米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年8月15日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---やや安値寄り付き、変わらずの引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 219 1/4 - 19 220 3/4 218 3/4 220 1/4 + 1/4 86656 3235-
DEC 03 228 3/4 - 28 1/2 229 1/2 227 1/2 229 1/2 + 0 221291 2551-
MAR 04 236 1/2 - 36 1/4 237 1/4 234 3/4 237 - 1/4 46534 74-
MAY 04 241 - 40 3/4 242 239 1/2 242 + 0 11648 40+
JUL 04 243 1/4 - 43 244 1/4 241 1/2 244 1/4 + 0 11554 28+
SEP 04 239 1/2 240 239 1/2 239 1/2 - 1 1876 4+
          387010 5289-

 

大 豆          ---やや安値寄り付き、やや高値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 03 551 - 50 552 1/2 548 552 1/4 + 1/2 228 676-
NOV 03 547 - 45 1/2 550 543 1/2 549 3/4 + 1 13529 333+
JAN 04 550 554 548 553 1/2 + 1 120834 2076+
MAR 04 551 1/2 - 51 554 549 1/2 554 + 1 1/4 13393 58+
MAY 04 549 - 48 1/2 553 547 553 + 2 3/4 11063 528+
JUL 04 551 - 50 556 550 556 + 3 1/2 13228 828+
          178634 3410+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
SEPT 17570 +120 SEPT 1940 -14 SEP 378 1/2 + 10 1/4 119.00 - 119.25
OCT 17230 +140 OCT 1943 -9 DEC 391 + 9 3/4  
DEC 17180 +130 DEC 1935 -7 MAR 397 1/4 + 8 1/4  
JAN 17280 +170 JAN 1937 -7 MAY 377 1/4 + 2 1/4

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 

新しい材料に欠け、本日も方向性定まらず、前日終わり値近辺のレベルでの小動きに終始。天候面に関しては中西部がややウェットな傾向になりつつあるため若干ベアリッシュ。しかしエジプトへの売り成約報告を受けて大きく上げ、12月限で契約高値を更新した小麦マーケットに支えられて、下値は固かった。週明けのクロップコンディションの発表に対する強気な見方(GOOD-EXCELLENTが1-2%悪化)も本日のマーケットをサポートした。

 

(大豆) 

中西部での雨の予報の範囲が若干増えたことが材料視されて、寄り付き時は小幅安となる。しかしその後はあまり動きのない展開。中国の輸入がここ最近奮わないことが最近のマーケットに対しては重石となっている。セッション後半になるとファンドの買いが積極的になり、若干強含む展開となり、各限月やや高値にて引けた。週明けのクロップコンディションに対する強気な見方は、本日のマーケットをサポートした。

 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の買い越し、大豆市場では1,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約28,400枚のショート、大豆は約15,400枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 

7月15日から8月14日にかけての雨量を見てみると、ベルトの西部地域では平年比50%以下である。ところによっては25%以下となっている地域も存在する。逆にベルト東部では同じ時期、平年をやや上回る量の雨を得た。これと似たような状況が、2000年にもあった。その年は7月の終わりから9月の頭にかけてドライな天候が続いたことにより、大豆のイールドが大きく悪化したが、コーンには大きな影響を与えなかった。また2000年度も今年と同じく、5月から7月の始めにかけて平年以上の降雨を得た。

予報に関しては今日の時点で目立った変化はない。今日から5-6日の間は概ねドライで、雨は0.35-1.8インチ程度のものがベルトの25%の範囲に降るのみである。来週火曜と水曜にはベルトの西部にて多少の雨のチャンスがあるが、今後8-9日間の間に西部で降雨が観測されるのはこの時だけであろう。また来週後半から22-24の週末にかけてもやはりドライで、雨の範囲を合計してもベルトの25%程度に過ぎない。気温は今後10日間、平年以上から平年並の間で変化しそうである。

 

【NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月20日〜8月24日)】 

  気温 降水量
西部ベルト N/A N/A
東部ベルト N/A N/B

明日の寄り付き時に対する材料としては中立。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

ヨーロッパ  

散発的な雨がフランス東部、イタリア北部、ドイツの南部と北部などで観測された。雨量は0.25〜1.0インチで範囲はベルトの25%とされる。気温は平年より高め、ところによってはかなり高めとなった。現在の降雨パターンは来週火曜まで続き、各地で散発的なものとなる。範囲は日曜まででベルトの40%、火曜まででベルトの50%となる。この間の気温はベルト北部で平年以下、中央部、南部では引き続き平年比高めとなる。

