米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年7月1日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---ギャップを付けて安値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

JUL 03 227 1/2 - 26 1/2 229 3/4 226 1/2 229 1/2 + 1 21542 8595-
SEP 03 222 - 21 225 3/4 221 225 1/4 + 1 1/2 123616 3324+
DEC 03 221 1/2 - 20 225 3/4 220 225 1/2 + 1 3/4 186164 5801+
MAR 04 230 - 29 233 229 232 1/2 + 1 3/4 21322 1453+
MAY 04 235 - 34 1/2 238 1/4 234 1/2 238 + 1 1/2 4053 313+
JUL 04 238 1/2 241 1/2 238 1/2 241 1/4 + 1 3/4 5088 300+
            367048 2712+

 

 

大 豆        ---安値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 03 620 - 19 1/2 627 618 1/2 626 1/4 + 5 12798 3535-
AUG 03 612 - 11 1/2 619 1/2 610 1/2 618 1/4 + 4 47438 115+
SEP 03 581 - 80 1/2 591 580 1/2 589 3/4 + 5 3/4 18212 71+
NOV 03 550 - 49 1/2 561 1/2 548 1/2 559 + 6 1/2 109157 3181+
JAN 04 554 - 53 562 1/4 552 560 1/4 + 6 7295 140-
MAR 04 554 563 1/2 554 563 + 6 1/2 5998 98+
          208607 112+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JUL 18980 -100 JUL 2253 +64 JULY 306 1/4 + 4 1/2 119.16 - 119.75
AUG 18740 -50 AUG 2257 +60 SEP 314 1/2 + 4  
SEPT 18090 +30 SEPT 2255 +48 DEC 324 3/4 + 4 1/4  
OCT 16760 +80 OCT 2224 +57 MAR 332 + 5

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  周りのマーケットにつられる動き。しかし上げ幅は限られる。

昨日のフォロースルーと、昨日引け後に発表されたクロップコンディションにて"GOOD-EXCELLENT"が2ポイント改善したことをうけ、多少ギャップを付けての安値寄り付きとなり、各限月で契約新安値を更新。しかしその後は緩やかに上昇していく。ただ、中西部の理想的な天候が重しとなり、上昇力は限られた。独立記念日が絡んだ連休を目前に控えているのと、ファンダメンタル面での、特に天候面での大きなニュースに欠けていることはさらに本日のマーケットに重しとしてのしかかった。本日の上昇相場は、大豆3品の上げにつられたのと、昨日の下げの行き過ぎ感、未だ鳴りを潜めている農家売り、韓国・台湾などの積極的な成約報告と、イスラエルによる米国産コーン買い付けの可能性が囁かれたことなどに支えられた。本日ファンド勢はさらにショートポジションを増やしていることは注目に値する。


(大豆)  中国関連の噂に敏感に反応し、大豆3品上昇。

昨日のフォロースルーから安値での寄り付きとなったが、本日の大豆マーケットはその後大豆油市場の勢いに引っ張られ上昇することとなった。中国が60,000トン〜70,000トンの南米産大豆油を買い付けたという噂がマーケットで囁かれ、まず大豆油が急騰。マレーシアのパームオイルが強含んでいたのと、引き続き国内の搾油のペースが鈍っていくのではないかという不安感もその動きを後押しした。そしてその大豆油マーケットにつられるように大豆マーケットも順調に値を積み上げていくこととなる。その後、さらに大豆相場を吊り上げるきっかけとなったのが、昼前に出た、中国が7月積みの米国産大豆を1杯買い付けたのではという噂。これら中国関連のニュースにより、本日は天候面の弱材料が軽視された形となった。なお、7月切りの受け渡しが無かったことも本日のマーケットを多少サポートすることとなった。

 

本日ファンド筋はコーン市場では5,000枚の売り越し、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約33,600枚の ショート、大豆は約10,600枚のロングだと見られている(推定)。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  7月の前半を通じて好天候

昨日はオハイオの北部と中央部、インディアナの北部と南部、イリノイの南部と東部、ミズーリの中央部と南部などコーン・大豆ベルトの10%、小麦ベルトの30%の地域で0.10〜0.50インチの降雨が観測された。気温は南部では平年をやや下回ったが北部では平年をやや上回った。
この雨雲は水曜にかけてインディアナ南部とオハイオにて降雨をもたらす。雨量は0.10〜0.75インチで、範囲は合計してもコーン・大豆ベルトの10%、小麦ベルトの15%程度。雨雲はその後北へと移動を開始し、水曜の午後から週末にかけてはサウスダコタ、ミネソタ、ネブラスカ北東部、アイオワの北部と中央部、ウィスコンシン、ミシガンあたりを中心にコーン・大豆ベルトの55%、小麦ベルトの40%の地域にて0.25〜1.25、所により2.5インチの降雨をもたらす。気温は概ね平年以上となる。

