米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年7月17日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや高値よりつき、ほぼ変わらずの引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 208 3/4 - 08 208 3/4 207 207 1/4 + 3/4 127039 1707-
DEC 03 212 1/2 - 12 212 3/4 211 1/4 211 3/4 + 0 195502 510+
MAR 04 221 1/4 - 21 221 1/4 220 220 1/4 + 0 34546 1277+
MAY 04 227 1/4 - 26 3/4 227 1/4 226 226 1/4 + 0 7872 956+
JUL 04 230 3/4 - 30 1/2 231 230 230 - 1/4 7631 353+
SEP 04 233 233 232 232 - 1 1224 8+
          378476 1522+

 

 

大 豆       ---やや高値寄り付き、期近は安値引け、先は高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 03 585 1/2 - 85 586 1/2 571 1/2 572 3/4 - 9 1/4 36378 419-
SEP 03 544 1/2 549 536 1/2 539 - 6 1/4 14946 603-
NOV 03 524 - 23 524 1/2 514 1/4 517 - 5 1/2 110597 1216+
JAN 04 529 - 25 1/2 529 518 520 1/2 - 4 3/4 8641 256+
MAR 04 531 531 521 523 1/2 - 5 7088 195+
MAY 04 526 526 522 523 1/2 - 7 7232 336+
          3023 59+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
AUG 18090 -90 AUG 2083 -34 SEP 327 1/2 + 6 3/4 118.20 - 118.81
SEPT 16950 -70 SEPT 2079 -35 DEC 336 1/2 + 7  
OCT 15830 -100 OCT 2046 -26 MAR 342 1/4 + 6 1/2  
DEC 15660 -160 DEC 2006 -18 MAY 332 1/2 + 6 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  動きの少ない一日。 天候はベアリッシュだが小麦市場に支えられる
 

極狭いレンジの中での取引に終始し、方向性にも欠け、動きに特徴の無い一日となった。週間輸出成約高の475,700トンという数字は予想を下回る数量となった。このことは相変わらずベアリッシュな天候材料とともに相場の重石となったが、一方で農家売りに関しては今日は活気が無く、この時期としては平年を下回る量の売り物しかでてこなかったことと、小麦相場とオーツが活況を呈していたこと、などの材料は本日の下値を限らせた。

小麦相場が大きく上昇しており、これがシカゴの穀物市場にて他のピットにも少なからず影響を与えているのが、そのファンダメンタルズとしては、@豪州・欧州の天候がドライ気味であり、収量の低下を予想させること、Aロシアの小麦の作付け面積が去年の13%になると発表され、過去最低の収量になると予想されていること、B米国産小麦の輸出も堅調で、国内のタイト感も広がっていること、などがある。

(大豆)  中国による南米産キャンセルの噂により弱含む
 

昨日の大幅な下げに対する行き過ぎ感と、寄り付き前に発表された週間輸出成約高が旧穀236,600トン、新穀958,100トンと、ともに市場予想を超えた大きなものであったことからやや高値での寄り付きとなる。しかしその勢いは長くは続かず、中国が南米産の大豆の成約をキャンセルするかもしれないという噂が午前中に出たことをきっかけに、ファンドが一斉に売り手に周り、突如値を崩した。弱含んだ展開はその後セッション終了まで変わらず、期近を中心にて前日比大きく下げて引けを見た。

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,500枚の売り越し、大豆市場では6,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約44,700枚のショート、大豆は約16,300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  ベルト西部の一部地域ではクロップがストレスを受けるが、その他大部分は問題なし

昨日は西部の一部を除きベルト全般で最高気温が80度台となった。本日もこの傾向は続き、サウスダコタ、ネブラスカ、カンザスあたりでは90度台の気温となる。昨日もこれらの地域では最高気温が93〜105度となった。今後数日間はこの状況は変わらなさそうである。しかし今週末から来週前半にかけてはカナダより寒気団が中西部へと南下してくるため、ベルト全体でクールダウンすることとなる。この間最高気温は75度〜80度台となろう。来週後半にはまた気温の上昇が見られるが、来週末にはまた別の寒気団が到来することとなる。

