米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年6月18日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや高値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

JUL 03 242 1/2 - 42 1/4 244 3/4 240 3/4 244 1/4 +2 1/4 128077 8328-
SEP 03 239 1/2 - 39 241 1/4 237 3/4 240 3/4 + 2 90836 3029+
DEC 03 240 1/2 - 40 1/4 242 238 1/2 241 1/2 + 1 1/2 139981 2495+
MAR 04 246 1/2 - 46 1/4 247 1/2 244 1/2 247 + 1 17258 4+
MAY 04 250 251 1/2 248 1/2 251 1/4 + 1 1/4 2912 5-
JUL 04 251 1/4 252 3/4 250 1/2 252 3/4 + 1 4308 44-
            388240 2800-

 

 

大 豆        ---やや高値寄り付き、大きく高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 03 624 1/2 - 23 1/2 630 617 629 + 7 3/4 63296 4838-
AUG 03 624 1/2 - 24 631 616 1/2 630 + 8 1/2 30415 2986+
SEP 03 598 - 96 1/2 604 592 1/2 604 + 7 1/4 14821 268+
NOV 03 566 1/2 - 65 1/2 575 561 1/2 574 + 7 1/2 92528 2965+
JAN 04 572 577 566 576 + 7 1/2 7149 159+
MAR 03 570 580 568 578 1/2 + 6 1/2 4777 2+
          219421 1631+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JUL 18940 +120 JUL 2261 +42 JULY 316 1/2 - 1/4 118.04 - 118.13
AUG 18880 +120 AUG 2270 +49 SEP 324 1/4 + 1  
SEPT 18340 +60 SEPT 2260 +40 DEC 333 1/4 + 1/2  
OCT 17250 +100 OCT 2234 +39 MAR 339 + 1 1/4

 

 

本日の相場の動き

 

(大豆)  米国産大豆油の成約が好感され急騰

昨日の強い地合の流れを受けてやや高値にて寄り付いた後は前日引け値を挟んで移り気な相場展開となる。しかし正午付近に、突如として5セント程値位置を上げる。10分足で見るときれいにギャップを付けていることが分かる。USDAより売り先未定の大豆油の20,000トン成約報告がなされたことと、北部プレーンにてHOTTER&DRIERの天候パターンが訪れる可能性があると指摘した予報家がいたことが午後の上昇相場のきっかけとなった。
本日USDAから発表された米国産大豆油20,000トン成約のニュースは、南米産の大豆油価格が堅調に推移していることも加わって、南米の搾油のペースは油の需要のペースに追いついていないのではないかという考えをトレーダーに抱かせた。各限月前日比7セント以上上げ、7月限は20日と50日の移動平均線を上へ抜け、11月限は50日移動平均線より上値を保ち、20日移動平均線を上へ抜けて引ける。これだけの上げを見せた本日の相場だが、ファンドは売り買い同数量か、見方によっては売り越しているとの報告もある。

 

(コーン) 大豆・大豆油につられる形で引け間際に上昇

昨日の動きを思い出させるような相場展開となった。若干強含んでの寄り付きの後は、理想的な中西部の天候から連想される順調なクロップコンディションにより、やや値位置を下げたところでの取引となり、午後一時までは極狭い範囲内での取引に終始していた。中国の吉林糧食グループがトッファーとカーギルに米国産比較かなり安値で80万トンのコーンを売ったという噂が流れたことも嫌気された。それ以外は特に特筆すべき材料もなく、そのまま引けるかと思いきや、最後の30分で突如上昇。大豆・大豆油の急騰につられてファンドとローカルの買いがまとめて入ったことで一気に上げた。 結局各限月1〜2セント高にて引けている。一方で、本日は多くの輸出成約の報告がなされたが、それらは若干ではあるが下値を支える材料とされた。内容としては、韓国の餌会社NONGHYUPによる中国産コーン25000トンの買い付け報告、台湾の餌会社が米国産コーン56000トンを買い付けたという報告、台湾の精糖メーカーが米国産コーン23000トンと同じく大豆12000トンのコンビカーゴをオーバーナイトのテンダーにて買い付けたという報告、キプロス・グレイン・コミッションが47000トンの産地オプションのコーンのテンダーを6/20に行うという報告、韓国が10万5000トンの産地オプションのコーンの買い付けを近く行うという報告、など。

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の買い越し、大豆市場では売り買い同数量であったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約54,600枚のロング、大豆は約20,900枚のロングだと見られている(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部   

