米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年6月23日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---安値寄り付き、安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

JUL 03 241 - 40 1/2 241 1/2 238 3/4 239 1/2 -3 1/4 106596 3787-
SEP 03 236 3/4 - 36 1/4 237 1/4 235 235 1/2 -3 100253 1750+
DEC 03 238 1/4 - 38 238 1/4 235 1/4 236 1/2 -3 1/4 147525 5755+
MAR 04 244 - 43 3/4 244 241 1/4 242 3/4 -3 17886 574+
MAY 04 248 1/2 248 1/2 245 1/2 246 3/4 -3 3088 106+
JUL 04 249 3/4 250 247 1/4 248 1/4 -2 3/4 4357 6+
            384638 5580-

 

 

大 豆        ---やや安値寄り付き、一旦大きく下げるがその後反発、期近やや高値引け、先は安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 03 628 1/2 - 28 631 624 630 1/4 +1 51813 4942-
AUG 03 628 630 624 628 1/2 +0 38474 2249+
SEP 03 597 1/2 - 96 1/2 600 596 597 1/4 -1 1/4 15859 169+
NOV 03 568 - 66 1/2 569 562 3/4 563 3/4 -4 3/4 103177 3017+
JAN 04 569 - 68 571 1/2 564 564 1/2 -4 1/2 7124 51+
MAR 04 568 1/2 - 68 571 566 567 -4 5515 510+
          228514 1244+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JUL 19060 +00 JUL 2243 -15 JULY 307 -4 3/4  
AUG 18960 -20 AUG 2246 -18 SEP 313 1/4 -6 1/4  
SEPT 18320 -100 SEPT 2244 -14 DEC 324 1/2 -5  
OCT 16980 -170 OCT 2215 -12 MAR 330 1/2 -4 3/4

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 


本日のコーンマーケットは、中西部で週末見た温暖な天候と、今週ベルトに満遍なくもたらされるという降雨予報 、さらには中国の主要穀倉地帯での降雨が確認されたことなどが材料視されて弱含む展開となった。本日引け後に発表されるクロップコンディションに関して、GOOD/EXCELLENTの合計が1〜2ポイント増えるのではないかという大方の予想もネガティブに働き、安値寄り付きとなる。10日・50日・100日の移動平均線を下回ったこともテクニカルな売りを誘い、その後もジリジリと値を下げていく展開。やや弱気な週間輸出検証高の数字も手伝い、その流れのままセッションを終え、各限月3セント強下げての引けとなった。一方で、本日の安値付近で多く見られた商業筋の買い下がりタイプのプライシングと、先週金曜日のコミットメント・オブ・トレーダーズにてファンドのロングが予想より少ないことが確認されたことは、本日の相場の下値を支えることとなった。

 

(大豆)  


引け後に発表される予定のクロップコンディションに対する改善期待と今週の中西部での適度な降雨予報などを材料にやや安値での寄り付きとなったが、その後は移り気な相場展開となる。中国がUS産の買い付けを検討しているのではないかという噂が本日も囁かれ、これが材料視されて一時2〜3セント上げる場面を見せるも、その後、予想を下回った週間輸出検証高の数字も手伝い、反落。7月限で624割れまで下げることとなったが、そのレベルでは商業筋・ローカルの買いにサポートされ、逆にセッション後半は徐々に値を上げていく展開となった。その流れは変わらず、結局期近7月限は前日比1セント上げての引けとなる。新穀限月は約4セント下げて引けている。

本日ファンド筋はコーン市場では8,000枚の売り越し、大豆市場では500枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約44,100枚のロング、大豆は約21,700枚のロングだと見られている(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

