米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年7月2日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

JUL 03 229 1/2 229 1/2 228 1/2 228 3/4 - 3/4 18149 3393-
SEP 03 224 3/4 - 24 1/4 225 1/2 223 223 1/4 - 2 126090 2474+
DEC 03 225 - 24 1/2 226 223 1/2 223 3/4 - 1 3/4 191114 4950+
MAR 04 231 3/4 - 31 1/2 233 230 3/4 231 - 1 1/2 21818 496+
MAY 04 237 1/2 - 37 1/4 238 1/4 236 3/4 236 3/4 - 1 1/4 4122 69+
JUL 04 241 - 40 3/4 241 1/2 240 240 - 1 1/4 5278 190+
            371901 4853+

 

 

大 豆         ---安値寄り付き、安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 03 625 - 24 1/2 632 624 628 3/4 + 2 1/2 12164 634-
AUG 03 617 - 16 1/4 622 1/2 616 1/4 619 1/4 + 1 46695 743-
SEP 03 588 1/2 - 87 592 586 587 1/2 - 2 1/4 17639 573-
NOV 03 558 - 57 561 555 1/2 556 - 3 108362 795-
JAN 04 559 563 1/4 558 1/2 559 - 1 1/4 7144 151-
MAR 04 560 1/2 - 59 3/4 563 1/2 559 1/2 562 - 1 6179 181+
          206282 2325-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JUL 19130 +150 JUL 2249 -4 JULY 306 1/2 + 1/4 118.55 - 119.40
AUG 18810 +70 AUG 2239 -18 SEP 314 1/4 - 1/4  
SEPT 18100 +10 SEPT 2233 -22 DEC 324 3/4 + 0  
OCT 16770 +10 OCT 2202 -22 MAR 332 + 0

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

小幅安にての寄り付きの後も大きな動きはなく、前日終わり値を挟んで約1セントの狭いレンジ内での取引に終始するという、典型的な連休前の相場展開となった。各トレーダーは連休を控え、天候の大きな変化を恐れて新たなポジションを作ろうとしなかった。天候面では、やや気温上昇が示唆される向きはあるものの、そこそこの降雨を伴ったものであるので、今の所そう強材料視はされていない。本日も7月限の受け渡しはなく、このことは若干強材料視された。また、韓国のAFMCが昨夜オーバーナイトで中国産のコーンを10万トン買い付けたという報告が入っている。


(大豆)  


中西部の天候が相変わらず理想的に推移していることと、連休を前にしたポジション調整の売りオーダーにより、やや安値での寄り付きとなった後も、最初の一時間は売りオーダーが目立ち、さらに下げる展開となる。しかし、本日は国内の搾油業者のトレードが活発であった(大豆買い、粕、油売り)ことと、中国が昨日米国産大豆の成約を1杯締結したという報告、中国が米国産大豆のさらなる買い付けを考えているという噂が流れたことなどが合わさって、マーケットの流れを変えた。ブラジルのサントスとパラナグアの税関職員が年金制度の変更に反対して来週ストライキを行うという話も手伝い、相場は上昇に転じる。その流れは続き、引け間際には各限月前日終わり値を上へ抜けることとなったのだが、セッション終了10分前にまた反落し、結局期近以外は安値引けになるという、なんとも移り気な相場展開となった。

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の買い越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約31,600枚の ショート、大豆は約9,600枚のロングだと見られている(推定)。

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  


昨日は、ミズーリの北東部、イリノイの中央部、インディアナの中央部と南東部、オハイオの北部と南部3分の1の地域など、ベルトの10%以下の極限られた地域に0.10〜0.75、所により1.25インチの降雨が観測された。気温は南部では平年並みであったが、北部では平年を少し上回った。
一方、本日ミネソタとダコタ辺りにて発達する雨雲は明日木曜から土曜日にかけて、ネブラスカ、アイオワ全域、イリノイ北部、ウィスコンシン、ミズーリ北部、イリノイの北部と中央部、インディアナの北部と中央部、ミシガン、オハイオの北部などへ活動範囲を広げる。さらに日曜にはサウスダコタ、ミネソタ、ネブラスカ北東部、アイオワの北部と西部あたりに降雨がもたらされる予報となっている。この一連の雨を合計すると範囲はコーン・大豆ベルトの65%、小麦ベルトの50%となり、雨量は0.25〜1.5、所により2.5インチとなる。気温は概ね平年以上の陽気となる見込み。

