米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年7月28日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---ギャップをつけての高値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 209 - 08 210 1/2 208 209 3/4 +3 1/4 1347 1+
DEC 03 214 - 13 1/2 216 213 1/2 215 1/4 +3 4653 222+
MAR 04 223 - 22 3/4 224 3/4 222 3/4 223 3/4 +2 1/2 358 16+
MAY 04 228 1/2 230 228 1/4 229 1/2 +2 1/2 17  
JUL 04 233 234 1/4 232 1/4 233 1/4 +2 1/4 1  
SEP 04 233 1/2 234 1/2 233 233 3/4 +1 3/4 1
          6378 239+

 

 

大 豆        ---ギャップを付けての高値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 03 554 - 53 3/4 557 551 1/2 554 1/4 +4 3/4 21944 8351-
SEP 03 534 - 33 539 533 538 1/4 +8 3/4 14203 915+
NOV 03 520 - 18 1/2 525 518 1/2 524 1/2 +9 3/4 121972 2189+
JAN 04 524 - 23 529 523 528 1/2 +9 3/4 9872 116+
MAR 04 528 - 27 531 1/4 526 530 3/4 +9 1/4 8239 12+
MAY 04 528 1/2 531 1/2 526 531 1/4 +10 8248 218+
          188863 4675-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
AUG 17360 +320 AUG 2006 -10 SEP 349 1/2 +7  
SEPT 16790 +270 SEPT 2004 -8 DEC 360 1/2 +7 3/4  
OCT 16200 +350 OCT 1980 -4 MAR 367 1/4 +8  
DEC 16090 +330 DEC 1945 +0 MAY 355 1/2 +7 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  


金曜日引け間際のブリッシュな動きのフォロースルー、先週までの下げに対する行き過ぎ感、ファンドの記録的に大きなネットショートポジションに対する警戒感に加え、乾燥懸念が続くベルト西部にて今週あまり雨の可能性が低いということが手伝って、各限月1セント強ギャップを付けての高値寄り付きとなる。午前中に発表された週間輸出検証高の数字が予想より大きなものであったことや、引け後に発表されるクロップコンディションに対して1〜2ポイントの悪化を予想する声が大きかったことも相場をサポートしたが、その後は寄り付き時のレベルでの小動きに終始。その流れのまま、前日比約3セント高値での引けとなった。

 

(大豆)  
 

金曜引け後に発表されたコミットメント・オブ・トレーダーズにおいてネットショートが予想より大きな数字であったこと、週末をはさんだある会議において、中国政府が「GMO大豆の輸入に対する禁止措置を行うことは現状では意図していない」という内容の発言を行ったというニュースが流れたこと、更にはベルト西部で続いた気温の上昇により、週明けに発表されるクロップコンディションが1〜2ポイント悪化するのではないかという考えのもと積極的な買いオーダーが見られ、期近で4セント強ギャップを付けて高値での寄り付きとなった。今週の降雨予報が、ベルトの北部や東部には出ているものの、乾燥懸念があるベルト西部では雨の可能性が低いことも市場には好感された。さらにその後も、中国政府は今年の大豆の輸入に対して輸入割当を設定しないというニュースが流れ、このことが米国産大豆の輸入量増加を連想させ、強含む展開が続く。午前中に発表された週間輸出検証高は弱気な数字であったが、上記多くの強材料にもみ消される形となった。各限月大きく上げて引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約43,800枚のショート、大豆は約23,300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  今週も西部ではあまり降雨が得られず。

金曜から土曜にかけてはカンザス、ネブラスカ、ミズーリの北西部、アイオワの西部などで軒並み95〜103度の暑さを迎えたものの、日曜にはカナダの寒気団が張り出してきて、これまで暑い日が続いていたベルト西部ではクールダウンすることとなった。中西部の他の地域については、ミシガンあたりでは最高気温が80度前後であったのに対して、オハイオ北西部やイリノイの南部あたりでは95度まで上がった。降雨については、ベルトの北部で週末を通じて多少の雨がもたらされた。今朝までの雨の範囲を合計するとベルトの25〜30%となった。

今週は先週と比べるとクールダウンすることとなり、最高気温はこの時期としては平年より低く、ベルト全体で70度台後半から80度台となろう。来週始めには再び気温は上昇することとなり、特にベルト西部のネブラスカやカンザスでは100度を越えることになりそうである。

(クロップへの影響)

コーンの受粉期における天候条件としては相変わらずベルトのほとんどの地域にて極めて良い状況と言える。しかも未だこの先しばらくの間クロップにストレスを与えるような予報は見受けられない。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月1日〜8月5日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A B
東部ベルト N B

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中国

週末の間、華北平原にもたらされた降雨によりこの地域で続いていた乾燥懸念が払拭された。いまや大抵の地域にてコーン・大豆の生長には適した環境になったといえる。華中南部の大豆ベルトにて土壌水分が減ってきているが、6-10dayの予報では降雨を得ることとなっており、問題なさそうである。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  7月24日の週  7月17日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  913.5 777.5 883.8 34,193.1 41,620.5
ダイズ  104.6 240.3 391.8 27,586.7 27,878.9
小麦  522.1 623.3 435.0 3,450.6 3,384.8

コーン・大豆共に数字は予想の上限レベルであった事からサポーティブとなった。

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス(7/27の週) 

 

