米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2003年6月27日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---やや高値寄り付き、やや高値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE |
CHG |
OPEN INT |
CHG |
|
| JUL 03 | 234 1/4 - 33 1/4 | 234 1/4 | 232 1/4 | 233 1/2 | + 1/2 | 46625 | 18103- |
| SEP 03 | 229 1/2 - 29 | 230 | 228 1/4 | 229 3/4 | + 1 3/4 | 116570 | 8335+ |
| DEC 03 | 228 1/2 - 28 | 230 1/2 | 227 3/4 | 230 | + 1 3/4 | 177204 | 11653+ |
| MAR 04 | 235 1/2 - 35 | 237 | 234 1/2 | 236 1/2 | + 2 1/4 | 19416 | 897+ |
| MAY 04 | 239 1/2 | 241 1/2 | 238 3/4 | 241 1/2 | + 2 1/2 | 3495 | 186+ |
| JUL 04 | 241 1/2 | 244 | 241 | 243 3/4 | + 3 1/4 | 4686 | 284+ |
| 372914 | 3295+ |
大 豆
---高値寄り付き、高値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| JUL 03 | 631 - 30 1/2 | 633 3/4 | 628 | 631 1/2 | + 3 1/4 | 23350 | 10759- |
| AUG 03 | 627 1/2 - 27 | 630 | 623 1/2 | 624 1/2 | + 3/4 | 45543 | 864+ |
| SEP 03 | 593 - 92 1/2 | 595 1/2 | 590 | 592 1/2 | + 2 | 17943 | 506+ |
| NOV 03 | 558 1/2 - 57 | 560 | 553 1/2 | 558 1/4 | + 2 | 109082 | 602+ |
| JAN 04 | 560 - 59 | 562 | 556 1/2 | 558 3/4 | + 1 1/2 | 7418 | 13- |
| MAR 04 | 559 1/2 - 59 | 561 1/2 | 556 | 560 1/2 | + 2 3/4 | 5979 | 139+ |
| 216515 | 8620- |
| MEAL | CHG | OIL | CHG |
WHEAT |
CHG |
NY-YEN | |||
| JUL | 19500 | +70 | JUL | 2191 | +19 | JULY | 295 1/4 | - 3 1/4 | 119.32 - 119.80 |
| AUG | 19360 | +210 | AUG | 2197 | +31 | SEP | 304 1/4 | - 2 1/4 | |
| SEPT | 18660 | +180 | SEPT | 2196 | +33 | DEC | 313 1/2 | - 3 1/4 | |
| OCT | 17040 | +30 | OCT | 2162 | +22 | MAR | 320 1/2 | - 2 1/2 |
| 本日の相場の動き |
(コーン) 来週の数々のレポートを控え、小動きに終始。
昨日の急落に対する行き過ぎ感により、やや強含んでの寄り付きとなるが、その後は前日引け値を挟んで約2セントの狭いレンジの中で、移り気な相場展開となる。中西部にて相変わらず続くクロップの成長にとって理想的な天候状態と、中国が引き続き輸出成約に対して積極的であること、月曜日に発表されるクロップコンディションレポートに対する改善予想などの弱材料により相場の頭は抑えられたが、一方で今のレベルでは商業筋の買いが多く見られることと、農家売りが未だ息を潜めたように静かであることは本日の相場の下値を限らせた。セッションの最後まで値動きは小幅にとどまり、各限月前日比やや上げての引けを迎えた。
(大豆) 行き過ぎ感により強含むも、上昇力は限られる。
高値での寄り付きの後は、昨日の終値を下値として上下する展開となる。月曜のビッグレポートと第一受け渡し通知日を目前に控えて、各トレーダーはあまり大きなポジションをとろうとしなかったという。昨日の急落に対する行き過ぎ感により基本的には強含んでの一日であったが、中西部と世界各地の穀物ベルトにおけるベアリッシュな天候状況と来週のクロップコンディションレポートに対する弱気な見方などは、相場の頭を抑えた。なお、昨日の取引量が市場2番目の規模であったという報告はトレーダーを驚かせた。
