米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年7月31日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---変わらずの寄り付きから、徐々に下げて安値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 208 - 07 3/4 208 1/4 205 1/4 206 - 1 3/4 124174 983+
DEC 03 214 - 13 3/4 214 1/2 211 1/4 212 - 1 3/4 211062 607-
MAR 04 223 1/4 - 22 3/4 223 1/4 220 3/4 221 - 1 3/4 43382 36+
MAY 04 228 1/4 228 1/2 226 1/2 227 - 1 1/2 10523 319+
JUL 04 232 3/4 232 3/4 231 231 1/4 - 1 1/2 8899 213+
SEP 04 232 1/4 232 1/4 232 232 - 1 1711 109+
          405212 1326+

 

 

大 豆        ---やや安値寄り付きも、ダラダラと下げ安値で引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 03 534 - 33 1/2 541 532 532 1/2 - 2 10933 1807-
SEP 03 526 1/2 529 3/4 519 519 1/4 - 7 1/2 15170 1090+
NOV 03 518 - 17 520 508 509 - 9 1/2 123776 653+
JAN 04 522 523 512 1/2 513 1/4 - 8 3/4 10040 139+
MAR 04 523 1/2 526 1/2 515 1/2 517 1/4 - 7 8750 223+
MAY 04 523 523 516 1/2 517 1/4 - 7 1/4 8337 92-
          181540 358+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
AUG 16880 -50 AUG 1937 -39 SEP 348 1/2 + 9 1/4 119.89 - 120.55
SEPT 16340 -40 SEPT 1933 -43 DEC 359 + 8 1/2  
OCT 15770 -210 OCT 1924 -38 MAR 366 1/4 + 8 1/4  
DEC 15650 -210 DEC 1891 -48 MAY 358 + 9

 

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

寄り付き前の輸出成約については特に新穀はサポーティブな数字となった。ほぼ変わらずで取引は開始したものの、向こう1週間の天気予報についてもほぼ問題ない内容になっている事、ドル安、大豆・大豆油市場に積極的なファンド売りが見られた事なども重なり、セッションを通した値動きも昨日のトレンドもそのままのフォロースルーとなる。寄り付きレベルが本日の高値となり、セッション終盤まで徐々に値を削り、終盤やや揉み合ったものの各限月1セント強値を落としての引けとなっている。

 

(大豆)  

輸出成約については新穀で引き続き好調な数字を示しており支援材料となる。昨日引けのレベルを何とか持ち堪えた格好とはなったが、期近8月限では220枚の受渡し通知に対し商業筋の受けが見受けられなかった事でセッション中の材料としてはネガティブとなる。中国が6杯までの成約済み大豆のキャンセルの噂、ドル高、向こう1週間の天候予報が引き続き問題なさそうな事等が重なり、市場へはファンド売りが活発に入る事となる。セッション直後の高値から一気に6-7セント値を削った後は引けにかけて小刻みながらも値を削り続け期近を除いては前日比9セントまで値を下げて取引を終了している。

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,500枚の売り越し、大豆市場では4,000枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約51,800枚のショート、大豆は約29,400枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  予報変わらず。西部を除いては生育順調。

中西部の予報は昨日と変わらず。ほとんどの地域にてコーンの受粉期にとって理想的な天候条件のもとにある。例外はベルト西部ネブラスカ、カンザス、ミズーリの一部で、これらの地域に関しては過去1週間続いたHOT&DRY傾向の天候によってクロップがストレスを受けたと考えられ、しかも今後も暫く雨の予報が出ていない。大豆の生育状況に関してもベルトの大部分で順調であるが、この一ヶ月平年の50%以下しか雨を得ていないカンザス、ネブラスカ、アイオワの南部、ミズーリの北部辺りではクロップがストレスを受けており、警戒が必要である。

尚、本日、シカゴにおいて7/29までに冷房が必要であった総時間数と、その例年比較が発表されていたが、今年はどうやら1970年以来4番目に寒い年であったようである。

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月3日〜8月7日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A B
東部ベルト B/N B/N

