米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年8月4日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや高値寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 207 3/4 - 07 1/2 210 1/2 207 1/4 209 1/2 + 2 3/4 119478 3632-
DEC 03 215 - 14 1/2 218 214 1/2 217 1/4 + 3 1/4 217712 3165+
MAR 04 224 - 23 3/4 226 3/4 223 3/4 226 + 2 3/4 44708 522+
MAY 04 229 1/4 - 29 231 3/4 229 231 1/4 + 2 3/4 11165 464+
JUL 04 233 3/4 236 233 3/4 235 1/4 + 2 1/2 9207 100+
SEP 04 236 236 234 3/4 234 3/4 +1 1/4 1714 2+
          409633 658+

 

 

大 豆        ---やや高値寄り付き、安値引け、期近は高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 03 538 - 37 1/2 545 537 1/2 539 1/2 + 2 8105 1051-
SEP 03 525 - 24 1/2 527 3/4 520 523 - 1 1/2 15431 321+
NOV 03 518 - 17 1/2 521 1/2 512 516 1/4 - 1 1/4 120440 1478-
JAN 04 522 525 516 520 1/4 - 1 1/2 10452 58+
MAR 04 524 - 23 1/2 528 520 523 1/2 - 1 3/4 9167 116+
MAY 04 524 1/2 528 3/4 521 524 3/4 - 3/4 8534 144+
          176808 1799-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
AUG 16570 - 310 AUG 1945 -2 SEP 354 + 3 120.53 - 120.29
SEPT 16210 - 200 SEPT 1942 -3 DEC 366 3/4 + 3 3/4  
OCT 15970 - 40 OCT 1939 -1 MAR 373 3/4 + 3 1/4  
DEC 15880 - 50 DEC 1913 -3 MAY 361 1/2 + 5 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  


旱魃が懸念されている西部ベルトにて、短期的には今週前半ある程度の降雨を見るとされるものの、その後は再びHOT&DRY傾向となるので、結局はさらなる生産量の悪化が予想されること、また金曜日に発表されたコミットメント・オブ・トレーダーズにて市場予想をはるかに上回ってファンドがそのネットショートを膨らませていることが判明したことなどを受けてやや高値での寄り付きとなる。その後、午前中に発表された週間輸出検証高の数字を受けて多少弱含む場面も見られたが、小麦の収量が大幅にしているEUが米国産のコーンを買い付けるのではという考えや、午後に発表されるクロップコンディションレポートに対する強気な予想、こないだまでの下げに対する行き過ぎ感那古も手伝ってその後は終始強気な展開となる。午後に入ると取引量そのものは少なくなり、農家売りも今日はあまり出てこなかったと言う。やや強含んだまま引けを向かえ、各限月2〜3セント高にて取引を終えている。

(大豆)  

 

西部ベルトの旱魃懸念がより具体化されてきたことと金曜日に発表されたコミットメントオブトレーダーズにて予想より大きなファンドのネットポジションが確認されてことを受けてやや高値での寄り付きとなる。その後一度大きく下げるものの、そこからは力強く値を上げていく展開。週間輸出成約高の数字も予想の400-600万ブッシェルに対して960万ブッシェルと強気な数字が発表され、上げ足を速めることとなった。その流れは続き、本日の高値圏(11月で521.5)で引けるかと思いきや、引け間際にファンドのまとまった売りオーダーが入り、大きく下げて引けた。期近8月は現物の強さに支えられて2セントアップで引けるも、他の限月は書く1セント強ダウンにて引けている。

 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の買い越し、大豆市場では2,500枚の売り越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約63,600枚のショート、大豆は約35,500枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  西部の旱魃が次第に現実化

金曜から日曜にかけては、気温は平年並みで、午後になると雷雨が発生するという天候が続いた。この雷雨は、どちらかというとベルトの東半分を中心としたものとなった。これは上空の寒気団と、地表近くの暖気団との対流によって引き起こされたものである。よって、午前中や夜中はドライとなる傾向が見られた。3日間の雨を合計すると、範囲はベルトの約40%、雨量は0.35〜2.0インチとなった。

週末に降雨の機会に恵まれなかったベルト西部を含めたベルトの70-75%の地域では、今日を含めた週の前半にまとまった雨を得ることとなる。

ベルトの多くの地域ではこのままクロップがストレスを受ける材料を得ないまま受粉期を終えそうである。唯一の例外はベルトの西部、カンザスとネブラスカの一部で、ここではクロップがここのところストレスを受け続けていると想定されるが、その被害はまだ深刻とは言えない。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月9日〜8月13日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/B B/N
東部ベルト B B/N

材料としては中立。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  7月31日の週  7月24日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  488.2 913.5 936.5 34,681.3 42,557.0
ダイズ  262.4 104.6 466.5 27,850.0 28,345.4
小麦  540.6 545.3 477.9 4,010.8 3,862.7

 

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス(8/3の週) 

 

《コーン主要産地のシルキング進捗》 

  8/3/03  先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   87 67 95 93
イリノイ   92 84 94 96
ネブラスカ   93 78 91 93
ミネソタ 98 87 96 95
インディアナ   82 61 84 93
オハイオ 80 65 72 87
ウィスコンシン 60 34 72 79
サウスダコタ 71 29 73 73
ミズーリ 93 90 94 95
ミシガン  57 27 80 80
主要18州平均   86 70 89 91

 

