米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年7月14日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、やや安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

JUL 03 222 - 21 223 1/2 220 1/4 223 -1 1435 1889-
SEP 03 212 3/4 - 12 1/4 213 211 1/2 212 - 1 1/4 130204 628-
DEC 03 214 3/4 - 14 1/4 216 1/4 213 1/2 214 3/4 - 1/2 193502 919+
MAR 04 223 224 1/2 222 223 - 1/2 31547 2922+
MAY 04 228 1/2 230 1/4 228 229 + 0 5649 562+
JUL 04 232 1/4 234 1/4 232 232 3/4 - 1/4 6751 194+
          374514 2239+

 

 

大 豆       ---やや安値寄り付き、手前はやや安値、先は僅かに高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 03 621 - 20 624 608 610 - 10 3/4 908 816-
AUG 03 603 - 02 1/2 605 598 599 1/2 - 4 3/4 37047 1395-
SEP 03 557 562 555 1/4 555 1/2 - 4 14707 258-
NOV 03 527 - 26 1/2 532 1/4 525 1/2 529 1/4 + 1 106546 30+
JAN 04 530 535 529 1/2 532 + 1 7752 214-
MAR 04 532 537 532 534 1/2 + 1/2 6594 50+
          183663 2537-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
JUL 20470 +1110 JUL 2150 -47 JULY 315 1/2 + 1 117.65 - 117.48
AUG 18620 +100 AUG 2146 -24 SEP 318 3/4 - 2 3/4  
SEPT 17410 +40 SEPT 2127 -16 DEC 328 1/4 - 2 1/4  
OCT 16130 +140 OCT 2083 -11 MAR 334 - 1 1/4

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン) 週末の天候に寄り付き後間もなくに3日連続の約定安値更新

先週金曜の地合を引継ぎ寄り付きからややギャップをつけての安値で取引開始。この時期にして週末の天候がほぼ理想的な結果となった事は引き続きネガティブな要因、寄り付きからの動きを作る事となった。投機筋中心の売りが続き価格は旧穀・新穀共に寄り付き直後には約定安値を更新するに至るが、安値レベルではローカルズや商業筋の買いも入り値も支えられ反発、序盤には輸出検証高でコーンの数字がやや高く出た事も作用し、薄商いも手伝ってか安値から3セント程戻したところで本日の高値をつける。しかしセッション後半はその高値を維持できず材料出尽くし感から再びマイナスサイド。結局前日比僅かに安値での引けとなっている。

−本日限落ちの7月限ではオーバーナイトで220枚の受渡しがC.I.S.より行なわれたが商業筋のストッパー見られず市場へは失望。
−中国黒龍江省にて水・木曜に1.5百万トンのコーンが競売されるとうニュースはネガティブに作用。
−台湾が56,000トンの米国産コーンテンダー予定。

(大豆)

大豆も先週末の理想的な天候推移をベースに先週末よりのフォロースルー、コーン同様やや安値でスタートするが直後が本日の安値となる。値動き自体はコーンと似たものとなり安値をつけた後は一気に5セント程回復その後は終盤までチョッピーな値動きとなる。しかし引けにかけては新規材料不足から再びやや値を削り旧穀限月はやや安値引け、新穀限月は僅かに高値で本日の取引を終了している。

−限落ちの7月限はこれまでの8月限とのプレミアム大きく、本日50コントラクトのストッパーなしには市場の反応も急激なものとなった。終了間際にかけ大きく値を崩しての引けとなっている。
−中国政府はタイトな国内需給バランスを考慮し800,000トンを市場へオファーすると発表した事はネガティブ材料となった。
−輸出検証高は市場の予想範囲内にてほぼ中立視された。
−6月のNOPA月間搾油報告では、市場予想を下回り117.7百万ブッシェル(前月:125.4百万)。市場へはややネガティブ材料とされた。
−台湾が今晩米国或いはブラジル産大豆56,000トンのテンダーを控えている。

本日ファンド筋はコーン市場ではほぼイーブン、大豆市場では500枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約38,200枚のショート、大豆は約7,300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  ”今週は週末にかけて気温が徐々に上昇する傾向にある”