現在各地の土壌水分は適正と考えられ、今週後半のまとまった雨はさらにクロップにとって恵みとなろう。乾燥懸念があるのはミシガン湖周辺だけで、ベルトのわずか10%弱に過ぎない。この地域でも週末までには雨の機会を得る。予報家の中には気温の上昇を示唆する者もいるが、多くはクールな気温を予想している。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月7日〜7月11日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N A/N
東部ベルト N A

材料としてはやや弱気。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中国  

昨日は華北の南部と華中の北部と西部華中の中央部にて0.25〜1.25、所により3.0インチの降雨が観測された。範囲は穀物ベルトの35%となった。
雨は土曜日までに華北平原の中央部と南部、華中の北部と西部にもたらされ、日曜には華中の中央部・南部へと移動する。
週の後半には東北地方にも雨が降りそうであり、また乾燥懸念が言われている山東省にも雨のチャンスが到来するので、全般的にクロップの状態は改善傾向と言える。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

3) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ       

(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦  400-600 518.3
コーン  700-900 957.4
大豆(旧穀) 100-200 231.5
大豆(新穀) 200-300 579.0
大豆粕

50-75

90.1

大豆油

5-15

20.7



【引け後の発表】

4) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    6/28の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      100 100
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   100 100

材料としては、中立か、若干の強材料として捉えられている。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

 一般に言われているように連休中に天候パターンが変わる可能性があることから、もし7月限のプライシングが残っているならば明日木曜日に終わらせておくのが良いのではと考える。短期的に急騰する可能性はあっても、ファンドがポジションの大幅な転換を果たしたこのタイミングで、短期的に急落する可能性は少ないと考えるからである。9月限月に関しては意見変わらず、様子見を勧める。

参考までに、イリノイ州の過去11年間の、6月から7月までの各月の降水量と平均気温のデータを下記する。残念ながら、これによって何か明確な傾向がつかめる訳ではない。ただ、ここ最近の大幅な下げによって、今年の天候相場がもう終わったかのような錯覚にとらわれがちだが、このデータを眺めていると、6月が終わった段階ではまだまだ7月後半から8月にかけての天候について安心するのは早いな、という気持ちにはなる。ちなみに、先月(6月)のイリノイの平均気温は約69度であった。降水量に関しては、6月はイリノイの北部と南部で全く違う傾向(北部は平年以下、南部は平年以上)にあった のだが、シカゴでは1.46インチと、平年をかなり下回っている。(K)

 

平均降水量合計

平均気温

最終イールド
  6月 7月 8月 6月 7月 8月  
1992 1.76 7.58 1.91 69.0 73.3 68.7 149
1993 6.96 6.53 5.14 70.6 76.6 75.1 130
1994 4.04 2.74 3.50 73.6 73.7 70.4 156
1995 3.62 3.02 4.16 72.2 76.4 78.7 113
1996 4.16 4.57 1.96 71.2 72.5 73.2 136
1997 3.56 2.26 4.93 70.3 74.9 70.7 129
1998 7.70 3.45 3.18 71.4 75.3 74.6 141
1999 5.21 2.81 2.71 72.0 78.3 71.4 140
2000 6.94 4.36 3.32 70.1 73.0 74.2 151
2001 3.76 3.77 4.15 69.5 75.7 74.3 152
2002 3.93 2.73 4.59 73.7 78.0 74.7 136

 

 

(ダイズ) 

三連休前のポジション調整的な動きが本日も続いている。注目点は本日も変わらず@米国の天候が順調に推移していること。Aインド、中国、カナダ、オーストなど各地での天候も順調あるいは改善していること。B南米での衰えない増産意欲(新穀はアルゼンチン37百万トン、ブラジル54-56百万トン)などで、何れのファクターも現状では強材料は見当たらないが、米国大豆に限って言えば期近は短期的には南米での農家売りが少ないことによるキャッシュの強含みや港湾ストライキにより米国大豆の期近需要が喚起されることもあり思わぬ高値場面が出てくることも頭に入れて置きたい。新穀限月以降については、鞘付きが完了する8月いっぱいの生育度を確認しないと、巷で囁かれ、机上で計算される豊作、期末在庫の大幅上方修正を言うにはまだ時期尚早ではあるものの。2004年7月限以降の大豆価格からして南米の大豆増産意欲は衰えるとは思えず、米国中西部で8月まで順調な天候が続き、インドでモンスーンが順調に推移した場合は11月限は500セントレベルをテストしてもおかしくない。その見極めは7月後半〜8月中旬にかけてとなろう。(H)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)