米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年6月2日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---安値寄り付き、安値引け---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
JUL 03  242 3/4 - 42 1/4  243 1/2  241  241 1/2  - 2 3/4  202662  7601- 
SEP 03  241 1/4 - 41  242  239 3/4  240 1/2  - 2 1/2  58285  398+ 
DEC 03  242 - 41 1/2  243  240 3/4  241 1/2  - 2  115873  3544+ 
MAR 04  247 3/4 - 47 1/2  248 1/2  246 3/4  247 1/4  - 2  15636  105+ 
MAY 04  251 1/4  252 1/2  250 3/4  251 1/2  - 1 1/2  2326  18+ 
JUL 04  254 1/4  254 1/4  252 3/4  253 1/4  - 1 1/4  3953  13+ 
            403229  3351- 

 

 

大 豆  ---安値寄り付き、大きく安値引け---
          

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 03  622 - 20  624 1/2  612  612 1/2  - 12  114806  3606- 
AUG 03  619 1/2 - 19  622 3/4  611 1/2  611 3/4  - 11 1/4  15878  54- 
SEP 03  585 - 84  592  580  580 1/2  - 7 1/2  13420  130- 
NOV 03  555 1/2 - 55  563  553  553 1/4  - 7  72695  2095+ 
JAN 04  560 - 59 1/2  566  557 1/2  557 3/4  - 7  4817  205+ 
MAR 03  563  570  562  562  - 6 3/4  4005  208+ 
            229063  1204- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
JUL  18740  -280  JUL  2172  -35  JULY  318 3/4  - 5 1/2  118.43 - 118.79 
AUG  18590  -270  AUG  2176  -37  SEP  326 1/4  -? 3 3/4   
SEPT  18000  -270  SEPT  2174  -30  DEC  336 1/2  - 4   
OCT  16780  -310  OCT  2149  -28  MAR  341 1/2  - 4 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

(大豆) 弱気な輸出検証高を嫌気し、ファンドが一斉に売る 

金曜引け間際の弱含んだ展開からのフォロースルーによるテクニカルな売りと、中西部のここ最近の良好な天候を受けて安値での寄り付きとなった後も弱い地合いは続き、ほぼ一方的に下げる展開となる。これに追い討ちをかけたのが午前中に発表された週間輸出検証高であった。市場予想が5〜10(百万ブッシェル)であったのに対して発表数字は3.4(百万ブッシェル)。これが嫌気されてファンドが一気に売り注文を出すこととなった。コーンの動きのところでも書いたが、これに加えてマネー・マーケット・アドバイザーのニュースもこのファンドの動きに拍車をかけた。この動きはセッション最後まで続き、期近2限月では2桁安となって引けた。一方で、台湾のBSPAは今夜米国産あるいはブラジル産の大豆をテンダーにて買い付けるという報告、また、韓国のAFMCは7/10に、NON-GMOを含む米国産大豆25,000トンをテンダーにて買い付けるという報告がなされている。 

(コーン)  

ここ最近の良好な天候条件からして、作付けがほぼ完了に近づいたのではないかという予想が弱気な材料とされたこと、また、メジャーなマネー・マーケット・アドバイザーが商品相場への投資の推薦割合を減らしたという報告が、コーンを含め穀物相場には弱気な材料として捉えられたことなどから、安値寄り付きとなる。その後は2セント強の極狭いレンジ内での取り引きに終始することとなる。金曜の終値をトライするも上へと抜けることが出来なかったことは、心理的な弱材料となった。CCCが明日アンゴラ向けの援助用に22,390トンのコーンのテンダーを控えているという報告、また週間輸出検証高の数字などはファンダメンタルズとして強気な内容のものであったが、あまり材料視されなかった。 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の売り越し、大豆市場では9,500枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約55,600枚のロング、大豆は約24,000枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

 昨日は東部・南東部周辺地域ミシガン、北部オハイオ、中東部ウィスコンシン、中東部・北東部イリノイ、中西部インディアナ、南部ネブラスカ辺りを中心にベルトの約50%の地域で0.10〜0.75、ところにより1.25インチの降雨を見た。
 ベルトの南部と西部周辺地域では火曜まで雨が続く。西部ではさらに木曜まで雨が続くこととなる。この雨は金曜には東へと移動することとなる。雨量は0.25〜1.5、ところにより3.5インチとなる。雨の中心はミズーリ、南部イリノイ、南部インディアナ、南部オハイオ、西部アイオワ、ネブラスカ、サウスダコタ、ミネソタ辺りとなる。 

 5月通しで見ると、オハイオ川沿いを中心にベルトの多くの地域で平年の100〜200%の降水量となった。気温は相変わらずベルト全般で寒冷であり、一週間後まで上がりそうにない。このことはクロップの初期の成長を遅らせる可能性がある。 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月7日〜6月11日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  B  A 
東部ベルト  B  N 

内容としてはニュートラル。 

 

中国   

週末はベルト西部にて降雨を見た。雨量は0.1〜1.0で範囲は菜種の30%、小麦の10%をカバーした。今週は同じく西部のごく一部にて雨が続くほかは全般的にドライな天候となる。これにより菜種の収穫は進むが、満州地域では土壌が乾燥気味の状態が続く。 