《コーン主要産地のシルキング進捗》 

  7/27/03  先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   67 32 83 80
イリノイ   84 65 82 88
ネブラスカ   78 41 77 81
ミネソタ 87 44 88 82
インディアナ   61 35 61 83
オハイオ 65 28 45 68
ウィスコンシン 34 13 38 53
サウスダコタ 29 6 48 47
ミズーリ 90 81 87 89
ミシガン  27 3 48 58
主要18州平均   70 42 73 78

 

《コーン主要産地のDOUGHING(ドウ)進捗状況》

  7/27/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 0 0 6 5
イリノイ 15 7 18 27
ネブラスカ 7 1 21 12
ミネソタ 0 0 0 0
インディアナ 8 2 6 18
オハイオ 2 0 1 10
ウイスコンシン 0 0 0 5
サウスダコタ 0 0 3 6
ミズーリ 41 26 44 45
ミシガン 0 0 0 0
主要18州平均 10 6 14 16

 

《コーン・クロップコンディション》

括弧内は先週  【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 3(3) 14(12) 54(54) 28(30)
イリノイ 1(1) 4(4) 15(15) 51(52) 29(28)
ネブラスカ 3(1) 8(7) 28(21) 42(49) 19(22)
ミネソタ 1(1) 3(2) 18(16) 58(58) 20(23)
インディアナ 5(6) 13(14) 27(29) 42(41) 13(10)
オハイオ 3(3) 9(10) 29(30) 45(41) 14(16)
ウイスコンシン 2(2) 4(3) 22(14) 50(54) 22(27)
サウスダコタ 2(1) 3(3) 16(17) 56(50) 23(29)
ミズーリ 7(3) 17(10) 31(30) 38(48) 7(9)
ミシガン 1(0) 5(5) 23(27) 54(54) 17(14)
18州平均 3(2) 7(6) 21(20) 48(50) 21(22)
18州平均(昨年) 10(9) 17(16) 31(33) 35(35) 7(7)

良い・非常に良いの合計は市場では1〜2ポイントの悪化と予想されていたが、3ポイントの悪化となった。さらに、悪い・非常に悪いの合計も2ポイント悪化しているので、明日の寄付きには間違いなく強材料となる。


《大豆生産主要州の開花率》

  7/27現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  81 61 92 87
イリノイ  71 47 72 81
ミネソタ  87 61 88 84
インディアナ  56 36 55 79
ネブラスカ  74 49 86 80
オハイオ  68 49 62 78
ミズーリ  52 37 51 59
主要18州平均  69 49 73 76

《大豆生産主要州の着鞘率》

  7/27現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  29 13 51 48
イリノイ  15 8 23 36
ミネソタ  23 7 34 27
インディアナ  14 5 15 33
ネブラスカ  12 3 37 28
オハイオ  18 6 12 29
ミズーリ  14 7 20 24
主要18州平均 

21

10 31 34

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 3(3) 15(14) 56(58) 25(24)
イリノイ 1(1) 4(4) 20(21) 53(52) 22(22)
ミネソタ 1(1) 4(3) 20(19) 58(57) 17(20)
インディアナ 5(6) 12(13) 32(32) 42(41) 9(8)
ネブラスカ 3(1) 9(6) 34(30) 45(52) 9(11)
オハイオ 3(4) 10(11) 31(32) 45(42) 11(11)
ミズーリ 6(3) 17(9) 37(37) 35(45) 5(6)
主要18州平均 2(2) 7(6) 25(24) 50(51) 16(17)
18州平均(昨年) 7(7) 15(15) 33(35) 38(36) 7(7)

良い・非常に良いの合計は市場予想が1〜2ポイントの悪化であったのに対して実際は2ポイントの悪化。悪い・非常に悪いの合計は1ポイントの悪化となった。材料としてはやや強気。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

地合の弱さを感じなくなったと金曜に述べたが、週が開けると強い地合へと変化した。テクニカル的にも、ギャップをつけた上にデイトレードの中で見て高値圏で引けたこと、10日間の移動平均線を上へ抜けたことなどから強気なサインが読みとれる。またファンダメンタルズにおいても本日発表されたクロップコンディションにてベルト西部における予想以上の悪化が示唆されたことと、同地域での降雨予報が今のところ出ていないこと、さらには6-10DAYの予報がHOT&DRY傾向に変化してきていることなどの強い材料がでてきている。8月の需給報告を控えていることもあり、短期的にファンドにとっては絶好のショートカバーのタイミングとなり、暫くはそれによる上昇相場が予想される。

本日取引されたレベルでの9月限の買い物はリスクの分散という意味でも悪くなかったのではないかと思うが、今後更に上げたところで慌てて買いオーダーを出すのは避けたい。未だ農家が手持ちの玉を多く保有していることを考えると、上記の上昇相場がそう長く続くとは考えづらいからである。プライシングの方針は9月・12月限共に、また暫く様子見としたい。(K) 
 

(ダイズ) 

”底値へ対する警戒感”が形となって表れ始めた。先週一杯値を固めたレベルは今年3月につけた安値レベル(11月限で510を挟んだ値位置)に相当するが、これがサポートされる結果となっている。本日の反発度合いが大きかった事もあり市場もこの値動きを通して”売り過剰感”を結果に表した形。先週のレベルが底値であったという意識がより強まる事となった。引け後のコンディション報告においても、やや悪化を示し,先々週あたりからレーティングのカーブも下向きに変化してきており、これも例年の傾向にフォローする形。11月限はこの510というレベルから徐々にトレンドを修正、この先の緩やかな上昇トレンドを作っていく可能性が高まってきたように映る。(A)

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)