米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年5月29日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや高値寄り付き、高値引け---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
JUL 03  241 1/2 - 41  245 1/2  240 3/4  245  + 3 3/4  211583  4398- 
SEP 03  239 3/4 - 39 1/2  243 1/2  239  243 1/4  + 4   57195  936+ 
DEC 03  240 1/2 - 40 1/4  244 3/4  240  244 1/4  + 3 3/4  111008  516+ 
MAR 04  246  250 1/4  246  250  + 4  15499  29+ 
MAY 04  252 1/4  254  251  253 3/4  + 3 3/4  2084  216+ 
JUL 04  252  255 1/2  252  255 1/2  + 3 1/2  3939  23- 
            405543  2741- 

 

 

大 豆  ---安値寄り付き、高値引け---
          

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 03  621 1/2 - 20 1/2  632  618 1/2  630  + 7  116138  1934- 
AUG 03  619 - 18 1/2  629  616 1/2  627 1/4  + 6 1/2  15357  226+ 
SEP 03  586 - 85 1/2  595 1/2  584  592 3/4  + 5 3/4  13499  4- 
NOV 03  554 1/2 - 54  565 1/2  553 1/2  562 1/4  + 5 1/2  69532  841+ 
JAN 04  558  569  557 1/2  566  + 5 3/4  4653  136+ 
MAR 03  563  572  563  570 1/4  + 5 3/4  3766  48- 
            226152  812- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
JUL  19210  +150  JUL  2226  +15  JULY  324  + 5  118.11 - 118.71 
AUG  19010  +150  AUG  2230  +16  SEP  329 3/4  + 5   
SEPT  18390  +170  SEPT  2220  +16  DEC  339 3/4  + 5   
OCT  17090  +140  OCT  2185  +24  MAR  345  +4 1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 材料難の中徐々に値を上げる展開 

ファンダメンタルズに関しては特に大きな変化はなかったのだが、昨日の引け値レベルで強くサポートされることとなり、やや高値での寄り付きから徐々に値を上げていく展開となる。昨日に引き続き畜産物相場が堅調であったことは多少のサポート材料となった。各限月3〜4セント上げて引けている。 

また、韓国のKFAは昨日予定されていたオーバーナイトでの110,000トンの米国産コーンの買い付けを値段を理由に行わなかったのだが、韓国・台湾共に今夜産地オプションのコーンをテンダーにて買い付ける予定としている。 

(大豆)  

昨日からのフォロースルーによるテクニカルな売りとまだまだ大きいファンドのロングに対する警戒感より、安値での寄り付きとなった後は、勢い良く値を上げていく展開となる。セッションが終わるまでその流れは続いて上げ続けるも、7月限で昨日の高値と20日間の移動平均を抜くには至らなかった。センサスによる月間搾油報告は特に材料視されるような内容ではなかった。 

本日中国はGMO大豆の輸入に対する現在の暫定ルールの期限を当初の2003年9月から2004年の4月20日に延期すると発表した。これにより米国産の新穀の契約は増えるのではないかと考えられている。 

本日ファンド筋はコーン市場では売り買い同数量、大豆市場では2,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約54,700枚のロング、大豆は約34,400枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  ベルト東部の作柄に要注目

 昨日は南東部ウィスコンシン、中央部・北東部イリノイ、中央部・北西部インディアナ、南部オハイオの周辺部あたりを中心としてベルトの約25%の範囲に0.10〜0.65、所により1.25インチ程度の降雨が見られた。
 今朝はベルト南東部の周辺地域にて少量の降雨が見られた。また、木曜の午後から土曜日にかけては東部ミネソタ、ウィスコンシン、ミシガン、イリノイ北部、北部・東部インディアナ、オハイオ、東部ネブラスカ、西部アイオワ、ミズーリの各州で0.10〜0.75インチの降雨を見る事になる。範囲はベルトの50%となる見込み。
月曜の夜から火曜日にかけてはウィスコンシン、東部アイオワ、北部イリノイ、ミシガン、北部インディアナ、北部・中欧部オハイオなどベルトの35%の地域に0.10〜0.50インチの少量の雨を見る事となる。この間気温は北西部では平年より高くなるが、その他の地域では平年より低めとなりそうである。 

 昨日の雨と、明日、さらには来週前半の雨にてベルトの東部・北部においては若干の作付けの遅れが起こると考えられる。しかし、殆どの地域でコーンの作付けは雨の合間を縫って終了に近づきつつあり、大豆の作付けに関してもそれなりに進捗していると思われる。オハイオ、インディアナ、ウィスコンシン、ミシガン辺りでは相変わらず大豆の作付けが余り進んでいない見られる。ベルトの東部では気温があまり上がらない日が続いているためにコーン・大豆の生長があまり進まない状況が続いている。 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月3日〜6月7日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  B  B 
東部ベルト  MB  N 

 

