米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年7月3日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

JUL 03 228-1/4 228-3/4 227-1/4 228-3/4 0 15,572 -2,577
SEP 03 223-1/4 223 221-1/4 222-1/4 -1 125,894 -196
DEC 03 223-1/2 223 221 222-1/4 -1-1/2 191,520 +406
MAR 04 230-3/4 230-1/2 228-3/4 229-1/2 -1-1/2 22,795 +977
MAY 04 236-1/2 236 234-1/2 235-1/2 -1-1/4 4,307 +185
JUL 04 239-1/4 239-3/4 237-3/4 238 -2 5,478 +200
            370,853 -1048

 

 

大 豆         ---やや高値寄り付き、安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 03 631-1/2 - 31 633-1/2 626 626-3/4 -2 10,259 1,905-
AUG 03 620-1/2 - 21-1/2 622-1/2 614 614-3/4 -4-1/2 45,067 1,628-
SEP 03 588 - 87-1/2 588-1/2 578-1/4 580 -7-1/2 17,099 540-
NOV 03 556-1/2 - 55 557 546-1/2 548 -8 109,187 825+
JAN 04 560 560 550 550 -9 7,791 647+
MAR 04 561 561 552-1/2 555 -7 6,192 13+
          203,903 2379-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JUL 19010 -12 JUL 2222 -27 JULY 303 1/4 -3 1/4 117.94 - 118.47
AUG 18640 -17 AUG 2209 -30 SEP 310 1/4 -4  
SEPT 17890 -21 SEPT 2205 -28 DEC 321 1/2 -3 1/4  
OCT 16540 -23 OCT 2165 -37 MAR 329 -3

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  


昨日に引き続き、連休前特有の狭いレンジでの取引に終始。変わらず続く中西部でのクロップの成長にとって理想的な天候と、昨日のフォロースルーにより、やや弱含んでの寄り付きとなった。寄り付き前に発表された週間輸出成約高は、旧穀と新穀を足した数字は予想のほぼ上限であったのだが、旧穀の少なさがトレーダーを弱気にさせることとなり、大きく材料視されることにはならなかった。その後も、スパークスがニュークロップのイールド予想を143.5(bu/acre)、生産量予想を103億3000万ブッシェル(USDAのレポートでは100億6000万ブッシェル)と発表したことなどを受けて、徐々に値を下げていく展開となる。週明けのクロップコンディションに関して、GOOD+EXCELLENTが1%改善するのではないかという市場の予想と、連休を前にしたポジション調整の売りオーダーもこの動きを手伝った。引け間際に多少値を戻すものの、結局前日比やや下げての引けとなった。尚、7月限の受け渡し通知本日も無かった。


(大豆)  

強気な新穀の週間輸出成約高を材料とした積極的な買いオーダーを背景として、前日比やや高値での寄り付きとなるが、その後は力なく値を下げていく展開。スパークスがイールド予想を40.7(bu/acre)、生産量予想を29億5700万ブッシェルと発表したこと、連休を前に各トレーダーがロングポジションをて手仕舞う動きを見せたことなどがこの動きを作った。本日も、中国が米国産大豆を2杯買い付けようとしているのではないか、などの噂が囁かれたが、連休前ということもあって本日はこれを材料視して買いオーダーを入れるという動きはあまり見られなかった。この弱気な流れはセッションの終わりまで続き、各限月大きく下げての引けとなっている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場では4,500枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約33,600枚の ショート、大豆は約5,100枚のロングだと見られている(推定)。

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

昨日はミネソタの中央部と南東部、ウィスコンシンの西部、アイオワの北東部などを中心に、わずかベルトの10%程度の範囲において0.25〜1.0、所により1.75インチの降雨が観測された。
今日木曜日はミネソタとダコタ、明日の夜にかけては北部ネブラスカとアイオワの北部と中央部、イリノイ北部、土曜日にはオハイオ、インディアナ、イリノイのそれぞれ南部にて降雨を得ることになる。範囲は合計でコーン・大豆ベルトの65%、小麦ベルトの55%、雨量は0.25〜1.5、所により3.0インチとなる見込み。気温は平年よりやや高めとなった。
その後別の雨雲が、日曜から月曜午前中にかけてはダコタ、ミネソタ、ネブラスカ北部、アイオワ北部、ウィスコンシン、月曜の夜半にはネブラスカ南部、アイオワ南部、イリノイ中央部、インディアナ北部、ミシガン南部、ミズーリ北部、オハイオ北部あたりにて降雨をもたらすことになるが、この雨雲は勢力を弱めながらオハイオ川流域へと移動し、そこで活動を止めることとなる。この間の合計の雨量は0.25〜1.25、所によっては2.5インチで、範囲はコーン・大豆ベルトの70%、小麦ベルトの65%となる見込み。気温は概ね平年以上となり、特に今日・明日は暑くなりそうである。

