米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年5月30日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---変わらずの寄り付き、やや安値引け---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
JUL 03  245 - 44 1/2  246 1/4  243 1/4  244 1/4  -3/4  210263  1320- 
SEP 03  243 1/2 - 43  244 1/2  241 3/4  243  -1/4  57887  692+ 
DEC 03  243 3/4 - 43 1/2  245 3/4  242 3/4  243 1/2  -3/4  112329  1321+ 
MAR 04  249 1/4  251  248 1/2  249 1/4  -3/4  15531  32+ 
MAY 04  253  254 1/4  252 1/2  253  -3/4  2308  224+ 
JUL 04  256 1/2  256 1/2  254 1/2  254 1/2  -1  3940  1+ 
            406580  1037+ 

 

 

大 豆  ---高値寄り付き、安値引け---
          

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 03  632 1/2 - 31  636 1/2  623  624 1/2  -5 1/2  118412  2274+ 
AUG 03  630 1/2 - 30  634  621 1/2  623  -4 1/4  15932  575+ 
SEP 03  594 - 93 1/2  597  588  588  -4 3/4  13550  51+ 
NOV 03  562 - 61 1/2  565 1/2  558  560 1/4  -2  70600  1068+ 
JAN 04  566 - 65 1/2  568 1/2  562 3/4  564 3/4  -1 1/4  4612  41- 
MAR 03  570  572  566  568 3/4  -1 1/2  3797  31+ 
            230267  4115+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
JUL  19020  -190  JUL  2207  -19  JULY  324 1/4  +1/4   118.20 - 119.53 
AUG  18860  -150  AUG  2213  -17  SEP  330  +1/4   
SEPT  18270  -120  SEPT  2204  -16  DEC  340 1/2  +3/4   
OCT  17090  +00  OCT  2177  -8  MAR  345 3/4  +3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

一日遅れで発表された週間輸出成約高は予想の下限、週間輸出船積高は去年の実績をはるかに下回っているという状況で、材料としては弱いものであったが、前日終値とほぼ変わらずの寄り付きであった。弱い成約高に加えて週末を前にしているにも関わらずファンドはその大きなロングポジションを調整する動きをあまり見せなかった事は、トレーダー達を少なからず強気にさせたようである。その後は約3セントの狭い範囲で上下し、やや安値での引けとなった。昨日の上昇相場の行き過ぎ感やファンドのロングへの警戒感は心理的に相場の頭を抑えることとなった。 

韓国のKFAは315,000トンの産地オプションのコーンのテンダーによる買い付けを値段が高かったために見送ったという報告があったが、一方では台湾の餌会社が56,000トンの米国産コーンを買い付けたという報告、また、CCCがアンゴラへの援助用として来週テンダーにて22,390トンのコーンを買い付けるという報告もあった。 

(大豆)  

昨日とは全く逆の展開。予想より強気な週間輸出成約高の発表を受けて前日比高値での寄り付きとなったが、その後相場は力を失い、一方的に下げる展開となる。対ユーロで米ドルが強含んでいることから大豆相場もプレッシャーを受ける形となった。セッションの中盤に商業筋による多くのベアスプレッドタイプのオーダーが目立った。これも影響し、期近・期先のスプレッドは本日も縮まることとなり、期近を中心に安値にて引けている。 

本日ファンド筋はコーン市場では1,500枚の売り越し、大豆市場でも1,500枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約56,600枚のロング、大豆は約33,500枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  作付けは順調だが、クールな気温によるストレスに注意

 昨日は西部ミズーリの中央部、中央部ミズーリ、南西部・北部の中央部アイオワ、中・東部ミシガンなどを中心にベルトの約20%の地域において0.10〜0.75インチの降雨を見た。
 この雨はウィスコンシン、ミシガン、アイオワ東部、北部イリノイ、北部・東部インディアナ、オハイオなどを中心として土曜の午前中まで続くことになるが、範囲はベルトの35%程度にとどまる。雨量は0.10〜0.50、所によっては1.25インチとなる。次にまとまった雨を見るのは日曜日の夜で、ベルトの北西部を中心に火曜日まで続く事となる。火曜から水曜にかけてはまた別の雨雲がベルトの南部と西部にまとまった雨をもたらすこととなる。合計すると雨量は0.25〜1.0、所によっては2.5インチとなり、範囲はベルトの75%に達する。気温は概ね平均以下であるが、ベルト南西部の周辺地域では本日暑くなりそうで、特にネブラスカ、ミズーリ、カンザスなどでは最高気温が90度台となりそうである。 

 数日おきに雨が続くが、雨量も少なく、作付けに関してはそう大きな問題にはならない。しかし今後少なくとも10日間は平年以下の気温が続きそうであり、発芽時と初期成長段階におけるクロップへのストレスに関して要注意である。 

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月4日〜6月8日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  B  N/B 
東部ベルト  B  N/B 

月曜日の寄り付き時に対する材料としてはニュートラルと捉えられている。 

 

中国   

昨日は満州を中心としてコーン・大豆ベルトの35%、小麦ベルトの10%の地域にて降雨を見た。週末は各地でドライな天候となるが、来週初めは華北平原にて雨雲の活動が活発になりそうだ。コーン・大豆・小麦ベルトの合計45%の地域で0.25〜1.0インチの降雨がもたらされる。この雨はコーン・大豆の初期生長段階には助けとなろう。 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(5月22日の週)  (単位:千トン)  

