米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年7月9日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや高値寄り付き、安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

JUL 03 231 1/4 - 30 1/4 231 1/2 227 227 1/4 - 2 3/4 6767 2343-
SEP 03 224 - 23 3/4 224 3/4 219 1/2 220 3/4 - 2 1/2 127669 639-
DEC 03 224 - 23 3/4 225 1/4 220 221 1/2 - 2 1/2 192989 1663+
MAR 04 231 1/4 - 31 232 1/4 227 3/4 229 - 2 26499 616+
MAY 04 237 3/4 237 3/4 233 3/4 234 1/2 - 2 1/4 4626 5-
JUL 04 241 - 40 3/4 241 237 237 3/4 - 2 6030 18+
          369771 542-

 

 

大 豆       ---やや高値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 03 614 - 13 619 3/4 609 619 + 5 1/4 3979 1937-
AUG 03 603 - 02 1/2 611 600 1/2 610 + 8 1/4 38321 2271-
SEP 03 569 - 67 1/2 574 1/2 567 573 1/2 + 6 3/4 15440 1574-
NOV 03 541 - 39 545 1/2 539 1/2 545 + 6 1/2 105643 1890-
JAN 04 544 1/2 - 44 547 543 1/4 546 1/2 + 4 1/2 7595 164-
MAR 04 547 549 1/2 545 1/2 549 1/4 + 4 1/4 6493 34-
          186585 7210-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JUL 19150 +430 JUL 2217 +7 JULY 310 + 10 117.63 - 118.3
AUG 18590 +370 AUG 2200 +1 SEP 317 + 9  
SEPT 17660 +290 SEPT 2185 -7 DEC 326 1/2 +7 3/4  
OCT 16310 +250 OCT 2142 -10 MAR 332 +7

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

昨日のフォロースルーからやや高値での寄り付きとなるが、寄り付き時の買いオーダーが一掃されるとファンドの売りオーダーが多く目に付くようになり、すぐに値位置を下げ、前日比約2セント下げた値位置での取引が続いた。現在進行中の中西部での理想的な天候条件は、来週のHOT&DRY予報を相殺した。また金曜日の需給報告において世界の需給が緩むのではと予想するトレーダーが多く、このことも本日の相場において重石となった。一方で、本日の安値圏では商業筋の買いが多く見られたことと、韓国がオーバーナイトテンダーにて産地オプションのNON GMO CORN 52,500トンをカーギルから買い付けたという報告があったこと、7月限月の受け渡し通知が本日も無かったことなどは相場の下値を支えることとなった。

 

(大豆)

やや高値での寄り付きとなった後、一旦下げる場面があったが、その後は徐々に値を上げていく展開となる。中期予報にてHOT&DRYの予報が出ていることを材料にしてファンドの積極的な買いオーダーが見られたことと、中国が最大2杯の米国産大豆を買い付けたかも知れないという噂が流れたことなどが材料とされた。しかし金曜日に発表される需給報告に対する弱気な見方が多いことと、本日141枚の7月切りの受け渡し通知があったのだが受け手に商業筋がいなかったことは本日の相場の頭を抑えることとなった。

 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の売り越し、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約24,100枚のショート、大豆は約300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

昨日は東部サウスダコタの中央部、ミネソタ西部、アイオワ南東部の周辺地域と北部、ウィスコンシンの南西部、ミズーリ北部の周辺地域、イリノイ中央部、インディアナの中央部と北西部、オハイオ全域などを中心にコーン・大豆ベルトの60%地域にて0.50〜2.25インチの降雨が観測された。気温はベルト北西では平年以下であったが、その他の地域では平年を上回った。ネブラスカ南部、カンザス北部、ミズーリ北部、西部インディアナの中央部辺りでは特に暑い日となった。

今日(水曜日)から明日にかけてはオハイオ、インディアナの北部と東部、東部イリノイの中央部とイリノイ北部、アイオワの東部と中央部などを中心に降雨を得ることとなり、その後週末にかけてはベルト東部に限られた降雨をみることとなる。この間の雨を合計すると範囲はコーン・大豆ベルトの60%、小麦ベルトの75%となり、雨量は0.50〜1.5、所により3.0インチとなる。

