米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年6月9日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

JUL 03 236 1/2 - 36 238 235 1/4 236 1/4 - 2 1/2 166956 3331-
SEP 03 235 3/4 - 35 1/4 236 1/4 233 3/4 235 - 2 1/4 69264 4335+
DEC 03 236 3/4 - 36 1/2 237 3/4 235 1/4 236 1/2 - 2 1/2 127531 3051+
MAR 04 243 1/4 - 43 244 242 242 3/4 - 2 3/4 15839 1-
MAY 04 246 3/4 248 246 1/4 247 - 2 3/4 2470 13+
JUL 04 249 250 1/4 248 1/2 249 - 2 3/4 3898 7-
            390389 4081+

 

 

大 豆       ---変わらずの寄り付き、安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 03 629 1/2 - 28 1/2 634 625 625 1/2 - 6 95372 5427-
AUG 03 629 - 28 1/2 634 625 1/4 625 3/4 - 5 21027 1731+
SEP 03 600 - 599 1/2 605 1/2 596 1/2 596 3/4 - 5 3/4 13818 20-
NOV 03 571 1/2 - 70 1/2 577 568 568 1/2 - 7 76432 1316+
JAN 04 574 1/2 - 74 579 1/2 570 1/2 570 3/4 - 7 3/44995 4995 18+
MAR 03 576 1/2 581 1/2 575 1/2 575 3/4 - 6 1/4 3874 184-
            219405 2255-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JUL 19160 -220 JUL 2207 -25 JULY 327 1/4 + 6 3/4 117.94 - 118.22
AUG 19070 -250 AUG 2210 -21 SEP 335 1/4 + 5 3/4  
SEPT 18570 -220 SEPT 2204 -18 DEC 344 + 5 1/1  
OCT 17430 -90 OCT 2168 -18 MAR 348 + 5

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)


金曜の上げに対する行き過ぎ感により売られたのと、クロップコンディションに対する弱気な予想から安値での寄り付きとなった。しかし7月限235.0に近づいたレベルでは商業筋の積極的な買いが入り、一時は前日引け値レベルまで値を上げる展開となる。しかしセッション後半は徐々に値を崩していく展開。大豆相場の後半の下げにつられたことと、発表を目前に控えて取引がスローであったこと、などは本日の相場の上昇力を失わせた。一方で、本日の安値付近での商業筋の買い下がりのプライシング、また、メキシコが今年3四半期目のCUPO(輸出枠)を間もなく発行するという噂は本日の相場をサポートした。なお、セッション中に発表された輸出検証高は予想の範囲内にてあまり材料視されることはなかった。

(大豆) 


金曜の引け値とほぼ変わらずの寄り付きから、相場は力強く上昇していく。ブラジルレアルが強含んでいることがこの動きをサポートした。しかしその勢いは最後までは続かず、引け間際に大きく値を崩し、安値にて引けることとなった。引け後に発表されたクロップコンディションに対する弱気な予想や、セッション中に発表された輸出検証高が弱気な数字であったこと、中西部の期近の順調な天候などが弱材料視された。また、韓国が今週25,000トンの米国産NON-GMO大豆のテンダーによる買い付けを予定しているという報告は前半の上昇相場において一つの材料とされた。

本日ファンド筋はコーン市場では4,5001枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約33,400枚のロング、大豆は約35,200枚のロングだと見られている(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

 週末は、南部ミネソタ、東部ネブラスカの中央部、北東部アイオワ、中央部・南西部ウィスコンシン、中央部オハイオの各地域を中心にコーン・大豆ベルトの65%、小麦ベルトの45%の地域で0.25〜1.25、所により2.5インチの降雨を得た。
 今日から明日にかけてはベルトの西部から東部へと雨雲が移動することになるが、その間、ウィスコンシン、北部アイオワ、ミネソタ、ダコタ、北東部ネブラスカを中心に雨をもたらすこととなる。また水曜から土曜にかけてはオハイオ川流域にて降雨を得ることとなる。雨量は0.25〜1.5インチ程度であるが、南部オハイオ川沿いでは2.5〜5.0インチと激しい雨が降ることとなる。

