米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年7月25日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、やや高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 204 3/4 - 04 1/2 206 3/4 204 1/2 206 1/2 +1 125606 1658+
DEC 03 210 1/2 - 09 1/2 213 209 1/2 212 1/4 +3/4 207310 1849+
MAR 04 219 1/2 - 19 221 3/4 219 221 1/4 +3/4 40613 543+
MAY 04 225 3/4 - 25 1/2 227 1/2 225 1/2 227 +1/2 9526 359+
JUL 04 229 3/4 231 3/4 229 3/4 231 -1/4 8449 205-
SEP 04 233 233 232 232 +1/2 1373 8+
          398029 4321+

 

 

大 豆         ---安値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 03 545 - 44 550 544 549 1/2 +1 3/4 30295 808+
SEP 03 524 1/2 - 24 530 1/2 523 529 1/2 +2 1/4 13288 102-
NOV 03 509 - 08 515 507 1/2 514 3/4 +4 1/4 119783 1969+
JAN 04 514 - 13 519 513 518 3/4 +3 9756 108+
MAR 04 516 1/2 - 16 522 516 521 1/2 +2 1/4 8227 75-
MAY 04 518 1/2 522 518 521 1/4 +1 1/2 8030 2+
          193538 2820+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
AUG 17040 -120 AUG 2016 +0 SEP 342 1/2 -1  
SEPT 16520 +00 SEPT 2012 -1 DEC 352 3/4 -1 3/4  
OCT 15850 +30 OCT 1984 -1 MAR 359 1/4 -1 1/2  
DEC 15760 +50 DEC 1945 +0 MAY 348 -1 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  


昨日のフォロースルーを受けてやや安値での寄り付きとなったが、その後は狭いレンジ内でアップダウンを繰り返し、方向性の定まらない相場展開となった。今週末にベルトの70%の地域で降雨予報がでていることや、このところ上昇を続けていた小麦相場が落ち着きを見せたことはコーン市場にもネガティブな影響を与えたが、一方でファンド筋の大きなネットショートのポジションは市場参加者に上値リスクを警戒させ、相場の下値を支えることとなった。結局、本日の高値圏、期近を中心に前日比やや高値にて引けている。また、台湾のMLFGが来週火曜日にテンダーにて米国産コーンを56,000トン買い付けるという報告、CCCがアンゴラへの援助用として7/28にテンダーにて36,000トンのコーンを買い付けるという報告がなされた。

(大豆)  


変わらぬ中西部での理想的な天候と昨日のフォロースルーを受けてやや安値での寄り付きとなったが、その後はジリジリと値を上げる展開となった。これまでの下げに対する行き過ぎ感も相場をサポートしたが、特に中国による1〜3杯の米国産大豆買い付けの噂は、しそれによってそれまで売り手であった商業筋までもが買い手にまわり、午後の更なる上昇相場のきっかけとなった。本日農家売りはあまり見られなかったという。引けて見ると、新穀限月を中心に前日比高値での取引終了となっている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では1,500枚の買い越し、大豆市場でも1,500枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約44,800枚のショート、大豆は約26,300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  週末はベルトの70%にて降雨。西部の乾燥気味の地域にも恵みの雨となる。

昨日の最高気温は中西部全体を通じて70度台後半から80度台半ばであった。しかしベルト西部、東部ネブラスカと東部ダコタは例外で、90度台を記録する猛暑となった。一方で、まとまった雨は観測されなかった。

今日・明日と平年よりベルト全体で気温は上がり、最高気温は80度台後半から90度台前半となる。しかし日曜にはクールダウンすることとなろう。しかしベルト西部、ネブラスカとカンザスは例外で、最高気温が90度台後半から、所によっては100度を越す地域もありそうだ。また来週一杯はベルト全体で平年以下の涼しい気温になりそうである。

一方、今週末ベルトに張り出してくる前線により、まとまった雨がもたらされそうである。この前線は来週初めにはベルトを北へと抜け出ることになるが、それまでにコーン・大豆ベルトの70%の地域に降雨をもたらすことになりそうである。雨量は0.25〜1.25、所によっては2.5インチとなる。

(クロップへの影響)
コーンの受粉にとっては、現在の状況はかなり好条件であるといえる。受粉最盛期となるであろう来週もこの状況は続く。 受粉は8月前半まで続くが、今のところこの期間に関してHOT&DRYの予報は出ていない。唯一問題視されているのはベルト西部のカンザスとネブラスカの一部ぐらいであるが、この地域にも週末に雨の予報がでており、作柄の改善が期待される。

 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (7月30日〜8月03日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A B
東部ベルト N/B N/B