上記の一連のまとまった雨によりクロップのコンディションは保たれる。一方で、来週以降の天候を見てみるとHOT&DRYの傾向が示唆されており、これによってネブラスカ・カンザス・ミズーリなど、ベルトの10〜15%の地域にてクロップがストレスを受けることになりそうだ。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月14日〜7月18日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A B/N
東部ベルト A B

昨日に引き続き6-10日間予報はHOT&DRY傾向を示唆。明日の寄り付き時には強材料視されることとなる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中国  

昨日は東北地方、華北平原北部の中央部、華北平原の南部、華中の北部と西部などを中心にベルトの45%において0.25〜1.5、所により4.0インチの降雨が観測された。この雨は華北平原の南部と華中で木曜まで続くこととなる。その後、金曜から土曜にかけては華北平原の中央部へと移動する。範囲はベルトの55%、雨量は0.25〜1.25、所により3.0インチとなる。華北平原南部・華中あたりでは降り続く雨により作柄の悪化が懸念される。

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ       

(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦  700-900 659.6
コーン  700-900 888.6
大豆(旧穀) 50-150 194.8
大豆(新穀) 200-450 574.0
大豆粕

50-75

54.0

大豆油

5-15

17.4



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    7/5の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      99 99
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   100 100

材料としては中立。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

6-10DAYSの予報は昨日に引き続きHOT&DRYの傾向を示しているが、今のところコーン市場はこのことに大きく反応していない。しかし11-15DAYSの予報も今のところHOT&DRYを示唆しており、これが現実味を帯びてくれば、少なからず全体の収量に影響を及ぼすのではないかという連想のもとにファンドが一気にショートカバーをしかけてくる可能性も考えられる。その10日間にちょうど受粉期を迎えると思われるのはイリノイの南東部と北西部、アイオワの東部、ミズーリの中央部、インディアナの北半分の地域などであり、このあたりの作柄には今後要注意である。しかしここ最近ベルトの多くの地域において十分な降雨を得ており、土壌水分も潤沢であろうことを考えるとその影響がどれほど深刻なものになるかは疑問である。9月・12月限のプライシングは意見変わらず、様子見。

サプライヤーから聞く各地のクロップコンディションによると相変わらずどの地域も大きな問題は見あたらない。しかしミネソタのある農家は「二週間以内にタッセリングが完了しそうだが、ちょうどその時期に暑くなりそうなので心配だ」とコメントしているという。(K) 
 

(ダイズ) 下げ基調の展開は続く

新穀11月限。タイトな旧穀期末在庫予想に加え引き続く中国等の買付け又それに伴うファンド資金の注入に煽られ、4月以降始まった上昇相場は3ヶ月で値位置を約70セント押し上げる形となった。しかし、高値588をつけた後560で引けた6月13日を境にトレンドは完全に変化。中西部東部地区においては一部で生育の遅れが報告されているものの総じてこれまでの天候推移は問題視されていない。又、6月30日の発表においては更なるファンダメンタルズが加わる事により、この一ヶ月で相場の面持ちも大きく変化を遂げる事となっている。

今後のトレンドについては天候推移という材料はあるものの、基本的に”下げ基調”は続くと思われる。530というレベルを下に抜ければ順調な天候推移を背景に3月の相場レベルである510-520にかけての動きも期待できる。目先の材料として、(6月末の農務省数字を受けた)今週の需給報告(生産量の増加・・作付面積と共にイールドの修正もあり得る)での期末在庫上方修正期待。或いは、世界の油糧種子生産予想の発表を控えている事もあり、昨年から大きく回復しているインドやカナダ産地等の動向とそれら数字も市場へは材料視されやすい環境にあると言える。これらから目先のトレンドは下と見るべきであり、天候(ホット&ドライ)を材料に上昇する局面では売りで対処する形が望ましい。

高値は555-560まで。 上がったところは“売り”を基本に、更なる安値を期待したいところ。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)