《コーン主要産地のDOUGHING(ドウ)進捗状況》

  8/3/03 先週 昨年同期 5年平均
アイオワ 5 0 21 15
イリノイ 31 15 38 46
ネブラスカ 17 7 43 28
ミネソタ 0 0 4 4
インディアナ 17 8 16 35
オハイオ 9 2 10 24
ウイスコンシン 4 0 9 15
サウスダコタ 7 0 19 20
ミズーリ 57 41 63 63
ミシガン 0 0 0 3
主要18州平均 19 10 28 29

 

《コーン・クロップコンディション》

括弧内は先週  【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 4(3) 17(14) 53(54) 25(28)
イリノイ 1(1) 4(4) 16(15) 50(51) 29(29)
ネブラスカ 6(3) 11(8) 26(28) 39(42) 18(19)
ミネソタ 1(1) 4(3) 20(18) 55(58) 20(20)
インディアナ 5(5) 10(13) 26(27) 46(42) 13(13)
オハイオ 3(3) 8(9) 27(29) 44(45) 18(14)
ウイスコンシン 2(2) 4(4) 18(22) 55(50) 21(22)
サウスダコタ 2(2) 6(3) 21(16) 50(56) 21(23)
ミズーリ 12(7) 21(17) 30(31) 31(38) 6(7)
ミシガン 1(1) 5(5) 24(23) 51(54) 19(17)
18州平均 3(3) 8(7) 22(21) 47(48) 20(21)
18州平均(昨年) 12(10) 17(17) 30(31) 33(35) 8(7)

良い・非常に良いの合計が2ポイント悪化。予想の上限により、強気材料。


《大豆生産主要州の開花率》

  8/3現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  90 81 97 94
イリノイ  85 71 86 91
ミネソタ  96 87 95 94
インディアナ  72 56 75 88
ネブラスカ  90 74 94 90
オハイオ  82 68 79 89
ミズーリ  64 52 72 74
主要18州平均  82 69 86 87

《大豆生産主要州の着鞘率》

  8/3現在  先週  昨年同期  5年平均 
アイオワ  53 29 76 70
イリノイ  36 15 46 58
ミネソタ  50 23 54 50
インディアナ  27 14 32 51
ネブラスカ  37 12 56 48
オハイオ  33 18 25 49
ミズーリ  26 14 30 37
主要18州平均 

40

21 50 53

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 4(3) 19(15) 54(56) 22(25)
イリノイ 1(1) 5(4) 21(20) 50(53) 23(22)
ミネソタ 1(1) 4(4) 23(20) 55(58) 17(17)
インディアナ 5(5) 9(12) 28(32) 47(42) 11(9)
ネブラスカ 5(3) 13(9) 32(34) 41(45) 9(9)
オハイオ 3(3) 10(10) 30(31) 43(45) 14(11)
ミズーリ 9(6) 16(17) 37(37) 34(35) 4(5)
主要18州平均 3(2) 8(7) 26(25) 47(50) 16(16)
18州平均(昨年) 9(7) 16(15) 32(33) 35(38) 8(7)

明日の寄り付き時にはやや強気な材料となろう。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

先週のコミットメント・オブ・トレーダーズにて修正が加えられ、現時点でのファンドのネットショートは63,000コントラクト。オプションを加えると90,000を越える。これにはさすがに市場も大きな警戒感を表す。加えてここにきて出てきた西部でのより強気な天候推移。本日引け後に発表されたクロップコンディションも西部を中心に更なるクロップの悪化を示唆している。テクニカル面で見ても12月のチャートはトリプル・トップ(7/11、7/29、本日)を形成している。暫くは誰が見ても上昇相場が続きそうである。

しかしながら、現在言われている西部での旱魃懸念は全体の収量を大きく左右する程度ではないと考えていることと、現に目の前で展開している素晴らしいフィールドの状況を見ると、先週を底値として上昇相場が今後長期にわたって続いていくとはまだ考えにくい。実際、金曜日に車から眺めたイリノイ東北部の畑はどこも豊作を予感させた。よって、12月限のプライシングはまだ様子見としたい。9月限に関しては先週思ったより強く205でサポートされたことと思ったより早く短期的トレンドが転換したことから予想がはずれ、「205を割ったところ」で買うことができなかった。よって大怪我を防ぐために今のレベルである程度プライシングを進めておくことを勧めたい。

蛇足だが、主産地がことごとく水不足となっているマイロのクロップコンディションがここ最近目を見張るほど悪化している。「良い・非常に良い」の合計はここ3週間で28ポイントの悪化、「悪い・非常に悪い」の合計はここ3週間で24ポイントの悪化となっている。(K) 


(ダイズ) 

先週末の天候予報の内容についてはやや勢いは失ったものの、依然としてその(ホット&ドライ)の懸念は残る。又本日引け後のコンディションでも、引き続いてのレーティングの悪化が確認されており(GOOD/EXCELLENTの平均値で3ポイントの悪化)明日の寄付きにはサポーティブとなる。水曜寄り付き前にはスパークス、午後よりその他民間の予想も市場へ出てくる事となり、来週12日の農務省発表へ向けての動きも活発化してくることが予想される。 そのような中での相場の動き。 やはり7月一杯かけて50セントレベル下落してきた(11月限)動きの中に新穀の大きな生産量期待についてのDISCOUNTも相当織り込まれてきていると考えており、今後の下げ幅については限られるのではないか。現在の11月限レベルである515から目先5-10セント程度を目処に下げるところはうまく買い下がる形で対処し、今後の上昇局面に備えたい。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)