週末はミネソタの中央部と南西部、サウスダコタの北東部と南東部の周辺地域、アイオワの南西部、カンザスの北東部、南部ネブラスカ、ミズーリの北西部辺りを中心としてコーン・大豆ベルトの30%、小麦ベルトの10%の地域に0.25〜1.5、所により3.5インチの雨量の降雨がもたらされた。しかしネブラスカ南部の中央部では局地的に、なんと12.5インチ(313mm)もの降雨が観測された。
今週、雨の中心は、今日(月曜)〜明日:ベルト北西部、 水曜日:ベルト西部、 木曜日:ベルト中央部、 金曜日:ベルト東部というように移動する。この間の雨量は合計で0.50〜2.0、所によっては4.0インチに達する。範囲はベルトの75%となる。気温は、北西部では平年並みか、平年をやや下回る程度、他の地域ではほぼ平年並みとなりそうである。今日から三日間は暑い日になりそうであり、特に明日火曜日にはオハイオ、インディアナにて90度(37℃)を超える地域もありそうだ。

今月に入ってからあまり雨の恩恵を受けていないミネソタ南東部、アイオワ北東部、ネブラスカ北東部、イリノイ北部、ウィスコンシン南部、インディアナ北西部、ミシガン西部などの地域も今週は降雨を得、クロップの成長の促進が期待できそうである。ベルト東部にて今週前半の訪れるHOT&DRYの天候も、その後に降る雨のおかげで、そう大した問題にはならない。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (6月28日〜7月2日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A N/B
東部ベルト A A

材料としては中立。しかしHOT&DRY気味なので市場が敏感に反応する可能性もあり。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中国

週末は、華中の北部と西部、華北平原全般、東北地方の西部など、冬小麦と落花生の85%、コーン・大豆の50%の地域にて降雨を得た。雨量は0.25〜1.5、所によっては4.0インチとなった。今日・明日の予報では華中全域と東北地方にて降雨がもたらされることになっている。華中では水曜まで雨が続き、木曜から金曜にかけては華北平原の南東部と華中の東部、東北地方の北西部に0.25〜1.5、所によっては2.5インチの降雨がもたらされる。これら一連の雨により土壌のコンディションは改善される。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  6月19日の週  6月12日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  680.3 780.8 1,044.5 30,053.6 37,105.1
ダイズ  111.1 195.6 307.7 26,464.1 26,286.1
小麦  252.6 483.7 339.2 1,058.6 1,083.6

コーン・大豆共に材料としては弱気に捉えられた。

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス(6/22の週) 

《コーン・クロップコンディション》

括弧内は先週  【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 0(1) 3(3) 16(16) 58(60) 23(20)
イリノイ 1(1) 4(5) 20(20) 58(55) 17(19)
ネブラスカ 0(0) 1(2) 16(19) 57(61) 26(18)
ミネソタ 0(1) 2(3) 17(20) 65(66) 16(10)
インディアナ 2(2) 8(8) 32(32) 47(50) 11(8)
オハイオ 3(3) 12(12) 33(33) 41(43) 11(9)
ウイスコンシン 1(1) 3(4) 19(24) 61(57) 16(14)
サウスダコタ 0(0) 2(1) 16(19) 65(68) 17(12)
ミズーリ 1(1) 5(5) 21(24) 57(56) 16(14)
ミシガン 2(1) 7(9) 31(37) 52(49) 8(4)
18州平均 1(1) 5(5) 21(23) 56(56) 17(15)
18州平均(昨年) 2(2) 8(7) 28(29) 49(50) 13(12)

コーンについては今週はクロッププログレスの発表はなく、クロップコンディションのみ。予想の範囲内とは言え、良い・非常に良いの合計が2ポイント改善していることは市場には弱気と捉えられよう。

 


《大豆生産主要州の作付け進捗状況》

  6/22現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  100 99 100 99
イリノイ  95 87 97 97
ミネソタ  99 99 99 99
インディアナ  90 85 94 97
ネブラスカ  100 98 100 100
オハイオ  87 83 95 97
ミズーリ  91 81 92 87
主要18州平均 

94

89 96 96

 

 

《大豆生産主要州の発芽率》

  6/22現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  98 91 99 96
イリノイ  87 78 91 93
ミネソタ  99 94 98 96
インディアナ  84 72 83 93
ネブラスカ  97 86 100 97
オハイオ  82 77 80 91
ミズーリ  79 67 82 81
主要18州平均  88 79 90 91

 

