米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年6月10日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

JUL 03 236 1/2 - 36 239 3/4 235 1/2 239 1/4 + 3 159960 6996-
SEP 03 235 1/4 - 35 237 3/4 234 237 1/2 + 2 1/2 72311 3047+
DEC 03 236 1/2 239 1/2 235 3/4 239 + 2 1/2 128315 784+
MAR 04 242 3/4 245 3/4 242 1/2 245 1/4 + 2 1/2 16040 201+
MAY 04 247 1/2 - 47 1/4 249 1/4 247 248 3/4 + 1 3/4 2518 48+
JUL 04 249 1/2 - 49 1/4 251 1/2 249 250 3/4 + 1 3/4 3911 13+
            387542 2847-

 

 

大 豆       ---やや高値寄り付き、大きく高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 03 627 - 26 1/2 639 625 633 1/2 + 8 93118 2254-
AUG 03 626 1/2 - 26 639 1/2 625 1/4 633 1/2 + 7 3/4 22586 1559+
SEP 03 598 609 597 606 3/4 + 10 14031 213+
NOV 03 569 - 68 1/2 581 568 1/4 577 1/2 + 9 77555 1123+
JAN 04 572 583 572 580 + 9 1/4 5321 326+
MAR 03 576 584 1/2 576 583 + 7 1/4 3892 18+
            220571 1166+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JUL 19460 +300 JUL 2227 +20 JULY 333 3/4 + 6 1/2 117.66 - 118.11
AUG 19350 +280 AUG 2223 +20 SEP 342 + 6 3/4  
SEPT 18880 +310 SEPT 2225 +21 DEC 350 + 6  
OCT 17730 +300 OCT 2193 +25 MAR 354 1/2 + 6 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  小麦・大豆につられる


昨日引け後に発表されたクロッププログレス・クロップコンディションの内容はやや弱気なものと捉えられたことによりやや安値での寄り付きとなるが、その後は力強く値を積み上げていく展開となった。ファンドの積極的な買いによって昨日に続きシカゴ小麦市場は活況を呈し、大豆市場は本日オハイオ川沿いで大雨の予報が出ていることから作付けの遅れを連想させ大きく上げた。この二つの市場の勢いはコーンピットにも押し寄せ、小麦・大豆につられて上げる形となった。加えて、農務省の需給報告を目の前にして商業筋のポジション整理のためのショートカバータイプの買いが入ったこと、中国・豪州などのドライな予報が材料視されたこと、韓国のAFMCが食品用の100,000トンのコーンを買い付けようとして失敗したが、今夜再びテンダーによる買い付けを試みるという報告があったこと、などが本日上昇相場において材料視された。最後まで強い地合は続き、各限月2〜3セントアップにて引けた。

 

(大豆) MBM使用禁止を訴える記事を好感し上昇


今週後半のベルト全般での雨がちな天候と、ベルト東部において洪水が予想されるほどの大雨が大豆の作付けの遅れを連想させ、やや高値での寄り付きとなる。その後もさらに力強い上昇相場となったのだが、本日「USA TODAY」という新聞紙にミートボーンミールの使用を全ての餌に関して禁止すべきであるという旨の記事が載り、これが強烈に大豆・大豆粕相場をサポートした。特に政府が動きを見せたなどという事実はなく、ただ単に一つの意見として掲載されただけなのであるが、トレーダー達に「もし禁止されたら」という考え方を提起させ、マーケットに反映されることになった。実際、現在米国では約200万トンのミート・ボーン・ミールが使用されており、これを同じたんぱく質量の大豆粕に置き換えるとすると217万トンという数字になる。現段階でこんなことを議論しても仕方ないのであるが、やはり市場参加者は全ての事実・可能性をマーケットに折込まないと気がすまないようである。また、ブラジルのレアルが強含んでいること 、マレーシアのパームオイルが強含んでいることも本日の大豆相場をサポートした。後半になるとこの上昇相場も勢いにやや蔭りが見えるも、各限月共に大きく上げての引けとなった。

 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の買い越し、大豆市場では5,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約36,400枚のロング、大豆は約40,200枚のロングだと見られている(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  一部で局地的な洪水の可能性有り