 南部オハイオ川流域を中心とした今週の激しい雨は、大豆の作付けを多少遅らせることになるが、コーン・大豆の成長段階にとっては恵みの雨となろう。ここ最近ずっと続いていた寒さによりクロップの成長が芳しくなかったが、そろそろ各地で気温が上がってきそうである。中西部南部における雨がちな気候は収穫前の小麦には良くない。品質の劣化・病気を引き起こす可能性も出てきている。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月12日〜6月16日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A/N N/B
東部ベルト A N/A

材料としてはニュートラル

中国  

週末は満州の中央部と南部、華北平原の北部周辺、長江の南西部、華南の各地域にて0.10〜1.0程度の降雨を得た。範囲は冬小麦の10%、コーンの35%、大豆・落花生の20%となった。今週雨が降る地域をまとめると、
今日(月曜日) : 北部華北平原の中央部、中・南部満州、華南、長江の南西部
火曜日 : 華南、長江流域、南部華北平原の中央部、南部満州
水曜日 : 南東部長江流域、華南、南部満州
木曜日 : 華南、北部華北平原、南部満州
となっている。雨量は0.25〜1.25インチで、合計の範囲は大豆・冬小麦の45%、コーンの55%となる。この一連の雨により各地で土壌水分が改善し、クロップには恵みの雨となる。しかしながら、北部満州地区ではこの雨の恩恵を受けることができない。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  6月5日の週  5月29日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  724.2 759.9 874.7 28,592.4 35,082.4
ダイズ  147.4 111.1 395.8 26,157.4 25,840.7
小麦  366.1 375.3 489.3 322.3 346.2

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス(6/8の週) 

《コーン主要産地の発芽率》   (単位 : %)

  6/8/03 先週  昨年同期  5年平均 
イリノイ  92 86 87 94
インディアナ  82 70 67 91
アイオワ  96 85 98 97
カンザス  97 91 96 97
ケンタッキー  86 80 90 93
ミシガン 75 49 76 86
ミネソタ  97 90 95 96
ミズーリ  92 86 89 93
ネブラスカ  96 84 97 97
ノースカロライナ  92 91 100 98
オハイオ  90 83 61 90
テネシー  98 92 98 99
テキサス  100 98 99 99
主要18州平均  91 81 88 94

インディアナ、ミシガンで平年を大きく下回っている。

《コーン・クロップコンディション》

括弧内は先週  【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 3(2) 19(19) 60(60) 17(18)
イリノイ 1(1) 6(4) 21(30) 54(53) 18(12)
ネブラスカ 0(0) 1(1) 17(20) 62(61) 20(18)
ミネソタ 1(0) 3(2) 24(24) 62(62) 10(12)
インディアナ 3(2) 10(6) 34(38) 45(47) 8(7)
サウスダコタ 0(0) 2(1) 17(15) 70(73) 11(11)
ウイスコンシン 1(0) 3(2) 31(31) 54(56) 11(11)
主要18州平均 1(1) 5(4) 25(27) 55(55) 14(13)
18州平均(昨年) 2(3) 7(8) 32(35) 49(47) 10(7)

インディアナにてコンディションが悪化しているが、全体的には予想の範囲内であるため、材料としてはニュートラル。


《大豆生産主要州の作付け進捗状況》

  6/8現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  96 90 97 93
イリノイ  86 72 82 90
ミネソタ  98 91 98 95
インディアナ  78 63 68 89
ネブラスカ  94 83 98 96
オハイオ  77 70 64 88
ミズーリ  75 65 65 72
主要18州平均 

84

74 83 87

インディアナ・オハイオにて平年を大きく下回っている。

 

