米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2003年7月29日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---ギャップを付けての高値寄り付きから、徐々に下げて変わらずの引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE |
CHG |
OPEN INT |
CHG |
|
| SEP 03 | 212 1/2 - 12 | 212 3/4 | 210 | 210 | + 1/4 | 124418 | 620- |
| DEC 03 | 217 1/2 - 17 | 218 | 215 | 215 1/4 | + 0 | 209211 | 3619+ |
| MAR 04 | 225 3/4 - 25 1/4 | 226 1/4 | 223 3/4 | 223 3/4 | + 0 | 43101 | 970+ |
| MAY 04 | 231 - 30 3/4 | 231 | 229 1/4 | 229 1/2 | + 0 | 10117 | 224+ |
| JUL 04 | 235 | 235 1/2 | 233 1/4 | 233 3/4 | + 1/2 | 8681 | 162+ |
| SEP 04 | 235 1/2 | 235 1/2 | 234 | 234 | + 1/4 | 1598 | 222+ |
| 402216 | 4534+ |
大 豆 ---やや高値での寄り付き、大きく安値引け---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| AUG 03 | 555 1/2 - 55 | 556 | 539 | 539 1/2 | - 14 3/4 | 16518 | 5426- |
| SEP 03 | 540 1/2 - 40 | 540 1/2 | 527 | 527 1/4 | - 11 | 14006 | 197- |
| NOV 03 | 526 1/2 - 25 1/2 | 527 1/2 | 516 | 516 1/2 | - 8 | 122462 | 490+ |
| JAN 04 | 530 1/2 - 30 | 531 1/2 | 520 | 520 1/2 | - 8 | 9913 | 41+ |
| MAR 04 | 533 | 533 1/2 | 524 | 524 | -6 3/4 | 8463 | 224+ |
| MAY 04 | 533 - 32 1/2 | 533 | 524 1/2 | 524 1/2 | - 6 3/4 | 8394 | 146+ |
| 184177 | 4686- |
| MEAL | CHG | OIL | CHG |
WHEAT |
CHG |
NY-YEN | |||
| AUG | 17010 | -350 | AUG | 1989 | - 17 | SEP | 347 1/4 | - 2 1/4 | 119.40 - 119.77 |
| SEPT | 16510 | -280 | SEPT | 1990 | - 14 | DEC | 358 1/2 | - 2 | |
| OCT | 15950 | -250 | OCT | 1976 | -4 | MAR | 366 1/2 | - 3/4 | |
| DEC | 15800 | -290 | DEC | 1951 | +6 | MAY | 356 | + 1/2 |
| 本日の相場の動き |
(コーン) 寄り付き時の強さを持続できず、徐々に値を下げる展開
昨日の上昇相場のフォロースルーと、昨日引け後に発表されたクロップコンディションにおいて予想以上の悪化が認められたことから、本日も昨日に続きギャップを付けての高値寄り付きとなった。しかしその勢いを持続することはできず、中心限月である12月限が7月11日につけたギャップを埋めることができなかったことが引き金となり、セッション中は徐々に値を崩していく展開となった。中国のJGGが、USDAが2671万トンと発表している中国の期末在庫に関して、4100万トンという予想を発表したことも米国産の輸出需要の低迷を連想させ、本日のマーケットには重石となった。各限月前日の引け値でサポートされる形となったが、ファンドの記録的なネットショートに対すて引き続き警戒感が持たれていること、台湾のMLFGがADMからオーバーナイトのテンダーにて56,000トンの米国産コーンを買い付けたことなどのファンダメンタルズもサポート要因となった。天候については、ベルトの大部分で受粉にとって理想的な環境にあることはネガティブであるが、来週もベルト南西部にて降水予報が出ていないことはサポーティブと捉えられ、全体としては中立。
上記弱含みの展開はセッション終了まで変わらず、引けは各限月前日終わり値とほぼ変わらずとなった。
(大豆) 現物相場に引っ張られて期近中心に大きく下げる
昨日引け後に発表された強気なクロップコンディションの内容を受けて前日比やや高値での寄り付きとなったが、そこからは力なく値を崩していく展開となる。昨日のフォロースルーを受けたテクニカルの買いオーダーがあまり見られなかったことが失望売りを誘った。また、積極的な農家売りにプレッシャーを受けて契約新安値を更新した期近8月限月の弱さは、新穀限月にまで影響を及ぼした。中国政府が大連にてオークションを行い、政府在庫の内から488,632トンを売り捌いたという報告も多少ネガティブに働いた。天候は、コーンの動きにて述べたように全体としては中立材料であった。中国は更なる米国産大豆の買い付けに対して興味を持っているという噂がフロアーで囁かれたものの、マーケットにインパクトを与える程の材料にはなり得なかった。ネガティブなムードはセッション終了まで続き、期近を中心に各限月大きく下げて引けている。
