米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年8月14日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---変わらずの寄り付き、変わらずの引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 220 1/4 - 20 222 218 1/4 220 + 0 89891 5020-
DEC 03 230 1/4 - 30 231 3/4 227 3/4 229 1/2 + 0 223842 324+
MAR 04 238 - 37 1/2 239 1/4 235 1/2 237 1/4 + 1/4 46608 964+
MAY 04 242 1/4 - 42 243 1/2 240 242 + 1/4 11608 562+
JUL 04 244 246 242 1/4 244 1/4 + 1/4 11526 159+
SEP 04 240 1/2 241 239 1/2 240 1/2 + 1/4 1872 37+
          392839 2355-

 

 

大 豆          ---高値寄り付き、高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 03 570 583 564 583 + 18 1/2 904 606-
SEP 03 549 - 48 1/2 554 546 551 3/4 + 4 1/2 13196 615-
NOV 03 547 - 46 551 543 548 3/4 + 5 118758 1976-
JAN 04 549 554 1/2 547 1/2 552 1/2 + 5 1/4 13335 50+
MAR 04 551 1/2 - 51 555 1/2 549 552 3/4 + 4 3/4 10535 754+
MAY 04 548 1/2 552 1/2 547 550 1/4 + 3 12400 357+
          175224 1790-
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
AUG 17690 -380 AUG 1950 +2 SEP 368 1/4 + 3 1/4 119.08 - 119.60
SEPT 17450 +30 SEPT 1954 +7 DEC 381 1/4 + 4 1/4  
OCT 17090 -10 OCT 1952 +4 MAR 389 + 3 1/2  
DEC 17050 -10 DEC 1942 +9 MAY 375 + 4 1/2

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 小麦相場にサポートされて値位置を維持

前日終わり値を挟んで狭いレンジの中で上下を繰り返す、方向性に欠けた展開となった。新たな材料に欠けたため、ファンダメンタルズはどちらかというと弱気であったが、周囲のマーケットにサポートされたため下げ幅は限られた。特に契約高値を更新した小麦のマーケットは本日のコーン市場を強くサポートした。輸出成約高は予想の範囲内であったが、旧穀はややベアリッシュ、新穀はブリッシュな内容であった。全体としては若干の強材料と捉えられた。USDAが新穀に関して売り先不明の18万トン輸出成約の報告を行ったことも若干ではあるが本日のマーケットをサポートした。

 

(大豆) 

寄り付き前に発表された週間輸出成約高の数字は市場予想を下回ったことが失望売りを誘ったものの、NOPAから出された7月の搾油報告の数字(1億2570万Bu)が強気な内容であったことが好感された。寄り付きこそ前日比2〜3セント程度の高値で取引されたが、その後間もなく値位置を更に上げることとなった。台湾のBSPAが今夜テンダーにて56000トンの米国産大豆を買い付けるという報告が入ったこと、韓国のCJ Corpが今週テンダーにて50000トンの米国産大豆を買い付けると言われていることなどは本日の相場をサポートした。その後も終始強含んでの取引が続く。一時値を崩す場面も見られたがすぐに持ち直し、各限月4〜5セントアップにて引けた。

本日切り落ちであった期近8月限はセッション終了45分前に日内のチャートで573から583へと10セントも大きくギャップを付けて値位置を上げ、前日比18.5セント高にて引けた。一説によるとこれは南米のIncobrasaのMOCオーダーで、ブローカーはABN AMRO、取引されたのはたった1コントラクトであったという。これがたまたま583という高いレベルのオファーにはまったという話であるが、詳細は不明。

 

本日ファンド筋はコーン市場では2,500枚の買い越し、大豆市場では3,500枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約21,900枚のショート、大豆は約12,600枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部  大豆に与えるストレスが懸念される