雨に関しては、暫くの間はまとまった雨が降りそうに無く、ベルトの所々に散発的な雨を見る程度。今週の残りに関しては35〜40%の地域に0.25〜1.5インチの降雨となろう。この傾向は来週も続く。

(クロップへの影響)
ベルトの大部分においてはかなり良い状態でコーンの受粉期を迎えることができそうである。唯一乾燥による問題を抱えているのはベルトの西部、ネブラスカとカンザスの一部である。しかし問題視されている範囲は狭く、全体に与える影響はそう大きくない。大豆も順調であるが、クロップにとって重要となる時期が8月一杯続くので要注意である。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月22日〜7月26日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B/N N/B
東部ベルト B N/A

中立か、やや弱気な内容となっている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(7月10日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 475.7 186.1 39,146.5 46,316.2 4,839.2 1,290.7
大豆 236.6 958.1 29,301.9 29,785.5 1,823.2 3,607.1
小麦 659.4 0.0 6,674.1 5,597.4 4,624.8 0.0
大豆粕 34.6 21.4 5,381.8 6,433.8 798.8 457.0
大豆油 8.1 0.0 699.6 764.4 126.2 5.3

 

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(7月10日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 711.7 762.1 34,307.3 40,599.3 40,640
大豆 206.4 355.7 27,478.7 27,585.4 28,030
小麦 350.7 443.3 2,049.3 2,346.8 26,540
大豆粕 78.8 53.5 4,583.0 5,781.1 5,440
大豆油 0.9 3.7 573.4 706.1 1,000


 


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

欧州産小麦の収量減がマーケットで大きく取り沙汰されている。今のところコーン市場に対するインパクトはそう大きくない。GMO問題があるために小麦の代替としてUS産コーンが欧州に流れていくという直接的な影響は考えにくいが、今後間接的影響がどの程度発生するか要注目である。また、ファンドのネットショートはオプションを含めると推定約75,000となっている。これは過去最高と言われている80,000コントラクトに限りなく近い数字となっており、そろそろポジション調整の動きが出てくる可能性もあるので、これも要注意。

しかしながら農家の売り物はまだまだ潤沢にあることを考えると、プライシングの方針は様子見としたい。 (K)

(ダイズ) 

本日の輸出成約の内容を確認後、再びの売り浴びせ。現在のネガティブムードを物語っている。特に本日は8月限での580割れ、11月限の520割れと、4月に入ってから相場が大きな一山を作りにかかるスタートとなった当時の窓を埋めた格好となり、テクニカルにも売りが集中する事となった。8月限は限られた期末在庫を背負ってはいるものの、天候推移や現在のテクニカルな動きに完全に覆われており、下落の勢いは未だ止まる事が出来ない。3月時点のレベルである550台も見えてきた。来週〜月末にかけてこの550台への下落を予想する。 新穀11月限昨日まで述べてきたファンダメンタルズを背景に下落の勢いはやはり”5ドルライン”を目指す様相。今後2週間を目処にこれまでの弱材料を織り込む事となろう。”天候推移”が大前提ではあるものの、やはり5ドルラインは大きな節目となる為、何かあった場合の反発度合いも相応のものとなる。従い買い方は、気持ち半分をこの5ドル付近を安値の目処としたい。問題なく4ドル台へ割れる展開となれば、残りの半分をそちらにつぎ込めばよい。

現在の新穀限月のイメージとしては、この7月後半〜8月初旬にかけて一先ずの安値を見るが、その後は徐々に秋口にかけて底上げを図る。そして新穀が出回り始める9―10月頃に高値を見た後は、需給相場に徐々に移行・・ダラダラと基本線は”ダウントレンド”といった絵を描いている。(A)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)