中国   

昨日は北部華北平原と満州地域にて降雨が見られた。長江周辺ではドライな一日となった。雨量は0.25〜1.0、所により2.0インチで、コーン・大豆ベルトの35%程度であった。この雨雲により満州では今日も雨となり、週末には長江周辺の西部地域と華北平原に活動の場を移す。 

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ        

(単位 : 千トン)  

  明日の予想   先週の発表数字  
小麦   250-400  328.7 
コーン   600-800  774.1 
大豆(旧穀)  0-100  108.4 
大豆(新穀)  50-200  55.0 
大豆粕  50-100  43.6 
大豆油  5-10  13.4 

 

 

3) センサス搾油報告(3月分)  

 

(単位 : ショートトン、 オイル ⇒ 1千ポンド)  

  4月 (2003年)  3月 (2003年)   4月 (2002年)  
搾油量(**)   3,811,469  4,281,893  4,176,012 
粕生産量   2,790,538  3,128,969  3,081,776 
粕在庫   234,476  293,403  209,137 
皮生産量   204,320  231,087  233,897 
皮在庫   34,933  42,259(R)  44,634 
粕・皮在庫   269,409  335,622(R)  253,771 
油生産量   1,448,443  1,633,296  1,550,621 
油工場・倉庫在庫計   2,120,697  2,247,614(R)  2,856,843 
工場在庫  2,761,445  2,746,075  3,127,283 

材料としてはニュートラルであった。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

昨日までの下げで、4月29日に底を付け(7月限-229-1/2セント、12月限-231-1/4セント)、5月中旬(7月限-259セント5月12日、12月限-253セント5月16日)で山をつけた第一段の上昇に対する修正局面が略半値戻しを達成して終了した感がある。両限月ともにファンド筋のロング整理を背景として235セントまでの下落までを予想したが、後場にかけて逆の動きを見せて急騰した。本日ファンド筋のポジションは推定ではイーブン、商業筋は若干量の売り越しとした模様。地場筋と言われるローカルズが買い上げている。本日の動きだけを見るとオーバーダン(行き過ぎ)の嫌いはあるが、今後も天候要因を背景として上方向に敏感な相場展開が予想できる。本日の材料は中西部東部地区でウエット天候からコーン栽培から大豆に転作が進むと言うもの。材料的には目新しいものではないが天候材料に敏感なセンチメントを良くあらわした日と言える。市場はコーンの収量を140ブッシェルと既に織り込んだ感があり、今後も如何なる天候異変にはスピード感を持って反応してくるだろう。  

本日シティーグループより出された中西部の天候予想では、中西部は今後少なくとも10日〜12日(それ以上長期の可能性大)間は、所謂”北西流”となりジェットストリームが北西部から南東部に流れ、中西部の東部に気圧の谷、西部に気圧の尾根が張り出すパターンとなることを示唆している。このことにより、前線の活動は頻繁に中西部地区で発生するものの、ジェットストリームの活発な活動により前線は非常に早いスピードで移動して、メキシコ湾から湿った空気を中西部に引き込むには十分では無いと予想しており、幾度となく通過するだろう前線によりもたらされる降雨は0.1,0.3乃至は0.5インチなどと非常に雨量は少なくなる。以上より特に中西部西部地区では平年を下回る降雨(ドライパターン)、また東部地区でも平年をやや下回る降雨となるとしている。一方の気温は、東部地区は気圧の谷が優勢となる為平年を今後も下回る天候が予想され、西部地区では平年並を予想している。以上の様に今後2週間程度は西部地区のドライ、東部地区の低温が材料視されてくる可能性が高く、特に東部地区でのコーンから大豆への転作、生育遅れ、西部地区での水分不足などが相場を押し上げる材料となろう。明日は本日の急騰に対する若干の修正場面はあるものと考えるが、下げ場面では確りとした買いが入ってくるものと考える。(H)  

   

(ダイズ)   

神経質な動きも、レンジ内取引は続く。7月限が610へ向かうのか640へ向かうのか、今週の620-630といったレンジをどちらに抜けるのかが現在の市場の大きな注目点になっている。先日の高値7月限658が結果として高値となるかどうかはその動き次第となろう。意見としては再びの上昇局面期待は変わらず、来週にかけては640から更に上への展開を予想するが、現在の神経質な展開からは目が離せないところ。 

本日センサスの発表内容は市場の予想レンジ内。127百万ブッシェルで昨年同期139.2百万からは約12百万ブッシェル低い数値となっている。大豆粕在庫は269,000トンで予想の下限近く。今年度10月〜4月の大豆粕国内消費量は3.7%の減少ということになる。現在の農務省予想数値との比較から、6月の需給報告では大豆搾油量の見込みが更に5-10百万ブッシェル下方修正されるという見方が一般的となっている。中国が本日GM輸入暫定許可の措置を今年の9月まで、から来年の4月まで延期する旨発表し、今秋以降の新穀米国産大豆にとっては潜在的な支援材料という事が言える。 (A) 

 

【ご注意】 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)