現段階においては7月の前半にクロップにストレスを与えるほどの気温上昇を示唆するような予報はでておらず、温暖な気温と適度な降雨によりクロップは順調に生育を遂げそうである。ベルト南部の周辺地域では受粉がちょど始まったところであり、今のところ順調である。現在土壌の乾燥によりクロップがストレスを受けている地域はミシガン湖周辺に限られ、範囲としてはコーン・大豆ベルトの約10%程度であるが、この地域も今週の後半には恵みの雨を得ることになりそうである。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月6日〜7月10日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N A/N
東部ベルト A/N A

この時期降水量が平年を上回ることは旱魃懸念を払拭し、弱気な材料として捉えられる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中国  

昨日は華北平原南部の周辺地域、華中西部の中央部、華中の北部などコーンベルトの20%、大豆・落花生ベルトの10%の地域で0.25〜1.25インチ、所により3.0インチの降雨を得た。
この雨は華北の中央部と南部、華中の北部と西部あたりで土曜まで降り続くこととなる。また東北地方の北部と中央部でも木曜から土曜にかけて恵みの雨がもたらされる。雨量は合計で0.25〜1.25インチ(6〜31mm)、所により3.0インチ(75mm)となる模様。範囲は落花生の40%、コーン・大豆の50%となる見込み。北部華北平原ではここ最近降雨を得られず、まとまった降雨が必要とされるが、もうしばらくドライな天候が続きそうである。その他の地域は概ね良好な状況にある。

 

本日の発表等

 

ブリッシュコンセンサス 

 

  7/1/03 6/24/03 6/17/03 6/10/03 6/3/03
大豆  49 55 59 67 58
大豆油  54 53 52 55 51
大豆粕  50 55 60 68 60
コーン  40 46 50 50 50
小麦  41 39 44 50 43

あまり材料視されず。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

7月限の切落ち(7/14)前後と考えていたファンド勢のポジション転換による相場の急落は、先週予想を裏切って早めに訪れた。これはブリッシュファクターの織り込みによる上昇トレンドの終焉を意味し、今後は米国を中心とした各国の良好な作柄を織り込みながらの緩やかな下降トレンドとなると考えられる。7月・8月は特にコーンマーケットにとっては最も天候に敏感となる月ゆえ、単調な下降線を描くとは思っていないが、一旦傾いた天秤の傾きを元へ戻すには倍の錘が必要である。その錘になり得るのは7月後半の中西部の天候であり、それを後押しするのが中国の作柄、政策主導による国内エタノール需要のさらなる増加などであろうと考える。本日イリノイ北東部、ミネソタ南部などから入ってきたクロップの生育状況はどれもベアリッシュ。唯一聞いたブリッシュな話と言えば、オハイオ北東部では洪水により流れた畑での(大豆の)再作付けをようやく開始したところであるという話。この地域のある農家は購入したコーンの種子の30%を種子会社に戻し、また、所有している畑の内10%は作付けせずに保険でカバーしたという。だが、全ての州でコンディションが良い年などそうあるものではなく、極限られた地域を除いてはコンディションが良好だということは素直に弱気に捉えるべきであると考える。当面は12月限で210を目指す展開を予想し、9月限月プライシングはWAIT&SEEの姿勢を勧める。(K)

 

(ダイズ) 三連休前の修正高局面、長期的には世界的な油糧種子増産による価格下降をたどる、しかし今後の天候次第。

本日セッション中に中国が期近積みで米国産大豆を買い付けたとのフラッシュニュースが流れ、昨日の急落から今週末からの三連休(7月4日は独立記念日で休場。)を控えたテクニカルな買戻しにより新穀を中心として買い優勢の動きとなり、また期近も中国のニュースに終盤揚げて本日の高値圏での引けとなった。三連休を前にしたポジション調整は今日・明日には予想されているが、目先の天候やファンダメンタルズでの材料に関しては大きな変化はない。現状では世界的な大豆、油糧油脂においてファンダメンタルズ上での強材料は見当たらないが、米国大豆に限って言えば鞘付きが完了する8月いっぱいの生育度を確認しないと、巷で囁かれ、机上で計算される豊作、期末在庫の大幅上方修正を言うにはまだ時期尚早か。本日現在、三連休明けの天候異変を伝える予報とはなっていないが、実際の天候がどのように変化するのかしないのか市場は注目している。目先11月限は565セントをトライするが、それ以上となる場合は現在安定している天候の変化が必要、長期的には500〜510セントを目指す展開を予想する。(H)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)