《大豆生産主要州の発芽率》

  6/8現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  74 40 86 80
イリノイ  63 39 52 74
ミネソタ  76 49 79 78
インディアナ  56 36 41 76
ネブラスカ  68 39 81 78
オハイオ  62 49 34 72
ミズーリ  52 33 43 57
主要18州平均  62 38 62 71

イリノイ、インディアナ、ネブラスカ、オハイオの各州で平年比大きく遅れている。

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(na) 3(na) 20(na) 64(na) 12(na)
イリノイ 1(na) 7(na) 24(na) 57(na) 11(na)
ミネソタ 1(na) 3(na) 26(na) 51(na) 15(na)
インディアナ 2(na) 8(na) 38(na) 46(na) 6(na)
ネブラスカ 0(na) 1(na) 18(na) 67(na) 14(na)
オハイオ 2(na) 10(na) 33(na) 47(na) 8(na)
ミズーリ 1(na) 4(na) 36(na) 54(na) 5(na)
主要18州平均 1(na) 5(na) 28(na) 56(na) 10(na)
18州平均(昨年) 1(na) 5(na) 34(na) 52(na) 8(na)

インディアナ、オハイオの状態が芳しくない。全体的にはコーンと同様予想の範囲内であるため、材料としてはニュートラル。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

期近では今のところ強気な材料は見当たらない。クロップの初期成長には絶好の天候、本日発表されたクロップコンディション、輸出検証高の低調な数字・・。しかしここ最近の動きを見て、ファンドによる穀物相場全般を押し上げたいという意思を強く感じた。今日の小麦マーケットでの動きを見てもそう感じる。今日の小麦は豪州と米国プレーンズの天候が材料視された形であるが、この小麦の上昇が続けばコーン市場にも影響を与える可能性は十分ある。

オーストラリアではクイーンズランド・ニューサウスウェールズあたりにおいてこの先ドライ気味の天候が続きそうで、クロップが受けるストレスが懸念されだしている。現在旱魃の恐れを抱えている中国では今週まとまった雨を見そうであるが、もっとも雨を必要としている満州では、この雨の恩恵をあまり受けることができない。この地域では、3月以降現在まで、平年の30〜80%程度の雨量しか降っていない。また、地域によっては10%台のところもあるというデータが出ている。また、インドは現在落花生・マイロの作付け期であるが、モンスーンの発達が遅れているため、作付けが思うように進んでいない。これらの国々の天候はコーン市場に関しても潜在な強材料であると考えられ、要注目である。

明後日の需給報告に関しては、輸出量減少・FSI需要増加・ブラジルの輸出量増加という予想が多く聞かれる。作付け・収穫面積については意見が分かれているところであるが、5月の降雨による作付けの遅れが多少加味されて、やや減らしてくるのではないかと見ている。(K)

(大豆)

週末の天候はほぼ理想的。気温も上がりこれまで作付遅れが指摘されてきた特にベルト西部地域や、作付は順調ながら積算気温の遅れが指摘されてきたベルト西部、どちらにとっても非常にいい形となった。先週金曜の動きの反動も重なり本日はほぼ予想通りの下げ相場となった。セッション中の輸出検証は予想以下の内容にてレイショニングを示唆するアイテムとしても市場よりは認識されている。このような中、目先7月限は620への展開、11月限についても560近辺への下げは期待できようが、それ以上の下げについては先週末にコメントした通り大きな期待は出来ないと見ている。

今週水曜には農務省の需給報告が予定されているが、内容的には大きな変化は望み薄。旧穀については輸出増・搾油減でのオフセット、期末在庫に関しては殆ど変化無しと言われる。新穀についても現時点ではいじくる箇所は殆ど見当たらない。その他南米の生産量もほぼ据え置き期待、中国の輸入量は先月の16.5百万トンから若干の上方修正か。各分析家のそれも異口同音に同様の内容をコメントしている。

目先の調整後再び上昇局面、というのが現在の見方。(A)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)