米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2003年8月19日

 

 

本日の相場

とうもろこし   ---安値寄り付き、さらに安値での引け---

  OPEN HIGH LOW SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

SEP 03 227 1/2 - 26 1/2 227 1/2 222 3/4 223 - 5 3/4 78568 6850-
DEC 03 237 1/2 - 37 237 1/2 232 1/4 232 1/2 - 5 3/4 221226 856-
MAR 04 244 244 240 240 1/4 - 5 3/4 48836 2439+
MAY 04 247 1/2 247 3/4 244 1/4 244 3/4 - 5 12087 290+
JUL 04 249 3/4 - 49 1/2 249 3/4 245 1/2 246 - 5 12669 981+
SEP 04 241 1/2 243 240 1/2 240 1/2 - 3 1894 13+
          383121 3680-

 

大 豆        ---安値寄り付き、大きく安値引け---
          

   OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 03 574 1/2 - 74 578 567 1/4 567 3/4 - 14 1/2 13238 98-
NOV 03 573 1/2 - 72 576 569 570 - 10 1/2 124873 2559+
JAN 04 573 1/2 - 73 578 572 572 1/2 - 10 15365 1677+
MAR 04 574 - 72 575 1/2 569 570 1/2 - 8 1/2 13787 2254+
MAY 04 569 - 68 572 563 1/2 564 1/2 - 9 1/2 16816 3133+
JUL 04 567 1/2 - 67 572 564 565 1/2 - 9 1/2 5100 511+
          191109 10096+
  MEAL CHG   OIL CHG  

WHEAT

CHG

NY-YEN
SEPT 18290 -420 SEPT 1987 -19 SEP 369 1/4 - 14 1/4 118.33 - 119.57
OCT 17900 -440 OCT 1993 -11 DEC 381 1/4 - 13 1/2  
DEC 17870 -430 DEC 1989 -7 MAR 387 3/4 - 13 1/4  
JAN 17900 -420 JAN 1986 -8 MAY 371 - 10

 

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン) 


ネブラスカを中心としたベルトの西部地域において降雨予報が強まったたことと、ここ最近の相場の上昇に対する行き過ぎ感が相まって、大きく下げる。寄り付きは前日比1〜2セント程度下げたレベルでの取引となったが、その後も終始弱含みの展開。昨日引け後に発表されたクロップコンディションではGOOD-EXCELLENTが1-3ポイントの悪化という予想に対して5%も悪化し、紛れもなく強材料であったのだが、予報の微妙な変化がその材料を一蹴した。緩やかな下げはセッション終了まで続くこととなり、各限月5セント強上げての引けを迎えた。ファンドのショートカバーは本日も活発に見られたが、相場を押し上げる力にはなれなかった。

尚、本日プロファーマーツアー2日目の報告によると、東部インディアナは昨日回ったオハイオに比べて状態が良いが、西部ではネブラスカ南東部が予想より作柄が悪いという報告が入っており、材料としては中立。一方本日アルゼンチンのBUENOS AIRES CEREALS EXCHANGEはコーンの作付け面積を去年の240万ヘクタールから少し増やして246万ヘクタールと発表している。

(大豆) 


昨日の上げに対する行き過ぎ感に加え、中西部の天気予報において西部の降雨の可能性が高まったことが嫌気され、大きく下げる。前日比約8セントと大きく下げて寄り付いた後もさらに若干弱含む展開が続いた。昨日引け後に発表されたクロップコンディションの内容は明らかに強気であったが、予報の変化は材料としてはそのことを上回った。結局昨日とは打って変わって弱気な展開となり、期近3限月が2桁安にて引けることとなった。一方で、今クロップに関して、ベルトの多くの地域でアブラムシの被害が多数報告されているという話があり、このことは若干ではあるが本日の相場をサポートした。

また、ブラジルの農務省によると、GMO大豆の輸入に関する草案は既に議会に提出されているものの、審議が遅れているとのこと。10月には作付けが始まるので、農家は早急な決定を望んでいる模様。

 

本日ファンド筋はコーン市場では6,000枚の買い越し、大豆市場でも6,000枚の買い越しであったと見られている。本日時点でのファンドネットポジションは、コーンで約2,400枚のショート、大豆は約1,500枚の ロングとなった模様。(推定)

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部 ベルト西部にて水曜まで雨が続く。ネブラスカの土壌水分は大きく改善する 

