  5849- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
JUL  19160  +110  JUL  2265  -10  JULY  322 3/4  - 2 3/4  116.75 - 116.95 
AUG  18920  +80  AUG  2267  -13  SEP  327 1/4  - 2 3/4   
SEPT  18260  +00  SEPT  2254  -14  DEC  337  - 3 1/4   
OCT  17060  -90  OCT  2217  -12  MAR  343 3/4  - 1 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 取引量、値動き共に少なく、静かな一日。 

中西部の天候がややドライ気味に変化したことを受けて、やや安値での寄り付きとなった。狂牛病の牛の出所を追及するために、カナダ内の二箇所の地域にて少なくとも13頭の牛が隔離されているというニュースが朝流れたが、このこともコーンの相場には多少弱気に捉えられた。3連休前ということもありファンドも多少リクイデーションの売りが見られた以外は目立った動きもなく、取引量の少ない静かな一日となった。 

(大豆) 材料難。静かな相場展開 

やや高値での寄り付きとなるが、期近の中西部の良好な天候を確認して徐々に下げる展開となった。3連休を明日に控えて取引量が少なかったのと、本日CBOTが大豆3品イニシャル・マージンを値上げすると発表したこともマーケットでは弱気に捉えられた。加えて、ブラジルの民間のコンサルタントが来年度の作付け面積に関して7.7%増えると発表しているという報告があったことも本日の相場にはネガティブな材料として捉えられた。しかしセッションが後半に差し掛かると多少値を上げる展開となり、期近に関してはやや高値にて引けた。 

本日ファンド筋はコーン市場で2,000枚の売り越し、大豆市場でも2,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約66,200枚のロング、大豆は約39,400枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  来週にかけ、一部地域を除いては作付けが順調に進む。気温に注意。

 昨日は北部・南部の中央部ネブラスカ、東部ミネソタの中央部、北西部イリノイの周辺、西部ウィスコンシンの中央部と同じくウィスコンシンの南西部辺りを中心にベルトの北西部30%の地域において0.10〜0.35、所により0.65インチの降雨を見た。気温は各地で平年よりかなり低めとなった。
 この雨雲は本日五大湖周辺へと移動し、週末はミシガン、北部オハイオ辺りに降雨をもたらす。土曜日にかけてはダコタ、ネブラスカ、カンザス辺りでも少量の降雨が見られる。雨量は合計で0.1〜0.5インチ程度、範囲はベルトの30%となる。その後水曜にかけてはベルト西部周辺でのみ降雨を見ることになる。
 

一連の雨による作付けの遅れは限定的であり、大抵の地域は来週前半にかけてドライな天候となっている。 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (5月28日〜6月1日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  N/A  N/A 
東部ベルト  N/B  N 

材料としてはニュートラル。 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】  

1) コミットメント オブ トレーダーズ (5月20日現在) (単位:枚)  

 

  オプションなし   ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング  48,441  ロング  55,000  ロング  62,623 
大豆粕  ロング  39,339  ロング  40,400  ロング  40,671 
大豆油  ロング  55,205  ロング  53,200  ロング  49,123 
コーン  ショート  73,270  ロング  73,700  ロング  51,060 
小麦  ロング  19,658  ロング  24,000  ロング  20,488 

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( MAY 20 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2001クロップ  0.2  0.0  0.6  0.0  1,393.9  0.0 
2002クロップ  893.5  -37.1  0.0  0.0  464.0  37.8 

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2001クロップ  0.0  0.0  1.4  0.0  310.4  0.0 
2002クロップ  173.4  -10.9  0.0  0.0  210.2  11.0 

あまり材料視されていない。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

現在期近の天候はクロップにとって理想的に推移しており、来週に発表される作付け進捗では平年並みにおいつくというのが大方の予想である。狂牛病が米国に飛び火するなどの大きなニュースがない限りは、緩やかに下げを見る展開を予想している。期近に関しては意見変わらず、7月限で240に近づいた辺りが目先の買い場と考える。 

本日4月のエタノール生産量が下記の通り発表されているが、3月と比べると若干減っているものの、昨年同月比では42%増加している。昨年9月以降で見て昨年比較増加したエタノールの生産量をコーンの使用量に換算すると176(百万ブッシェル)となる。USDAは本年度エタノール生産用に使用されるコーンの数量を925(百万ブッシェル)と見込んでいるが、これがさらに数十万ブッシェル増えるのではないかという意見も多く、今後強材料として相場に影響を与える可能性もある。(K) 

米国エタノール生産量】  (単位:百万バレル) 

     00/01       01/02        02/03    
9月  3.03  3.47  4.34 
10月  3.44  3.74  4.94 
11月  3.28  3.79  4.97 
12月  3.51  3.84  5.45 
1月  3.57  4.22  5.50 
2月  3.57  3.43  4.73 
3月  3.50  4.00  5.43 
4月  3.23  3.79  5.38 
5月  3.34  4.01  -- 
6月  3.31  3.72  -- 
7月  3.47  3.97  -- 
8月  3.53  4.20  -- 
合計  40.78  46.18  -- 


 

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】 

先週後半に7月限で650を見たことでその一服感から調整に入る形をイメージした今週であったが、今週のポイントは何と言っても火曜日となる。カナダ・アルバータ州における狂牛病の確認報道は大豆関連商品に火をつける形となり7月限も一気に約定高値更新の658、11月限も同様に585。しかし同日の引け値はその高値から15セント程下げたレベルとなる。この過剰な動きが結果として3連休を前にした週後半のより大きな下落場面を形成、7月限で言う630割れを引き出す事になったのではないか。以前よりこのレベルは一つのポイントとされてきた。4月よりこれまで継続してきた、「上げては押し、更に上げては押し」というアップトレンドの”テンポ”がこの2日間の下落によって崩されたからである。ファンダメンタルズは依然として効いているものの、今週のこの派手な展開は、結果として週後半の市場にややネガティブなムードを持ち込む形となっている。 

【連休明けの相場展開】 

低温傾向は続くものの、週末の天候予想は総じて良好。作付進捗も期待される。又上述のとおり市場の流れにやや変化が見られた後と言う事もありテクニカルにも売られやすい展開が週初めには予想される。7月限620あたりまでの調整は可能。しかしそれ以下のレベルに関しては再び積極的な買い注文が入ると見ている。相場は仕切り直しから上昇局面を再び作り出すというのが現在の見方。これまで高値目標としてきた7月限7ドル・11月限6ドルは今後も維持したい。 

これまで言われてきている相場を落ち着ける為の「レーショニング」の確認が未だはっきりとした形で市場全体に確認されるに至っておらず、タイトな期末在庫数値は事実大きなファンダメンタルズであり続けること。又、(目先の問題はないものの)夏場に向けての天候については、例年以上に注目されるパターンが今年のケースと思われる。今は相場に出てこなくとも、今後出てくる可能性の強い要因として今後7月に向けては下支えの役目を果たすと思われること。この5月にようやく長いトンネルから抜け出た小麦・コーン市場。現在では大豆三品と合わせ全商品が投機筋ネットロングの形に切り替わってきているように、商品市場へは更なる投機筋の参加が考えられる。この5月一ヶ月の動きをとっても上げ・下げともに非常に派手な展開となっており、現在の市場環境においては急落の後の急騰も容易に起こり得る。このあたりを踏まえ、今後の再びの高値相場に備える事が肝要。(A) 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)