米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2003年7月18日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---やや安値寄り付き、安値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE |
CHG |
OPEN INT |
CHG |
|
| SEP 03 | 207 - 06 3/4 | 207 | 205 3/4 | 206 | -1 1/4 | 126842 | 197- |
| DEC 03 | 211 1/4 - 11 3/4 | 211 3/4 | 210 3/4 | 211 | -3/4 | 196656 | 1154+ |
| MAR 04 | 220 1/4 - 20 1/2 | 220 1/2 | 219 1/4 | 219 1/2 | -3/4 | 35645 | 1099+ |
| MAY 04 | 226 | 226 | 225 1/4 | 225 1/2 | -3/4 | 7722 | 150- |
| JUL 04 | 230 | 230 | 229 1/4 | 229 1/4 | -3/4 | 7641 | 10+ |
| SEP 04 | 232 1/2 | 232 1/2 | 231 | 231 | -1 | 1241 | 17+ |
| 380520 | 2044+ |
大 豆
---やや安値寄り付き、安値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| AUG 03 | 571 1/2 - 72 | 572 | 559 | 560 1/2 | -12 1/4 | 35596 | 782- |
| SEP 03 | 537 1/2 - 37 3/4 | 538 | 528 1/2 | 529 | -10 | 15273 | 327+ |
| NOV 03 | 515 - 17 | 517 | 510 | 511 | -6 | 114202 | 3605+ |
| JAN 04 | 520 1/2 - 20 | 520 1/2 | 514 1/2 | 514 1/2 | -6 | 8825 | 184+ |
| MAR 04 | 521 | 522 | 517 | 518 1/2 | -5 | 7127 | 39+ |
| MAY 04 | 521 1/2 | 522 1/2 | 519 | 519 1/2 | -4 | 7395 | 163+ |
| 192377 | 3623+ |
| MEAL | CHG | OIL | CHG |
WHEAT |
CHG |
NY-YEN | |||
| AUG | 17830 | -260 | AUG | 2051 | -32 | SEP | 335 1/2 | +8 | 118.41 - 119.30 |
| SEPT | 16630 | -320 | SEPT | 2047 | -32 | DEC | 344 1/2 | +8 | |
| OCT | 15660 | -170 | OCT | 2020 | -26 | MAR | 350 | +7 3/4 | |
| DEC | 15510 | -150 | DEC | 1972 | -34 | MAY | 338 1/2 | +6 |
| 本日の相場の動き |
(コーン) 昨日に引き続き値動きに乏しい一日となる。
昨日に引き続き、材料に欠け値動きの少ない一日となった。中西部では西部の一部(カンザス・ネブラスカ)を除き、相変わらず受粉にとって良好な状況が続いている。このことは材料としては新しくないが常にマーケットには重石となる。加えて、中国政府が水曜と木曜に黒龍江省においてコーンの競売を行い、合計152万トンの旧穀を売ったという報告、また来月には吉林省にて更に100万トンの競売を予定しているという報告があったことも本日の相場にネガティブに働いた。一方で農家売りがさほど見られなかったことと、来週に発表されるクロップコンディションは「良い・非常に良い」の合計が1%減ると市場で予想されていること、USDAがメキシコへの10万トンのコーンの輸出成約を発表したこと、更には本日も小麦相場が活況を呈したことなどは相場の下値を支えることとなった。終始若干弱含んでの取引となり、その流れは最後まで変わらず各限月1セント前後安値での引けを迎えた。
(大豆) 本日も中国関連のニュースに弱含む。
中西部での、変わらず続くクロップにとって良好な天候が材料視されてやや安値での寄り付きとなったが、寄り付き直後に更に大きく下げる。下げ材料として大きかったのは中国関連の数多くの噂。順に挙げると、
@期近の大豆の買い成約について中国が更なるキャンセルを行うのではという噂
A先日中国政府より現行のGMOの証明書に関する一時的措置の期限を9/20から4/20に延期されたことを受けて中国のバイヤーが既契約の大豆を10月以降へ後倒しする動きが見られているという噂
B国内の大豆農家を保護するため、中国政府が収穫期の大豆の輸入を禁止する措置を検討しているという噂
などである。一方で本日の下値付近での商業筋の活発な買いオーダーと来週のクロップコンディションの発表に対する多少の悪化懸念は多少ではあるが相場の下値を支えた。しかし終始弱含みの展開は続き、期近を中心に安値にて引けを見た。
本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の売り越し、大豆市場では4,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約50,500枚のショート、大豆は約23,300枚のショートとなった模様。(推定)
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 カンザス・ネブラスカの一部以外では問題見当たらず
