米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年6月5日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---安値寄り付き、安値引け---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE 

CHG 

 

OPEN INT 

 

CHG 

 
JUL 03  236 1/2 - 36 1/4  239  235  2353/4  - 1 3/4  184207  8937- 
SEP 03  235 1/2 - 35  237 1/4  233 1/2  234 1/4  - 2  63868  2350+ 
DEC 03  237 1/4 - 37  239 1/4  235 1/2  236 1/2  - 1 1/4  120635  1516+ 
MAR 04  243 1/2 - 43 1/4  245 1/4  242  242 3/4  - 1 1/4  15814  21+ 
MAY 04  247 1/4  249 1/4  245 3/4  247  - 1  2397  11+ 
JUL 04  249 3/4 - 49 1/4  250 3/4  248 1/4  249 1/4  - 3/4  3939  12- 
            395306  4965- 

 

 

大 豆  ---やや安値寄り付き、高値引け---
          

?? OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
JUL 03  615 - 13 1/2  622 1/2  611 1/2  618 3/4  + 3 1/2  106007  1471- 
AUG 03  613  621 1/2  611  617 3/4  + 3 3/4  17396  115+ 
SEP 03  585 - 84 1/2  592  582  588  + 2 1/2  13799  253+ 
NOV 03  556 1/2 - 55 1/2  563  552 1/2  561  + 4  74573  58+ 
JAN 04  560 1/2  568  558  564  + 3  5002  93+ 
MAR 03  563 1/2  570  562  569 1/2  + 3 1/2  4047  2+ 
            224319  958- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG   

WHEAT 

 

CHG 

 
NY-YEN 
JUL  18790  +120  JUL  2208  +7  JULY  320 1/2  + 7  117.54 - 118.13 
AUG  18680  +110  AUG  2212  +7  SEP  327 3/4  + 6   
SEPT  18120  +120  SEPT  2207  +8  DEC  337 3/4  + 6 1/4   
OCT  16980  +140  OCT  2177  +5  MAR  343  + 6 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) ファンドによる大量の手仕舞い売り


昨日のフォロースルーから安値寄り付きとなった後も、午前中に発表された週間輸出成約高が予想を下回る数字であったことが追い討ちをかけて、弱含む展開となる。そのは暫く値動きの少ない展開が続くが、午後になって、小麦のマーケットが高騰していることを受けた一部投機筋のコーン買い・小麦売りの動きや、商業筋の本日の安値付近での買い下がりの動きなど、また、イスラエルがコーン48,000トン・マイロ8,000トンの米国産のコンビカーゴを買い付けたという報告が材料視されたことなどにより、一度7月限で前日比1.5セントアップまで上げる場面も見られたが、その勢いは長くは続かず、引け間際には再び値を崩し、安値にて引けることとなった。 

 

(大豆)  


中西部におけるここ最近のドライな天候により作付けの大幅な進捗が期待されることなどが嫌気され、多少弱含んでの寄り付きとなり、週間輸出成約高も弱気な内容であったために本日も弱気な相場展開となるかと思いきや、その後は力強く値を上げていく。数人の予報家が長期(11-15日後)の予報にて中西部における高気圧の発達を示唆しているという噂や、ブラジルレアルが堅調なために農家が売り物を出してこないという報告、ドルの弱含み、ここ最近大きく下げた相場の行きすぎ感、などが強材料視された。最後の一時間は値を戻す展開となるも、各限月3〜4セントアップにて引けを見る事となった。 

   

本日ファンド筋はコーン市場では10,000枚の売り越し、大豆市場では5,500枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約38,600枚のロング、大豆は約28,000枚のロングだと見られている(推定)。  

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

 昨日はミシガン中央部を中心にコーン・大豆ベルトの15%、小麦ベルトの10%程度の範囲にて0.10〜0.25、所によっては0.50インチの降雨が見られた。気温はベルト北西部にて平年以下、その他ベルトの大部分では平年を大きく下回った。
 今日はベルトの西端部にて極限られた量の降雨を見るほか、金曜から土曜にかけてはカンザス、北西部ミズーリ、東部ミネソタ、ウィスコンシン、南部オハイオ、南部インディアナ、北西部を除くアイオワ辺りで降雨が見られる。雨量は合計で0.25〜1.0、所により1.5インチとなり、ベルトの約60%をカバーすることとなる。
 また土曜日の夜にベルトの西部にて発達する別の雨雲は月曜にかけて北東に移動することとなる。雨量は同じく0.25〜1.0程度で、範囲はベルトの70%程度となりそうである。 