週末は総じてドライ、気温も高すぎず作物にとっては理想的な気象条件を保つ事となった。

コーン・大豆産地で降雨を見たエリアは20%、雨量も0.10-0.50インチと限られた。散発的な降雨はミネソタ東部・ウイスコンシン南西部・アイオワ北東部・イリノイ北西部・インディアナ中央部・オハイオ南部など。気温も理想的で最高気温のレンジは60度後半から高い地域はカンザスで90度前半までとなった。

今週の予報 ・・・ 高気圧の峰の移動に伴い今週はベルト西部で気温がやや上昇する事になる。今後3日間でベルト東部では概ね80度台に収まるものの、ベルト西部では80度台後半〜90度台後半にまで上昇する見込み。特にネブラスカ中央部・東部やカンザス東部では一部で100度に達する予報も出ている。 週後半〜週末にかけても引き続き徐々に気温は上昇傾向にあり、ベルト東部では最高気温が88-96度まで(イリノイ南部で最も気温が上昇する予報)、ベルト西部では91-101度まで(やはりネブラスカ中東部、カンザス東部が高い)。 降水量は限られたものとなる。今後1週間で35-40%の範囲に0.25-1.25インチの降雨に留まりそう。

しかし、来週(7月21日の週)は高気圧の峰が西部へ逃げる為、中西部の気温は再びクールダウンする見込みとなっている点留意したい。

クロップ評価 ・・・ コーンの受粉期は最盛期に差し掛かっている。今後8月頭までで完了する事となる。現時点では全体の約10%のコーン・大豆産地がドライ傾向にあると報告されているが、全体評価としては市場が示す通り非常に順調に推移してきたと言える。

今週は日曜にかけて気温が徐々に上昇する傾向にある。明らかに先週と違った傾向となる。上述の通り、特に西部ベルトの南部地域であるネブラスカ中東部〜カンザス東部にかけては100度に達する地域も見られそう。しかし、現時点の市場評価としては、”限られた地域”の域を超えておらず、来週のクールダウンが実現すれば特に問題視されることはなさそうである。

依然として作物の状況については”良好推移”、という市場評価で進んでいる。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月19日〜7月23日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A/N N
東部ベルト N/B N

材料としては中立。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  7月10日の週  7月3日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  744.4 750.1 958.4 32,455.0 39,848.2
ダイズ  181.4 304.9 316.7 27,202.2 27,221.9
小麦  388.8 476.7 553.7 2,251.6 2,545.1

コーンは予想より高くややフレンドリーに捉えられた。

 

2) NOPA月間搾油報告(6月分)

 

大豆 搾油能力(千BU) 搾油量 (千BU) オイル在庫(千ポンド)
6月 157,253 117,662 1,466,739
5月 162,495 125,413 1,575,175
4月 157,253 123,119 1,692,610
6月(02) 159,204 130,629 2,212,168

 

大豆粕 生産量 イールド 輸出量
6月 2,785,010 47.34 205,167
5月 2,954,787 47.12 289,506
4月 2,893,059 47.00 356,472
6月(02) 3,098,062 47.43 403,298

 

大豆油 生産量 イールド(ポンド)
6月 1,364,305,426 11.60
5月 1,442,584257 11.50
4月 1,408,955,129 11.44
6月(02) 1,475,850,432 11.30

 

6月月間搾油量は予想以上に少なく、市場へはネガティブに受け止められた。

 

【引け後の発表】 

3)USDA週間クロップ・プログレス(7/13の週) 

 

《コーン主要産地のシルキング進捗》 

  7/13/03  先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   3 0 22 20
イリノイ   35 8 26 42
ネブラスカ   12 1 28 24
ミネソタ 1 7 16
インディアナ   13 4 8 33
オハイオ 6 0 4 15
ウィスコンシン 1 0 3 5
サウスダコタ 0 0 1 3
ミズーリ 63 43 62 64
ミシガン  1 0 1 8
主要18州平均   19 9 23 28

昨年比遅れてはいるが予想範囲内にてほぼニュートラル。

 

《コーン・クロップコンディション》

括弧内は先週  【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 3(3) 11(14) 56(56) 29(26)
イリノイ 1(1) 5(5) 18(23) 52(52) 24(19)
ネブラスカ 1(1) 2(2) 19(19) 52(57) 26(21)
ミネソタ 2(1) 3(2) 13(12) 56(64) 26(21)
インディアナ 5(2) 12(11) 31(30) 43(48) 9(9)
オハイオ 4(3) 11(10) 30(30) 41(41) 14(16)
ウイスコンシン 1(1) 3(4) 14(21) 55(54) 27(20)
サウスダコタ 1(0) 2(2) 13(16) 59(59) 25(23)
ミズーリ 2(1) 6(6) 25(25) 54(52) 13(16)
ミシガン 1(1) 3(6) 27(35) 54(48) 15(10)
18州平均 2(1) 5(5) 19(21) 52(54) 22(19)
18州平均(昨年) 5(4) 13(11) 33(32) 40(43) 9(10)