 昨日は東部ネブラスカの中央部、アイオワ北西部、オハイオの北西部などを中心にコーン・大豆ベルトの20%、小麦ベルトの15%の地域に0.10〜0.75、所によっては2.0インチの降雨を得た。
 今日から明日木曜にかけてはネブラスカ・アイオワの南部やイリノイ北部、インディアナ北部、ミシガン南部などベルトの25%の地域で0.10〜0.30、所により0.50と少量の降雨を得る。次にまとまった雨が降るのは土曜の夜から日曜にかけてで、ミネソタの中央部と南西部、サウスダコタ、アイオワの北西部辺りを中心にベルトの20%の地域に0.25〜1.25インチの雨がもたらされることとなる。気温は週末まで平年並みか、ややそれを下回る程度となる。

 中西部の大部分の地域では土壌水分は適度な状態が保たれているが、下記の地域では今月に入ってから例年の50%以下の雨しか降っておらず、乾燥気味であると考えられ、来週の雨に期待がかかる。
イリノイ北部
インディアナ北西部
ミシガンの南部と西部
ウィスコンシン南部
南部ミシガンの中央部と西部ミシガンの中央部
ネブラスカ北部
 一方、降雨過多の状態が続いていたオハイオ川流域の南部では本日限られた雨を見るが、来週はドライ傾向であるので、遅れていた大豆の作付けを進捗させる良い機会となる。
 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月23日〜6月27日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A A
東部ベルト A N/A

明日の寄り付きには中立か、やや弱気な材料とされる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中国  東北地方東部・中央部では土壌水分改善。だが北部では水分不足が続く。

昨日は東北地方の中央部にて0.10〜0.5インチの降雨がもたらされた。範囲はコーン・大豆ベルトの10%程度に相当した。今日・明日は華中の西部にて降雨がもたらされる。また本日東北地方の東部、明日には東北地方北部にて少量の雨を得る。金曜日には華中の西部と中央部、華北の西部、南部東北地方の中央部にて雨の機会を得る。この雨雲は週末には華北平原の南部から南東にかけてと、華中の北部、東北地方の南西部あたりにその活動範囲を移動させる。合計の雨量は0.25〜1.5、所によっては2.5インチ、範囲は小麦・落花生ベルトの70%、コーン・大豆ベルトの40%となる。

東北地方北部にて引き続き乾燥懸念が続く。木曜にはこの地域で雨の機会を得るが、その量・範囲共にごく限られたものとなるので、この地域のコーン・大豆は引き続きストレスを受け続けることとなる。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

3) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ       

(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦  250-450 496.8
コーン  600-850 748.8
大豆(旧穀) 200-300 505.8
大豆粕 35-85 60.3
大豆油

10-15

2



【引け後の発表】

4) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    6/14の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      99 100
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   100 99

材料としては中立。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日の相場展開はあまり予想していないものであったが、コーン以外のマーケットの影響を受けて上げた相場故、明日は行きすぎ感によりセッション中に値を戻す展開を予想する。しかし本日は上に触れやすいマーケットであることを確認したという気がしている。いかなる強材料に対しても敏感になっているといった印象を受けた。現在のところはウィスコンシン南部、ミネソタ南部、アイオワ北部など、各地から入ってくる作柄情報は非常に良いものばかりである。パーフェクトという声も聞こえてくる。弊社が定地点観測を行っているPEKIN近辺も素晴らしいコンディションである。唯一、あるサプライヤーから、最近インディアナの農家が既契約の今年度クロップのコーンをキャンセルさせて欲しいという連絡が入ったという話を聞いた。(幸い弊社とは関係のない話であったが。)TOO WETにて作付けを断念したのだという。今のところこういった話は極限られた地域のみで発生しているものであり、大勢に影響を与えるものではないのであろうが、今後、より天候が重要なファクターとなる時期を迎えるにあたり、各地の作柄を注意して観察していきたい。短期的には7月限で240を切った辺りではプライシングを進めていきたいところである。(K)

(大豆)

農務省により仕向け地不明で2万トンの米国産大豆油の成約が発表された事から南米での大豆油価格の高騰から一部需要が北米に移行しているのではないかとの見方に大豆油が昨日に続いて急騰となったことから大豆市場も支援されてクロージングにかけて急騰した。ファンド筋は売り買い交錯して大きくネットポジションを増やして居らず、地場筋の動きがメインと考える。昨日・今日の上げについては多分にテクニカル要因の買いがメインであり明日もう一段上げる場合は短期的にはそこは相場の一山を形成するのではないかと考えている。7月限の上値の限界は640セント、11月限の其れは588セントを越えない。明日、もう一度高い場面があれば短期的には絶好の売り場面と考える。6月後半にかけては、7月限は再び610セントをテストして、抜ければ600ドル割れもありうると考える。一方、11月限も大きな天候の異変は無いことから、同じく6月末にかけては550ドルを一度はテストするものと見ている。(H)

 

【ご注意】

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)