米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年6月19日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---少しギャップを付けて高値寄り付き、やや高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

JUL 03 246 - 45 1/2 246 3/4 242 3/4 244 1/2 + 1/4 124202 3875-
SEP 03 242 1/2 - 41 3/4 243 3/4 239 1/2 241 + 1/4 95707 4871+
DEC 03 243 3/4 - 43 1/2 244 1/2 240 1/2 241 3/4 + 1/4 141133 1152+
MAR 04 249 - 48 3/4 250 246 1/2 247 1/4 + 1/4 17206 52-
MAY 04 252 3/4 253 250 3/4 251 1/2 + 1/4 2952 40+
JUL 04 254 1/2 254 1/2 252 1/2 252 3/4 + 0 4362 54+
            390512 2272+

 

 

大 豆        ---少しギャップを付けて高値寄り付き、期近やや高値引け、先はやや安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 03 636 - 32 636 628 630 + 1 62833 463-
AUG 03 635 - 34 1/2 637 628 1/2 632 + 2 33240 2825+
SEP 03 607 1/2 - 07 608 600 1/2 603 1/2 - 1/2 15327 506+
NOV 03 578 - 76 578 569 572 1/2 - 1 1/2 95298 3400+
JAN 04 579 1/2 - 79 579 1/2 572 1/2 573 1/2 - 2 1/2 7244 95+
MAR 03 577 1/2 580 574 576 1/2 - 2 4940 163+
          225988 6567+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JUL 18950 +10 JUL 2282 +21 JULY 315 3/4 - 3/4 118.31 - 118.93
AUG 18900 +20 AUG 2288 +18 SEP 322 3/4 - 1 1/2  
SEPT 18380 +40 SEPT 2278 +18 DEC 322 3/4 - 1/2  
OCT 17210 -40 OCT 2248 +14 MAR 338 1/2 - 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 若干強気な材料に敏感に反応して上昇するも、その後落ち着きを見せる。

本日のシカゴコーンマーケットは昨日のフォロースルーを受けたテクニカルな買いと堅調な輸出成約数量(予想が60万トン-80万トンであったのに対して、74万2千トン)、そして若干の天候要因により、少しギャップを付けて高値にての寄り付きとなった。クロップは依然として順調に成長しており、生産量の見通しは今のところ明るい。しかし来週気温が平年以上にまで上がるという予報が、強材料に敏感になっているトレーダー達を一時強気にさせたようだ。しかしその後は現在の順調な生育を見て冷静さを取り戻すかのように少しずつ値を崩していく展開となる。特に期近7月限月は、第一受け渡し通知日が近づいていることによりリクイデーションタイプの売りが多く入り弱含んだ。中国が相変わらず積極的に売り物を出しているという噂と、ライブキャトル・リーンホッグ市場が弱含んでいたことも本日のマーケットの頭を抑えた。各限月前日比約2セント下げた値位置での取引が続くが、セッション終了間際に少し値を上げ、各限月前日比1/4セントアップでの引けとなった。
一方で、韓国のKOCOPIAが中国産と南米産のNON-GMO-CORNを合計10万5000.トン買い付けたという報告が入っている。

 

(大豆)  中西部の理想的な天候が新穀限月に影響し、弱含む展開

旧穀の成約量は先週間違えて新穀の分をカウントしていた12万トンが修正されたためマイナス46300トンとなった。先週から予想されていたのであまり注目はされなかったものの、それでも予想を少し下回っていたため材料としては弱気であった。しかし寄り付きは多少ギャップを付けての高値寄り付き。中国が米国産旧穀大豆を3〜4杯買い付けたという噂が流れたことが、このところ言われている中国が南米産大豆の契約を2杯米国産にスイッチしたのではないかという噂と相まって本日の相場を強くサポートしたことによる。しかしその後は中西部での現在の理想的な天候がトレーダーを次第に弱気にさせ、新穀限月を中心に徐々に値を下げていく展開となる。引けて見ると期近はやや高値での引けとなるが先は1〜2セント下げての取引終了となった。またUSDAは昨日の売り先不明の大豆油20,000トンの成約を中国向けであったと発表した。 

 

本日ファンド筋はコーン市場では6,000枚の買い越し、大豆市場では1,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約60,600枚のロング、大豆は約21,900枚のロングだと見られている(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  来週ベルト北東部にて乾燥懸念

(期近の予報)
昨日はイリノイの北東部、東部イリノイの中央部、ミシガンの南東部、インディアナ北西部の周辺地域、ウィスコンシンの南東部などを中心としてコーン・大豆ベルトの20%、小麦ベルトの25%の地域に0.10〜0.75、所により1.25インチの降雨がもたらされた。気温は全般的に平年より高めとなった。
本日(木曜)はインディアナ中心部やオハイオの南部などベルトの10%程度の地域に0.10〜0.50インチの限定的な降雨がもたらされる。次にまとまった雨が降るのは土曜の夜から月曜にかけてで、ミネソタ、ノースダコタ南東部、サウスダコタ、アイオワ北西部、ネブラスカ北部などを中心にコーン・大豆ベルトの30%の地域に0.25〜1.25、所によっては2.0インチの降雨がもたらされる。気温は平年並みか、やや高めとなる。