今週に入ってからずっとそうであったように、昨日もネブラスカ・カンザスなどベルト西部の一部のみで最高気温が100度以上に上ったが、その他大部分の地域では最高気温も80台に留まり、涼しい一日となった。また雨に関しては、イリノイの北部と中部にて多少の降雨を得たが大部分ではドライな一日となった。
本日も西部ベルトの一部にて暑くなる傾向が続くが、週末からはベルト全体がクールダウン。来週始めにかけての最高気温は70度台半ばから80度台後半となる。来週半ばからはまた気温の上昇が見られるが、26-27の週末にはまた涼しくなる。降雨に関しては、まとまった雨は降りにくいが、ところどころにわか雨がやってくる。来週までの雨を合計するとベルトの40%、0.3〜1.75インチの雨量といったところ。
コーンの受粉にとって、ベルトの大部分にて環境は良好と言えるが、唯一の問題は西部ベルト、特にカンザスとネブラスカの一部にてクロップがストレスを受け易い状況にあるということである。7月の前半に比べるとベルト全体でドライな傾向にあるが、土壌水分も潤沢であり、あまり心配はなさそうである。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月23日〜7月27日)】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | N/B | N/A |
| 東部ベルト | B | N/B |
あまり材料視はされていない。
| 本日の発表等 |
【引け後の発表】
| 1) コミットメント オブ トレーダーズ (7月15日現在) (単位:枚) |
| オプション含まず | ⇔ 市場事前予想 | オプション込み | |
| 大豆 | ショート 15,389 | ショート 12,300 | ロング 3,655 |
| 大豆粕 | ロング 16,462 | ロング 16,200 | ロング 14,848 |
| 大豆油 | ロング 18,274 | ロング 13,500 | ロング 5,880 |
| コーン | ショート 45,024 | ショート 42,200 | ショート 74,969 |
| 小麦 | ロング 6,274 | ロング 8,200 | ロング 3,183 |
材料としては各商品中立
| 2) USDA 週間ローンデータ ( JUL 15- WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル) |
【コーン】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2002クロップ | 615.9 | -43.3 | 0.0 | 0.0 | 750.6 | 43.3 |
【大豆】
| 9ヶ月残高 | 先週比 | FORFEIT計 | 先週比 | REDEEMED計 | 先週比 | |
| 2002クロップ | 106.3 | -10.7 | 0.0 | 0.0 | 278.0 | 10.7 |
コーン・大豆共に材料としては中立。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
プライシングに関しては意見変わらず様子見。
ファンドのネットショートが次第に膨れ上がってきた。特にオプション込みのネットショートは80,000コントラクトを越え、これは史上最高かもしれないという話である。ファンドはいつまでもこのポジションを抱えている訳はなく、どこかのタイミングで強材料を見つけてショートカバーをしかけてくるはずだ。しかし、現在ローンに入っている農家の玉だけでも600万ブッシェルを越える。それ以外の農家の手持ち玉もあることを考えると、時期的にファンドの力だけで値位置を大きく押し上げることは極めて難しいと考える。(K)
(ダイズ)
【今週の相場】
先週の農務省発表でコーンのイールドが大きく改善された事は大豆市場にも確実に影響を及ぼしている。8月のイールド改善期待を背景に、又現在の引き続き良好な天候推移とクロップレーティングが現在の下落相場を大きく後押しする形。11月限はこの2週間で30セントの下落と確実に値を削ってきている。期近限月、タイトな期末在庫にロングを保持してきたファンド連中も、今週月曜に6ドル割れで引けて以降はさすがに我慢しきれず一気にそれを手放してきており、この1週間で40セントも値を削る形となった。
【来週以降の展開】 来週の、10セント下での攻防は注目
本日の下げで4ヶ月近くかかった山の形成はほぼ終了。4月に”本日の”価格レベルからスタートした上昇相場は5月、6月と大きく2回に分けて高い”頂き”を形成し、7月に入ってからは(8月限610、11月限で550)を割れるとあっという間に急降下、ほぼ3月の(上昇前の)値位置へ4ヶ月かけて戻ってきた。今後も今しばらくは下落基調が続くものの、このレベルからの下落については過去2週間のような訳にはいかず、より神経質な展開を見やすくなる。8月限はもう550を割れたあたりに2月につけたサポートラインがある。この10セント下のレベルでの攻防は興味深い。これを下に抜ければ今年1月の農務省発表後の暴落時につけた530前半がターゲットとなってしまうことからも、550割れでの底固めへの動きは期待できる。 11月限の目は既に”5ドルライン”へ向けられている。このレベルは上記の1月農務省発表後に形成した底値圏でもあり、大きなサポートとなる。 両限月ともに、”あと10セント”はすんなりと下げるがそこからの展開がキーとなり、その動きは恐らく来週見られる事となろう。
来週のクロップレーティングは、中西部南西部地域のややドライやインディアナ・オハイオ地域のウエットな状況が加味されやや下げる見方もある。大豆の期待イールドについては43-45あたりが市場の目には既に入ってきておりここまで織り込まれても来ている。価格動向を探る上では、多少先が見えてきたような感じはするが、週末の天候そして来週の”10セント下”には注目している。(A)
弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)