あまり材料視はされていない。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中国

昨日はベルトの北半分、約30%の地域にて0.25〜1.25インチの降雨が観測された。この雨は今日から5日間の間降り続くこととなる。合計すると範囲はベルトの70%におよび、雨量は0.25〜1.5、所によっては3.0インチとなる。これにより、東北地方では作柄の改善が見られ、華北平原ではコンディションが保たれる。

 

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (7月22日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート   28,384 ショート  21,900  ロング    15,739 
大豆粕  ロング   13,355  ロング  12,000 ロング  10,739 
大豆油  ロング    2,812  ロング   6,800  ショート     9,573
コーン  ショート   49,347  ショート  55,000  ショート   81,202
小麦  ロング   14,251 ロング   20,800  ロング   10,810

大豆は予想よりかなりショートが大きかったので、材料としてはやや強気。他は中立。

 

2) USDA 週間ローンデータ ( JUL 22- WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  577.6 -38.3 0.0 0.0  788.9 38.3

 

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  96.5 -9.8 0.0  0.0  287.8 9.8

材料としては中立。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

短期的な上昇相場を見る可能性あるが、長期的なプライシング方針は様子見。12月限のターゲットは205近辺。

ファンド筋の大きなネットショートは潜在的な強材料になり得るが、そこに注目しているのは農家も同じであるはず。ここへ来てもそう目立った農家売りが見られず、相変わらずこの時期としては大きなローン残高が残っているのがその証拠と考える。悪天候による大きな作柄の悪化については恐らく大多数があきらめているであろう農家達は、ファンドのショートカバーにより多少の上昇局面を見た日にはここぞとばかりに売ってくると予想する。それにより相場の頭は抑えられ、上値リスクは限られよう。しかし先週まで見られた程の地合の弱さが感じられないのは気になる部分ではあるので、9月限に関しては現在のレベルで一旦の買い場としたい。

8/12の需給報告では、初めて農務省の職員のフィールドサーベイに基づく生産量が発表される。その数字に関する予想などは専門家に任せるとして、別欄に掲載した写真にもあるように、今のところ訪れるフィールド全てが豊作を期待させるような状況である。昨年にベルト東部で見た旱魃被害の生々しい記憶が残っており、それと比較してしまうという理由もあるかもしれないが、フィールドを見るたびに弱気になってしまう。一方、ベルトの西部(ネブラスカ・カンザス・テキサス)では一部HOT&DRYによるストレスが懸念されているが、それぞれの州の灌漑率は47%、53%、55%と非常に高いことを考えると、全体に与える影響は限られるというのが今のところ一般的な意見である。

生来強気な意見の持ち主である農家は、今年のように豊作が期待される年にはあまり作柄について言及したがらないものだが、あるイリノイの農家は、「どうしても今年の作柄について聞きたいというのなら、今の時点ではBumper Crop(大豊作)としか言いようがないな」と答えたという。(K)

 

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】

先週金曜の欄に記した”10セント下にかけての攻防”。先週までの一方的な展開とは打って変わって今週は下値に非常に神経質な展開となった。8月限は受渡し通知を控えたロング筋の手仕舞い、或いはこのところの北・南米よりの農家売りに圧される形は継続し、先週末の引け値560-1/2から10セント強値を削る事となった。新穀11月限については天候推移自体に然したる変化は見られなかったものの、予想以上に下値への警戒感が窺えた。先週引け値の511から本日の安値でも507-1/2と、3月につけた安値レベルが大きなサポートラインとなって本日は高値引けしている。 これら動きからも市場は明らかに更なる下値への警戒感を示したと言う事ができよう。

【来週以降の展開】

今週値動きの様相に変化を見たものの、まだここが底値だと結論付けることは避けたい。本日高値で引けてはいるものの11月限が本日の安値507-1/2を再度更新する可能性は未だ残っていると考える。しかしながら、”最安値”を抑える事など所詮無茶な話。この510から下のレベルは底値圏に非常に近いレベルという位置付けをしているのであれば、買い方は無理をせず相応に確保する方針が妥当。今週の停滞した動きを素直に”下値への警戒域に入った”と受け止めてはどうだろうか。未だ底値探しに終止符が打たれた訳ではない(と思う)が、過去1ヶ月のトレンドが今週から変化をしてきてる事は事実。今後はもう少し時間をかけながらも底値圏を確認する動きの後、9月に向けては徐々に緩やかな上昇基調を形成していくと見ている。 9月限も然り。新穀のコンディションは現時点で非常に良いものの今週月曜の数値でも着鞘率は昨年比5ポイント、過去5年平均比8ポイント遅れていおり、農家或いは搾油業者は今年の収穫時期がやや遅れるという事を十分認識している。今後8月の天候推移に対する懸念とも合わさり、今後の9月限の動きをやはり確りとした傾向に保つ材料となると思われる。(A)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)