本日ファンド筋はコーン市場では2,500枚の売り越し、大豆市場では4,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約46,300枚のショート、大豆は約27,300枚のショートとなった模様。(推定)
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部 西部を除いては引き続き良好。
昨日はベルト全体を通じて涼しい一日となった。ベルト東部では最高気温が70度台、西部では80度台半ばと、7月後半としては平年より5〜10度低い気温となった。また、低気圧がベルト南部を通過したため、イリノイ南部、インディアナ南部、オハイオ南部では多少の降雨を得た。
今週を通じて気温は平年並みかやや平年を下回る程度となろう。しかし週明けには気圧の移動に伴い再び暑くなりそうである。特に月曜から水曜にかけてはネブラスカ・カンザスあたりで最高気温が100度を超えることになりそうである。来週の後半には再びクールダウンすることとなる。今週の降水予報に関してはすこし雨の可能性が増えている。雨の範囲を合計すると65%に達するものの、乾燥懸念の強いベルト西部では雨の機会に恵まれない。来週の前半は概ねドライで、後半はベルトに再びまとまった雨が訪れるが、またもや東部を中心としたものとなりそうである。
(クロップへの影響)
コーンの受粉期としての環境は、引き続きベルトのほとんどの地域で良好である。受粉は8月前半も続くが、今のところクロップにストレスを与えるような予報は出ていない。例外はやはりベルト西部、カンザス、ネブラスカ、ミズーリあたりである。この辺りではこの一ヶ月で見て平年の約50%程度の雨しか降っていまい上に、この先もしばらく降水予報がでておらず要注意である。
【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月2日〜8月6日)】
| 気温 | 降水量 | |
| 西部ベルト | N/A | B/N |
| 東部ベルト | B/N | B |
中立か、西部ベルトのHOT&DRY傾向に注目すればややサポーティブと捉えられる。
中国
昨日は華中の南部の周辺地域、華北平原西部の中央部、東北地方の北東部あたり、合計するとベルトの25%の地域にて0.25〜1.25インチの降雨を得た。本日は引き続き華北平原西部にて降雨がもたらされるほか、今週残りは華北の北部・東北地方の南部などで降雨を得ることとなる。週末に関しては華中の南西部、東北地方北部にも降る見込み。上記を合計するとベルトの約60%となり、雨量は0.25〜1.5、所により2.5インチとなる。コーン・大豆ベルトのほとんどの地域でクロップにとって良好な環境が維持されるといえる。
| 本日の発表等 |
| ブリッシュコンセンサス |
| 7/29/03 | 7/22/03 | 7/15/03 | 7/8/03 | 7/1/03 | |
| 大豆 | 31 | 27 | 28 | 37 | 49 |
| 大豆油 | 35 | 38 | 41 | 48 | 54 |
| 大豆粕 | 38 | 37 | 34 | 36 | 50 |
| コーン | 30 | 29 | 30 | 38 | 41 |
| 小麦 | 55 | 49 | 41 | 38 | 41 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
プライシング方針は変わらず、9月・12月共に様子見。
==強い地合へと変化した==テクニカル的にも強気なサインが読みとれる==短期的にファンドにとっては絶好のショートカバーのタイミングとなり、暫くはそれによる上昇相場が予想される==
上記は昨日私が書いたコメントの抜粋であるが、これに関しては予想がはずれ、本日ファンドは更にネットショートを積み重ねる結果となり、本日寄り付き時のマーケットの勢いはセッション中に失われた。このことをどう捉えるべきか。仮に、プレーヤーを農家とファンドの2者だけに単純化してマーケットを捉えたとする。ファンドはポジション手仕舞いのための買いオーダー、農家は手持ち在庫の売りオーダーを出すタイミングを見計らっている。ここで農家が不利なのは、収穫前に売ってしまわねばならないという条件が加えられることである。その場合当然ファンドは精神的余裕が生まれ、相手が売り物を出すのを待ってから手仕舞おうという気持ちになるだろう。この理屈が本日の相場の動きの一因になったのかもしれない。であれば、少々のサポート材料が出たところでファンドがあせって大きくショートカバーを仕掛けてくることはない。その主なタイミングはまだ先、農家売りが佳境を迎えたころと判断する。(K)
(ダイズ)
意見変わらず。値固めとなった先週の動きを境に中期的なトレンドが今作られようとしている。先週の安値までの下落もまだ考えられはするものの、トレンドの転換期と位置付けるならば現在のレベルから下は指値で抑えに入ってよい領域だと考える。 農務省発表までの向こう2週間の間に11月限のレベルは530前後までに持ち上げられると見ている。(A)
弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)