米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年5月27日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---ギャップをつけての安値寄り付き、安値引け---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
JUL 03  240 - 39 1/4  243 1/2  238 1/4  242  -1 3/4  225785  2927- 
SEP 03  238 3/4 - 38 1/2  241 1/4  237  239 3/4  -2 1/2  54812  343+ 
DEC 03  240 1/2 - 40  241 3/4  238  240 1/2  -2 1/2  109369  290+ 
MAR 04  246  247 1/4  244  246  -2 1/2  15406  37+ 
MAY 04  250 1/4 - 50  250 1/2  247 3/4  249 3/4  -2 3/4  1808  2+ 
JUL 04  252 - 51 1/4  252 1/2  250 1/4  251 1/2  -3  3811  39+ 
            415318  2186- 

 

 

大 豆  ---安値寄り付き、期近は高値引け、先は安値引け---
          

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 03  624 -22 1/2  633 1/2  619  630 1/2  +2 1/4  121579  1909- 
AUG 03  621 1/2 - 21  630 1/2  617 1/2  627 3/4  +1 1/2  14823  698- 
SEP 03  589 1/2? - 89  596 1/2  585  592 3/4  -1 1/2  13227  76+ 
NOV 03  559 1/2 - 59  565  552  561 1/2  -3  66854  182- 
JAN 04  563 1/2 - 63  569 1/2  557 1/2  565 1/2  -3 1/4  4516  105+ 
MAR 03  567 - 66 1/2  572  563  570  -3  3732  166+ 
            227936  2486- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
JUL  19410  +250  JUL  2216  -49  JULY  327 1/2  +4 3/4  116.47-117.05 
AUG  19130  +210  AUG  2221  -46  SEP  332 1/4  +5   
SEPT  18430  +170  SEPT  2212  -42  DEC  341 3/4  +4 3/4   
OCT  17110  +50  OCT  2170  -47  MAR  346 1/2  +2 3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 安値寄り付き後ジリジリと上げるも値幅は限られ、安値引けとなる。 

中西部の概ね良好な天候と、それによる作付け進捗への期待、また狂牛病がゆくゆくは米国にも広がるのではなかろうかという懸念などが織り交ざり、ギャップを付けて安値での寄り付きとなった。その後は徐々に値を上げる展開。商業筋の買い下がりのプライシングや、韓国のNonghyup Feedが木曜日に中国メイズをテンダーにて37,500トン買い付けるという報告などはその際強材料とされた。一方で午前中に発表された週間輸出検証高は予想が25.0〜30.0(mil bu)であったのに対して実際は23.4(mil bu)であったことは本日の相場の上昇幅を抑えることとなり、結局やや安値での引けとなっている。 

また、アルゼンチンの農務大臣は、3月のコーンの輸出量を1.339(百万トン)と発表した。去年は1.778(百万トン)であった。最も大きな相手先は、3月に関しては南アフリカであったという。一方で、中国からの情報では、コーンの生産量のうち13%を占める吉林省にて旱魃が発生しているため、生産量が減少する可能性があるということである。作付けされた畑のうち3分の2が旱魃の被害を受けているという報告も入っている。 

(大豆) 天候を確認して下げるも、その後ジリジリと上げる展開 

先週金曜日に発表されたコミットメント・オブ・トレーダーズでファンドのロングが予想より少ないことが確認されたため強材料であったのだが、中西部での連休中の良好な天候と今週のドライ気味の予報を確認して安値での寄り付きとなった。その後はジリジリと値を上げる展開。週間輸出検証高が予想を超える数字(10.7mil bu)であったことが材料視された。その流れは最後まで続き、期近は高値にて引けた。先の限月は約3セント安にて引けている。 

本日ファンド筋はコーン市場で9,000枚の売り越し、大豆市場でも3,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約57,200枚のロング、大豆は約36,400枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  東部でのクールな予報に要注意

 週末は概ねドライな天候となったが、南西部インディアナ、南部イリノイ、北部ミズーリ、東部ミズーリの中央部、ネブラスカの中央部あたりを中心として極わずかではあったが0.10〜0.50インチ程度の降雨が見られた。範囲はベルトのたった10%程度。
 この雨雲は今日の午後から夜半にかけてベルトの北西部へと移動する。水曜日にはまた別の雨雲がベルトの東部にて発達し、木曜の午前中まで降雨をもたらす。雨量は0.10〜0.50で、範囲はベルトの35%程度となる。 

今週はベルト西部全般で気温が上がると予想されており、これはクロップの成長を促進させることとなる。一方東部では今後10日間平年以下の気温が続くと予想されており、クロップの成長は妨げられる。 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月1日〜6月5日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  N/B  B 
東部ベルト  B  N/B 

材料としては中立。 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】 

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT )  

 

  5月15日の週   5月9日の週   昨年同週   今年度累積   昨年度累積  
コーン   782.5  612.0  919.8  26,500.9  32,211.2 
ダイズ   99.8  301.7  319.4  25,517.4  24,930.2 
小麦   247.2  460.4  188.3  21,838.4  25,610.7 

コーンには弱気、大豆には強気な発表内容となった。 

 

【引け後の発表】  

2)USDA週間クロップ・プログレス(5/26の週)  

【単位 : %】  

《コーン生産主要州の作付け進捗状況》  

  5/25/03  先週   昨年同期   5年平均  
イリノイ   91  79  71  90 
インディアナ   73  61  39  84 
アイオワ   94  79  97  96 
カンザス   97  90  97  96 
ケンタッキー   84  76  68  88 
ミシガン  70  39  69  83 
ミネソタ   96  91  96  95 
ミズーリ   91  81  82  88 
ネブラスカ   91  77  96  97 
ノースカロライナ   94  92  100  97 
オハイオ   88  86  42  84 
テネシー   92  90  98  98 
テキサス   99  98  99  98 
主要18州平均   88  77  82  91 