 昨日はネブラスカの北東部と南東部、サウスダコタの南東部、北西部・南東部アイオワ、東部ミネソタの中央部、南西部ミネソタ、ウィスコンシン中央部、北部ミズーリ、西部イリノイの中央部などを中心にコーン・大豆ベルトの40%、小麦ベルトの10%の地域において0.25〜1.0、所により2.25インチの降雨を得た。気温はベルトの北部・東部では平年以下であったが南西部では平年並みであった。
 今日は中央部・南西部ウィスコンシン、ミシガンにて降雨を見る予定だが、この雨は木曜の朝にかけてイリノイ、中央部・南部ミズーリ、インディアナ、オハイオあたりへと移動する。金曜から週末にかけては雷を伴った雨がミズーリ、南部イリノイ、南部インディアナ、南部オハイオ辺りにもたらされることとなる。合計すると範囲はコーン・大豆ベルトの75%、小麦ベルトの90%となり、雨量は0.25〜1.75、所によっては4.0インチに上る。南部ミズーリ・南部イリノイ辺りでは特に激しい雨となりそうだ。気温は概ね平年並みとなりそうである。

 今週、ベルト南部では雨により大豆の作付けがやや遅れることが予想され、またミズーリ・南部イリノイではまとまった激しい雨によって局地的な洪水が発生する可能性がある。しかし、大部分の地域では一連の雨によりクロップの初期成長に必要な水分を土中に蓄えることができるため、恵みの雨となろう。また徐々に気温が上昇してきているのでこれもクロップの成長にはプラスである。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月12日〜6月16日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A/N N/B
東部ベルト A N/A

材料としてはニュートラル

中国  まとまった雨を見るも、満州北部では引き続き水不足

昨日は中央部・南西部満州において多少の降雨が見られた他、北部・中西部の華北平原や長江流域の中西部、華南の中央部においても降雨を見た。雨量は0.10〜1.0、所により1.5インチで、範囲は冬小麦・大豆の35%、コーンの45%、落花生の75%となった。今後の雨の地域をまとめると、

今日(火曜日) : 華南、長江流域の中央部、東部華北の中央部、南部・中央部満州の各地域
明日(水曜日) : 華南、長江流域の東部、華北平原の南東部、満州の南部
木曜〜金曜  : 華南、満州南部
土曜日     : 南東部満州と満州の西部周辺地域
となる。雨量は合計で0.25〜1.25、ところによっては2.0インチとなり、範囲は落花生の40%、冬小麦の45%、コーン・大豆の55%となる。

これらの一連の雨により多くの地域でクロップの初期成長の助けとなるが、満州の北部地域はこの雨の恩恵にあずかれず、引き続き土壌水分が不足した状態が続く。

 

本日の発表等

 

ブリッシュコンセンサス 

 

  6/10/03 6/3/03 5/27/03 5/20/03 5/13/03
大豆  67 58 66 71 73
大豆油  55 51 54 60 59
大豆粕  68 60 67 72 78
コーン  50 50 51 55 59
小麦  50 43 47 50 48

材料としてはニュートラル

 

3) 期末在庫 発表前の市場予想 (単位:10億BU)  

2002-03CROP】 

    市場予想平均       市場予想レンジ      前回発表   
    CORN      

1.064

1.034-1.110

1.059

    WHEAT       0.459 

0.443-0.473

0.448

    大豆  

0.132

0.120-0.140

0.135

 

2003-04CROP】 

    市場予想平均       市場予想レンジ      前回発表    
    CORN      

1.274

1.163-1.414

1.304

    WHEAT  

0.574

0.476-0.692

0.511

    大豆  

0.244

0.235-0.260

0.245

コーン・大豆・小麦それぞれ、新穀の期末在庫の大幅な変化は予想されていない。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今後の見通しに関しては明日の発表を見てからということにしたいが、今回の発表ではそう大きな調整はなされないというのが大方の意見である。可能性としては、旧穀に関しては需要面で輸出量の減少とIndustrialの増加、新穀に関しては作付け・収穫面積の減少とIndustrialの増加といったところか。可能性は少ないが、新穀での輸出量の減少もひょっとしたらあるかも知れない。ここ最近の価格動向に関して、ファンドの動きがキーとなっていると考えているが、そのファンドは本日各穀物市場にて買い越しをしている。明日の発表に関しても何か強気なファクターを探しにかかるのではないかという印象を受けた。(K)

(大豆)

発表数字についての大きな変動は今回期待されていない。しかし、”ファンダメンタルズ”の確認により改めてタイトな期末在庫を認識する事になる市場は買われやすいムードに映る。7月限はもう時間は限られるものの本日は640へあと一歩のところまで伸び、11月限は581、先日の高値にあと4セントまで迫っている。先週までの安値での値固め(7月限610台、11月限550前半)を見た後、次なる上昇局面へ移った動きに見える。 目先7月限はこの640を再度トライし抜ければ先日の高値658を目指す。11月限も先日の高値585を目指し、抜ければ6ドルへ向かうのではないかと見ている。(A)

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)