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(0) 3(3) 16(18) 61(61) 19(18)
イリノイ 2(1) 6(6) 27(29) 56(53) 9(11)
ミネソタ 0(1) 2(2) 19(22) 66(63) 13(12)
インディアナ 2(2) 8(8) 33(37) 49(47) 8(6)
ネブラスカ 0(0) 1(2) 16(21) 64(64) 19(13)
オハイオ 3(3) 10(8) 36(33) 43(47) 8(9)
ミズーリ 1(1) 7(5) 31(31) 52(56) 9(7)
主要18州平均 1(1) 5(5) 24(26) 58(57) 12(11)
18州平均(昨年) 1(1) 7(6) 30(31) 52(52) 10(10)

コーンと同じく、良い・非常に良いの合計が2ポイント改善。明日の寄り付き時には弱気な材料として捉えられる。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

先週にも述べたが、今週このまま天候面にて大きな強材料が出てこない場合は7月限で238を割る展開が訪れることとなろう。しかし受粉期の天候に関して未だはっきりしたことは言えない状態にある中で、235を下へ抜くのは簡単ではないと考えいている。よって7月限に関しては今のレベルからの買い下がりを勧めたい。

今月末にはUSDAから、農家への聞き取り調査による作付け面積予想、6月1日現在の在庫報告という2つのビッグレポートが発表されるが、これらはこの先の長期のトレンドを見極めるための一つの材料となるので、目が離せない。作付け面積に関しては、以前触れた過去の傾向と、程度は小さいにせよベルト東部にて大豆に変更された畑があるという報告が入ってきていることから今回は3月に発表されたものより減らしてくるのではないかと考えている。そして、先日スパークスは逆に「やや増える」という予想を発表しており、市場はこれを織り込んでいるだけに、実際にUSDAが数字を減らしてきた場合、マーケットへのインパクトは意外に大きいものになるのではないかと考えている。

もう一つ、トレンドを決定付ける上で重要なファクターの一つになってくると考えられる中国の生産量に関して、中国のとうもろこしの生産高を多い順に並べると、山東省(華北平原中央部)、吉林省(東北地方南部)、華北省(華北平原北部)となっている。現在最も乾燥懸念の高い黒龍江省は上位三つに入っておらず、旱魃の影響は限られるのではないかとも考えられる。しかしUSDAの現地駐在員は中国の生産量はまだ減ると予想している。このことがどのような具体的根拠に基づくものなのかは不明であり、今のところ中国の生産量と、それが今後の輸出量に及ぼす影響がどのようなものになるかは、未だはっきりとは分からない。今後米国の天候と共に要注目である。(K)
 

(ダイズ)

先週・先々週の動きから、手前限月は6月末の在庫報告にかけて上下どちらにも動きにくい展開継続か。620-630を中心としたレンジ内取引を予想。新穀限月もこれまでの生育進捗・天候推移を背景に目先の大きな展開は考えづらい。月末に向けては下値は555-550、上値も580を下回るレベルでのアップダウン。(今年一番の暑さが予想されている)今週の中西部の天候もこれまでの状況もあり今の所材料としては作物生育には歓迎される程度に留まっているが、来週以降の推移次第ではその蓄積が7月よりの支援材料ともなりかねない。目先550を下回る動きへ出る展開は考えづらく、寧ろ現在のレンジ内取引の後、7月に入ってからの6ドルを目指す展開を強く意識すべきかと考える。

発表予定の作付け意向についてはこれまでの状況から3月末の数字は上方に修正されるというのが市場の一般的な見方となっている。ポイントは今年もインディアナ・オハイオの動向という事になるが、本日引け後発表の作付進捗でもオハイオは87%。先週比4%のみの進捗。昨年同期の95%比較8%の遅れ。インディアナも90%で昨年同期比4%遅れており、クロップ保険の期限間際における両州農家の動きがこれら最終的な数字を左右する事となる。”市場の期待増加幅”に満たない(微増)数値が逆に強材料視されるといった展開も大いに考えられよう。(A)


 

 

【ご注意】

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)