市場予想が88〜91であったのに対して実際は88%であった。範囲内のため材料としては中立とされる。 

《コーン主要産地の発芽率》 

  5/25/03  先週   昨年同期   5年平均  
イリノイ   78  61  47  73 
インディアナ   57  45  12  65 
アイオワ   68  38  72  79 
カンザス   82  62  80  82 
ケンタッキー   76  67  57  76 
ミシガン  30  11  17  56 
ミネソタ   71  34  42  71 
ミズーリ   78  68  72  75 
ネブラスカ   54  31  68  76 
ノースカロライナ   86  72  98  92 
オハイオ   75  72  19  64 
テネシー   89  87  92  92 
テキサス   94  88  92  91 
主要18州平均   64  43  51  71 

 

 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  5/25現在   先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   64  19  80  73 
イリノイ   57  21  20  61 
ミネソタ   68  40  78  73 
インディアナ   40  25  17  66 
ネブラスカ   45  22  68  70 
オハイオ   52  46  18  68 
ミズーリ   40  19  27  46 
主要18州平均   50  25  48  62 

市場予想が50〜55%であったのに対して実際は50%であった。材料としては中立。 

《大豆生産主要州の発芽率》 

  5/25現在   先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   10  2  21  35 
イリノイ   14  5  5  35 
ミネソタ   15  2  8  33 
インディアナ   22  12  4  44 
ネブラスカ   11  3  23  32 
オハイオ   39  31  6  42 
ミズーリ   16  6  15  26 
主要18州平均   17  9  14  33 

 

ブリッシュコンセンサス  

 

  5/20/03   5/13/03   5/6/03   4/29/03   4/22/03  
大豆   71   73   75   77   74  
大豆油   60   59   52   53   51  
大豆粕   72   78   84   85   81  
コーン   55   59   48   44   46  
小麦   50   48   31   22   24  

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

天候が心配されていた世界各地域で先週末から今週いっぱい,天候の改善が同時に予想されている。米国中西部は先週後半から今週にかけてドライな天候となりコーンの作付けが月末にかけて急ピッチ完了に向け進む。本日発表された週間作付け進捗率も88%(昨年度82%、5年平均91%)となり其れを裏付けるに足る数値となっている。中国の黒龍江省や吉林省では降雨不足が心配されているが、今週は降雨のチャンスが出てきている。カナダプレーリーでも気温の上昇と共に降雨が期待されて春小麦や菜種の作付けが進もう。週明けの気温の低下によりコーヒーやコーンのセカンドクロップ地域への霜の影響が懸念されたブラジルでも気温は予想外に下がらず、霜は発生しなかった。(NYコーヒー市場は本日約6%の暴落。)また、アルゼンチンではコーンの収穫が75%進捗しており昨年の72%を上回るペースとなっており天候は今のところ問題とはなっていない。以上の様に世界的にホットスポットと呼ばれる地域では天候の回復が一斉にみられて今ままで天候期待によりファンド筋の買いを集めた各市場(特にNYコーヒー)では大幅な修正安を余儀なくされている。  

コーン市場では本日ファンド筋は約9000枚を売り越し7月限・12月限それぞれ238-1/4セント、238セントの本日の安値を付けた。12月限は5月7日に付けた窓を埋めた形となった。次の下値の目標は同じく5月の5日に付けた窓235セントを埋めにかかる展開が予想されるが、そこは確実にプライシングを取っていきたい。7月限・12月限ともに出来れば230〜235セント近辺で買い場面を狙いたいところだが、今週そこまで下げることは無いだろう。ファンド筋は現在のネットロングを今週は減らす方向ではあるが一気にネットショートとはしない。5月前半にネットショートから一気に大量のネットロングとしたがそのレベルが230〜235セント近辺。今週は若干のロング整理をしながら下値では作付け終了後の本格的な天候相場を前にしたロングの仕込みをしてくるはずである。コーンについては、何となく市場は140ブッシェルの収量を織り込んだ様に感じる。今後の如何なる天候不安にも敏感に反応してくるであろう。また、注目すべきは中国メイズの状況で短期的には天候の回復が期待さえるものの、今後の天候による生産高の”振れ”が大きすぎる。昨年一年、米国産コーンは中国メイズの生産・輸出に大きく影響を受けたが、今年は中国メイズ生産が115百万トンとも言われており、今後新穀コーンの大きな強材料となる可能性を秘めている。7月限・12月限ともに235セントれレベルでのプライシング・新規買いを進めたい。(H)  

(ダイズ)  ”高値への挑戦” は再び 

本日の序盤の展開は先週からのフォロースルー、予想通りの下値狙いの展開となった。しかし本日7月限の下値が619で止まり、その後終盤にかけて”力強く上昇して引けた”動きはいかにも印象深い。5月前半につけた516をすんなりと抜ければ、雪崩現象は期近を600割れへ追い込んでいたに違いない。これは今後の再びの高値挑戦を示唆する動きではないかと捉えている。では、何故そのまま安値更新という流れに本日序盤以降ならなかったか?やはり現在の高値の背景にある"タイトな期末在庫”。本日発表の輸出検証においても確認されていないレーショニング。これを見るまでにはもう少しの時間を要する。いや、もう少しの時間+”高値”を要すると考えている。 先週金曜のコメント後、本日序盤の下落局面にはかなり注目した。今後のトレンドを占う瀬戸際の動きを本日していたからである。誰にもわからないのが相場であるが、本日の動きを見て、改めて今後の”高値への挑戦”は始まると見ている。(A) 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)