昨日からほぼ変わらず。材料としては中立か。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

中国     当面問題見当たらず。

昨日は華北平原の北部と東北地方の北部・南部にて降雨が観測された。雨量は0.25〜1.5インチで、範囲はベルトの20%となった。この雨は同地域にて土曜まで続くものと思われる。その後月曜にかけては華北平原の中央部、華中の北東部の方へと雨雲が移動することとなる。この間雨量は0.25〜1.25、所により2.0インチで、範囲はベルトの45%となる。
 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(7月24日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 547.5 520.7 40,165.3 47,758.0 4,237.6 2,080.7
大豆 119.7 863.6 29,595.7 30,007.2 1,705.7 5,515.4
小麦 487.2 0.0 7,536.7 6,445.9 4,368.4 0.0
大豆粕 280.1 18.5 5,716.3 6,527.4 991.4 501.1
大豆油 0.8 30.0 699.6 787.6 89.2 35.3

コーン・大豆ともに予想より大きな数字となり、材料としては強気であった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(7月24日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 842.0 777.1 35,927.7 42,732.3 40,640
大豆 119.0 302.1 27,890.0 28,243.3 28,030
小麦 564.7 554.3 3,168.3 3,197.1 26,540
大豆粕 58.3 83.6 4,724.9 5,984.4 5,440
大豆油 5.0 32.0 610.4 744.6 1,000


 


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

ガラにもなくひどい風邪を引いてしまったが、これもひとえに今年の涼しい夏のせいであろう。天気の欄で述べたように、シカゴでは'70年以来過去4番目の涼しい夏であったというデータが発表されている。HOT&DRY懸念も出ない訳である。ラ・ニーニャなどという言葉を口にする人もいなくなった。本日は9月限で205を試す展開。契約安値を更新することとなった。この下げの勢いはどこまで続くのか。長期的にはしばらく続くものと思われるが、9月限に関しては、短期間のうちに2ドルを割って下へと下げるには相当なエネルギーが必要とされ、今はまだそのタイミングではないと見ることから、今後205を割ったレベルでは買いを進めたい。12月限は様子見。(K) 

(ダイズ) 

【7月の相場】

独立記念日を挟む3連休を境に今月は下落の一途。6月下旬の段階では、”天候相場への期待”もあり新穀限月も550を底値レベルにまだ相場は持ち堪えていた。しかし、それまでの推移も含め、7月の天候はクロップにとり全く申し分ない状況でありつづけた事で、その”期待”を大きく裏切られたロング筋よりの大量売りが集中する事に。月初の550といったレベルから丁度40セント値を削り、4月に相場が大きく動き出す前、3月中の安値レベルまで戻ってくる形となった。 7月農務省発表においては例外的にコーンのイールドが3ブッシェル改善されるといったファンダメンタルズも提供され、大豆のその後のイールド改善をも期待させる絶好の”弱”材料、現在の510レベルまでの下落を後押しする大きな要因ともなった。

【8月の相場】

意見は継続で、現レベルから下への動きは限られると見ている。一部には480辺りまでの下落も指摘されてはいるが、ここでは敢えて5ドル相場堅持を唱えたい。 7月中の大きな下落も、この3月時点の510というレベルまで落としてきた点がひとつ(大きなサポートライン)。又これまでの下げの局面においては、7月の農務省発表以降高イールドに対する期待感も相当織り込まれてきている。今後はこれまでの”より大きな”期待感をもった勢い余った動きから、(これまでの下げの達成感もあり)より慎重な対応に転換してくると思われる。「8月に突入する」といった心理的なものも作用するはずである。大豆は「AUG CROP」。レーティングの下落傾向が始まっている中、この8月をどう乗り切るかは大豆にとっては非常に大きなハードルとなる。天候推移にもこれまで以上に敏感に反応せざるを得ない。8月12日という大きな節目が近いこともある。ファンドネットショートとしては30,000枚弱と更なる積み重ねへの余力はあるようにも見えるが、この大きな発表を前にして今までの様な積極的な(ショート積み重ねへの)動きも考えづらい。

現在の値位置でのアップダウンで底値圏を形成し、今後は徐々に上昇トレンドへ移行・・というのが現在の見方となっている。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)