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (8月12日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート   20,492 ショート  16,700  ショート    6,351 
大豆粕  ロング   11,761 ロング  16,900 ロング  12,565 
大豆油  ショート  26,690  ショート  22,700  ショート    35,746
コーン  ショート   37,962  ショート  30,400  ショート   55,549
小麦  ロング   33,225 ロング   43,000  ロング   30,134

各商品共にマーケットにインパクトを与える程の材料とはされていない。

 

2) USDA 週間ローンデータ ( AUG 12- WEEK 現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  442.7 -54.7 0.3 0.2 923.5 54.5

 

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2002クロップ  65.2 -11.8 0.0  0.0  319.0 11.7

コーン・大豆共に予想の範囲内にて、材料としては中立。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

意見変わらず、9月限217辺りにて買い、12月限は様子見。

昨日の繰り返しになるが、長期的なトレンドは輸出需要において大幅な増加がない限り緩やかな下降を描くと予想する。火曜の発表にて収量が減ったものの、100億ブッシェルを越えている今の数字は間違いなく豊作を表している。事実、イリノイ州では野積みのためのスペースを確保する作業が行われている。さて、輸出需要の今後については注意して検証していく必要があるが、EUの新穀コーンの生産量は3200万〜3300万トン、輸入量は500万〜700万トンになるのではないか、というEU関係者もいる。しかしこれが直接米国産の需要増に結びつくと短絡的には考えられない。一方で、中国の輸出政策はいつまで続くのだろうか?中国の新穀期末在庫は2621万トンと発表されており、一般には2000万トンが適正と言われている。一方で中国の国内需要は生産量を1000万トン上回っている。これらの数字が大幅に変化しなければ、来年度あたりに政策の切り替えがあるかもしれない。(K) 

(ダイズ) 

【今週の相場回顧】

 11月限は先週まで1ヶ月近くの510520を中心とした膠着相場から一気に値位置を540台に跳ね上げる展開となった。火曜の農務省発表数値(生産量予想2862百万ブッシェル・収量39.4)が市場予想平均を大きく下回る意表をつく強い数値となった事がこの派手な相場展開を齎す結果となった。この夏一番のファンダメンタルズが市場に確認されてから本日まで4日間、相場は小刻みなアップダウンを繰り返しながらも値位置は全く変わらず540台後半位置を維持、発表後の値位置として市場にも容認される形となっている。

【来週の展開】今週の540台から来週は550台が中心レンジへ(11月限)

この4日間の流れから抜け出す為に市場が最も注目しているのは来週月曜の天候情報と農務省の作柄発表等の数値となる。天候については、このところ明らかに中西部西部地域のドライ傾向が指摘されている。どの情報を見ても、「まだ深刻なドライには至っていないものの降雨はすぐにでも欲しい状態にある」といった内容のものばかりである。各作柄の詳細まで確認することが不可能であっても、市場が「今雨が必要」といっている時に雨が続かなければ当然現在の天候相場下では上げる。作柄発表等の数値については、月曜のクロップレーティングは引き続きの悪化が言われておりそうなれば5週連続のポイントダウン。生育の進捗もこれまでの通り確実に平年比遅れを取っている状況・・といった背景のもと、“8月相場”は更に神経質な展開を強いられる事となろう。

現在の市場心理は発表前と全く逆。発表前は、「高生産量高収量」期待が市場を覆っていた。収量予想平均も41近い数値。漠然とした“安心感”のみが相場の上への展開を遮ってきた訳だ。しかし、農務省発表を境にその心理は全く逆を向く事となる。収量を見ても39.494/9541.4)、01/0239.6)に次いで高い数値であり、依然として“豊作予想”には変わりないにもかかわらず、現在の市場に“安心感”は全く感じられず逆に更なる収量悪化への“警戒感”が漂っている。この、“安心感”⇒ “警戒感”への市場心理の大きな変化は、大豆の“8月相場”をより神経過敏なものにするに違いない。この警戒感が拭えないうちは530台中心の相場展開も考えづらく、この上昇基調はもう暫く継続する可能性が高いと予想する。向こう一ヶ月、560台までの展開は十分あり。天候異変に570台以上・・この5・6月で形成した山に迫る動きも頭に入れる必要があろう。

 取り敢えず来週は月曜の天候内容と農務省発表等ファンダメンタルズの確認後、今週頭を抑えられた55011月限)を上に抜ける展開を予想する。(A)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)