米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年8月6日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---変わらずの寄り付き、高値引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 209 1/2 - 09 1/4 212 209 1/4 211 1/2 + 2 115486 1282-
DEC 03 217 - 16 1/2 219 1/2 216 1/4 219 + 2 219331 851+
MAR 04 225 1/2 - 25 1/4 228 225 227 1/2 + 2 45146 170+
MAY 04 231 - 30 3/4 232 3/4 230 1/4 232 1/2 + 1 3/4 10702 274-
JUL 04 234 3/4 236 1/2 234 1/4 236 1/4 + 1 1/2 9594 127+
SEP 04     235 1/2 + 1 1/2 1734 43-
          407895 417-

 

 

大 豆        ---やや安値寄り付き、高値引け。期近は安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 03 542 1/2 - 42 545 536 1/4 540 - 2 4684 1782-
SEP 03 520 - 19 1/2 523 516 3/4 520 + 1/2 15188 56+
NOV 03 513 1/2 - 12 1/2 516 1/2 509 3/4 515 + 2 1/4 122276 203+
JAN 04 517 521 515 520 1/4 + 2 1/2 10749 44-
MAR 04 522 - 20 1/2 524 1/2 519 1/2 524 1/4 + 2 1/4 9430 7-
MAY 04 521 526 1/2 521 526 1/4 + 2 1/2 8382 97+
          175653 1445-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
AUG 16410 -50 AUG 1975 +36 SEP 358 1/2 + 8 3/4 123.15 = 124.38
SEPT 16050 -30 SEPT 1968 +37 DEC 370 3/4 + 9  
OCT 15710 -60 OCT 1956 +29 MAR 377 1/2 + 8 3/4  
DEC 15620 -90 DEC 1931 +32 MAY 366 + 7

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  小麦市場の高騰に追随


本日寄り付き前にスパークスが発表した予想数字は、イールドエーカー当たり144.1ブッシェル、生産量103.71億ブッシェル(前回のUSDAの予想数字はイールド142.7、生産量102.7億ブッシェル)というものであったが、これは市場の予想通りにて、特に材料視はされなかった。天気予報は昨日に引き続き週末のベルト西部での降雨を示唆している他は新しい変化は見られない中、寄り付きは前日引けと変わらずであった。しかしそこからは麦の急騰につられたファンドのショートカバーが多く入り、徐々に値を上げていく展開となる。小麦相場ではカナダと欧州の不作によるタイト感がここまでの今年の相場を形作ってきたが、本日はエジプトへの売り成約のニュースをきっかけにさらなるファンドが更なるネットロングの積み増しを演じ、8〜9セントの高騰となった。コーン市場もこの動きに追随して徐々に上げ、各限月約2セント上げての引けを迎える。本日はフィーダーキャトル・リーンホッグ市場が高騰しているが、このこともコーン相場をサポートすることとなった。尚、韓国のKOCOPIAは産地オプションのNON GMO コーンをオーバーナイトのテンダーにて52,500トン買い付けたという報告の他、フィリピンが中国産コーンを35,000トン買い付けたという噂が流れた。

(大豆)  活況を呈した大豆油市場につられ上げる

やや安値での寄り付きとなり、一度さらなる下げを見たがその後は徐々に値を上げていき、期近以外は前日比2セント今日高値での引けとなる。期近8月限は前日比2セント下げて引けている。

スパークスは寄り付き前にエーカー当たりのイールドを41.26ブッシェル、生産量を29.99億ブッシェルとその予想数字を発表した。この数字は市場予想を若干上回っていたとは言え、本日のマーケットに大きくインパクトを与えることとはならなかった。それよりも昨日と変わらぬベルト西部での週末の降雨予報を確認して寄り付きは若干弱含む。その後もさらなる下げを見たが、その後は力強く上げた大豆油相場に支えられ、徐々に値を上げている。本日大豆油をサポートした材料としては、
@USDAが中国への25,000トンの大豆油の輸出成約を発表したこと
Aカーギルが全搾油工場の内10%を操業停止とする旨の噂が流れたこと
Bウィニペグ市場の菜種市場が高騰したこと
Cマレーシアのパームオイルが高騰したこと
など。これらを受けてシカゴ大豆油市場は本日大きく強含み、その勢いは大豆市場にも影響を与え、期近を除いては前日比2セント強上げての引けとなった。尚、本日は大豆油買い、大豆粕売りの動きが目立ち、粕市場はやや弱含んだ。