昨日はベルト全体を通じて概ねドライ、気温は80度台と穏やかな一日であった。予報は昨日とあまり変わらず。今後、来週の始めにかけては、"DRY & WARMER "。今日までは穏やかな気温となるが、明日からは上昇することとなる。その間の最高気温は86-96度となり、特にベルトの北部では暑くなりそうである。しかし来週後半にさしかかるとクールダウンすることとなる。今日から来週始めまでの雨に関しては、ベルトの南部と東部を中心に25%程度の範囲で0.3-1.5インチ程度のものにんると予想される。この間ミシシッピ川以西ではほとんど降雨が見られないであろう。来週後半に関しても、気温は下がるがまとまった雨は降りそうにない。せいぜいベルトの25%程度の範囲で、ベルトの東部を中心とした雨になりそうである。

(クロップへの影響)
上記のドライな天候は、8月一杯水分を必要とする時期が続く大豆にとっては懸念材料となる。コーンも穀粒の成長過程故水分を必要としないではないが、受粉を終えたことにより穀粒の数は決定されているので、影響は限定される。現在水分が不足しているのはベルトの南西部25%の地域である。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月19日〜8月23日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A N/A
東部ベルト N N/B

明日の寄り付き時に対する材料としては中立。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

ヨーロッパ  

昨日も雨は限定的(フランス南部とスカンジナビア半島など、穀物ベルトの5%程度)で、気温も英国の北部を除いて大部分にて平年を上回った。しかし、今後週末にかけては南部フランス、北部スペイン、北部イタリア、南部ポーランド、南部ドイツ、ハンガリー、北部ロシアなど、月曜までにベルトの45%の地域にて恵みの雨を得ることとなる。気温も南部を除いては来週後半にかけてクールダウンする傾向にある。これにてある程度土壌水分は補完されるが、来月にかけてウィンタークロップの作付け期にあたるので、今後引き続き雨が必要となる。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1)  USDA発表 週間輸出成約高(8月7日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 327.6 626.5 40,917.9 48,892.4 3,684.2 3,249.6
大豆 -143.6 303.5 29,585.2 30,084.9 1,292.6 6,246.7
小麦 721.0 0.0 8,827.0 7,754.8 4,404.6 0.0
大豆粕 63.2 26.6 5,643.2 6,603.8 775.6 805.6
大豆油 0.7 25.8 703.1 804.1 65.2 61.1

コーンにはやや強気、大豆には弱気な内容であった。

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(8月7日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 494.4 811.7 37,233.7 44,621.1 40,640
大豆 131.7 270.9 28,292.6 28,973.3 28,300
小麦 595.1 659.0 4,422.4 4,079.2 28,580
大豆粕 61.0 81.7 4,867.6 6,165.5 5,490
大豆油 3.9 23.6 637.9 757.3 1,020


 


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

プライシング方針は変わらず、9月限は217近辺、12月は待ち。

上記方針変わらずだが、今後長期的に見た場合のトレンドがどうなるかは、現在世界で起こっている各穀物のタイトな状況が今後どの程度米国産コーンの需要に影響を与えるか、という部分がキーになってくると思われる。この部分は今のところはっきりしたことは分からず、検証が必要であるが、場合によっては12月限プライシングの方針を変更しなければならないかもしれない。今回のUSDAからの需給報告により、世界のコーン・麦・マイロ・米のタイトな状況が明らかになった。この内マイロの減産は飼料需要の増加という形で既に(恐らく大部分は)コーンの需要面に織り込まれた。しかし今回輸出需要は減少しており、今のところ他穀物の需給逼迫は米国産コーン輸出需要にはそれ程影響を及ぼさないというのがUSDAの見方である。その見解が正しいのかどうかが今後のトレンドを占う上でキーになると考えているので、今後検証していきたい。米国産コーンの生産量は今回の発表で先月比減産となったが、未だ豊作と呼べる範囲にあり、天候異変が起こってこれが大幅に減産となるか、もしくは上記輸出需要が大きく増加しない限りは、長期的には下降トレンドに移っていくと考えている。(K) 

(ダイズ) 

発表日から3日。アップダウンはあれど値位置・値幅については殆ど変化を見ていない。中西部西部地域のドライ懸念が指摘されている事から、来週月曜の動きはポイントになりそう。しかし、上がりやすくとも下げ幅は限られると見ており、引き続き意見は継続したい。11月限は540前後を下限に560〜570台にまでの上昇もあると思われ、上値に備えたオペレーションを心掛ける。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)