 今現在のドライ気味の天候により大豆の作付けは大きく進捗しているものと予想されるが、来週のウェットな天候により再び作付けの作業は中断されることとなる。このところ続いている寒い日々により初期成長が妨げられているが、6月半ばからは徐々に気温が上がっていくものと予想される。 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月11日〜6月15日)】  

  気温  降水量 
西部ベルト  B/N  A/N 
東部ベルト  B/N  A 

 

中国   

昨日は引き続きベルト西部の周辺地域にて限られた範囲・量(ベルトの10%の地域に0.1〜1.0インチの雨)の降雨を見た。今日から2日間は満州地域にて雨雲の動きが活発になり、ベルトの20%の地域に0.25〜1.25インチの雨がもたらされることとなるが、週末にはその勢力は弱まっていく。水分の不足しているこの地域にとっては恵みの雨となろう。 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(5月29日の週)  (単位:千トン)  

 

  週間成約高  輸出成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  33.9  338.0  21,999.5  25,068.8  1,323.0  1,987.4 
大豆  111.8  0.0  28,070.0  28,238.7  1,887.4  842.0 
小麦  33.9  338.0  21,999.5  25,068.8  1,323.0  1,987.4 
大豆粕  94.0  1.4  5,000.5  5,980.4  879.3  373.6 
大豆油  2.9  0.0  638.3  709.7  95.7  5.3 

コーン・大豆共に弱気な発表内容となった。 

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(5月29日の週)   (単位:千トン)  

 

  輸出高  輸出高累計  USDA通年予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  885.0  799.6  29,607.5  34,760.6  41,280 
大豆  127.5  354.4  26,182.6  25,633.2  27,490 
小麦  367.4  296.0  20,676.5  24,002.7  23,810 
大豆粕  86.7  76.1  4,121.2  5,046.5  5,440 
大豆油  10.9  3.8  542.6  550.4  950 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

地合いは弱い。これは、作付けが順調に進んでいることが確認されたこと、5月の平年より多かった雨によって冬場の雨不足による土壌水分不足懸念が払拭されたこと、さらにはこのところ新しいファンダメンタルズの材料に欠けていることなどに起因すると考えられるが、6月はもともと天候面で問題が起こりにくい月であり、例え旱魃が発生する年であっても6月の時点では天候面にて何の問題も見られなかったということは良くあり、季節的になかなか問題が見当たらないものである。中国のドライな天候やラニーニャなどマーケットを一気に押し上げる可能性を秘めたファンダメンタルズが存在することは確かであり、これらがいつマーケットに顔を覗かせるか今のところ分からないが、今の下げ基調の相場の中であまり下値を深追いするのは危険であると考える。7月限の目先のサポートは本日の安値235.0、ここを抜けたら次は233.0、ここのサポートは大きいと考える。あまり欲張らず、今のレベルあたりで早めに手当して大怪我を防ぐことを勧めたい。(K) 

 

(大豆) 

安値寄りした大豆市場でその後一転して買いを煽ったのは本日の通貨市場でドル安(特に対ユーロ)となったことから米国産大豆の輸出が促進されるのではとの見方。また、大豆油市場で中国が南米産大豆油を今週10万トン以上買い付けたのではとの見方などから急騰(一時期近は前日比43ポイント高)したことが大豆市場にも支援材料となった。本日発表された週間輸出成約高は111,800トンと数字自体は悪くないが事前予想レンジである75,000トン〜175,000トンに比べればどちらかと言うと失望感が強い。大豆油が後半押されて結局前日比7〜8ポイント高で収まったことや大豆自身の強材料がない中の上げであり、本日の上げには勢いは感じられない。ファンド筋が短期間でロングを減らしてきただけにテクニカルには短期的な小戻しの場面であるが、目先の天候に大きな不安が無いこと、既に米国産大豆期近輸出にレイショニングの影が見え出し始めたこと、堅調な南米産大豆輸出、などを背景に本日の様な通貨などの外部要因が無い場合は戻り売りパターンが暫くは続くのではないか。7月限は610セントのサポートラインの攻防が再びあり破られれば、590セントレベルまでの下落の可能性も出てこよう。その条件は来週の輸出検証高で米国輸出の数字が予想を大きく下回った場合と考える。新穀は米国中西部の天候、中国大豆産地の天候などがキーポイントとなるが、550セント程度までの底固めが11日のレポート後6月後半にかけてあり、その後は再び生育期の天候プレミアムをつけてアップトレンドに転換していくと考えている。(H) 

 

【ご注意】 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)