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の買い越し、大豆市場では2,500枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約63,100枚のショート、大豆は約35,000枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  今日から明日、さらには週末に関して、西部での降雨予報が示唆され出す

昨日はベルトの大部分で最高気温が70度〜80度台半ばとなった。例外はベルト西部の一部で、ネブラスカ東部では90度台前半、カンザスの東部では100度を越えることろもあった。ミネソタ南部、アイオワ北部、イリノイ北部などで雷雨が観測されたが、雨量は0.3から1.0インチとなった。

気温に関しては向こう1週間穏やかで、クロップにとって問題にはならなさそうである。雨はそう多く降るわけではないが、今後5〜6日の間、周期的に雷雨が訪れる。来週前半のそれはベルトの中央部を中心としたものになる。

コーンの受粉の最終局面はベルトの大部分の地域で無事に達成されそうである。唯一の例外はベルト西部の一地域であるが、これはそんなに大きな問題とはなり得ない。これまでもそうであったように、ほぼ全ての地域で受粉期を通じた天候は良好なままであろう。ネブラスカとカンザスにおいてのみ水不足が懸念されているが、これらの地域は灌漑設備が整っているためそう大きな問題とはならない。大豆は現在着鞘期であるが、この時期としての天候はやはり問題ないと言える。

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月11日〜8月15日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N N
東部ベルト N/B N/A

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ       

(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦  400-600 487.2
コーン  800-1,000 1,068.2
大豆(旧穀) 50-100 119.7
大豆(新穀) 400-600 863.6
大豆粕

50-125

298.6

大豆油

5-15

30.8

 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

    8/2の週        前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      99 99
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   98 100

あまり材料視されず。

 

*FC STONE社の予想 

     イールド(BU/ACRE) 生産量(億BU)

コーン     

144.7 104.16
 大豆 40.6 29.53

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

9月限のプライシングがまだ残っているなら、今より上げたレベルでのプライシングは控えたい。買い場は過ぎたという感がある。9月限の切落ちまで一ヶ月強。今は地合が強いが、今年のクロップを見る限り、切り落ちまでにもう一度買い場が訪れると予想する。12月限も様子見。今日聞いた話では、イリノイ州中央部に位置するHavanaという小さな町で開かれたカントリーエレベーターと周辺農家のミーティングにおいて、司会者の「自分の畑のイールドが200を越すと思う方は?」との問いかけに対し、50人かそこらの農家は、ほぼ全員が手を上げたという。(K)
 

(ダイズ) 

”41.3”自体大きな数字である。しかし事前市場予想の域を超える事はなかった。このスパークスの控えめな(インパクトに欠ける)内容に、下げる準備のできていた(であろう)相場も行き場を失った格好か。 とはいえ、これで一つの指標は市場へようやく提供される事となった。11月限は明らかに510というラインを強く意識しており、本日の数字を見た後のセッションの流れを見ても、今後来週までに下げる場面をうまく買い下がるという対処でよいかと考える。

1994年度は平均収量41.4を記録している。主産地のイールドを見ると、アイオワ51、イリノイ46、ミネソタ40、インディアナ47、ネブラスカ47、オハイオ44、ミズーリ38 など。 今年の場合、上位3州(IA/IL/MN)については、同等の数字を見る可能性は十分あるが、降雨過多とGDD遅れが懸念される中西部東部地域のインディアナ・オハイオ、或いは、南西部地域に位置するネブラスカが上記レベルの数字が残せるのかは、大きなポイントとなりそう。しかしそれを見るまでにはもう一ヶ月以上の天候推移を待たなければならず、秋口以降となれば相場も需給相場へ移行し始めている。残された向こう1ヶ月強の期間を見た場合には、これまでの相場の流れ、且つ材料の折込具合からして、徐々に上昇基調に向かうとの意見を維持したい。(A)

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)