本日ファンド筋はコーン市場では20,100枚の売り越し、大豆市場では11,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約4,800枚の ショート、大豆は約10,100枚のロングだと見られている(推定)。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
昨日はミシガン中央部、北西部を除くオハイオ全域、東部インディアナの中央部と南東部インディアナの周辺地域、イリノイ南部の周辺地域あたりを中心としてコーン・大豆ベルトの15%、小麦ベルトの30%の地域に0.25〜1.0インチの降雨が観測された。
今日・明日に関してはノースダコタ、ミネソタ、ウィスコンシン、ミシガン、北部インディアナ、北部イリノイ、南東部ネブラスカ、北部ミズーリ、北西部を除いたイリノイ全域にて降雨を得る。また日曜から月曜にかけてはカンザス、南部ネブラスカの中央部、ミズーリ、イリノイの南西部と中央部にて降雨を得る。この間、合計すると雨の範囲はコーン・大豆ベルトの45%、小麦ベルトの50%、雨量は0.10〜0.75、所により1.5インチとなる。気温は北部では平年並みか平年以下、南部では概ね平年並みとなる。
今現在乾燥気味とされている南部ミシガンの中央部、同じくミシガンの西部、インディアナの北西部、ウィスコンシンの南東部、イリノイの北東部などでは、今週の雨により表層土が潤うこととなる。来週の温暖で適度な降雨を伴う天候はクロップの成長には最適である。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月2日〜7月6日)】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | A | N |
| 東部ベルト | A | B |
中立か、やや強材料視されている。
中国 ベルト各地で降雨を得る。
昨日は華北平原の南東部、華中の中央部と東部、華南の各地域において降雨が観測された。範囲は冬小麦の30%、コーン・大豆の10%、雨量は0.25〜1.0、所により2.0インチとなった。気温は華北・華中では平年をやや下回り、他の地域では平年をわずかに上回った。今日・明日にかけて雨雲は東北地方へと移動する。華中の東部にてもわずかだが降雨を得ることとなる。日曜から月曜にかけては華北・華中において降雨がもたらされることとなる。華中では火曜まで雨が続きそうである。合計すると範囲はベルトの75%、雨量は0.25〜1.5、所により2.5インチとなる。気温は温暖で、概ね平年以上となる見込み。
| 本日の発表等 |
| 1) コミットメント オブ トレーダーズ (6月24日現在) (単位:枚) |
| オプション含まず | ⇔ 市場事前予想 | オプション込み | |
| 大豆 | ロング 22,691 | ロング 24,800 | ロング 38,687 |
| 大豆粕 | ロング 37,441 | ロング 40,600 | ロング 36,990 |
| 大豆油 | ロング 44,196 | ロング 45,500 | ロング 36,477 |
| コーン | ロング 27,374 | ロング 37,700 | ロング 6,722 |
| 小麦 | ロング 4,312 | ロング 1,000 | ロング 4,245 |
コーンは若干強気。その他は全てニュートラルの内容となっている。
| 2) USDA 週間ローンデータ ( JUNE24- WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル) |
【コーン】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2002クロップ | 737.9 | -37.1 | 0.0 | 0.0 | 628.2 | 37.6 |
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2003クロップ | 0.0 | -0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
【大豆】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2002クロップ | 135.6 | -7.8 | 0.0 | 0.0 | 248.7 | 7.8 |
コーン・大豆共に中立の内容となっている。
| 3) USDAの発表に対する市場予想 |
【作付け面積予想】 (単位 : 百万エーカー)
|
市場予想平均 |
前回(3月)発表数字 | 2002年度クロップ最終数字 | |
| コーン | 78.884 | 79.022 | 79.054 |
| 大豆 | 73.702 | 73.182 | 73.758 |
| ALL WHEAT | 61.455 | 61.697 | 60.358 |
【全米在庫】 (単位 : 百万ブッシェル)
|
市場予想レンジ |
前回(3月)発表数字 | 2002年6月 | |
| コーン | 2955-3060 | 5,132 | 3,597 |
| 大豆 | 530-581 | 1,202 | 685 |
| WHEAT | 448-484 | 905 | 777 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