 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  635.4  55.4  34,362.7  40,560.8  5,640.2  296.3 
大豆  260.8  9.3  27,958.3  27,975.7  1,903.1  842.0 
小麦  23.8  88.6  21,965.5  24,964.7  1,656.4  1,649.3 
大豆粕  58.6  0.2  4,906.4  5,923.1  871.9  372.2 
大豆油  9.7  0.0  635.4  692.2  103.6  5.3 

コーンには弱気、大豆には強気な発表内容となった。 

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(5月22日の週)   (単位:千トン)  

 

  輸出高  輸出高累計  USDA通年予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  799.6  831.3  28,722.5  33,979.0  41,280 
大豆  354.4  114.6  26,055.2  25,453.9  27,490 
小麦  296.0  353.9  20,309.1  23,655.5  23,810 
大豆粕  76.1  70.5  4,034.5  4,931.6  5,440 
大豆油  3.8  2.6  531.8  546.5  950 

 

1) コミットメント オブ トレーダーズ (5月27日現在) (単位:枚)   

 

  オプションなし    ⇔ 市場事前予想   オプション込み  
大豆   ロング  40,044   ロング  36,400   ロング  53,969  
大豆粕   ロング  37,552   ロング  38,300   ロング  38,955  
大豆油   ロング  51,746   ロング  45,200   ロング  42,064  
コーン   ロング  60,636   ロング  57,300   ロング  38,162  
小麦   ロング  17,424   ロング  18,200   ロング  19,143  

 

 

2) USDA 週間ローンデータ ( MAY 27 WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)   

【コーン】  

  9ヶ月残高   先週比   FORFEIT計   先週比   REDEEMED計   先週比  
2001クロップ   0.2   0.0   0.6   0.0   1,393.9   0.0  
2002クロップ   869.7  -23.8  0.0   0.0   488.2  24.2 

【大豆】  

  9ヶ月残高   先週比   FORFEIT計   先週比   REDEEMED計   先週比  
2001クロップ   0.0   0.0   1.4   0.0   310.4   0.0  
2002クロップ   167.0  -6.4  0.0   0.0   216.7  6.5 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

一旦の買い場と見ていた240.0近辺はあまり長くは続かず、少し値位置を上げた所での取り引きとなっているが、現在のマーケットが順調な作付けのペースを織り込んでしまった以上、期近に関しては今後現在の値位置を大きく下げる可能性は少ないと見ている。旧穀の在庫がタイトであることが、一層新穀の収量に対して神経を尖らせることになる。今後少なからず出てくる天候相場時の強材料を待ってファンドの買いが再出動し、相場が大きく上昇するリスクに注目すべきであると考えている。よって7月限に関しては欲張らず、早めに手当しておくべきと判断する。ベルト東部でのクールな天候による収量減の可能性も一部では囁かれ出しているし、ラニーニャの傾向も、今の段階でははっきりしたことは誰も言えないが潜在的な高値リスクの1つではある。(K) 

(ダイズ)   

【今週の相場回顧】 下落は続かず ”レンジ取引” 

先週、カナダで確認された狂牛病等のニュースに一気に高値7月限658、11月限585をつけた相場はその後下落局面、高値からは20セント程値を崩した形で今週へ。先週末の予想通り、展開はネガティブなムードを伴い下値を試す動きとなったが、7月限の620というレベルはテストはされるも何とか持ち堪える形となった。7月限は620-630、11月限は560を挟み、ほぼ毎日が10セント幅の上下を繰り返すという値動き自体は小さくないものの、どちらにも動き出す事の出来ない文字とおりの”レンジ取引”となった。材料としては、週頭の作付進捗においてこのところの総じて良好な内容に数字自体も進展を見ている事もあり平均が50%と確認され中立的な位置付けとされている。旧穀の期末在庫の行方を左右する輸出検証・成約等の報告においては先週と異なり積極的な内容が市場に確認され、これはテクニカルにも下に行きたがっている現在の動きを何とか食い止める方向に作用する形となった。 

【6月の相場展開】  6月、高値は更新される 

来週は今週のレンジをどちらかに抜ける展開となる。市場の注目点はそれが上下どちらになるか、である。実質あと4週間しかなくなった7月限は先週に658という高値をつけそれ以降30セントも値を落としている。この658がこの7月限の高値となるかという関心も来週の動く向きでほぼ決定することになると思われる。確かにひところ(特に5月中旬)に市場にあった非常に強い”ブル”への意識は先週の高値を見た後の下落で630を割れてからは幾分引いてきているのは事実。寧ろ現在の市場の焦点は610を割った後の(4月上旬につけた)590前半の窓にまで向き始めている。ネットロングとはいえファンドポジションは本日で推定33,000枚、一頃の約半分にまで整理されていることもある。これらから、先週の高値で7月限の天井は見た、と判断するものが今週どっと増えた事は事実である。 

それでも、未だ「高値は見ていない」と判断している。来週下に抜ければ意見を改める事とするが、今週このようなナーバスな展開の中620というレベルを持ち堪えた相場には依然として上値へのエネルギーは残っていると判断している。上述した輸出のペースから農務省は(搾油量は削っても)輸出は更に上方に修正する必要が出てくる。6月の発表に大きな変化は期待されていないが、果たして5%レベルの期末在庫率に対する価格上昇はこんなものでいいのか?という疑問が残る。新穀にも関わってくるが、今後の天候プレミアムという材料もそれなりの効果を発揮すると見ている。 

下に抜けるのを見るまでは、これまでの意見を維持したい。この6月に7月限は7ドル、11月限は6ドルを達成する。 (A) 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)