米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年7月15日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---変わらずの寄り付き、安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 212 1/4 - 11 3/4 212 3/4 208 1/4 208 1/2 - 3 1/2 129145 1059-
DEC 03 215 1/4 - 15 216 212 212 1/4 - 2 1/2 194682 1180+
MAR 04 223 1/4 - 23 224 1/4 220 3/4 221 - 2 32060 513+
MAY 04 229 229 3/4 226 1/2 226 3/4 - 2 1/4 6724 1075+
JUL 04 233 1/4 - 33 233 3/4 230 3/4 231 - 1 3/4 7034 283+
SEP 04 234 1/2 234 1/2 233 233 - 2 1196 24+
          375480 966+

 

 

大 豆       ---安値寄り付き、安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 03 598 - 96 1/2 599 585 585 1/4 - 14 1/4 37109 62+
SEP 03 554 - 53 1/2 555 1/2 545 545 1/4 - 10 1/4 14988 281+
NOV 03 527 - 26 528 521 521 1/4 - 8 107679 1133+
JAN 04 530 1/2 - 30 530 3/4 524 524 1/4 - 7 3/4 8015 263+
MAR 04 530 3/4 531 3/4 526 526 1/2 - 8 6603 9+
MAY 04 532 533 1/4 528 528 - 6 3/4 6869 256+
          184852 1189+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
AUG 18210 -410 AUG 2112 -34 SEP 315 1/4 - 3 1/2 117.12 - 117.84
SEPT 17050 -360 SEPT 2102 -25 DEC 324 3/4 - 3 1/2  
OCT 15840 -290 OCT 2063 -20 MAR 331 - 3  
DEC 15690 -260 DEC 2023 -15 MAY 318 - 1

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  農家売りが積極的に出だし、約定安値さらに更新。
 

本日のマーケットは新しい材料に欠け、取引量としては少なかった。昨日のフォロースルーによる売りオーダーが見られたことに加えて、昨日引け後に発表されたクロップコンディションが若干弱材料視された。しかし本日切り落ちを迎えた7月限月のデリバリーに関して、219枚の受け手がADMであったことが強材料視され、寄り付きは前日引け値とほぼ変わらないレベルにて取引される。しかし、天候面にて、ベルトの一部では乾燥懸念も持ち上がっているものの、大部分のコンディションは良好であり、また今の時点では目先の天候にもあまり問題は見当たらず、ほとんどストレスを受けないまま受粉期を迎えることができそうであるということが大きく弱材料視され、その後は一方的に値を崩していく展開となる。本日はベルトの東西両方にて積極的な農家売りが見られたという事実も、本日のマーケットには重石となった。一方で台湾のMFIGがオーバーナイト・テンダーにてドレイファスから56,000トンのUS産コーンを買ったという報告、台湾の精糖メーカーが20,000トンのコーンと15,000トンの大豆の米国産のコンビネーションカーゴを買い付けたという報告、また韓国のAMFCが北朝鮮向けの10万トンのNON GMO CORNのテンダーを7/21に行うという報告などは若干下値を支えたが、マーケットのベクトルを変えることはできず、期近を中心に各限月安値での引けとなった。また、本日はアウトサイド・デーとなり、安値にて引けたこと、ほぼ全ての限月にて約定新安値を更新したことはテクニカル的に弱気なサインを示している。

(大豆)  多く出だした農家売り。期近中心に大きく下げる。


昨日のフォロースルーに加え、昨日引け後に発表されたクロップコンディションにおいてGOOD,EXCELLENTの合計が先週から変わらなかったことが若干弱材料視され、安値での寄り付きとなる。その後も中西部での現在進行中の、クロップの生育にとって理想的な天候と、目先の予報においてHOT&DRYがあまり示唆されていないことが材料視され、更に値を崩していく展開となる。前日の中国大連市場にて大豆がリミットダウンをつけたこともこの動きを加速した。さらに本日注目すべきは今まであまり活発でなかった農家売りが積極的に見られたことである。これにより期近は特に急落することとなった。本日切落ちの7月限月の受け渡し41コントラクトの受け手が全て商業筋であったこと、台湾のBSPAがADMから56,000トンの米国産大豆を買い付けたという報告があったこと、また台湾の精糖メーカーがコーンの動きで述べたコンビネーションカーゴを買い付けたという報告があったことなどは材料としては強かったが、マーケットの流れを変えることはできなかった。期近2限月は2桁安、他の月も大きく下げての引けを迎えた。