今現在中国は韓国向けなど、積極的に輸出成約をつけているが、かといって生産量の確たる見通しがついているのかというと、誰にも分からない。現在中国はクロップにとって良好な天候状態に戻っており、これが今後ずっと続けば現在発表されているこの国の生産量188万トンという数字は上方修正される可能性があるが、再びHOT&DRYがやってくれば下方修正される可能性も十分ある、というのが一般的な見方である。強いては米国産コーンの輸出マーケットでの巻き返しに繋がると考えられる。そこまでは今の時点で言いすぎにせよ、この国の生産動向については今後も注意して見ておく必要があるだろう。
さて、来週の月曜日には今後のマーケットのトレンドを決める要素になり得るビッグレポートが発表されるので、まずはこれを見てから今後の値動きについて言及したいと思う。作付け面積に関しては、3月に発表され、今のところ各月の需給報告の際ベースになっている79.022(百万エーカー)という数字は控えめ(少なめ)であったというのが一般的な見方である。一方、今回のストックレポートに関しては6月1日時点での数量が発表されるが、作付け面積に関しては5月の最終週辺りに農家から提出された結果が発表されることになっている。今年はちょうどこの時期にベルト東部にて大豆に作付け転換をした農家が存在したはずだが、それがどの程度影響を与えるのか楽しみである。(K)
(ダイズ)
いよいよ来週は6月も終わり7月入りして本格的な天候相場を迎える。また、来週月曜日には農務省の在庫予想、作付け面積予想などの重要な発表も控えている。その前に今後の大豆関連の相場動向を左右する材料を整理しておきたい。
@今週になり世界のホット・スポットで天候が回復した。オーストラリア、カナダ、また中国北部ではドライ天候が改善して水分補給がなされた。同地区でのカノーラの作柄、また大豆の作柄が改善している。また、インドのモンスーンの北上は平年より若干遅れている(6日〜8日)と言う見方もあるが順調に生産地に降雨をもたらしている。また、大豆関連には直接関係はないものの旱魃・高温が続いていたウクライナやロシア南部でもお湿りがあり、気温は平年並みから平年以下に下がった。今後もオーストラリア・カナダの天候(カノーラ)、中国の天候(大豆、落花生、綿実)、インドの天候(落花生、大豆、綿実)などが注目されるが現状大きな問題はない。
A米国の天候は今週木曜日に中西部を西から東に横切る広範囲の降雨があった。現在のところロッキー山脈から中西部にかけてメキシコ湾ガルフからの湿った空気の進入を妨げるブロッキング高気圧が同地区に張り出すような気配はない。また、ラ二ーニャといわれているが(ラ二ーニャの場合は北米、ブラジルは旱魃傾向。)、太平洋岸赤道地域の6月の平均水温はマイナス0.6でこれはラ二ーニャを示すものではない。従い今現在では夏場の中西部地区の旱魃傾向を示唆するものではない。
B米国の大豆の発芽は今週前半の発表では88%を示しており、昨年の90%にやや遅れるも大きな問題はない。今週イリノイのルート(シカゴ-ブルーミントン-ペオリア)、(シカゴ-カンカーキ-シャンペーン-ディケーター東部)を各廻ったが、大豆・コーンともに青々として問題のある畑は一切見ることがなかった。特にブルーミントン・ペオリア地区は大豆・コーンともにエクセレントな状況にあった。もちろん、鞘付き、受粉前にて何とも言えぬが、7月・8月の天候が問題なければ大豊作となる予感を持った。
C前記のインドのモンスーンが昨年との比較で順調に推移しており、これを背景としてインドの油糧種子生産が27百万トン(前年は19百万トン、モンスーンの失敗により激減。)となることが予想されている。この約8百万トンの大増産は植物油ベースで2〜2.5百万トンの輸入減となるとも言われており、インドの大豆油の輸入が大幅に削減される可能性が高まっている。これは今後の大豆油、大豆相場の圧迫要因となる。
D南米ブラジルの大豆生産コストはヘクタール当たり250ドル程度と言われている(地域により差異はあるが)。ヘクタール当たりの収量を3トンとした場合、トン当たりの生産コストは83ドル、ブッシェル換算226セント程度。シカゴ2004年の7月限は563セントで推移している。このレベルであってもブラジル農家は大豆の作付け増産体制に入り農薬等の手当てを進めている。今後どれだけの新規作付け面積が得られるのか調査する必要があるが、この生産コストでは今後の同国での大豆生産拡大傾向はおさまらない。今後も南米からの供給圧力を十分に考えておく必要がある。
上記の要因はどちらかと言うとベアリッシュな要因が現状では重なってきている。7月4日の独立記念日休暇を境にして中西部の天候が激変することも多いので一概には言えないが、世界的な天候改善により、世界の油脂需給が緩む可能性もあり米国のタイトな大豆需給要因だけでは、大豆相場を550ドル以上あるいは6ドル以上にいつまでも引っ張っていく力はないのではと考えている。とりあえずは、来週月曜日の在庫、作付け面積予想、また7月4日以降の天候予想をチェックしたいところ。(H)
【ご注意】
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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)