(クロップへの影響)
昨日は現在最も乾燥が懸念されている地域のうち、イリノイ北部、インディアナ北西部、ウィスコンシン南部、ミシガン南部の各地域に降雨を得た。これにより、今月に入ってから未だ平年の50%以下の雨量しか得ていない地域は、
ネブラスカ北部/ミシガン西部/ミネソタ南部の中央部/ミネソタ西部の中央部、の各地域となった。来週はミネソタとネブラスカでまとまった雨が降りそうだが、ベルト東部では来週WARMER&DRIERの傾向にあり、最高気温は90台が続きそうである。これによってクロップがストレスを受ける程ではないが、今後10日間の間ベルトの北東部ではドライな天候が予想されており、クロップが順調に生育するためにはこの地域での7月前半の雨が期待される。一方、WARM&DRYの天候は現在TOO WETとされているオハイオ川流域(ベルト南東部)のクロップには好条件となる。
 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月24日〜6月28日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A A
東部ベルト MA N/A

東部ベルトのMAを受けて、やや強気と捉えられている

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中国  

昨日は東北地方北部と華中の南西部、合計でコーン・大豆ベルトの10%の地域に0.10〜0.75インチの降雨が見られた。今日は華中の南西部で引き続き降るが、東北地方北部でも多少の降雨が見られる。この雨は、金曜から土曜にかけて華中の中心部と華北平原の南西部にその活動範囲を移す。東北地方の中央部にも若干の雨が降る可能性がある。日曜には華中の北部、華北平原の南東部、東北地方の西部あたりでまとまった雨がもたらされた後、月曜には東北地方東部、華中の南部にて降雨を得る。これら一連の雨を合計するとコーン・大豆ベルトの35%となり、その雨量は0.25〜1.5インチ、所によっては2.5インチとなる。

華北平原と華中にて続く暑くてドライな天候によりクロップはストレスを受け続けている。しかし週末までには華北の南東部と華中全域にCOOLER&WETTERの天候がやってくるのでこれはこの地域のコーン、大豆、落花生には恵みとなる。一方で華北の北東部と東北地方北部では相変わらず極限られた雨しか降りそうに無く、クロップにストレスを与え続けることとなる。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(6月12日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 742.5 325.4 36,368.5 43,331.2 5,177.8 684.1
大豆 -46.3 205.0 28,407.1 28,953.1 1,859.9 1,169.5
小麦 591.4 0.0 4,275.9 3,573.2 3,611.5 0.0
大豆粕 64.3 1.5 5,122.7 6,152.4 826.5 377.5
大豆油 7.9 0.0 646.1 756.2 90.2 5.3

コーンは予想の範囲内ではあったがその予想平均より大きな数字であったためやや強気に捉えられた。大豆は先週から言われていた通り修正が入り、マイナス。このことは予想されていたのだが今週の数字そのものが若干予想より少なく、弱材料とされた。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(6月12日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 866.2 717.1 31,190.7 36,917.3 40,640
大豆 169.0 195.5 26,547.2 26,300.7 27,490
小麦 388.2 399.0 664.4 676.7 25,860
大豆粕 100.0 75.0 4,296.2 5,228.0 5,440
大豆油 3.0 12.3 557.9 574.6 980

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

ちらほらとHOT&DRYの可能性を示唆する声が聞かれ出した。そしてそれに煽られるかのように、本日のセッションは全半強含む展開を見せた。今のところは来週雨が少なく気温が上昇気味になることに対して過剰反応しているように見受けられるが、この過剰反応こそがいわゆる天候相場であると思われる。ついこの間まで低温障害が懸念されていたことを考えると例年以上の気温となる期間が短期間で終われば逆にクロップの成長を後押しすることになると考えられる。しかし先日少し触れた、「今年は作付け期に潤沢な雨量を得たので根の張りが浅く、例年よりHOT&DRYの影響を受けやすい」のではないかという懸念が、天候に対してより敏感なマーケットを作り出している一つの要因と言える。実際は意外に深くまで根が張っているかもしれないし、根が浅くても結果的には大きなストレスを受けないかもしれない。しかし「可能性」は否めず、今マーケットはそういったいくつかのブリッシュな可能性を織り込んでいこうとしているように感じられる。そういった可能性の多くが大きく否定される時がトレンドの転換点になると考えている。一つは米国中西部における受粉期の旱魃懸念、二つ目は中国の生産量減少がその輸出政策に与える程度の大きさ。現在のマーケットは3月終わりに付けた安値以来の上昇トレンドの中にあるという意見変わらず、7月限は240を割った辺りで進めておくべきと考える。(K)
 

(大豆)

7月限636セント、11月限578セントが各本日の最高値となったがその後引けにかけて急速に値を消して結局期近は小幅高、新穀限月は小幅安で引けた。材料としては昨日農務省により仕向け地不明で発表された2万トンの米国産大豆油の成約が中国向けであることが確認されたこと。更には期近積みで中国向けの大豆2杯の成約が伝えられたことなど中国関連のニュースに支援されてセッション前半は期近の買いが進んだ。一方の期先は期近の動きや大豆油高に支援されるものの目先の米国中西部の天候懸念材料が無いことや中国の大豆生産地で降雨が予想されていることなどから独自の強材料に欠けて期近が値を戻すにつれて急速に上昇力を無くした。昨日予想したように本日の高値が期近・期先ともに短期的な最高値と考えている。6月末までは7月限の上値の限界は640セント、11月限の其れは588セントを越えない。6月後半にかけては、7月限は再び610セントをテストして、抜ければ600ドル割れもありうると考える。一方、11月限も大きな天候の異変が無ければ、同じく6月末にかけては550ドルを一度はテストするものと見ている。(H)

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)