 

本日ファンド筋はコーン市場で4,000枚の売り越し、大豆市場では5,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約42,200枚のショート、大豆は約12,300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  今週、ベルトの南西部にてHOT&DRY懸念あり。しかしその他の大部分の地域では問題見当たらず。

昨日はサウスダコタ、ミネソタの中央部、ウィスコンシンの中央部と南東部、ミシガンの南西部、イリノイ北部、アイオワ北部の中央部と東部などを中心にコーン・大豆ベルトの20%、小麦ベルトの10%の地域において0.25〜1.0、所により1.75インチの降雨が観測された。気温はベルト南西部では平年比高めとなったが、その他の地域では平年並みか、平年を下回るところが多かった。
今日はイリノイ南部、インディアナ南部、オハイオ、ミシガンなどベルトの中央部と東部を中心に約20%の範囲で0.10〜1.0の少量の雨を見ることとなる。
木曜日にはベルトの西部、金曜から土曜にかけてはベルトの中央部、また土曜の夜から日曜にかけてはベルトの中央部から北西部にかけて降雨を得ることになりそうである。しかしこの一連の雨は月曜には活動を弱めることとなる。この間、各地の雨量は0.25〜1.5インチとなり、範囲は合計するとベルトの55%程度となる見込み。ネブラスカ北部、ダコタ、ミネソタ西部、アイオワ、イリノイ中央部、インディアナの中央部と南部辺りではとくに多くの降雨を得ることになる。今週の残りは平年以上の気温となりそうで、特に金曜辺りはベルトの西部(ネブラスカ、カンザス、アイオワの南西部など)にて100度近くにまで上昇する可能性がある。

ネブラスカの南東部、カンザス、アイオワ南西部、ミズーリ北部、イリノイ南西部などにて乾燥懸念があるが、その範囲は合計しても10%程度に過ぎない。上記のようにベルトの南西部では今週後半HOT&DRY傾向が示唆されており、クロップがストレスを受ける可能性が高くなっているが、その他の地域ではコンディションは相変わらず良好。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月20日〜7月24日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A/N N
東部ベルト N/B N

材料としては中立。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

 

ブリッシュコンセンサス 

 

  7/15/03 7/8/03 7/1/03 6/24/03 6/17/03
大豆  28 37 49 55 59
大豆油  41 48 54 53 52
大豆粕  34 36 50 55 60
コーン  30 38 40 46 50
小麦  41 38 41 39 44

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

常にマーケットに対してブリッシュで利益獲得に対して貪欲であると言われている農家が手持ちの玉を(あきらめて)売りに出すのは、本格的に収量の見通しがつく8月の前半であろうと考えていたのだが、どうやら先週末あたりからボチボチと出だしたようである。当社のリバーエレベーターがあるイリノイ州PEKIN市内にある某エタノール工場も、先週辺りからPEKIN市周辺地域のコーンの買い付けを減らして、アイオワから出てくる玉の買い付けを行っているという情報を得た。アイオワと言えば現在最も農家が在庫を保有している州の一つであり、農家がついに本格的に売り物を出してきたと推測することができる。また、シカゴマーケットでも本日は「農家売り」という言葉がトレーダーの間で一日中聞かれた。本日も天候面での強材料は出てきておらず、もしこのまま収量を脅かすような予報が出てこないまま7月を終わった場合、現在のマーケットプライスがどこまで下落するのか分からなくなってきた。政府がその価格を決めるPCP(Posted County Price)も、ここ一ヶ月のキャッシュの下落に従って下がってきており、現在はLoan Rateとの差が5-10セントにまで近づいているという。マーケットが下がるにつれ、おそらくPCPはこのまま下がり続けるであろうから、質流れとなる玉が出ることはあまりなく、農家売りは今後ますます多く出てくることになると予想される。9月・12月限のプライシング方針は、変わらず様子見としたい。(K)
 

(ダイズ) 

意見変わらず目先の買いは様子見姿勢。期近はテクニカルに売られ安い展開となっている。580を割れたレベルに4月につけたギャップがありこれを試す展開へ。新穀11月限は順調な天候推移に今後のイールド改善期待が現在市場で評価されている最中にて、織り込むまでにはもう10〜15セントまでの下落と時間が必要。510台というのはこの3月に値を固めていたレベル故、厚い壁となるはずでありこのレベルまでくれば一旦の戻りも考えられるが、今後の天候推移と市場への折込具合を確認しながらの対応となろう。(A)

 

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)