良い・非常に良いの合計が1ポイント増加した。予想の範囲内の内容と言える。


《大豆生産主要州の着鞘率》

  7/13現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  1 NA 12 9
イリノイ  3 NA 2 6
ミネソタ  1 NA 3 3
インディアナ  1 NA 3 8
ネブラスカ  0 NA 9 5
オハイオ  0 NA 0 0
ミズーリ  2 NA 2 4
主要18州平均 

3

NA 6 7

ニュートラル。

《大豆生産主要州の開花率》

  7/13現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  30 14 71 55
イリノイ  25 7 26 41
ミネソタ  36 13 46 38
インディアナ  23 7 20 42
ネブラスカ  15 2 45 35
オハイオ  23 10 17 44
ミズーリ  13 5 18 29
主要18州平均  27 11 36 39

ニュートラル。

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 3(3) 15(16) 57(57) 24(23)
イリノイ 1(1) 5(7) 24(28) 53(49) 17(15)
ミネソタ 1(1) 4(3) 16(18) 61(62) 18(16)
インディアナ 5(3) 12(9) 32(31) 43(49) 8(8)
ネブラスカ 0(0) 2(2) 24(21) 60(61) 14(16)
オハイオ 5(3) 11(10) 33(31) 41(46) 10(10)
ミズーリ 2(1) 7(6) 29(31) 54(52) 8(10)
主要18州平均 2(1) 5(5) 23(24) 54(55) 16(15)
18州平均(昨年) 4(3) 12(11) 34(34) 42(43) 8(9)

良い・非常に良いの合計ポイントは先週比変わらず。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

先週金曜の農務省発表では実地調査を前にイールドが3ブッシェルも改善された。93年は中西部の洪水、94年は良好なクロップレーティングを反映させて、96年は天候不良で・・・過去10年で3度しかこの7月に修正を加えられていないイールドであったが今年はこれまでの天候推移・クロップレーティングに基づき3ブッシェルも改善。今年のケースはシーズン前半クール&ウェットの傾向が続き、ベルト東部が今年もやや悪いように一部ではTOO MUCH WETと言われているが、その他の地域にとっては”十分過ぎる”土壌水分を享受する形になっている。これに加えここまでHOT&DRYのパターンはお目見えしていない訳で、主要産地の総合評価は高まらざるを得ない。経験則としてクロップレーティングは7月中旬以降8月中旬にかけて低下する傾向がある。これはこの先更に”夏場の”天候(HOT&DRY)を見やすい時期に入るからである。従いそれに準じてレーティングも下がる傾向となる。しかしこれは必ずしも最終的なイールドの低下には直結するものではなく、”相場材料”としてその威力を発揮しやすくなる、という意味において注目するべき傾向だと捉えている。

現在の下落相場が落ち着くまでにはもう暫くの時間を要することになると思われるが、上記クロップレーティングの例もそうであるが今後向こう4週間で相場を支える材料が益々出やすくなる事はほぼ間違いない。それらを織り込みながら底値を固め出す展開が徐々に見えてくる。目先12月限210−205にかけての展開あり得るも、徐々に強材料に反応しやすい相場つきになってくる故これ以上の過度な安値期待には注意したい。(A)

(ダイズ) 

先週の農務省発表(コーンイールド増加)或いは、各社数値化しているクロップレーティングの今年の"極めて良好な"推移を見ても、8月の農務省発表でのイールド増加に対する市場の期待は高まっている。これまでの39.7という数字から1-1.5の改善が既に指摘されてきており、30億ブッシェルレベルの生産高(予想)数値も現実味を帯びてきている。これらを背景に現在の新穀限月の下落局面は4月初旬に相場が上がりだす前のレベル=510-520レンジまで達する可能性が高いと見ている。今後の天候推移には引き続き要注意ではあるものの、未だ”下げ切った”と見なされていない相場は反転するまでにもう暫く時間を要しそうだ。(A) 

 

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)