米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年7月21日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---ほぼ変わらず寄り付き、やや高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 206 1/2 - 06 209 1/2 205 208 1/4 + 2 1/4 125425 1417-
DEC 03 212 - 11 1/2 214 1/2 210 213 3/4 + 2 3/4 197706 1050+
MAR 04 220 1/4 - 19 3/4 223 219 222 1/2 + 3 37536 1891+
MAY 04 225 1/2 228 1/2 225 228 + 2 1/2 8237 515+
JUL 04 230 - 29 3/4 233 229 1/4 232 1/4 + 3 7761 120+
SEP 04 231 1/2 233 1/2 231 1/2 231 1/2 + 1/2 1258 17+
          382789 2269+

 

 

大 豆       ---やや安値寄り付き、期近やや安値、二番限以降はやや高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 03 558 1/2 - 58 561 552 1/2 557 3/4 - 2 3/4 36496 900+
SEP 03 528 - 27 533 526 531 + 2 15669 396+
NOV 03 510 1/2 - 10 515 1/2 507 3/4 513 + 2 114662 460+
JAN 04 514 1/2 - 14 519 512 517 + 2 1/2 8832 7+
MAR 04 518 1/2 522 1/2 516 520 1/2 + 2 7494 367+
MAY 04 517 1/2 - 17 522 515 1/2 521 + 1 1/2 7559 164+
          194911 2534+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
AUG 17600 -230 AUG 2043 -8 SEP 334 1/2 - 1 118.39 - 118.67
SEPT 16660 +30 SEPT 2044 -3 DEC 344 - 1/2  
OCT 15740 +80 OCT 2021 +1 MAR 350 + 0  
DEC 15640 +130 DEC 1977 +5 MAY 338 - 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

週末の中西部における天候結果と今朝の予報は、中立からややネガティブ。それを受けて寄り付き直後は期近で205までつけ8日間連続で安値を更新する。しかし本日は一方的な展開とはならず。本日引け後発表のクロップコンディションでは大豆と共に若干の下方修正が予想されている事や、これまで重なってきた売り過剰感も市場を覆う事に。午前中の輸出検証高の数字が予想の上限を示した事もありセッション終盤にかけては(期近で)205-1/2〜206-1/2という1セントの範囲内を上下するという小刻みな動きに限られた。しかし終盤には、クロップコンディションへの意識もあったかコミッションハウスよりの買い物が集中する事になり期近では一時4セントも上昇。引けはやや落ち着きを取り戻すも、先週末の引け値からは手前から軒並み2セント以上の高値で本日の取引を終了している。

 

(大豆)  

やはり週末の天候推移と今朝予報は市場にネガティブ。やや安値でスタートするがその直後が本日の安値となる。その後はこれまでの売り過剰感もあり投機筋の買い注文も目立ちはじめる。序盤に週間輸出検証において予想の上限の数値が確認されるとその勢いで本日の高値を(安値から7セント程戻したレベルで)つけるに至る。セッション中盤に、中国が9-10月にかけては同国国内市場を保護する目的で大豆の輸入量を調整すると言ったコメントや、期近の成約済み大豆のキャンセルの可能性なども流れ高値から5セント程値を削るも、終盤はコーンに集中したファンドの利益確定の買い注文にもつられ再び上昇。このように本日はアップダウンの激しいセッションとなったが、結局は期近を除いてはほぼ2セント前後値を戻しての引けとなっている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約53,500枚のショート、大豆は約22,300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  

週末の降雨は中西部ベルトの45%に0.25〜1.5インチの雨量をもたらした。この降雨前線はベルトの南東部に移動して0.25〜1.0インチ(場所により2.0インチ)の降雨を本日もたらして明日には消滅する予定。その後今週後半にかけてはドライとなり気温も徐々に上昇傾向をたどる。今週はベルトの南西部地区では高温と土壌水分の不足からコーンの受粉に悪影響をもたらす。同地区はベルト全体の15%を占める。その他のベルトではコーンの受粉、大豆の開花がストレスなく進捗しており現状では問題はなく、同地域の良好なコンディションがベルト南西部の作柄の悪化を補完している。冬小麦の収穫は今週前半のベルトでの降雨により遅延するものの、週後半にかけては晴天が続き収穫の進展が期待される。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月27日〜7月31日)】 

  気温 降水量
西部ベルト B N/B
東部ベルト B A

明日のオープニングには大きな材料とはならない。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

(中国)

週末には華北大平原で0.25〜1.5インチ(場所により3.0インチ)の降雨がありベルトの80%の地域をカバーした。今週も同地区での降雨は活発となり0.25〜1.5インチ(場所により3.5インチ)の降雨がベルト全体の85%をカバーする見込み。週末・今週の広範囲に渡る降雨により同地区でのコーン・大豆の作柄良化には有益且つタイムリーとなり収量アップに寄与する。ベルトのはるか南部では各所で洪水による被害も観測されているもののその他大多数の地域で作柄は良好に進展しており大きな問題なく進展している。

 

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  7月17日の週  7月10日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  762.2 789.1 888.5 33,264.3 40,736.7
ダイズ  230.1 206.1 265.2 27,457.1 27,487.1
小麦  578.6 445.4 404.6 2,886.9 2,949.7

コーン・大豆共に数字は予想の上限レベルであった事からサポーティブとなった。

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス(7/13の週) 

 

《コーン主要産地のシルキング進捗》 

  7/20/03  先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   32 3 57 48
イリノイ   65 35 55 69
ネブラスカ   41 12 58 56
ミネソタ 44 8 53 50
インディアナ   35 13 25 61
オハイオ 28 6 18 38
ウィスコンシン 13 1 10 23
サウスダコタ 6 0 13 17
ミズーリ 81 63 79 79
ミシガン  3 1 8 26
主要18州平均   42 19 47 53