今後10日間は雨がちな予報が出ているので、コーン・大豆のイールドも安定に向かうはずである。乾燥が懸念されているミシガン湖周辺もこの間に降雨を得るので、受粉期に向けて良好な環境が整ってくこととなろう。気温は平年以上という予報が出ているが、活発な雨によりストレスは免れる。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月8日〜7月12日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N A
東部ベルト N/B A

材料としては中立か、やや弱気とされる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中国  

昨日は南部華北平原、西部華中を中心にコーン・大豆・落花生ベルトの20%の地域に0.25〜1.25、所により2.0インチの降雨が観測された。華北平原の中央部と南部、華中の北部と西部あたりでは土曜日まで降雨が続く。また土曜から月曜にかけては華中の中央部と南部にて降雨を得ることとなる。東北地方では今日木曜から金曜にかけて降雨を得る見込みである。これら一連の雨により、クロップにちっての環境は一層整えられることとなる。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(6月26日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 770.7 117.9 37,953.0 45,241.0 5,116.9 945.6
大豆 194.8 574.0 28,833.4 29,489.6 1,916.7 2,322.5
小麦 659.6 0.0 5,453.8 4,578.4 4,198.5 0.0
大豆粕 53.6 0.4 5,250.0 6,397.7 799.3 393.9
大豆油 17.4 0.0 686.3 757.1 117.5 5.3

コーンは中立、大豆はやや強気な発表内容となった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(6月26日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 918.2 727.3 32,836.1 38,618.4 40,640
大豆 237.1 132.4 26,916.7 26,915.8 27,490
小麦 312.4 278.5 1,255.3 1,306.5 25,860
大豆粕 65.9 88.9 4,450.7 5,525.7 5,440
大豆油 3.0 7.8 568.8 641.8 980

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

 ファンドの動きが今年のマーケットの動きを考えるに当たってキーファクターになっていると感じているのだが、その背景としてマーケットの中でファンドが占める割合が年々増えてきているという事実がある。そこでファンドがどの程度のシェアをマーケットで占めているのかを判断するための資料を掲載しておく。下の表は大豆のオープンインタレストの中でファンドが占める割合を、毎週発表されるコミットメント・オブ・トレーダーのラージ・トレーダーの部分を年毎に平均することで算出したものである。オープン・インタレストの中に占める割合が必ずしもマーケットに占める割合を表すことにはならないが、一つの指標にはなる。

年度 86 87 88 89 90 91 92 93 94
シェア(%) 8.03 9.39 11.91 9.96 10.99 10.43 10.48 13.36 16.09

 

年度 95 96 97 98 99 00 01 02 03(6月末時点)
シェア(%) 20.07 16.24 14.65 13.85 15.39 15.59 16.01 17.44 19.68

また、ファンドと呼ばれる大手投機筋が動かしているマネー(穀物相場に限らず、全てのマーケットでファンドが動かしているお金)の合計が、1990年の時点では100億ドル程度であったのが、2001年時点では400億ドルを越えるまでに膨らんでいるというデータもある。ファンド市場占有率が増加するとマーケットが荒れやすくなる傾向にあるので、今後彼らがその資金をどの市場に投入していくのか、注目しておく必要がある。(K)

 

(ダイズ) 

明日からの三連休を前にした米国中西部における今後10日程度の天候予想にホット&ドライを示す兆候は見当たらない。大豆の生育は現在まで概ね順調に進展している。其れを裏付けるかの様にタイミング良く(悪く)スパークス社が米国の新穀大豆の生産高を29億57百万ブッシェルと予想発表を本日行なった。エーカー当たりの収量を40.7ブッシェルで計算しており、現在までの天候や生育度を考えると、さもありなんと市場に印象付け本日の新穀限月の急落の材料となった。昨日も述べたように、今後の材料としては@米国の天候。Aインド、中国、カナダ、オーストなど各地での天候。B南米での大豆作付け意向。等がメインとなるが各要因に強材料は見当たらない。弱気のシナリオとしては、7月・8月の米国の天候が申し分なく順調に推移して収量が41ブッシェル台など大幅に上昇すること。中国大豆、カナダ・カノーラなどで天候が問題なく増産予想となること。特にインドのモンスーンが順調に推移して油糧種子の生産が昨年比大幅に改善すること。南米アルゼンチン・ブラジルで大豆増産傾向が続くことなどの材料が重なること。ブラジルでは6月末現在コーン価格に対して大豆価格は2.4倍程度で推移しており、2001年産では同時期2.6倍となり、コーンの作付け面積が前年比16.2%減少してその多くが大豆に流れた。現在の2004年7月限は550セント台を維持しており、ブラジルの大豆生産コストから、またコーンの国内価格の比価からして大豆増産傾向は止まりそうにない。何れにしても目先米国、その他世界の油糧種子の生産地域で天候が安定しており、相場を支える支援材料は見当たらない。目先は11月は530セントをトライ、その後は天候次第では500セントをトライすると考えている。その見極めは7月後半〜8月中旬にかけてとなろう。(H)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)