昨日はベルト東部では気温が下がり穏やかな一日となったが、西部ベルトでは引き続き非常に暑い日となった。雨に関しては、北部カンザスの中央部からアイオワ北西部にかけてと、ミネソタ南部などベルト西部の周辺地域にて寒冷前線のゆっくりとした移動と共に多少の雷雨が発生した。カンザスとネブラスカの州境あたりでは特にまとまった雨が観測された。
この雨は、ネブラスカ東部、アイオワの北部と西部、ミネソタ、ウィスコンシンあたりを中心に水曜まで続き、その後、木曜から金曜にかけて東へと移動することとなる。この間の雨の範囲を合計するとベルト西部の75%、東部の45%、全体では60%となり、気温は概ね平年以上となる。


(クロップへの影響)
上記西部での降雨により多くの地域で土壌水分が改善する。しかしベルトの15%の地域では引き続き水不足の状態が続き、サウスダコタ南東部、ミズーリ、アイオワ南部などでは引き続き雨が必要となる。今週の一連の雨の後はまたドライな傾向に戻ると思われる。その結果乾燥懸念を抱える地域はイリノイ西部辺りにも広がることとなろう。 
 

NOAA 米国各産地6-10日間予報 (8月24日〜8月28日)】 

  気温 降水量
西部ベルト A B
東部ベルト A B

典型的なHOT&DRY。特に大豆には強気な材料となる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

ヨーロッパ  

昨日はフランスの南東部と北東部、中央部ドイツの北部などベルトの20%の地域に0.25〜1.25インチの降雨が観測された。気温に関してはイギリス、フランス北部、スペイン、スカンジナビア半島では平年並であったが、その他大部分では平年より高めとなった。本日はポーランドで降雨を得たが、明日以降土曜日にかけては英国北部、スカンジナビア半島、スペイン北部、フランス南部、イタリア北部へと降雨の範囲を広げる。この間の雨の範囲は合計してベルトの40%となり、雨量は0.25〜1.5インチとなる。ベルト南部では一貫して平年を上回る気温となるが、北部・中央部に関しては今週半ばまでは平年並み、その後は上昇する傾向となる。今後ウィンタークロップの作付けが本格的になるにあたり、更なる降雨が必要となる。

 

本日の発表等

【 引け後の発表 】
 

ブリッシュコンセンサス 

 

  8/19/03 8/12/03 8/5/03 7/29/03 7/22/03
大豆  48 42 32 31 27
大豆油  39 35 30 35 38
大豆粕  59 50 37 38 37
コーン  43 41 32 30 29
小麦  70 67 56 55 49

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

先週からたまに言及してきた輸出需要の内、EUによるコーンの輸入の増加の部分については、今後450-500万トン程度にまで増えたとしても、今のところブラジルとアルゼンチンがほぼ全てカバーできる余力を持っているという判断のもと、米国産の輸出需要に与える影響は限定的と予想する。しかし引き続き南米の作柄には注目していく必要がある。

さて、今頃になってようやく天候相場らしい動きとなっている。昨日のクロップコンディションのGOOD-EXCELLENTの5ポイントの悪化という事実は間違いなく、誰が見てもかなりの強材料であったのだが、予報の突然の変化により相場は逆を行った。今後暫くの間予報に対して敏感な動きが続く可能性があるが、コーンの収穫量はこの時期の天候により致命的なダメージを受けることはあまりなく、上下を繰り返しながらも緩やかな下げを見る展開を予想しており、12月限は変わらず様子見。9月限も意見変わらず、217近辺を狙って買い進めたい。(K) 

 

(ダイズ) 大きな強材料、天候の変化に呑まれる

予報の変化に相場は10セントの下落。昨日の作柄悪化報告とこの予報の変化が旨い具合に重なる事により、前者の重みが掻き消される形になった部分も相場展開を見る上では興味深い。上値への格好の材料が天候の変化にこのようにオフセットされたのを本日確認した事で、次の展開は上ではなく、11月限570以下への下落が逆に期待できるようになったと見ている。 勿論明日以降の天候の再びの変化に再度暴れる場面も考えられるものの、昨日から本日にかけての材料と相場展開を見た後、市場はかなり落ち着きを取り戻しているはずであり、6月の約定高値へ向けての展開を再び見るためには、”新たな” 天候材料のインプットが必要になったのではないかと感じている。 (A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)