 

《コーン主要産地のDOUGHING(ドウ)進捗状況》

  7/20/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 0 0 1 1
イリノイ 7 2 8 12
ネブラスカ 1 0 7 4
ミネソタ 0 0 0 0
インディアナ 2 0 2 7
オハイオ 0 0 0 3
ウイスコンシン 0 0 0 0
サウスダコタ 0 0 0 1
ミズーリ 26 12 28 28
ミシガン 0 0 0 0
主要18州平均 6 3 7 8

 

《コーン・クロップコンディション》

括弧内は先週  【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 3(3) 12(11) 54(56) 30(29)
イリノイ 1(1) 4(5) 15(18) 52(52) 28(24)
ネブラスカ 1(1) 7(2) 21(19) 49(52) 22(26)
ミネソタ 1(2) 2(3) 16(13) 58(56) 23(26)
インディアナ 6(5) 14(12) 29(31) 41(43) 10(9)
オハイオ 3(4) 10(11) 30(30) 41(41) 16(14)
ウイスコンシン 2(1) 3(3) 14(14) 54(55) 27(27)
サウスダコタ 1(1) 3(2) 17(13) 50(59) 29(25)
ミズーリ 3(2) 10(6) 30(25) 48(54) 10(13)
ミシガン 0(1) 5(3) 27(27) 54(54) 14(15)
18州平均 2(2) 6(5) 20(19) 50(52) 22(22)
18州平均(昨年) 9(5) 16(13) 33(33) 35(40) 7(9)

良い・非常に良いの合計が2ポイントダウン。明日の寄付きにはややサポーティブ。


《大豆生産主要州の着鞘率》

  7/20現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  13 1 25 23
イリノイ  8 3 10 17
ミネソタ  7 1 12 12
インディアナ  5 1 8 18
ネブラスカ  3 0 15 13
オハイオ  6 0 4 15
ミズーリ  7 2 10 13
主要18州平均 

10

3 15 18

《大豆生産主要州の開花率》

  7/13現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  62 30 84 75
イリノイ  47 25 50 63
ミネソタ  61 36 70 64
インディアナ  36 23 35 63
ネブラスカ  49 15 69 62
オハイオ  49 23 40 62
ミズーリ  37 13 37 45
主要18州平均  49 27 56 60

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 3(3) 14(15) 58(57) 24(24)
イリノイ 1(1) 4(5) 21(24) 52(53) 22(17)
ミネソタ 1(1) 3(4) 19(16) 57(61) 20(18)
インディアナ 6(5) 13(12) 32(32) 41(43) 8(8)
ネブラスカ 1(0) 6(2) 30(24) 52(60) 11(14)
オハイオ 4(5) 11(11) 32(33) 42(41) 11(10)
ミズーリ 3(2) 9(7) 37(29) 45(54) 6(8)
主要18州平均 2(2) 6(5) 24(23) 51(54) 17(16)
18州平均(昨年) 7(4) 15(12) 35(34) 36(42) 7(8)

良い・非常に良いの合計は2ポイントダウンしており、ややサポーティブな内容。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 予想を上回るクロップコンディションの悪化からショートカバーが今後継続する展開か

本日のセッション前半では週末から今朝方までの順調な降雨や中国での週末の降雨などにより売り方が優勢となり12月限を中心に8日連続の約定新安値を付けるに至ったが、その後カーギル社などからの大量の買戻しが引けにかけて入り一気にプラスサイドまで戻って引けた。本日現在のコーン市場での大手ファンド筋のネット・ショートは推定53,500枚程度まで膨らんでおり、テクニカル面からいつ買戻しが入ってもおかしくない地合に合った。加えて、本日引け後に発表された先週末までのクロップコンディションでは予想を上回る悪化となったことから明日のオープニングには買い材料となる。特に市場で注目されていた中西部の南西部でクロップコンディションが予想以上の悪化(カンサスでGOOD/EXCELLENTが前週より16%悪化、ミズーリでは10%悪化、ネブラスカでは7%の悪化となった。)が確認されたこと、また今週末にかけても同地域での降雨は予想されていないことなどから同地域での収量の悪化が懸念されてくる。本日つけた9月限205セント、12月限210セントが目先の強力なサポート価格となり、月末にかけて同レベルから10〜15セント程度の反発を予想する。(H)

(ダイズ) 底値圏への意識も徐々に・・

先週までとはやや面持ちの違う週に入った。これまでの一方的な展開を牽制する動きが今週以降は市場により活発に見られる事となりそうだ。マーケットは本日も安値を更新。安値ベースで見れば、8月限は552-1/2。11月限は507-3/4。 先週コメントした8月限の550割れ、11月現の5ドルといった取敢えずの”目標レベル”は至近距離にまで迫っている。 天候推移が依然として良好な状態であるという事自体変わりはないが、市場へはこれまでも織り込まれてきており、逆に本日発表のクロップコンディションでは、所謂”夏場の天候”の影響を毎年受けやすい中西部南西部で数字が大きく悪化してきた。以前より指摘している通り、歴史的にも今後レーティングが悪化傾向にある点が今週より出てきている事については、市場のこれまでのムードに変化を与え得る材料として重きをおく必要がある。

これら材料の積み重ねが今後の市場に変化を齎す事となる。今週以降はより強材料に敏感に反応し出すと思われ、結果として底値圏形成に動きだす可能性も高い。従い、上記”目標レベル”を意識したオペレーション、今後は心掛けたいところ。(A)

 

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)