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】 

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT )  

 

  5月29日の週   5月22日の週   昨年同週   今年度累積   昨年度累積  
コーン   748.3  595.0  896.0  27,856.6  34,207.7 
ダイズ   91.4  326.1  244.1  25,990.3  25,444.8 
小麦   421.4  383.4  299.9  22,700.7  26,329.3 

コーンはやや強気、大豆は弱気な発表内容となった。 

【引け後の発表】  

2)USDA週間クロップ・プログレス(6/1の週)  

【単位 : %】  

《コーン作付け進捗状況》  

  6/1/03  先週   昨年同期   5年平均  
主要18州平均   95  88  92  96 

先週からは大きく改善。平年比は若干下回っている。 

《コーン主要産地の発芽率》 

  6/1/03  先週   昨年同期   5年平均  
イリノイ   86  78  65  86 
インディアナ   70  57  36  80 
アイオワ   85  68  91  91 
カンザス   91  82  91  92 
ケンタッキー   80  76  63  84 
ミシガン  49  30  47  73 
ミネソタ   90  71  79  87 
ミズーリ   86  78  82  85 
ネブラスカ   84  54  86  91 
ノースカロライナ   91  86  100  96 
オハイオ   83  75  34  79 
テネシー   92  89  96  96 
テキサス   98  94  96  96 
主要18州平均   81  64  72  85 

平年を下回っているのは、インディアナ、アイオワ、ミシガン、ネブラスカ辺りで、特にミシガンでは大幅に下回っている。全体的には順調に回復してきたと言える。 

《コーン・クロップコンディション》  (単位 : %) 

【コーン】 括弧内は先週 

7大生産州  非常に悪い   悪い  普通  良い  非常に良い 
アイオワ  1(na)  2(na)  19(na)  60(na)  18(na) 
イリノイ  1(na)  4(na)  30(na)  47(na)  7(na) 
ネブラスカ  0(na)  1(na)  20(na)  61(na)  18(na) 
ミネソタ  0(na)  2(na)  24(na)  62(na)  12(na) 
インディアナ  2(na)  6(na)  38(na)  47(na)  7(na) 
サウスダコタ  0(na)  1(na)  15(na)  73(na)  11(na) 
ウイスコンシン  0(na)  2(na)  31(na)  56(na)  11(na) 
主要18州平均  1(na)  4(na)  27(na)  55(na)  13(na) 
18州平均(昨年)  3(na)  8(na)  35(na)  47(na)  7(na) 

弱気な内容と言える。
 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  6/1現在   先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   90  64  93  86 
イリノイ   72  57  51  78 
ミネソタ   91  68  93  88 
インディアナ   63  40  41  79 
ネブラスカ   83  45  87  88 
オハイオ   70  52  34  77 
ミズーリ   65  40  47  61 
主要18州平均   74  50  67  77 

予想の範囲内(70-80)にて、材料としては中立。 

《大豆生産主要州の発芽率》 

  6/1現在   先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   40  10  62  61 
イリノイ   39  14  16  53 
ミネソタ   49  15  48  58 
インディアナ   36  22  16  61 
ネブラスカ   39  11  53  57 
オハイオ   49  39  16  59 
ミズーリ   33  16  26  41 
主要18州平均   38  17  36  53 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日初めて発表されたクロップコンディションは「良い・非常に良い」の合計が68(去年の現時点では54、一昨年が70)、作付け進捗も95%と予想以上(市場予想は92〜94、去年は92、5年平均は96)、発芽率も81(去年が64、5年平均が85)と、どれを見ても順調といえる数字が出た。ある程度折込済みとは言え、明日はこれを受けて弱含む展開となろう しかし7限で240を大きく割り込んで下げるとは考えておらず、再びこの近辺で強いサポートが入ると見ている。逆に、上記のような良好なコンディションが徐々にマーケットに織り込まれていっているからこそ、今後の天候次第では夏場に12限で270あたりを目指す可能性に注目すべきであると考えている。今のところファンドは一気に売り手仕舞いをかける動きは見られない。また天候相場はこれからが本番であり、だれも今後の豊作を保証できるものはいない。 

6月末に発表される作付け予想面積に関して、過去15年の内9回は3月に発表されたものより減らしているというデータが出ている。上記のように現在作付け・コンディション共にここ一ヶ月で順調に回復してきたとは言え、年平均を若干下回っている状況を鑑みると、6月末の作付け予想面積はやはり3月のものより減らしてくる可能性の方が高いと考えた方が良いだろう。(K) 

(大豆) 

本日発表された輸出検証高は3.4百万ブッシェルと市場の事前予想を下回ると同時に米国大豆輸出需要での価格高騰による需要減(レイショニング)が起こっていることを市場に強く印象つけた。ファンド筋はまだネットロングを維持しているものの、期近7月限のロングを売り手仕舞いして新規に期先11月限を買うベア-スプレッドの動きを大きく見せた。7月限は658セントで一代の高値を既につけたとの見方が市場では支配的となり、本日こそ50日平均値である612−1/2セントで引けたものの明日もしこのレベルを下に抜けることがあれば、窓の空いている589〜594セントレベルの下値をテストする動きが考えられる。(H) 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)